2022年夏の高校野球・甲子園球場の混雑状況とチケット発売の様子まとめ

2022年の甲子園・高校野球大会は、2022年8月6日(土)〜8月22日(月)までの17日間の日程で、阪神甲子園球場にて開催されました。

優勝したのは仙台育英で、東北勢としては春夏通じて初の優勝!深紅の優勝旗が初めて「白河の関越え」を達成しています。

 

個人的には、準優勝した下関国際がいろいろな意味で好きになりました。

  • 昔のスワローズに似た派手なユニフォーム
  • 楽しそうにプレーする選手の表情
  • かき氷監督⇒有能監督へのイメチェン

と、今大会を一番盛り上げてくれたチームだと思います、お疲れさまでした。

 

私は今年も2~3日くらいは観戦したかったのですが、色々と都合もあって、開幕日しか観戦できませんでした。

準々決勝は行く気満々だったのに、こちらも急用で断念。

近江の山田投手と高松商の浅野選手の対決、生で観たかったです、ほんとに。

 

という訳で、無事に全日程を終了した2022年夏の甲子園高校野球大会について、「球場の観客入り」と「チケット販売」についてまとめてみたいと思います。

きっと来年役に立つはず。

Contents

試合日程、スケジュールについて

1.新型コロナウイルス感染症の影響で対戦カードの特例が適用された

8月3日(水)の組み合わせ抽選前に集団感染と認められた浜田(島根)、帝京五(愛媛)、有田工(佐賀)、九州学院(熊本)の4チームについては、

  • 最も遅い登場となる第7日目に組み込む
  • そのうえで、第7日と第8日目を入れかえる

という特例が認められ、抽選会への参加はありませんでした。

この特例により、「試合までに選手も復帰⇒無事試合を開催できた」ので、結果的にはいい判断だったと思います。

 

一方、組み合わせ抽選後に集団感染が発覚した県立岐阜商は、既に試合日が決まっていたこともあり、登録選手を10人入れ替えての試合となりました。

結果は、「県岐阜商 (岐阜) 1 – 10 社 (兵庫)」と大敗だったので、このあたりは課題になりそうです。

どうしようもないと思うけど。

2.雨天中止による順延は1試合もなかった

今年は天候に非常に恵まれ、雨天中止による順延が1日もありませんでした。

雨により試合開始が遅れることは数日ありましたが、一日中雨が降る日がちょうど休養日だったりしたので、大会スケジュールに影響はありませんでした。

例年は何日か雨天中止⇒順延があるので、とても珍しいと思います。

という訳で、今年は雨天中止についての記事は役立たず。

【2022年夏の甲子園高校野球】雨天中止時のチケット払い戻しと日程の変更、入場券の再発売まとめ

観客の入りについて

1.開幕日の客入りは非常に悪かった

3年ぶりに有観客で開催された夏の甲子園・高校野球ですが、開幕日はガラガラでした。

開幕式は主将のみ参加するという変則形式ではありましたが、「土曜日開幕なのに内野指定席が売れ残っている」というのはかなりヤバイ感じ。

 

参考までに2019年の観客数と比較してみるとこんな感じです。

 

2019年は平日開催、2022年は土曜日開催なのに、2022年のほうが観客数が少なくなっています。

私も開幕日を現地観戦したのですが、ちょと今年の甲子園は客入りの面で厳しいかな~というのが当時の感想でした。

2022年8月6日(土) 夏の甲子園・高校野球の観戦記

2.お盆時期以降は、まあまあの客入りだった

開幕日の客入りが悪かったので、翌日以降の様子が気になったのですが、結論から言うと「チケットの売れ行きは好調」でした。

翌8月7日(日)のチケットは最終的に内野席売り切れ、お盆時期は全席売り切れも多発したので、チケット販売面では大成功だと思います。

2019年以前も、お盆前の平日はあまり客入りがよくなかったので、「チケット販売」という点では以前に戻ったと思います。

3.チケットの再販売がないので観客数は控えめ

売れ行きが心配された今年の甲子園・高校野球ですが、お盆以降のチケット販売は好調で、内野席は前売りで売り切れています。

日程によっては外野席も含めた「全席完売」もあったので、球場は満員御礼かと思ったのですが、観客数が4万人を超えた試合は1試合のみです。

理由は、「全席指定席+チケットの再販なし」だったから。

 

例えば、お目当ての1試合だけ見た人が帰ると、その席は空席のままです。

自由席があった時代は、空席の様子を見てチケットが再販され、空いたお席に誰かが座ることになります。

ですが、「全席指定席+チケットの再販なし」の場合は、帰った人のお席は空席のままです。

という訳で、チケット完売であっても、球場が満員になることは原則ありえません。

 

阪神甲子園球場の収容定員は47,508人ですが、

  • 10,000人以下:超ガラガラ
  • 10,000~20,000人:空いてる
  • 20,000~30,000人:まあまあ入っている
  • 30,000~40,000人:混んでる
  • 40,000人以上:満員御礼!!

おおむねこんなイメージです。

チケット再販がない現状だと、観客数が3万人を超える試合は、かなり客入りがいいと判断できます。

 

2022年に観客数3万人を超えたのは

という16試合です。

愛工大名電、近江、大阪桐蔭、智辯和歌山あたりはさすがの人気ですね!

 

観客数が多くなる要素は依然と変わらず

  1. 土日、祝日、お盆時期
  2. 出場校の人気
  3. 天候

という3点が大きく影響しているようです。

天候については、ほとんどのチケットが前売りで売り切れるので、以前より影響は少なくなっていますね。

 

各試合の観客数については、こちらにまとめてあります。

【第104回全国高校野球選手権大会】入場者数と開門時刻まとめ

チケットの発売方法について

1.前売り券は4回に分けて販売された

2022年夏の甲子園・高校野球のチケットは、全席指定席となり、自由席は廃止されました。

また、前売り券は次の4回に分けて販売されています。

準々決勝以降は「対戦カードが決定してから購入できる」という当たり前のことができるようになりました。

あとは、1回戦~3回戦までのチケットを一斉発売するのではなく、

  • 組み合わせ抽選後=対戦カード決定後に販売開始する
  • 1~2回戦、3回戦は発売日を別にする

あたりが実現できれば完璧だと思います。

2.甲チケは手数料無料で「チケット定価」だけで購入できる

前売り券は、

チケットぴあ iconicon
ローチケ
あさチケ
・甲チケ

という4つのプレイガイドで販売されたのですが、甲チケは、手数料無料で購入可能です。

他のプレイガイドは最低「330円/枚」必要なので、この差は大きいです。

外野席1,000円のチケットで、手数料が330円なんてふざけてますからね~。

3.当日券の販売が追加された

2022年の大会は、「チケットはWEB前売り販売のみ」という予定だったのですが、7月27日(水)になって急遽方針を変更し、当日券が販売されることになりました。

当日券は、前日の夕方に販売の有無が決定され、「甲チケ(WEB)」、「甲子園球場窓口」で発売となります。

ですが、そもそも論で「前売り券が当日の朝5時まで購入できる」ので、あえて当日券を購入するメリットはありません。※決勝は12時まで前売り券購入可能

チケットの販売状況について

8/6(土)開幕日~8/10(水)お盆休みまでのチケット販売は非常に低調

通常であれば即完売もある「8月6日(土)開幕日のチケット」は売れ行きが悪く、当日でも内野席が購入できる状態でした。

開幕式の入場行進が「チーム全員⇒主将のみ」に変更されたのは前日なので、その影響ではなさそう。

【8月6日(土)のチケット残(当日朝8時時点)】

 

 

翌8月7日(日)のチケットも売れ行きが鈍く、前日8月7日(土)18時30分の時点では内野席が買える状況でしたが・・・

【8月7日(日)のチケット残(前日夜18時時点)】

 

 

夜の間にかなりのチケットが売れ、当日朝には内野席は完売、外野席のみの発売となりました。

【8月7日(日)のチケット残(当日朝8時時点)】

 

やっぱり大会が始まると「甲子園に行こう」という人が増えるようで、一気にチケットが売れてゆきますね!

一方、8月8日(月)~8月10日(水)までは平日ということもあり、当日でも内野席が買える状態でした。

これは今までと同じ傾向で、お盆までは「土日、人気カードの日」のみ売れ行き好調、それ以外の平日は余裕ありという感じです。

8/11(木祝)以降のチケットは最終的に売り切れる

いつもは人気が高いお盆時期8月11日(木祝)~8月16日(火)のチケットも、チケット発売日7月21日(木)時点での売れ行きは非常に悪く、誰でも希望の席を購入できる状態でした。

その後も売れ行きは低調で、発売から8日後の7月29日(金)時点でも、「お盆休みの土曜日」という人気日のチケットが残っています。

【8月13日(土)のチケット残(7月29日(金)時点)】

 

 

低調だったチケット販売の転機は、やっぱり組み合わせが決まる8月3日(水)で、ここから売れ行きがかなり良くなります。

そして、8月6日(土)の開幕を迎えると、テレビ放送などの影響もあり、あっというまにお盆時期の内野チケットは売り切れました。

結果的に、8/11(木祝)以降のチケットの当日販売は「ほぼ外野席だけ」となっています。

【8月13日(土)のチケット残(8月12日(金)時点)】

 

 

ちなみに、8月13日(土)の当日券は、12時過ぎにライト外野指定席が売り切れ、16時には全席売り切れとなりました。

今大会でチケットが売り切れたのは、8月13日(土)が初めてです。

 

 

また、翌8月14日(日)のチケットは前売りの段階で売り切れとなったので、当日券の発売はありませんでした。

2022年夏の甲子園チケット売れ行きの傾向

私がチェックしたチケット売れ行きの傾向をまとめると、次のようになります。

  • 7月21日(木)チケット発売日時点では全日程楽勝でチケットが取れる(内野席下段のみ売り切れ日あり)
  • 8月3日(水)組み合わせが決定するとチケットが売れ始め、日程によっては残席が少なくなる
  • 8月6日(土)の開幕日は意外と人気がなく、当日でも内野席購入可能
  • 開幕するとチケットの売れ行きが非常によくなり、人気日程はあっという間に売り切れる
  • やはりお盆休みは売り切れが早く、8月11日(木祝)~8月16日(火)までの当日券は外野席しか残らない

こんな感じでしょうか。

要は、組み合わせ抽選が決まるまでは焦る必要ないけど、その後は迅速に判断が必要って感じです。

やっぱり、テレビなどで試合の様子が報道されると、「甲子園行きたい!」という人が増えますね~。

チケット取り扱いプレイガイドについて

2022年夏の甲子園・高校野球大会のチケットは

チケットぴあ iconicon
ローチケ
あさチケ
・甲チケ

という4つのプレイガイドで発売されました。

 

今年のチケットは、4つ全てのプレイガイドで「購入手続きの途中で座席番号がわかる」という仕様でした。

なので、「イマイチなお席だったら途中キャンセル⇒再チャレンジ」という方法で、ある程度は席について選択することができます。

以前はチケットぴあだけがこの仕様だったので、「高校野球はチケットぴあがおすすめ」だったのですが、今年はこの点でのアドバンテージはありません。

1.チケットぴあ

【手数料】

チケットぴあの手数料は、チケット1枚あたり

・システム利用料220円
・発券手数料:110円
・コンビニ払い手数料:110円

と、330円~440円も必要で、今回の4つのプレイガイドの中では一番高額になっています。

【決済方法】

1回~3回戦のチケットは、クレジットカード払い、コンビニ払いが選択できました。

ですが、準々決勝以降の「試合前日に発売されるチケット」については、クレカ払い限定で、コンビニ払いの設定はありません。

【サーバーの強さ】

チケットぴあのサーバーはさすがに強くて、アクセスが集中した準々決勝のチケット販売日でも、そこまで混雑はありませんでした。

チケットを取り慣れない人が狙うなら、チケットぴあがおすすめだと思います。

【戻りチケット】

戻りチケットについても、チケットぴあが一番取りやすいという感想です。

発売後、2時間ぐらいはポロポロと戻りがあったので、準々決勝のチケットも、粘れば中央指定席でも取れる状況でした。

【払い戻し】

チケットぴあで購入したチケットは、「期限内に、発券したコンビニのみで払い戻し可能」です。

遠方のコンビニでうっかり発券するとめんどいことになるので要注意です。

2.ローチケ(あさチケ)

あさチケは、ローチケのシステムを利用しているので、特徴はほぼローチケと同じです。

ですが、割り当てられたサーバーが貧弱なので、基本的に「ローチケの劣化版があさチケ」という認識でOKだと思います。

【手数料】

ローチケの手数料は、チケット1枚あたり

・システム利用料220円
・発券手数料:110円

の、合計330円です。

ローチケはコンビニ払いを選択しても手数料無料なのがメリットです。

【決済方法】

1回~3回戦のチケットは、クレジットカード払い、コンビニ払いが選択できました。

ですが、準々決勝以降の「試合前日に発売されるチケット」については、クレカ払い限定で、コンビニ払いの設定はありません。

【サーバーの強さ】

ローチケのサーバーもそこそこ強くて、アクセスが集中した準々決勝のチケット販売日でも、そこまで混雑はありませんでした。

チケットを取りなれない人が狙うなら、チケットぴあと並んでローチケがおすすめです。

一方、あさチケは、

  • あさチケ独自のユーザー認証が必要
  • 割り当てられたサーバーもかなり貧弱
  • チケット購入手続きがスマートじゃない

とデメリットが多いので、個人的にはあまりおすすめできません。

【戻りチケット】

戻りチケットもそれなりにありましたが、チケットぴあのほうが多かった印象です。

パソコンを利用する場合は、チケットぴあ、ローチケ両方で同時チャレンジがいいと思います。

あさチケは使い勝手が悪いのであまりチャレンジしてません。

すぐに落ちてログイン前の画面に戻るので、戻りチケット狙いには向いてない気がします。

【払い戻し】

ローチケは、払い戻しにが便利なプレイガイドです。

期限内であれば、全国どこのローソンでも払い戻し可能なので、とても便利!

ローソンチケットの払い戻し方法は「発券店舗と違うお店でも可能」と知ってローチケの評価が急上昇!ただし、手数料払い戻しには注意

3.甲チケ

【手数料】

甲チケは、システム利用料、発券手数料などが一切かからないので、チケット定価だけで購入できます。

外野席のようにお値段が低めのチケットの場合、この手数料無料のメリットは大きくなります。

【決済方法】

甲チケの決済方法は、クレジットカードのみです。

なのでクレカがないとチケットを購入することができません。

【サーバーの強さ】

甲チケはサーバーがかなり弱いです。

準々決勝のチケット販売では、エラーばっかりで全くつながらず。

また、チケット残数の更新が間に合っていないのか、「〇」表示だけど実際には売り切れというケースが多すぎです。

対策も一応あるのですが、普段チケットを買い慣れない人がチャレンジするのはちょっと厳しい印象です。

【戻りチケット】

甲チケは、サーバーが弱いこと、チケット残表示が適当すぎることから、戻りチケットを狙うのはあまり向いてません。

チケットぴあ、ローチケのほうがはるかに取りやすいと思います。

【払い戻し】

甲チケは払い戻しがとてもシンプルで簡単です。

払い戻し対象となったチケットは、クレジットカード会社を通じて自動的に払い戻しされるため、購入者は何も手続きする必要がありません。

多分、この方式が一番手間がかからなくて簡単です。

おすすめのプレイガイドは?

(1)1~3回戦のチケット(混雑が予想されない日程)

チケット購入時に混雑が予想されない場合は、手数料無料の「甲チケ」がおすすめです。

1枚あたり最大で440円も手数料が違うので、仮に家族4枚分だと440円×4枚=1,760円も手数料がかかります。

ただし、プレイガイドによりチケットの販売状況が違うので、「甲チケ⇒ローチケ⇒あさチケ⇒チケットぴあ」の順で残席を確認し、いい席が残っているプレイガイドを利用するのがおすすめです。

一応、公式サイトにチケット残状況一覧が掲載されていますが、タイムラグが多いのであてになりません。

必ずそれぞれのプレイガイドにアクセスして、実際の販売状況を確認しましょう。

(2)準々決勝、準決勝、決勝のチケット(混雑が予想される日程)

準々決勝以降の「人気があってアクセスが予想される日」については、チケットぴあ、ローチケを平行利用するのがおすすめです。

やっぱり大手はサーバーが強いので、平日10時の販売であれば、そこまで混雑することがありません。

普段チケットを取りなれない人は、この2社で平行チャレンジがいいと思います。

一方、甲チケは手数料無料が魅力ではありますが、いかんせんサーバーが弱すぎて全くつながりません。

対策方法はあるのですが、普段から甲チケに慣れている人であればともかく、そうでない場合はあまりお勧めできないかも。

また、チケットの残表示が適当で、売り切れている席種も平気で「〇」表示だったりします。

総合的にみて、甲チケに慣れていない人は、おとなしくチケットぴあ、ローチケ狙いがいいと思います。

 

戻りチケットはかなり多く、発売2時間後くらいまでは普通にかなりのチケットが再販されてました。

一度売り切れてもあきらめずにチャレンジすれば、中央指定席の通路側も取れるので、とにかくあきらめずに頑張りましょう。

戻りを狙う場合、チケットぴあ、ローチケ両方にチャレンジするのがおすすめです。

甲チケ、あさチケは使い勝手が悪すぎるので、リロード連発して戻りチケットを狙うには向いてない気がします。

 

戻りチケットについては、こちらにまとめてあるので、よく確認しておいてください。

再販売、復活、戻り、放流を利用してチケットを取る、買う方法まとめ

 

チケットの取り方については、別途まとめています。

こちらを参考にしてください。

【2022年夏の甲子園高校野球】入場券を発売する4つのプレイガイドでチケット購入にチャレンジしてみた! 【2022年夏の甲子園高校野球】準々決勝、準決勝、決勝チケットの買い方と、おすすめ座席まとめ

チケット販売の問題点を考えてみる

2022年夏の甲子園・高校野球のチケット販売について、改善された点や問題点を考えてみます。

1.大幅値上げによりチケット価格が高額になった

今年のチケットは大幅に値上げされ、2017年と比較すると売以上の価格になっています。

 

チケット代金値上げ自体は、諸事情があるので仕方ない部分があると思います。

また、この値段でも売り切れているので、ある意味「この金額が適正価格」とも言えます。

ですが、「子供や未来の出場選手たちが安い金額で観戦できる」という環境は絶対に残すべきだと思うんですよね。

2022年は1・3塁指定席、外野指定席に子供料金が設定されましたが、もっと安くしてもいいと個人的には思います。

2.プレイガイドのチケット販売手数料が高すぎる

2022年夏の甲子園・高校野球大会のチケットは

チケットぴあ iconicon
ローチケ
あさチケ
・甲チケ

という4つのプレイガイドで発売されました。

甲チケは今回が初のチケット取り扱いですが、何といっても手数料無料なのが素敵です。

他のプレイガイドだと、1枚当たり330円~440円も手数料が必要なので、例えば外野指定席(子供)500円のチケットをぴあで買うと、チケット代500円、手数料440円というふざけた事態になります。

個人的には、もっと甲チケの取り扱いを増やせばいいと思います。

とりあえず、手数料無料で購入できる販売窓口が設定されたのは、素晴らしいことです!

3.チケット購入時に座席選択ができないなど、購入者の利便性が低すぎる

これは意味不明なのですが、甲子園球場で開催される高校野球では、チケット購入時に座席指定ができません。

甲チケに至っては、タイガースのチケットでは普通に座席指定できるのに、高校野球のチケットはその機能をわざわざ停止しているという謎。

他のプレイガイドでも普通は座席指定ができるので、この点は早期改善して欲しいと思います。

特に、夏の甲子園は「日陰になるかどうか」が死活問題です。

もはやプロ野球並みに高いチケット代金を徴収するなら、サービスもお値段に合わせたレベルで提供してほしいと思います。

【甲子園・高校野球】日陰・屋根下で快適に観戦できる座席と、おすすめ席種、座席表まとめ

4.リセールシステムがないため、雨天中止による出場校変更に全く対応できない

高校野球のチケットは、「日付指定」のチケットで、出場校を指定したチケットではありません。

なので、雨天中止によるスケジュール変更が発生すると、「購入したチケットでは応援したい学校が出場する日に観戦できない」というケースが普通にあります。

 

例えば、大会2日目・8月7日(日)の試合を観戦したい場合を考えます。

通常であれば、8月7日(日)のチケットを購入すれば観戦できるのですが、大会2日目までに雨天中止があると、8月7日(日)に開催が予定されていた試合は、スライドして翌8月8日(月)に開催となります。

高校野球のチケットは指定された日しか使えないので、8月7日(日)のチケットは8月8日(月)に利用できず、結果的にお目当ての試合が観戦できません。

 

現状のシステムだと、お目当ての学校が出ないからと言って、チケットの払い戻しは一切ありません。

これ、「スポーツを観戦する」という点では致命的な問題点だと思うんですよね。

というか、プロ野球やサッカーで「出場予定のチームが出ないのに払い戻ししない」なんて対応したら、暴動がおこると思います。

 

なので、雨天中止が発生しスケジュール変更があった場合は、チケットの払い戻し、またはリセールシステムを準備すべきだと思います。

プレイガイドは高い手数料を取るだけ取って、リスクはファンに押し付けなんてありえません。

5.チケットの再販がないので特に第4試合では空席が目立つ

甲子園で開催される高校野球の場合、1日に数試合が開催されるため、特定の試合だけ観戦したい人が帰ったあとのお席は「無駄に空いた席」となります。

自由席が設定されていた時は、場内の空き具合によってチケットの再販売が実施されていたのですが、全席指定席化後はチケットの再販がありません。

特に、夏の大会を外野席で4試合観戦は体力的に厳しいので、第3試合、第4試合となると空席が目立ってきます。

空席の把握方法、感染症対策などもあるため、指定席の再販システムを構築するのはかなり難しいと思います。

ですが、チケットの売れ行きを見ると、「現地観戦したい」というファンのためにも、再販システムについては検討を続ける必要があると思います。

6.チケットの発売スケジュールについては一考が必要

今年のチケットは、次の4回に分けて発売されています。

準々決勝以降のチケットは、「対戦カードが決まってから発売」されているので、特定チームを応援したいファンには非常に優しい発売方法です。

というか、今までの「対戦相手が未定の状態でチケットを販売する」というのが異常なんですよね。

半面、「チケットの発売は試合日の前日」とスケジュールがタイトになりますが、今回の発売方法が高校野球には向いていると思います。

 

一方、1回戦~3回戦のチケットは、7月21日(木)に一斉発売されています。

こちらも、8月3日(水)の組み合わせ抽選後に発売のほうが、対戦カードが決まってからチケット購入できるのでいいと思うんですよね。

まとめ:2022年夏の高校野球・甲子園球場の混雑状況とチケット発売の様子

2022年の夏の甲子園、高校野球は、無事に17日間の日程を終え、仙台育英の優勝で幕を閉じました。

新型コロナウイルス感染症の状況が非常に悪い中、出場辞退や延期なく開催できたのは、関係者の努力のたまものだと思います。

 

開幕初日こそチケットが売れ残り、「値上げのせいで甲子園がガラガラ」的な記事もありましたが、最終的にはチケットの売れ行きは好調で、全席完売の日程もありました。

チケットの販売方法にも改善が見られ、特に甲チケの手数料無料販売や、準決勝以降のチケットと発売方法は素晴らしいと思います。

 

あとは、

  • 購入時に座席指定できるようにする
  • 手数料無料の「甲チケ」取り扱い量を増やす
  • 1回戦~3回戦のチケット発売時期を検討する
  • 雨天中止時のリセールシステムを準備する
  • より子供が観戦しやすい環境を整備する
  • 転売対策が不十分なのでより強化する
  • チケットの再販について検討する

このあたりを考えてくれれば、より観戦しやすくなると思います。

 

最後になりますが、出場した選手、関係者の皆様に、今年の大会が無事に開催できたことについて、お礼申し上げます。

素敵な試合を見せてくれて、本当にありがとうございました。

私、高校野球大好きです。

Koushien High School Baseball How to get a Ticket

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