2020年10月に日本列島に近づいた台風14号は、日本列島に近づいた後に南下するという珍しいコースを取りました。
直前までの予想では、日本列島の南端をかすめて東に抜ける予報だったので、珍しい進路に驚いた方も多いと思います。
ですが、この「へんてこりん」な進路を、なんと5日以上前から予報していた予報機関があります。
それが、ヨーロッパ中期予報センター「ECMWF」です。
私は「台風予報の精度はECMWFが一番高い!」というのが持論だったので、やっぱりという感じ。
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2020年10月台風14号の進路
へんてこりんな進路を取った2020年台風14号の進路はこんな感じ。
日本列島に近づくと思いきや、なぜか南下して戻っていきます。
【2020年10月10日15時の気象庁予報】
2020年10月台風14号の進路予想
気象庁
これまで、気象庁の台風予報は、「精度はイマイチだけど、日本列島に近づくとさすがに信頼できるようになる」という感じでした。
ですが、今回はちょっとひどい。
3日前となる「2020年10月7日15時」での予報がこれ。
日本列島の南端を通り、南に抜ける進路です。
米軍
今回は、米軍もかなり外してます。
3日前となる「10月7日時点」での米軍予報がこんな感じ。
ほぼ気象庁と同じ予報です。
ECMWF
一方、ECMWFは、なんと5日も前から台風14号の進路をかなり正確に予報していました。
5日前となる「2020年10月5日」での予報はこんな感じです。
【2020年10月7日】
【2020年10月8日】
【2020年10月9日】
【2020年10月10日】
【2020年10月11日】
【2020年10月12日】
かなり正確に、このへんてこりんな進路を予報してますよね、すごい。
まとめ:2020年台風14号の進路をヨーロッパの気象予報「ECMWF」がズバリ的中!気象庁はダメダメ
2020年10月の台風14号は、「日本列島に近づいた後に南下する」という変わった進路を取りました。
ほとんどの予報機関が進路予報を外す中、ヨーロッパの気象予報「ECMWF」だけがほぼ正確に進路を予報していました。
素晴らしいです。
一方、日本の気象庁はダメダメで、3日前の予報でも大外しでした。
今回の台風進路予想はとても難しく、米軍も大きく予報を外しました。
もちろん、今回はたまたまECMWFが正解でしたが、状況によっては気象庁の予報が当たることもあります。
ですが、気象予報はいろいろなサイトを確認するのが大切ってのがよく分かったと思います。
と気象庁をフォローしておきますが、私はやっぱり「台風予報はECMWFが一番」だと思いますよ!
各サイトの使い方については、こちらに詳しくまとめてあるので参考にしてみてください。
ECMWF(ヨーロッパ中期予報センター)の使い方 NOAA(アメリカ海洋大気庁)GFSモデルガイダンスの使い方 JTWC(米軍合同台風警報センター)の台風情報の使い方 How to get a Ticket
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