MOALA Ticket(モアラチケット)は、電子チケットシステムの1つです。
2020年7月にQuick Ticketから名称を変更したサービスで、チケットぴあでは、Cloak引取方法の1つとして以前から採用されています。

これまではマイナーな電子チケットサービスだったのですが、2020年10月頃から、クレジットカード会社のチケットなど、採用が一気に増えています。
MOALA Ticketは導入コストが低いので、チケットを販売する側が導入しやすいというメリットがあります。
また、チケットを購入したユーザー側で専用のアプリが必要ないというのも大きなメリットです。
今後更に導入が進むかもしれないMOALA Ticketについて、メリットとデメリット、使い方をまとめてみます。
Contents
MOALA Ticketのメリット
1.アプリのインストールや会員登録などが一切不要
MOALA Ticketで電子チケットを受け取る場合、専用のアプリやユーザーIDの登録などは一切不要です。
送られてきたURLをタップするだけで電子チケットがブラウザに表示されるので、超お手がる&簡単です。
この「専用アプリ不要」という仕様は、他の電子チケとサービスと比較した場合大きなアドバンテージとなります。
2.チケットの受け取り、分配は専用URLの送付だけでOK
MOALA Ticketを利用した電子チケットの受け取りは、「チケットURL」をタップするだけで完了します。
なので、チケットの受け渡しは「チケットURL」を通知できればなんでもOKで、ライン、メール、Facebookのメッセンジャーなど、色々な方法を利用できます。
また、チケットの分配についても同様で「チケット分配URL」を相手に知らせるだけです。
相手が「チケット分配URL」をタップすれば分配完了なので、こちらもライン、メールなどなんでもOKです。
この手軽さもMOALA Ticketの大きなメリットです。
3.電子チケット手数料が安い
MOALA Ticketの利用手数料は、従来のコンビニ発券と同じ100円/枚(税抜)です。
電子チケットだからと言って、高額な手数料を取られないのはユーザーにとても優しいですよね!
MOALA Ticketのデメリット
1.チケットのリセールシステムがない
MOALA Ticketは、電子チケットの表示、分配に特化しているので、リセールシステムがありません。
リセールは他のシステムを利用する必要があります。
ですが、MOALA Ticketの一番のメリットは、「専用アプリなしで電子チケットが使える」という点です。
リセールシステムまで手を出すと、このメリットが無くなってしまいます。
なので、MOALA Ticketは現状の「チケット表示、分配に特化」がベストだと思います。
2.チケットは横取りされる可能性がある
MOALA Ticketのチケット受取や分配は、知らされた「チケットURL」をタップするだけで完了します。
URLをタップするだけという仕様は簡単で使いやすいのですが、実は「URLを一番先にタップした人がチケットを受け取ることができる」という仕様でもあります。
このため、第三者がURLを知って先にタップすると、チケットを横取りされる可能性があります。
なので、チケット受取URL、分配URLは慎重に管理する必要があります。
3.現状では厳格な本人確認には不向き
MOALA Ticketは、専用アプリ不要、ID登録不要というのがウリのサービスです。
このため、電話番号認証、顔写真認証など厳格な本人確認が必要なチケット販売には対応していません。
今後、システムアップデートで対応する可能性がありますが、現状では厳格な本人確認、分配制限には向いていないサービスです。
MOALA Ticketの使い方
1.メール、ラインなどでチケットURLを確認しチケット画面を開く
メール、ラインなどで届くチケットURLを選択すると、チケット画面に移動できます。
チケットの確認のために専用アプリを準備する必要はありません。
2.会場の入り口で「チケットを掲示」ボタンを押してスタッフに見せる
複数枚のチケットがある場合、チケットを横にスワイプすると次のチケットを確認できます。
3.スタッフがスタンプを押して入場確認!
スタッフが電子チケット画面にスタンプを押すと、チケットにもスタンプが押されます。
スタンプを押すという作業が必要なため、画面のスクリーンショットでは入場できません。
MOALA Ticketのチケット分配方法
チケット画面に表示される「分配」ボタンを押し、チケットの分配用URLを知らせる方法を選択するだけでチケットの分配ができます。
分配チケットを受け取る人は、通知されたURLをタップするだけでチケットを受け取ることができます。
チケットを渡す人も、チケットを受け取る人も、専用のアプリは必要ありません。
まとめ:MOALA Ticket(モアラチケット)の使い方とメリット、電子チケットとしての注意点やおすすめポイント
MOALA Ticketは、2020年7月にQuick Ticketから名称を変更したサービスです。
特徴は何と言っても「専用アプリ不要、ID登録不要」という手軽さと使い勝手のよさです。
電子チケットシステムとしては、圧倒的な使いやすさとハードルの低さが大きなメリットなので、厳格な本人確認が不要な公演では採用が進む可能性もあります。
その他の電子チケットについては、こちらにまとめてあるので参考にしてみてください。




チケットの取り方・裏技はこちら

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