「単願」と「併願」チケット抽選申込時に有利なのは?

※2022年6月7日(火)、過去のケースを踏まえ内容を大幅に修正しました。

 

抽選方式のチケットに申し込む時、いつも悩みます。

何に悩むかというと、特定の日一本勝負がいいのか、行けそうな日にすべて申し込むほうがいいのか。

つまり、特定日のみ申し込む「単願」にするか、複数日に申し込む「併願」にするかってことです。

 

一般的に、複数日程を申し込む「併願」のほうが抽選機会が多い=当選確率も上がるのですが、たまに単願じゃないと門前払いの公演があるのが困ったところ。

ヒドい場合だと「併願で申し込んだ時点でほぼ落選」なんてケースもあります。

という訳で、過去に実施したアンケート結果を踏まえ、「単願」と「併願」についてまとめてみます。

チケット申し込みの「単願」と「併願」とは

開催日が複数ある公演の場合、ある特定の日のみ申し込む「単願」と、複数の日程に申し込む「併願」を選択できます。

例えば、4/1~4/5までの5日間開催される演劇の場合

  • 4/1のみ申し込む⇒単願
  • 4/1、4/3、4/4の3日間申し込む⇒併願

となります。

 

単願と併願を比較すると、一般的には併願のほうが有利です。

単願だと1回しか抽選作業がないのに対し、併願だと複数回の抽選にチャレンジできるので、単純に併願のほうが有利となります。

これは感覚的に何となくわかりますよね。

「単願」が有利となるケースがあるので要注意

一般的には「併願」が断然有利なのですが、たまに単願が有利になることがあります。

これは、プレイガイドが「ならんかの意図的な操作」を抽選作業に加えることで発生します。

 

実際にあった、「単願有利」だった公演の例をまとめてみます。

例1:Perfume FES!! 2017

私が知ってる、単願以外の申し込みが全て排除された=単願で申し込んだ人しか当選しなかった公演がこれ。

『Perfume FES!! 2017』

  • 公演日:2017/9/13(水) 
  • 会場:大阪城ホール

人気絶頂の星野源さん+Perfumeの対バンということで、超人気公演となりました。

PerfumeのファンクラブPTA会員向けの先行販売が行われたのですが、これが見事に単願以外が排除されています。

当時ネットで実施されたアンケート結果がこちら。

「当選者は単願のみ、併願は全滅」と、非常にはっきりとした結果が出ていますね。

ちなみに、Perfume FES!! 2017は

  1. 9/6 VSスガシカオ公演
  2. 9/7 VSレキシ公演
  3. 9/13 VS星野源公演
  4. 9/14 VSマシシマム ザ ホルモン公演

と4公演が実施されたのですが、単願制限があったのは星野源さんのみ。

他の公演は併願でも普通に当選してます。

例2:2022年ファンタジーオンアイス幕張公演

『2022年ファンタジーオンアイス幕張公演』

  • 公演日:2022/5/27(金)~29(日)
  • 会場:幕張イベントホール

2022年のファンタジーオンアイス幕張公演は、オリンピック直後のアイスショーということもあり、チケットはものすごい競争率になりました。

「幕張全滅」がツイッターのトレンドになるくらい厳しかったのですが、実は単願がかなり優遇されていたことが分かっています。

【2022FaOI1次抽選 単願・併願別当選確率】

  • 5月27日(金)のみ申し込むと当選確率75.2%
  • 5月28日(土)のみ申し込むと当選確率64.6%
  • 5月29日(日)のみ申し込むと当選確率70.7%

と、特定の日のみ申し込む「単願」の当選確率が高くなっている一方、「5月27日(金)と5月28日(土)両方申し込む」みたいな併願は、当選確率22.4%と非常に厳しくなっています。

詳しくはこちらのアンケートにまとめていますが、単願が非常に優遇されていることがとてもよくわかるケースですね。

【2022年Fantasy on Ice幕張】ローチケ特別抽選のアンケート結果まとめ

「単願」が有利なのか「併願」が有利なのか調べる方法は?

チケットの抽選に申し込む場合、基本的に「併願」が有利なのですが、たまに「単願」が有利になるケースがあります。

ひどいときは「単願しか当選しない」なんてこともあるので、この場合は併願で申し込んだ時点で落選決定です。

となると、自分が申し込む公演が「単願有利」なのか「併願有利」なのか気になりますよね。

 

結論から言うと、抽選作業が「単願有利」なのか「併願有利」なのかを事前に知る方法はありません。

どちらを採用するかは主催者とプレイガイドの匙加減次第なので、申し込む側からすると、過去の経験から推察するしか方法がありません。

 

私の経験上、「単願有利」となる可能性が高いのは次のケースです。

  1. 競争率が非常に高い公演
  2. ローチケが販売する公演

「単願制限」が発動するケースは、例外なく超人気公演なので、競争率がそこまで高くないと予想される場合は、併願でOKです。

また、チケットぴあも素直な抽選をすることが多いので、単願制限が発動する可能性も低めだと思います。

一方、割と複雑な処理をするのがローチケです。

単願が非常に有利だった2022FaOI幕張、居住地制限があったBTSライブ、どちらもローチケがメインプレイガイドでした。

なので、個人的にはローチケの場合は単願についても考えたほうがいいと思います。

プレイガイドは想像以上に複雑な抽選方法を採用している(特にローチケ)

プレイガイドが当選チケットを決める「抽選作業」は意外なほど複雑です。

特にローチケは、かなりトリッキーな抽選方法を採用することがあるので要注意です。

実際に

  • 単願しか当選しない
  • 第1希望しか当選しない
  • 居住地近くしか当選しない

このような制限があったケースもあるので、昔のように「欲しい席から申し込めるだけ申し込む」だと当選確率が非常に低くなる可能性もあります。

なので、過去の傾向を確認して、「単願にするか併願にするか」、「第1希望はどうするか」などを慎重に考える必要があります。

複雑化したプレイガイドの抽選方法については、こちらにまとめてあります。

抽選販売チケットに申し込むときには「申込方法」がとても大切というお話

まとめ:抽選方式で申し込むチケットは「単願」「併願」どちらが当選確率が高いのか?

抽選方式のチケットを申し込む場合、普通は「併願=行ける公演全てに申し込み」が有利です。

ですが、ごくたまに「単願」が優遇されたり、「単願以外は排除」される抽選があるのが困りもの。

また、併願で申し込むときも、希望順位についてよく考える必要があります。

 

応募する公演が「単願」「併願」どちらが当選確率が高いのか、また、どのような抽選方法を採用するのかは正直わかりません。

主催者、プレイガイドの匙加減一つなので、1次抽選と2次抽選で違うなんてケースも普通にあります。

なので、申し込む側としては、過去のデータを参考に、申し込み方法を考えるくらいしかありません。

 

個人的には、ローチケで販売される超人気公演については「単願」を検討する価値があると思います。

そして、人気公演の場合は「第1希望をどのお席にするか」がとても重要だったりするので、できれば過去のデータを確認して、慎重に申し込み方法を考えましょう。

 

チケットが当選するか、落選するかは最終的には運です。

ですが、適当に申し込むのと、しっかりと対策を取るのでは、結果に大きな差が出ると思います。

 

複雑化したプレイガイドの抽選方法については、こちらにまとめてありますので、よく考えて申し込みをしましょう!

抽選販売チケットに申し込むときには「申込方法」がとても大切というお話 How to get a Ticket

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