2020年11月19日(木)、大相撲11月場所の12日目を、両国国技館で観戦してきました。
先場所も国技館で相撲観戦したので、2場所連続の観戦になります。
これまで、相撲は1年に1回観に行けば多い方という感じでした。
それが、珍しく2場所連続で観戦した理由は
- 今場所は4人マス席を2人分の料金で利用できる
- 9月場所とは食事制限などの制限が異なる
- 相撲は感染症対策下でも十分楽しめる
この3点です。
特に、「3.相撲は感染症対策下でも十分楽しめる」は大きいかも。
相撲観戦できる日程とプロ野球日本シリーズが日程的にかぶっていたのですが、迷わず相撲を選びました。
いつもならプロ野球日本シリーズを選択してたと思うのですが、現状だと球場での野球観戦はちょっと苦手。
Contents
令和2年11月場所のチケットについて
チケットはチケット大相撲先行抽選で確保
令和2年11月場所は、新型コロナウイルス感染症の影響で、いつもの九州ではなく、両国国技館で開催されました。
また、チケットは、チケット大相撲のみでの発売です。
今回、観戦できそうなのは11月19日(木)のみだったので、日程はここに一点勝負。
9月場所は一般発売にチャレンジしたのですが、一般発売時点ではマスA席などが売り切れだったので、今回は先行抽選を利用します。
前回はマスB席でちょっと土俵から遠かったので、狙いはS席一本!
これまでの経験だと、マス席Sは競争率が高いので、ちょっと気合を入れて3名義で申し込みしてみました。
まさかの重複当選でリセール出品
チケット大相撲の先行抽選は、10月20日(火)11:00~10月22日(木)11:00に申し込み、当落発表が10月22日(木)18:00頃~となっていました。
まあまあタイトなスケジュール。
予定どおり3名義で申し込んで、1つくらいは引っかかるといいなと思っていたら、なんと3名義ともS席当選(汗
今までだとマスS席なんてかなりの競争率だったのに、やっぱり観戦控えている人が多いんだと思います。
あと、申し込みスケジュールがタイトなのも効いてるっぽい。
まさかの3名義共にマスS席が当選にちょっと焦ったのですが、幸いチケット大相撲には定価リセールシステムがあります。
チケット大相撲はチケットぴあのシステムを利用しているので、リセールシステムもぴあそのまま。
マスS席2名義分をリセールに出すと、数分で買い手が見つかりました。
人気があるのかないのかよくわからないな~。
ちなみにチケット大相撲のリセールは、チケット代金の10%が手数料となります。
なので、今回の手数料は2,800円です。
チケット大相撲は、チケット購入時に
- システム利用料:チケット1枚につき440円
- 特別販売利用料:チケット1枚につき1,048円
が必要です。
この手数料の取り扱いがどうなるのか気になっていたのですが、結論から言うと「返金」みたいです。
クレジットカードの明細を見ると、リセール手数料の2,800円しか引き落としがありませんでした。
チケット大相撲のリセールは初めて使ったのですが、「購入時の手数料は全て返金、チケット定価の10%だけOK」であれば十分使えるかも。
令和2年11月場所のチケット発売状況
2020年11月場所のチケットは、全体的にあまり売れてませんでした。
11月場所は定員が5,000人と、9月場所の定員2,500人から倍増したのが原因なのかと思うのですが、かなりの売れ残り状況。
一般発売の翌日、10月28日(水)9:00のチケット発売状況がこんな感じ。
初日、土日、千秋楽のマス席はさすがに売り切れてますが、それ以外はかなり売れ残っているのが分かると思います。
私が観戦した11月19日(木)の夕方時点でもこんな感じで、当日のイス席Sが「○」です。
やっぱり、かなりの人が観戦を控えてるっぽいのが分かります。
令和2年大相撲11月場所12日目観戦記
2020年11月19日(木)、両国国技館で大相撲11月場所12日目を観戦しました。
例年であれば11月場所は九州で開催なのですが、今年は感染症対策で両国国技館での開催です。
11月場所が国技館で観れるなんで、なんか変な感じ。
前回観戦した9月24日(木)はあいにくの雨模様だったのですが、今回は快晴です!
新大関・正代関が見たかったのですが、残念ながら途中休場(汗
加えて、2場所連続で横綱二人がそろって休場というのもとても残念です。
ファンサービスは今場所も中止でした。
みんなルールを守ってるみたいで、出待ちしているファンはいませんでした。
感染症対策は、体温測定、消毒の徹底など、先場所と同じ感じでした。
アルコール消毒器が「自動」にパワーアップしてる!
国技館に入ってすぐ目に入るのが、この「国技館カレーの看板」です。
どうも、国技館カレーのフォトスポットらしいのですが、誰も写真を撮ってませんでした。
国技館カレーは、両国国技館の地下にある食堂で提供される、「協会員専用のカレー」らしいです。
「親方から新弟子まで、誰もが食べた伝統の味」というのが売りで、9月場所は準備した1万食が完売、11月場所は5万食も用意したとか。
公式YouTubeには、微妙なPR動画もアップされてたりします。
お値段が400円と結構するので私は買いませんでしたが、通販もあるみたいなので、気になる方はどうぞ。
館内は先場所より人が多くてにぎわってました。
公式には、2,500人⇒5,000人に観客上限が変更されたので、観客数も倍になってます。
皆さんきちんと並んでいて、マナーはとても良かったです。
相撲おみやげグッズ。
日本相撲協会もこのあたりに力を入れだした気がします。
でも、まだまだ広島東洋カープの企画力が数段上かな。
先場所優勝した正代関の写真が飾ってありました。
残念ながら今場所は途中休場で取り組みを見ることができません。
今回はマス席Sの4列目です。
先場所がマス席Bの10列目だったので、かなり土俵が近く見えます。
比べると、やっぱりマス席Bよりマス席Sのほうが断然いいですね!
お値段もマス席B:10,000円⇒マス席S:14,000円と4,000円も高くなるだけはあります。
今場所は、4人マス席を2人で使うというスタイルです。
1マスに座布団が互い違いに2枚引かれ、座布団は動かさないで観戦してくださいとのこと。
ガムテープで「座布団動かさないでね!」的なアピ―ルもしてあります。
ですが、前後互い違いだと、前側の人が足を延ばせないんですよね。
なので、ほとんどの人が座布団を後方に動かして足を延ばせるようにしてました。
マスクをしてないと係員が速攻で注意しに来ますが、座布団の位置については私が見る限り誰も注意されていないようです。
さすがに、前後位置まで注意されると厳しいからね。
ちなみに、今場所は相撲関係者も感染症対策の注意喚起に駆り出されてました。
マスクしてるので誰だか分らなかったのですが、現役力士???
あと、今場所はタマリ席が復活してます。
一般発売はなかったので、おそらく維持員向けと思われます。
土俵近くの席は誰も座っていなかったのですが、5列目以降は1席空けた状態でお客さんが座ってました。
タマリ席は迫力あるけど、長時間座るのはきびしいんですよね、特に女性の場合。
今回はマス席Sで土俵に近い+花道も近かったので力士がよく見えました。
元高見盛の東関親方がすぐ横を通っていきます。
中入り後の土俵入りです。
手を上げたり化粧まわしを持ったりするのですが、力士間でタイミングを合わせる気がゼロなので、面白いくらい動作がバラバラです。
せっかくだから練習して合わせればいいのにね。
今日の解説は元横綱・稀勢の里です。
ファンがぞろぞろと写真を撮りに行くのですが、妙に行儀が良いです。
自然と距離を取って整列、1枚パシャっと撮ると速やかに去っていきます。
新型コロナウイルス感染症対策に懸賞幕も利用してます。
大相撲は他のスポーツと比較して、かなり感染症対策に力を入れていると感じました。
しかも、事務的な対応ではなく、色々と考えてるのがよくわかります。
2階イス席は、1席間隔を空けて販売されています。
販売しない席にお客さんが座らないように、こんな注意書きが貼られてます。
ただ、「座るな」ではなく、こんなイラストがあると楽しいですよね!
入場者全員に渡される注意事項もしっかりしてる!
他のスポーツも見習わないとね。
優勝した大関・貴景勝関です。
写真で観ると大きく見えますが、実は身長175センチなので意外と小さいんですよね。
なんか、スーパーボールみたいな力士さんです。
17時頃の場内はこんな感じ。
1階はかなり人が多いように見えます。
まあ、4人マス席に2人入れちゃうと、横方向の密度は満員入れた時と変わらないからね。
2階席は正面以外は結構ガラガラでした。
感心したのが、分散退場を促すための「お楽しみ抽選会」です。
いつもの場所だと、取り組み終了後の弓取式が終わると、お客さんは一斉に会場を後にします。
この退場時の密状態を避けるため、今場所から取組終了後の「お楽しみ抽選会」が開催されています。
抽選会の当選者には、「現役力士の直筆サイン入り手形色紙」や、「相撲土産の詰め合わせ」などの豪華プレゼントがもらえるらしいです。
抽選会は「正面⇒東⇒西⇒向」のエリアごとに行われます。
親方が抽選箱から座席番号を読み上げ、その席に座っている人が豪華プレゼントをもらえる仕組み。
プレゼントは各エリアで5組くらいあるので、抽選作業にはそれなりに時間がかかります。
また、かなりのお客さんがプレゼント目当てに残るので、結果的に分散退場が非常にスムーズになっていました。
私は残念ながらハズレましたが、抽選中はドキドキしたし、司会の人や親方の初々しい喋りはとても面白かったです。
お客さんを楽しませつつ感染症対策をしっかりできる、素晴らしい案だと思いました。
まとめ:2020年11月19日(木)大相撲11月場所12日目を観戦してきた様子のまとめ
2021年11月19日(木)、大相撲11月場所12日目を観戦に行ってきました。
大相撲は9月場所も観戦したので、なにげに2場所連続の観戦です。
2020年9月24日(木)大相撲9月場所12日目を観戦してきた様子のまとめ
9月場所との違いも含め、個人的に印象に残った内容をまとめてみます。
1.「4人マス席を1人独占⇒4人マス席は2人で利用」に変更された。
9月場所は4人マス席を1人で独占できましたが、収容人数を2,500人⇒5,000人に増やした影響から、11月場所は4人マス席を2人で利用する形式に変更となりました。
快適さは断然9月場所で、4人マス席を一人で使えるのはすごく楽です。
11月場所は「4人マス席を2人で利用、座る時は前後互い違い」になりましたが、ほとんどの人が座布団を後ろにずらして座っています。
マス席の前に座ると足伸ばせないから体制的にきついんですよね。
結果的に、4人マス席に2人座ると、横方向の密度は通常の開催と変わらない状況になってました。
協会としてもこの状況は予想できたので、席での食事を禁止したのかなと思います。
2.相撲協会の取り組みが素晴らしい!
新型コロナウイルス感染症対策の対策が色々と取られていたのですが、
- 使用しない座席への面白い張り紙
- 相撲関係者を使った感染症対策への協力依頼
- 分散退場を促すための「取組後のお楽しみ抽選会」
など、いずれもよく考えてるなと感心しました。
特に、お楽しみ抽選会は素晴らしい企画で、「お客さんも喜ぶ&分散退場も促せる」いい企画でした。
日本相撲協会というと、保守的であまりいいイメージがなかったのですが、こと感染症対策については頑張ってます。
しかも、いい意味で手作り感覚があるんですよね。
他のイベントでも見習った方がいいかも。
3.チケットがかなり取りやすい
とにかくチケットが取りやすかったです。
さすがに初日、土日、千秋楽などは厳しかったようですが、それでもちゃんと対応すれば普通にチケット取れる感じ。
平日だったらマス席Sでも楽勝だったので、1年前と比較すると考えられないくらいチケットが取りやすいです。
相撲は新型コロナウイルス感染症対策の制限があっても、比較的楽しめる競技です。
これだけチケットが取りやすいなら、普段観に行かない人も一度観戦してみるのもいいと思います。
という訳で、令和2年大相撲11月場所の観戦記はここまで。
来場所も行こうかな~。
大相撲・本場所のタマリ席、マス席などチケットを買う方法まとめ How to get a Ticket
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