ThinkPad X1 nanoのバッテリーを交換してみた

私が2025年9月時点で使用しているモバイルPCは、ThinkPad X1 nano Gen1です。

2021年10月から利用しているので、もう4年も利用しています。

この機種、当初は不具合モリモリで修理ばかりしていたのですが、2年を経過した頃から安定して、現在では快適に利用できています。

特に「謎の突然シャットダウン」が無くなったので、まだまだ使えそう。

ThinkPad X1 nano gen1 2021年モデルの完成度がかなり低くて修理しまくりな件

 

ただ、4年も使っているとバッテリーが弱ってくるんですよね。

もともとX1 carbonと比較するとバッテリーが弱い機種なのですが、最近だと「バッテリーは3時間持てばいいほう」という状態です。

2024年10月でレノボの3年保証も切れたことだし、自分でバッテリーを交換することにします。

ThinkPad X1 nanoはバッテリーが弱い

私が持ち出し用で使っているThinkPad X1 nanoは、2021年にレノボが発売した「ThnikPad初の900グラム台モバイルPC」です。

軽さとコンパクトさに全振りした機種なので、USB端子はType-Cが2つだけ、冷却も弱くて不具合多い、バッテリーも弱いと、サイズと軽さ以外はすべての面でThinkPad X1 carbonの下位互換となる機種です。

それでも、TinkPad X1 nanoのコンパクトさ、軽さや魅力的で、私は4年利用した今でもとても気に入っています。

当初に頻発した不具合もほぼ解消し、最近はトラブルが全くないのもいいところです。

 

ただ、やっぱり4年も使うとバッテリーがかなり弱ってきて、このところ50%くらいから突然残り数%になることが頻発。

バッテリーをいたわるため80%充電を上限として使っていたのですが、やはり経年劣化は免れないようです。

バッテリーの減り方を観察してみると

  • 電源に接続した状態から持ち出すと、割となだらかにバッテリーが減る(それでも持って3時間)
  • 電源に接続せず数日放置した状態から持ち出すと、最初は80%程度あったバッテリー容量が、50%程度から突然大きく減る(この場合は持って2時間程度)

という傾向がわかりました。

どうも、「電源に接続していない状態のバッテリードレインが大きい&ドレイン分を把握できていない」っぽいんですよね。

さすがにバッテリーが2時間持たないのは厳しいので、バッテリー交換を検討することにします。

4年利用したThinkPad X1 nanoのバッテリー状態をチェック

私のTinkPad X1 nanoは2022年に一度バッテリーを不具合で交換しているので、現在のバッテリーは約3年の利用です。

WINDOWS11の標準機能「Battery report」で、現在のバッテリー状態を調べてみます。

Battery reportの起動方法

(1)「スタートメニュー」⇒「アプリ、設定、ドキュメントの検索」⇒「cmd」と入力

 

(2)起動したコマンドプロンプトに、「powercfg/batteryreport」と入力、実行する

※赤い部分はログオンしているユーザー名

 

(3)作成されたbattery-report.htmlファイルを確認する

3年利用したThinkPad X1 nanoのバッテリーの状態

調べてみると、設計容量48,280mWhに対し、現在の容量は46,830mWhなので、97%近くの容量が残ってるんですよね、数字上ですが。

充電サイクルも216なので、一般的に劣化が始まるといわれる300サイクルまで達していません。

でも、急に50%から0%に減ったりするんですよね、やはり3年の経年劣化に違いない。

新品のバッテリーを手配

私はThinkPadを購入する際は、モリモリの保証に加入します。

このThinkPad X1 nanoも3年のアクシデントダメージプロテクションとオンサイト対応を付けていたのですが、2024年で保証が終了しています。

なので、今回は自分でバッテリーを交換することにしました。

何気に、ノートPCのバッテリーを交換するのは初めてです。

 

バッテリーは互換品と正規品の値段差が少なかったので、「ミスターサプライ」をヤフーショッピング経由で利用しました。

2025年9月時点での価格は、約1万円です。

オーダーした翌日には到着、届いた商品も新品で、間違いなくレノボの純正品でした。

バッテリーを自分で交換してみる

交換はむっちゃ簡単で、15分もあればOKです。

必要なものは精密ドライバーだけで、私はアマゾンで購入したこちらを使っています。

オレンジ色の+0.0と書かれたプラスドライバー1本でOKです。

【ベッセル(VESSEL) 精密ドライバー6本セット】
https://amzn.to/4pHmUfv

 

(1)SIMカードスロットを外し、裏面のネジを外す

私のThinkPad nanoにはLTEモジュールが搭載されているので、念のためシムカードスロットを外しておきます。

ねじは5箇所で、ねじを緩めてもカバーから外れない形状です。

 

(2)バッテリーのねじを外しバッテリーを外す

バッテリーを止めているねじを6か所外します。

バッテリーは赤丸の部分に接点があるのですが、カプラーなどで接続されていません。

バッテリーを置いて軽く押し込むだけでOKです。

 

(3)新しいバッテリーを取り付け、ふたを元に戻す

バッテリーを装着したら、あとは逆の手順で元に戻すだけです。

むっちゃ簡単。

バッテリーの交換後はすこぶる快調

バッテリー交換後はすこぶる快調で、80%充電で4時間以上は使えるようになりました。

こんなに簡単に交換できるなら、もっと早く替えておけばよかった。

バッテリーは約1万円、交換手順もすごく簡単で、初めて交換する私でも15分もあればOKでした。

もちろん自己責任にはなりますが、ThinkPad X1 nanoが気に入っている方はぜひ交換にチャレンジしてみてください。

 

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2 COMMENTS

匿名

バッテリー急死の件、パソコンに限らずスマホとかでもありますが、キャリブレーションしたら改善する可能性はありそうですね

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くるみっこ

コメントありがとうございます。初めてノートパソコンの裏ふたを開けたのですが、こんなに簡単にバッテリー交換ができるとは知りませんでした。スマートフォンはさすがに難しそうですが、ノートパソコンであれば誰でも交換できそうです。

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