22022年12月2日(金)、青森県八戸市で開催された羽生結弦さんのアイスショー「prologue」を観に行ってきました。
何気に人生初の八戸だったのですが、せっかくなのでプロローグを見るだけじゃなくて、色々と観光もしてきました。
という訳で、2022年12月初旬の青森旅行記をまとめてみます。
Contents
JALの羽田⇒三沢便を利用して、いざ青森へ!
今回の八戸までの交通機関は、JALの「羽田⇒三沢便」を利用しました。
東京からだと東北新幹線の利用が一般的だと思うのですが、JALのマイルが有効期限を迎えそうだったので、あえての飛行機利用です。
羽田⇒青森便はJALしか運航していないので、こういう時にJGC、SFCダブルホルダーだと便利。
人生初の三沢空港なのですが、想像以上にコンパクトでした。
到着ロビーの手荷物受取レーンも1つだけ、そして人が少ない。
空港内には小さな売店とレストランがあり、なかなか昭和な雰囲気です。
そして、三沢空港にはJALの上級会員向けラウンジがないんですよね。
代わりに、このレストランが「1回500円で利用できるラウンジ的な場所」を提供しているのですが、これが微妙。
外観しかわかりませんが、500円という金額はともかく、私は利用するのをためらうレベルの作りでした。
空港のポストの上には、「三菱 XF-2A 」という戦闘機が展示されてました。
三沢空港は日本で唯一の「アメリカ空軍、航空自衛隊、民間空港」という3者が共用する空港なので、戦闘機が普通に離着陸してます。
この戦闘機が離陸するときの音はすさまじくて、空港建物内にいても大きな音と振動が伝わってくるレベルです。
戦闘機が離着陸する様子は空港建物からも見えるので、好きな人にはたまらない光景なのかなと思います。
空港の建物自体もコンパクトで、老朽化が目立つ感じでした。
正直、東北新幹線のほうがアクセスや利便性の面で圧勝なので、相当の理由がないと「羽田⇔三沢便」って利用する価値が低いんですよね。
青森県としては「便数や滑走路の増加」を求めているようですが、「八戸市街地まで車で40分」という立地や気象条件を考えると、ちょっと無理筋だと思う。
基本的に飛行機を選択する私でさえ、マイル利用という理由がなければこの空港は使わないです。
ちなみに、こちらは帰りに撮った写真なので明るいのですが、空港に到着した16時30分頃は真っ暗でした。
空港から徒歩2分ほどの場所にトヨタレンタリースのお店があるのですが、空港にこれだけ近いレンタカー屋さんは初めてかも。
空港からの送迎もありますが、雪が積もっていなければ十分に歩いて行ける距離ですね。
こちらでレンタカーを借りて、八戸駅まで向かいます。
こちらも帰りに撮った写真なので、実際の到着時は真っ暗です。
八戸のお宿は「東横INN八戸駅前」で連泊
レンタカーのナビに案内され運転すること約40分、八戸駅に到着しました。
宿泊場所は、八戸駅まで徒歩2分の「東横INN八戸駅前」を12月1日(木)~12月5日(日)まで4連泊で確保してます。
いずれもプロローグ開催決定で一度満席になった後に、キャンセル分をうまく拾って確保した予約です。
東横インは結構キャンセルで拾えることが多いので、私はよく使います。
お値段もリーズナブルだし、駐車場も一泊300円と格安なのに、お部屋は「普通に清潔で快適」なのでおすすめ。
フラット八戸まで歩いて行ける利便性は、この寒い時期にはとてもありがたい!
東横インがおすすめ!観戦、観劇で宿泊するなら料金も手軽で予約が取りやすい!
【東横INN八戸駅前】
八戸のホテルは「プロローグ開催決定後の便乗値上げ&通常料金予約の強制キャンセル」で問題になったのですが、東横インはこういう便乗値上げがないのがいいんですよね!
ちなみに、「システムトラブルという名目で予約を強制キャンセル」という荒業を見せたのは「スーパーホテル八戸天然温泉」で、私の知り合いが実際にキャンセルされました。
一度契約が成立している予約をキャンセルとか、普通はありえないですよね。
強烈な便乗値上げをしたのは「ホテルセレクトイン八戸中央」で、通常5千円程度のお部屋を10万円近くで販売しています。
需要と供給の関係もあり、ある程度の値上げは仕方ないと思うのですが、何事にも限度があります。
ホテルセレクトインは他の店舗でもイベントに合わせて「私には全く理解できないレベルの値上げ」をすることがあるので、個人的に絶対に利用しないホテルです。
「スーパーホテル」と「ホテルセレクトイン」がしたこと、皆さんもよく覚えておきましょうね!
八戸駅散策&いかめしや烹鱗で夕食
ホテルでチェックイン手続きをした後、八戸駅へ行ってみることにします。
気温は約2度と寒い、そしてちょっと雨が降ってる。
おんでやぁんせ八戸。
平日の18時頃なのですが、人がほとんどいません。
そして、地元っぽい人は薄着の人が多いので、八戸としてはまだまだ暖かい気候なのかも。
駅のお土産屋さんは閉まっていましたが、コンビニは営業してました。
ここはお土産系も取り扱いが結構あるのでおすすめです!
合掌土偶「いのるん」のお菓子に惹かれたのですが、ここは冷静に我慢。
八戸駅周辺はお店が非常に少ないので、駅直結の「いかめしや烹鱗(ほうりん)」というお店に寄りました。
営業時間が短いので、よく確認しておかないと危ない感じのお店です。
店内はこんな感じ。
きれいで清潔ですが、店員さんが一人しかいなかったので、もしかしたらワンオペかも。
注文はタブレット経由でオーダする形式でした。
「いかめし」550円なり。
「あおもり定食 ミニ山かけ丼」2,100円なり。
正直なところ、このお店にリピは無いです。
個人的な感想ですが、コスパも味もかなり微妙だし、なによりお皿がプラスティック製で傷だらけなのが何とも。
ただ、カレーを注文している人が多かったので、もしかしたらカレーはおいしいのかも。
八戸駅直結という利便性を重視するなら・・・という感じです。
【いかめしや烹鱗(ほうりん)】
みなと食堂で人気の平目漬丼をいただく
翌12月2日(金)はプロローグ八戸の公演初日で、私が頑張ってチケットを確保している日でもあります。
公演は夜18時からなので、それまではレンタカーを利用して八戸観光へ出かけます。
まずは、お目当ての「みなと食堂」に行くため、朝5時30にホテルを出発します。
みなと食堂は八戸市湊町にある人気のお店で、朝6時開店という超朝型のお店です。
お店についたのが5時45分頃だったので、まだ準備中。
おばさんに名前を伝えると、6時に開店だからもうちょっと待っててねとのこと。
車で開店まで待っていたのですが、寒い時期は車があるとこういう点でも便利です。
6時になったので店内へ。
カウンターに案内されたのですが、店内はあまり広くないので、20人も入れないかな?
色々とメニューが貼ってあるので目移りするのですが、ここは一番人気の「平目漬丼せんべい汁セット1,400円」をオーダー。
せんべい汁です。
昨日ほうりんで食べたせんべい汁とは全然ちがいますね!
専用のおせんべいはモチモチ、優しいお味でとてもおいしい!!
そして、お目当ての「ヒラメ漬け丼」!
みなと食堂では一番人気のメニューなのですが、新鮮なヒラメがこれだけ乗って1,100円というお値段です。
ヒラメってそれなりに高級魚なのですが、せんべい汁とセットにしても1,400円なので、すごいお得ですよね。
ご飯の下にタレもかけてあるので、そのままでいただけるのですが、とにかくおいしい!!
まずは卵を混ぜずにヒラメの味を楽しんだ後、卵と混ぜていただくのがおすすめかな。
お店を出るころには、結構な人が並んでました。
まだ平日の朝の6時30分前なんですけどね~。
土曜日なんかは、「始発の電車から降りてお店までダッシュする光景」も見られるとか。
【みなと食堂】
みなと食堂を出た後は、陸奥湊駅周辺を散策します。
6時30分を過ぎて、だいぶ明るくなってきました。
ちょうど電車が来ていたので記念撮影。
「うみねこレール八戸市内線」という電車で、八戸駅発で陸奥湊駅に一番最初に到着する電車は6時20分着でした。
なので、みなと食堂目当てで車で来る場合は、この始発時間より前がいいかも。
「イサバのカッチャ」の像です。
「イサバのカッチャ」とは、八戸の朝市を元気に行き交うオバちゃん達のことで、この像は写真撮影スポットになってるみたいですね。
ただ、陸奥湊駅前は男性が多くて、実物の「イサバのカッチャ」はほとんど見かけませんでした。
八戸市魚菜小売市場というとてもキレイな建物がありました。
調べると、2022年12月1日に改装オープンしたようで、まだ2日目だったんですね、そりゃきれいな訳だ。
中のお店の人も、まだ慣れない感じがしてました。
国の天然記念物「蕪島ウミネコ繁殖地」
陸奥湊駅前から、次の目的地「蕪島(かぶらじま)」に向かいます。
以前は島だった「蕪島」ですが、1942年に埋め立てられ、現在は陸続きの小高い丘になっています。
丘の上には蕪嶋神社があるのですが、なかなか趣がありますね。
朝方に降った雪が積もって、近くの浜辺も真っ白です。
でも、日が昇るとすぐに溶けちゃいます。
蕪島はウミネコの繁殖地として有名で、繁殖期には約3万羽のウミネコが飛び回り、足の踏み場がないほどウミネコだらけになります。
蕪島周辺では、ウミネコは漁場を知らせてくれる鳥であり、弁天様の使いとして大切にされてきました。
このため、世界的にも珍しい「人家に非常に近い繁殖地」になったそうです。
12月はウミネコがいない時期なので、とても閑散としてます。
ウミネコがいる時期は上空からのフン爆撃もすごいらしく、なんとフンよけの傘が置いてあります。
次回はウミネコがいる時期に来てみたいですね!
到着したのは7時30分ごろなのですが、蕪嶋神社に参詣できるのは8時45分からとのこと。
周辺を散策した後、車でゆっくりして待つことにします。
8時45分になったので、階段を上がって蕪嶋神社にお参りします。
蕪嶋神社は東日本大震災の津波被害を受けていて、階段には津波浸水高のプレートがありました。
しっかりと後世に伝えること、とても大切です。
蕪嶋神社は2015年に火災により全焼、翌2016年に再建されているので、比較的新しくてきれいな建物です。
江ノ島弁才天を勧進したのがはじまりといわれ、「運開きめぐり」といって神社を3周すると運が開けるといわれています。
【蕪島】
葦毛崎展望台と中須賀海岸
次は、蕪島から車で15分ほどのところにある葦毛崎展望台に向かいます。
太平洋戦争末期に旧日本軍が軍事施設として利用していた場所ですが、そんな雰囲気が何となくします。
お城というか、砦というか。
ただ、展望はいたって普通。
晴れていると北海道の苫小牧も見えるようですが、さすがに今日は無理でした。
個人的には、葦毛崎展望台から中須賀海岸へ向かう遊歩道が素敵だと思いました。
この遊歩道は「花の渚」と呼ばれ、初夏にはハマヒルガオ・スカシユリなどの海浜植物と、ニッコウキスゲ・ノハナショウブなどの高山植物が隣り合って咲く希少な場所だとか。
蕪島と合わせて初夏に来ると、また雰囲気が違って楽しめそうですね!
こんな感じのベンチもあるので、季節が良ければしばらく絶景を楽しむのもよさそう。
葦毛崎展望台から遊歩道を15分ほど歩くと、中須賀海岸に到着します。
意外と波が穏やかですね。
中須賀海岸は全長約2キロの砂浜で、踏みしめるとキュッキュッと音が鳴る「鳴砂(なきすな)」が有名です。
鳴砂は、「不純物が少ない綺麗な砂浜である証」らしいのですが、確かにとても美しい浜辺でした。
【中須賀海岸】
是川縄文館で国宝「合掌土偶」を観る
中須賀海岸で美しい景色を楽しんだ後は、個人的な本日のメインイベント「合掌土偶」を観るために是川縄文館へ向かいます。
是川縄文館は国宝の「合掌土偶」が有名ですが、それ以外の展示も素晴らしいです。
かなりお金もかかっているのに、知名度が低いせいか人が少ないのが残念。
是川縄文館といえば「合掌土偶」ですが、こちらの「頬杖土偶」も有名ですよね。
「脚が揃っていれば国宝級」といわれていますが、個人的には頬杖ではなくて「歯が痛い土偶」な気がします。
青森県には「合掌土偶」「赤糸威鎧」「白糸威褄取鎧」という3つの国宝があるのですが、実はこの3つすべてが八戸にあります。
その中の1つが、この「合掌土偶」です。
合掌土偶のためだけに特別展示室があるので、さすが国宝は取り扱いが違いますね。
そして、意外とデカイのですが、こういう「サイズ感や土の質感」は、やっぱり実物観ないとわからないですね。
合掌土偶は、
- 合掌というポーズが珍しいこと
- 完全な状態で残っていること
- 当時の人がアスファルトを使って補修した跡があること
などが特徴で、まさに国宝という貴重な土偶です。
約3,600年前の縄文時代後期の土偶が、これだけ完全な形で残っているのはロマンを感じます。
当時は赤色で塗られていたのもよくわかります。
【是川縄文館】
「そば処 おきな」で遅めのランチ
是川縄文館で国宝の「合掌土偶」を観た後、おなかがすいてきたのでお蕎麦屋さんへ向かいます。
今日は朝5時30分から活動してるし、朝ごはん食べたの6時だからね、そりゃおなかも空くさ。
という訳でやってきたのは、八戸市役所向かいにある「そば処おきな」です。
おきなの向かいには立派な市営駐車場があるので、車はこちらに停めればOKです。
一定金額以上の食事をすると、駐車券ももらえます。
店内はこんな感じ。
お昼時を過ぎているので、ガラガラでほぼ貸し切りでした。
メニュー。
金曜日はカレーそばが一押しみたい。
オーダーしたのは、「天ざるそば」です。
おきなでは、「もりそば」はしょっぱい系、「かけそば」が甘い系のつけ汁で、人気があるのは「かけそば」です。
新そばと甘めのつけ汁がとても合っていて、おそばのとてもいい香りを楽しむこともできました。
白っぽくて上品なおそばも、とても素敵ですね!
【そば処 おきな】
プロローグ八戸公演初日を観戦
「そば処おきな」でおそばを食べた後は、ホテルに戻って少し休憩します。
今日は朝5時半から活動しているので、さすがに休憩しないと体力が持ちません。
プロローグ八戸公演の様子については、別途こちらにまとめてあります。
12月2日(金)羽生結弦アイスショーprologue八戸公演初日を観てきた感想まとめ
その弐に続く
八戸観光と弘前の「冬に咲くさくらライトアップ」2022年12月青森旅行その弐 How to get a Ticket
くるみっこさんお返事ありがとうございます。
そうなんですよ!是川縄文館コンパクトですが、とても見応えのある施設だと思います。それなのに知名度がいまいちなんですよね。青森の遺跡といえば、有名な三内丸山遺跡がありますが、他にもマイナーな遺跡が点在しています。
今度青森にいらっしゃる時には是非遺跡巡りをしてみてください!(またフラットでアイスショーがあるといいですよね!)
青森県埋蔵文化財調査センターのHPに地元の縄文再発見というサイトがあり、各地から出土された写真などが載っていますのでお時間があるときにご覧になってみてください!
https://www.ao-maibun.jp/rediscover_jomon/season1/s1_top.html
私は県南在住なのでおすすめが偏ってしまいますが、十和田湖おすすめです!マイナスイオンたっぷりですよ。奥入瀬渓流はドライブに最適です。
夏には十和田湖湖水祭りが開かれスカイランタンイベントや、遊覧船をライトアップさせたナイトクルーズもあります。今年も行きましたが、ラプンツェルの曲に合わせて一斉にヘリウムガスの入ったランタンを灯すのですが、とてもロマンチックですよ!
https://kosuimaturi.com/
くるみっこさんの旅日記も楽しみにしています。
三内丸山遺跡、今年の4月に行きました。あちらはPRに力を入れているので、訪れる人も多いですよね。個人的には是川縄文館の展示物も負けてない・・・というか国宝があるんだけどな~と思います。あと、地味に土偶以外の「くし」とか「カゴ」みたいなのが残ってるのがすごいですよね。3,500年前の木製品が残ってるなんで信じられません。
十和田湖は行きたかったのですが、この時期はシーズンオフで何もなさそうで断念しました。次の機会があればぜひ行きたいです。
くるみっこさんこんにちは。
以前コメントさせて頂いたものです。くるみっこさんの八戸、プロローグ感想楽しみにしていました。私も2日目に行きましたがくるみっこさんも1日目に見てらっしゃるのでレポ楽しみにしてる方も多いと思いますので私はとにかく感動しっぱなし!ということだけコメントしておきます♡
青森までは三沢空港利用で来たのですね。くるみっこさんのおっしゃる通り三沢空港から八戸まではとても移動が面倒です。レンタカーを借りて正解だったと思います。新幹線なら関東圏の方はもちろん、関西圏でも日帰り可能なので(観光なしですが。)断然おすすめです。
くるみっこさんレンタカーで八戸観光されたのですね。私が是非行ってほしかった
是川遺跡も行っていただいて嬉しかったです。(勝手に思ってすみません。)
県内の各所で青森縄文カードというものを無料配布しているのですが、残念ながら是川遺跡は在庫なしだったかと思います。是川遺跡では毎年11月3日に是川縄文の日として無料開放や様々なイベントを開催しています。私は子供と行きましたが、子供も楽しめる工夫がしてあり、家族で行かれるのもおすすめです。
と、是川遺跡のことばかり書いてしまいましたが、八戸、そして県内はおすすめしたい場所がたくさんあります!くるみっこさんのツイッターも拝見させていだだき、他の場所も行かれたようなので、そちらのレポも楽しみにしています!
コメントありがとうございます。旅行記へのコメントは少ないのでとてもうれしいです!とりあえずプロローグ以外の旅行記前半をUPしたのですが、続編もある予定です。
今回はマイル消費のためJALを選択したのですが、やっぱり八戸は新幹線一択ですよね。レンタカーは悩んだのですが、みなと食堂と岸壁朝市に始発前に行きたくて手配しました。できるだけ混雑を避けたかったので。
是川遺跡ですが素晴らしいですね!もっとPRしてもいいのになと思うのですがガラガラでした。私、実は縄文時代が大好きでして、函館まで中空土偶「かっくう」を見に行ったりもしてます。
https://kurumicat.com/202205hakodate-03
八戸のおすすめ、ぜひぜひ教えてください。