抽選販売チケットに申し込むときには「申込方法」がとても大切というお話

最近、抽選申し込み方式のチケットの「抽選方法」が非常に複雑になっていると感じます。

実は数年前から感じていたのですが、googleフォームを利用したアンケートの結果から、色々な事がはっきりわかってきました。

 

通常、抽選方式のチケットの当選処理は「最初に当選者を決める」ことから始まります。

まずは当選者を決定⇒希望順位が高いチケットから割り当てるという方式です。

 

なので、仮に第3希望まで申し込める公演があった場合は

  • 第1希望:ちょっと高望みな席
  • 第2希望:本命の席
  • 第3希望:最悪ここでもいいという席

という順番で申し込むのが王道でした。

 

ですが、最近はこれだとNGなケースが結構あるんです。

というか、この方法で申し込んだ時点で落選確定となる公演も実はあったりします。

 

チケットが当たるか、外れるかは最終的には運です。

ですが、ある程度のコツやポイントを掴んでいると、当選確率を上げることが可能です。

この当選確率の差は結構大きくて、公演によっては、正しい申し込み方法をすると平均より倍以上当選しやすかったりします。

反対に、間違った申込方法をすると、その時点で落選確定ってこともあります。

 

今回は、googleフォームのアンケート機能を利用して皆さんからいただいたデータを元に、抽選方式チケットで申し込む際のおすすめ方法を考えてみます。

抽選方式のチケットの当選者を決める方法が複雑化している

一般的なチケットの抽選作業は、まず「当選者を決定する」ところから始まります。

当選者が決まったら、その人の希望順位の高い席種から順番に席が残っているかを確認していきます。

 

例えば、Aさんが

  • 第1希望:アリーナ席(超人気席)
  • 第2希望:スタンドS席(本命席)
  • 第3希望:立見席(最低ここでもOK席)

という希望申込をしたケースを考えてみます。

もし、運よくAさんが最初の当選者になった場合、どの席でも取りたい放題という状況なのでアリーナ席が当選します。

 

次に、

  • 第1希望:立見席(最低ここでもOK席)
  • 第2希望:スタンドS席(本命席)
  • 第3希望:アリーナ席(超人気席)

という希望申込をしたケースを考えてみます。

もし、運よくAさんが最初の当選者となった場合、どの席でも取り放題状態です。

ですが、第1希望を立見席にしているので、当選は立見席です。

アリーナ席が残っていたとしても、当選するのは立見席です。

つまり、せっかく運よく最初の当選者となったアドバンテージを全く生かせないんです。

 

なので、運よく当選者となる順番が早かった時に備えて、

  • 第1希望:高望み席
  • 第2希望:本命席
  • 第3希望:最低ここでもOK席

という順序で申し込むのが一般的なおすすめ方法となります。

 

ところが、最近はこれが全く通用しないケースが多くなっているんです。

通用しないどころか、この方法で申し込んだ時点でほぼハズレになる公演まであったりします。

アンケートから判明した当選確率に差がある

googleフォームを利用したアンケートに多くの方にご協力をいただいたことで、今まで「何となくこんな感じ?」と思っていた傾向がはっきりとわかってきました。

それぞれの具体例を挙げてみると結構衝撃かも。

1.居住地によって当選確率に差があるケース

申込者の住所=居住地により、当選しやすいケース、当選しにくいケースが発生します。

これがはっきりしたのはBTSのチケットです。

 

BTSのファンミーティングは千葉公演と大阪公演が設定されたのですが、東日本の人は千葉、西日本の人は大阪しか当選しない応募枠がありました。

しかも、むちゃくちゃはっきりした結果で、当たりにくいとかじゃなくて、「東日本の人は大阪が当たらない」「西日本の人は千葉が当たらない」という非常にはっきりした傾向でした。

 

このように、複数の会場でライブなどが開催される場合、住んでいるところに近い会場が当選しやすい、または近い所しか当たらないというケースは結構あります。

BTSファンミーティング「MAGIC SHOP」モバイル先行抽選のアンケート結果まとめ

2.第1希望しか当選しないケース

一般的に、チケットの当選者を決める場合は、まず「当選者」を決定して、その人の希望順位の高い方からチケット残を確認して、まだ残っていれば当選という処理をします。

なので、希望はできるだけたくさん入力するのが基本です。

 

ですが、最近は「第1希望しか当選しない」というケースが増えつつあります。

特にフィギュアスケートの人気公演ではこの傾向が顕著です。

 

「第1希望しか当選しない」という制限が発動すると、今まで通り第1希望で高望み席を希望してしまうと、競争率が高すぎてほぼ落選、第2希望以降は抽選の土俵にすらあがらないので、結果的に落選確定となってしまいます。

このように、「第1希望しか当選しない」という公演の場合は、どの席種、日程を第1希望にするかが勝負の別れ目になるので、慎重に考える必要があります。

当選することが最優先の場合は、あえて第1希望を不人気席にするというのも十分アリな選択肢となります。

【2021年NHK杯フィギュア】1次先行抽選(イープラス)のアンケート結果まとめ

3.席種により当選確率に大きな差があるケース

席種により当選数が大きく変わるケースがあります。

例えば

  • アリーナ席
  • スタンドS席
  • スタンドA席

という席種がある公演で、実際に当選したのはほとんどスタンドA、アリーナやスタンドSはほぼ当選0というケースがありました。

この場合、希望席種をアリーナやスタンドSにした時点で負け確定、スタンドAを選んでいると50%近い当選確率という極端な結果でした。

 

特に2次販売や3次販売の場合、このように席種に偏りが出るケースがあるので、どの席種が残っているのかを推理する必要があります。

【2021年NHK杯フィギュア】2次先行抽選(イープラス)のアンケート結果まとめ

4.当選は1人1公演までという制限があるケース

複数日程の公演が設定される場合、「当選は1人1公演まで」制限が発動されることがあります。

しかも、この制限は結構頻繁にみられます。

 

例えば、

  • 日程A(不人気)
  • 日程B(人気)
  • 日程C(超人気)

という3公演が設定された場合、ホントは日程Cがいいけど全滅は嫌だから日程A~C全てに申し込む人がいます。

この場合、不人気日程のAが当選すると、日程B、Cは「当選は1人1公演まで制限」に引っかかって自動的に落選となってしまいます。

なので、人気のある日程Cのチケットが欲しい場合は、欲張らずに日程C単願にすべきってことになります。

5.単願しか当選しないケース

チケットは、ピンポイントで1公演のみ申し込む「単願」と、複数の公演に申し込む「併願」があります。

基本的に併願のほうが有利なのですが、ごくたまに「単願しか当選しない」という公演があります。

 

単願しか当選しない制限が発動するケースは少ないのですが、ごくたまにあるので注意が必要です。

単願と併願については、こちらに詳しくまとめてあります。

「単願」と「併願」チケット抽選申込時に有利なのは?

6.電子チケットが有利なケース

チケットには、従来の紙チケットと、スマートフォンを利用した電子チケットの2種類が設定されるケースがあります。

基本的には電子チケットも紙チケットも当選確率は変わらないのですが、ここ数年のフィギュアスケートについては、明らかに電子チケットが有利になっています。

しかも、当選確率の差が結構あって、アンケート結果からは、おおむね2~3倍も電子チケットが有利になっています。

 

紙チケットが有利か、電子チケットが有利かは、公演によって異なります。

たまに「電子チケットも紙チケットも当選確率は変わりません!」と親切に記載がある場合がありますが、これはレアケース。

公式に「電子チケットが有利になるよ!」なんて記載がされることはないので、どちらが有利かの判断は、これまでの経験や勘が頼りになります。

アンケートから判明した当選確率に差がない

逆に、今まで噂などで言われていたけど、実は当落に関係ない項目もわかってきました。

もちろん公演によっては差が出る可能性がありますが、少なくとも私が集計したアンケートでは当落に関係ない項目はこちらです。

1.ファンクラブなどの加入歴

ファンクラブ(FC)の古参は冷遇、新規は優遇されるという噂は昔からあります。

なのでBTSのチケットで調べてみたのですが、数回のアンケート結果からはいずれも「FC加入歴は関係ない」という結果がでています。

いつFCに入ろうが、当選確率に大きな差はないというのが現時点での結論です。

ただし、こちらは公演によって変わる可能性があるので、今後も調査をしようと思います。

2.申込者の年齢、性別

これまで実施したアンケートでは、加入者の年齢や性別も当落には大きく影響しませんでした。

なので、現時点では年齢や性別は当選確率に影響しないと考えています。

 

テレビ番組では、若い女性が前列になるというケースが実際にあるので、見た目がいい客層が良席という可能性はあります。

ですが、一般的な公演についてはあまり心配しなくてもいいと思います。

バレたら大変なことになるし。

3.申込時期

抽選方式のチケットは、一般的に数日程度の申込期間が設定されます。

プレイガイドは、申込初日の混雑を避けるため、「いつ申し込みしても当選確率は同じなのでゆっくり応募してね!」とアナウンスしています。

実際、アンケート結果からも申込日による当選確率の明確な差はみられたことがありません。

いつ申し込んでも当選確率は変わらないので、申込初日の混雑は避けるのが無難です。

4.申込枚数

公演によっては、1枚~4枚程度の複数枚数のチケットを申し込み可能なケースがあります。

一般的には、4枚より2枚、2枚より1枚のほうが当選確率が高いと言われています。

1枚申し込みなら、列の端が1席分余った時でも滑り込むことができるので、ちょっとだけ当選確率が高いんです。

 

ですが、アンケートで1枚申し込みと2枚申し込みの当選確率を比較すると、不思議なことに毎回あまり差がありません。

なので、枚数を気にするのではなく、本当に必要な枚数で申し込むのがおすすめです。

まとめ:抽選方式のチケットに申し込む際のおすすめ方法はあるのか?

ここ数年、非常に複雑になっているチケットの抽選方法。

当選しやすいおすすめの方法はあるのでしょうか。

 

結論から言うと、「当選しやすい申し込み方法はある」という回答になります。

実際、上手に申し込みをすると「平均の倍以上の当選確率」になるケースもあるし、下手な申し込みをすると「申し込んだ時点で落選決定」というケースもあります。

 

ですが、事前に「どうやって申し込むのがいいのか」を知るのは、とても難しいです。

なぜなら、公演の種類や時期、会場、取り扱いプレイガイドによって全く傾向が変わってくるからです。

また、同じ公演でも1次販売と2次販売で全く傾向が変わってくるケースもあります。

 

とはいえ、公演や取り扱いプレイガイドによって、ある程度の傾向は把握できます。

事前に完璧な対策を取るのは難しいのですが、「過去の経験上、こうしたほうが当選確率が高くなりそう」というのは判断できます。

なので、しっかりと対策を考えるのと、適当に申し込むのとでは、長い目で見ると当選確率にそれなりの差が出ると私は思ってます。

もちろん、運の要素が一番大きいのは間違いないですけどね。

 

という訳で、今後もアンケートは続けていこうと思います。

皆さんのご協力、よろしくお願いします!

How to get a Ticket

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3 COMMENTS

まーちゃん

くるみっこさん、こんにちは。いつも楽しくブログを拝見させて頂いております。
質問なのですが、FC先行で5つの希望日程から選べるのですが、公式では「日程は希望順ではなく確実に行ける公演を選択して下さい。多数の申し込みが予想されますので、可能な限りたくさんお申し込みください。その際の複数当選はございません。1つの日程に当選、またはすべての日程に落選のどちらかとなります。」と記載があるのですが、この場合は、確実に行きたい日程1択に絞って申しこんだ方が高望み(超人気)の日程に当選しやすいのでしょうか?

今回の先行で、Twitter等を拝見すると、上記の高望み(超人気)の日程を含む5つすべての日程に申しこんでいるほとんどの方が高望みの日程に落選しています。

反対に、超人気日程1択で申しこんだら当選したという方は何人か見かけます。

その辺りの仕組みについて、もしご存知でしたら、教えて頂けると有り難いです。

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