2023年9月北海道旅行その壱「北の縄文世界と国宝」展

2023年9月、北海道へ行ってきました!

今回の一番の目的は、北海道博物館で開催される「北の縄文世界と国宝」展に行くことです。

「北の縄文世界と国宝」では、2023年時点で国宝に指定されている土偶5体のうち、なんと4体が展示される予定です。

ただし、時期によって展示される土偶が違うので、4体全てを同時に見ることはできません。

 

私、地味に土偶とか縄文時代の遺跡が好きなので、今回の特別展開催を聞いて、さっそく行ってみることにしました。

そして、せっかく北海道に行くならと、2023年にオープンしたエスコンフィールドにも行ってみました。

エスコンフィールドの観戦記はこちら。

2023年9月8日(土)北海道エスコンフィールドに行ってきた観戦記

北海道博物館「北の縄文世界と国宝」

北海道博物館は地味にアクセスが悪いところにあるので、レンタカーを借りて行きました。

レンタカーなら、朝イチから時間を気にすることなく博物館まで行けるからね!

 

今回は日産レンタカーの「コンパクトクラスおまかせ」プランを利用したのですが、割り当てられたのはキックスです。

キックスは普通にレンタルするとそれなりのお値段がするので、おまかせで当たるとかなりラッキーです!

  • コンパクトおまかせ:8,360円/24時間
  • キックスe-POWER:12,375円/24時間

しかも、2か月前に製造されたばかりの新車で、走行距離も6,000キロ程度と非常にきれいな車体でした。

 

 

e-POWERの4WD車なので、静かで加速も抜群!!

あと、ノートe-POWERより静粛性が断然上ですね。

ノートe-POWERは遮音性が低くてタイヤからのロードノイズが酷かったのですが、キックスはほとんど気になりませんでした。

自分で買うなら、断然キックスかな。

2022年9月北海道の旅その1:利用した割引とANAクラウンプラザ千歳

 

 

「北の縄文世界と国宝」の開催時間は9:30~17:00までとなっていました。

かなりの人が訪れて混雑するようなので、平日の朝一番を狙って、開場前の9時に到着!

 

 

中に入ると、近くでに熊が出たとの警告が。

さすが北海道ですね。

 

 

9時過ぎに博物館の中に入ると、既に入場OKになっています。

いちおう9時30分に開場とはなっていますが、準備ができれば早めにオープンしてるみたいですね。

 

 

もちろん、今回も音声ガイドを借ります。

東京国立博物館の国宝展とは違ってアプリ版はなし、ラジオみたいな音声ガイド+ヘッドホンを借りる形式でした。

東博の時も思ったのですが、音声ガイドって意外と借りる人少ないんですよね。

有ると無いとでは、理解度がかなり違うと思うので不思議です。

 

 

入り口には、現在の入場者数と定員がリアルタイムに表示されてました。

ただ、退場者をカウントしている様子がなかったので、結構適当な数字っぽいです。

 

 

中は基本的に撮影自由ですが、国宝の「仮面の女神」だけ撮影NGとなっていました。

展示方法自体は結構地味かも。

 

 

「北の縄文世界と国宝」では、2023年時点で5体ある国宝の土偶のうち、4体の実物が展示されます。

ただし、土偶によって展示時期が違うので、一度に実物を見ることができるのは3体が上限です。

今回は、中空土偶、縄文の女神、仮面の女神が観れる9月7日(木)をターゲットにしました。

【北海道博物館公式サイトより】

 

 

1つ目の国宝「中空土偶」(ちゅうくうどぐう)、愛称は「かっくう」です。

中空土偶とは、その名の通り「中が空洞に作られている土偶」のことで、かっくうは縄文時代(約3,200年前)に作られたとされています。

かっくうは、高さ約40センチという大きさ、その加工の精密さから、2022年時点では北海道唯一の国宝に指定されています。

普段は函館市の「函館市縄文文化交流センター」に展示されていて、私は現地で見たことがあります。

2022年5月北海道函館の旅その3:函館元町散策と縄文遺跡群巡り

 

 

2つ目の国宝「縄文の女神」です。

土偶は故意に破壊されることが多いので、復元しても本体の一部がないケースがほとんどです。

ですが、縄文の女神はほぼ完全な形で復元された非常に珍しい土偶です。

そして高さ45センチとでかい!

 

 

縄文の女神の特徴は、何といってもこのヒップラインです。

正面からだとわかりませんが、斜めから見ると非常に美しいラインを描いているのがわかります。

縄文時代中期(約5,000~4,000年前)にこの土偶が作られ、そしてほぼ完全な形で残っているなんてすごくないですか?

 

今回の展示では、土偶を一方向からしか見ることができませんでした。

縄文の女神は山形県立博物館に展示されているので、これは山形まで行ってじっくり観たいですね!

 

 

3つ目の国宝は「仮面の女神」ですが、こちらはなぜか撮影禁止だったので写真はありません。

普段は茅野市尖石縄文考古館に展示されています。

仮面の土偶も、写真と現物は大違いですね。

 

 

残り2つの国宝土偶は、複製が展示されていました。

こちらは「合掌土偶」の複製で、実物は八戸市埋蔵文化財センター 是川縄文館に展示されています。

2022年に現物を見たので、お久しぶりな感じですね!

初めての八戸観光と羽生結弦アイスショー「prologue」 2022年12月青森旅行その壱

 

 

最後の国宝土偶は「縄文のビーナス」の複製で、本物は茅野市尖石縄文考古館に保管してあります。

「細かい雲母片が練りこまれているため、肌がうっすらと輝いているように見える」らしいのですが、複製だとわかりませんでした。

仮面の女神と並んで展示されているらしいので、こちらもいつか実物を見に行きたいです。

 

 

こちらは土偶ではないのですが、国宝の「火焔型土器」(かえんがたどき)です。

炎のような装飾が特徴で、飾り物かと思いきや、実際に煮炊きに使われた可能性もあるらしいです。

普段使いにはちょっと不便な気がしますね。

 

 

売店には土偶ガチャもありました。

全5種類の国宝土偶があるのですが、実は既にコンプリート済み。

 

 

コロニャとのコラボグッズがあったのですが、正直なところ微妙。

 

 

その他のグッズも魅力的なものがありませんでした。

グッズについては去年の国宝展のほうが断然上ですね。

東京国立博物館の「国宝展」がすごい!実際に行ってみたインプレと注意点まとめ

 

 

「北の縄文世界と国宝」展では、国宝土偶以外にも縄文時代に関する展示が色々あるのですが、展示方法・内容はかなり古臭くて微妙・・・。

特に国宝の土偶を一方向からしか見れないのは致命的で、180度からじっくり見れる常設会場のほうが断然おすすめです。

その他の展示内容も、三内丸山遺跡、函館市縄文文化交流センター(かっくう)、八戸市埋蔵文化財センター 是川縄文館(合唱土偶)などのほうが数段上なので、興味ある人は常設しているところに行くのがいいと思います。

 

とはいえ、国宝土偶を一度に見れる機会は貴重です。

朝イチならそこまで混雑しないので、土偶に興味がない方も、ぜひ一度は見てほしいなと思いました。

【北海道博物館】

町村農場 ミルクガーデンでソフトクリームを食べる

北海道博物館でじっくりと国宝土偶を見た後、ちょっとドライブして「町村農場 ミルクガーデン」に向かいます。

東京国立博物館の時もそうだったのですが、国宝ってみるだけですごい疲れるんですよね。

なので、天気もいいので大自然の中でまったりします。

 

 

町村農場(まちむらのうじょう)は、北海道江別市にある乳業メーカーで、「まちむら農場」ブランドの製品が有名です。

 

 

店内ではソフトクリームやサンデーも販売していて、天気がよければ外のベンチに座ってのんびり食べることもできます。

 

 

まちむら牧場はドーナツも人気です。

なかでも「チーズドーナツ」は、チーズのコクと塩見が絶妙なバランスでおいしいのだとか。

ショーケースの中にも、白いチーズがトッピングされたチーズドーナツが沢山置いてありました。

 

 

お土産に喜ばれそうな乳製品もたくさんありました。

まちむら牧場といえばシュークリームが有名ですが、シュークリームは百貨店などの催事のみで販売らしく、こちらの店舗では販売してないとか。

残念。

 

 

天気がいいので、外のベンチでソフトクリームをいただきます。

これ、最高の贅沢ですね。

 

 

気になる「北海道あんチーズサンド」。

 

 

どらやきの中に、クリームチーズがたっぷりと入っています。

味は、まあ普通。

【町村農場 ミルクガーデン】

 

 

まちむら牧場でのんびりした後、近くにある「野菜の駅ふれあいファームしのつ」によってみました。

 

 

店内では野菜が販売されています。

飛行機で来ているので、ちょっと野菜を買えないのが残念。

 

 

「ゆできび」って何だろうと思ったら、ゆでたトウモロコシなんですね。

1本買ってみたのですが、甘くてとてもおいしかったです!!

【野菜の駅ふれあいファームしのつ】

ロイズタウン

最後に寄ったのは、2022年3月にリニューアルしたばかりのロイズタウンです。

近くに「ロイズタウン駅」なる新駅が2022年にオープンするなど、さぞ素晴らしい施設だと思ったのですが「かなり期待外れ」でした。

 

 

建物自体はとてもきれいで、園内にはバラなども植えられています。

 

 

まず、ロイズタウンには体験型施設の「ロイズカカオ&チョコレートタウン」と、ロイズ製品を販売する「ロイズタウン工場直売店」があります。

結論から言うと、体験型施設の「ロイズカカオ&チョコレートタウン」は、1,200円も出して入場する価値ないです。

施設は新しいのですが、とにかくつまらないんですよね・・・。

チョコレートができるまでの過程を体験させたいという意図はわかるのですが、そもそも題材的に苦しくて、全てが退屈です。

これなら、普通に工場見学させたほうがいいのではという感じで、私が行った時も数人しか体験施設内にいませんでした。

 

 

ロイズ製品を販売する「ロイズタウン工場直売店」についても、正直なところ微妙。

ロイズの製品はどこでも販売しているので、よっぽどのロイズマニア以外にはいく価値がないと思います。

ロイズタウン駅グッズとか、少なくとも私は興味ゼロです。

ロイズタウンは「新しくてきれいだけど、全体的に顧客目線がない施設」という感じですね。

【ロイズタウン】

 

こんな感じで、北海道1日目を終了しました。

2日目に続きます。

2023年北海道旅行旅行その弐「美瑛&富良野」ドライブ

旅行記はこちら

How to get a Ticket

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2 COMMENTS

MaiPapa

今年、エスコンで野球観戦したついでの観光で私もロイズタウンに行きました。
正直、興味深かったのは本来の展示ではなく、後半に展示されていたジュークボックスや古い家電製品類でした。
興味があれば、あれは見る価値あるなと思いました。

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くるみっこ

古今東西のチョコレートのパッケージは見た気がしますが、古い家電とかあまり記憶にないです、ごめんなさい(汗

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