2024年11月のカンボジア&ベトナム旅行。
4日間滞在したカンボジアを後にして、5日目はベトナム観光を予定しています。
4日目の様子はこちら。
2024年11月カンボジア、ベトナムへの旅 その四 シェムリアップ市街地とハノイContents
InterContinental Hanoi Westlakeの朝食
IHGのスイートアップグレード権を利用して宿泊したInterContinental Hanoi Westlake。
窓から見える景色も最高!
朝はちょっと肌寒いくらいの気候ですが、日中はちょうどいい感じになりそうです。
私はIHGの年間ラウンジ利用権も持っているので、クラブフロアのラウンジで朝食をいただきます。
IHG系は、スイートルームにアップグレードされただけではクラブフロアを利用できません。
クラブフロア利用権付きのお部屋を予約するか、年間ラウンジ権を保有していないとNGなので注意が必要です。
ラウンジは利用できる人が限られるので、とても静か。
私が利用した時も、他には数組しか利用者がいませんでした。
ビュッフェ形式のメニューは、まあ普通。
生春巻きのようにベトナムっぽい料理もあります。
ただ、パクチーなどのクセのある食材ががっつり入っているので要注意。
フルーツはこんな感じ。
利用者が少ない&客層がいいので、とても快適。
ラウンジ利用者は、ビュッフェとは別にメニューをオーダーできます。
- 卵料理(目玉焼き、ポーチドエッグ、スクランブルエッグ、オムレツ、ゆで卵)
- フォー
- エッグベネディクト
- スモークサーモンとアボカドのベーグルサンド
- 和食(焼き鮭、みそ汁、煮物、卵焼き、ごはん)
- キムチチゲ
- 中華がゆ
- オートミール
- マンゴーパンケーキ
- トースト
- シェフ特性クックドエッグ
良くわからないので、とりあえずエッグベネディクト的なものを注文。
むっちゃ美味しい。
何品目でもオーダーできるのですが、朝から食べ過ぎると歩くのがつらくなるので程々に。
ハノイ半日観光
ハノイ初日は、klookの「ハノイ半日観光ツアー(日本語ガイド付き)」を申し込みました。
ホテルまでガイドさんが迎えに来てくれるのですが、今日は他の参加者がいないので、私たちだけのプライベートツアーになりました、ラッキー。
参加者が私たちだけなので、ハノイ市内の移動は全てタクシーでした。
こんな小型タクシーで街中を巡るのですが、これが楽しい。
ホーチミン廟
最初の目的地は、ホーチミン廟です。
ホーチミン廟には、ベトナム民族解放と独立のために生涯をかけ、今もなおベトナム国民の父として愛されている「ホー・チ・ミン」の遺体が安置されています。
遺体は腐敗しないよう特別な処置が施され、参拝者はガラスケース越しに見ることができます。
日本人の感覚からすると、「遺体を見る」という行為は理解しがたいものがあるのですが、「会いたくても統一までは直接会えなかった旧南ベトナム人民のため、統一後も会えるように体を保存した」という名目で建設されたそうです。
【ホーチミン廟】
ホーチミン廟に入る前には厳重な手荷物検査があり、ペットボトルなどの水は持ち込みできません。
空港のセキュリティチェックより厳しいレベルなので、持ち込みできる荷物はあらかじめ確認しておきましょう。
見学時は整列したまま移動するのですが、立ち止まったり私語は厳禁で、違反すると軍の兵士にむっちゃ怒られます。
こちらが「ホー・チ・ミン」の遺体が安置されている建物で、こちらの中を見学します。
見学時間としては数分ですが、色々な意味で貴重な経験ができると思います。
もちろん、内部は撮影禁止です。
私は水曜日の朝8時にホーチミン廟を訪れたのですが、運よくガラガラで、待ち時間5分ほどで見学できました。
ですが、帰りに見ると荷物検査のための行列ができています。
ホーチミン廟は観光客に人気があるだけではなく、普通にベトナム人も多く訪れるため、通常はかなりの待ち時間が発生します。
1時間待ちとかはざらで、しかもペットボトル持ち込み不可なので、注意しないと熱中症になりそう。
見学に必要な時間が読めないことから、ホーチミン廟の中まで見学できるツアーはあまり設定がありません。
今回、klookのツアーを選択したのは、ホーチミン廟の中まで見学できるツアーだったからです。
ホーチミン廟のあるバーディン広場には、観光客用のお店もあります。
こちらは、ホーチミン廟のすぐ近くにある一柱寺 (延祐寺)です。
その名の通り1本の柱で支えられたお寺で、1049年に李朝の太宗により池に咲く蓮の花に見立てて建立されたといわれています。
文廟
次の目的地「文廟」まで、再度タクシーを利用して移動です。
文廟は、ベトナム初の大学として1076年に設立されました。
学問のご利益がある場所として有名で、多くのベトナム人が合格祈願に訪れるとか。
【文廟】
こちらが第1の門「文廟門」です。
第2の門は「大中門」と呼ばれる木造の赤門で、屋根の上には「水が溢れ出る瓶の像」と「一対の鯉」が彫られています。
「急流の滝を登り切ることができた鯉は龍になる」という故事にちなんだもので、成功のための関門という意味で使われる「登竜門」の語源だそうです。
敷地に内には立派な菩提樹の樹もあります。
日本では見られない景色ですね。
丸窓が特徴的な第3の門は「奎文閣(けいぶんかく)」と呼ばれ、ベトナムの10万ドン紙幣にデザインされています。
また、「奎文閣」の前には「天光(ティエンクアン)」と呼ばれる大きな池が広がっています。
天光池の脇には82基の「進士題名碑」と呼ばれる石碑が置かれています。
この石碑には科挙の合格者の名前と出身地が刻まれています。
天光池から第4の門「大成門」をくぐると、大聖殿(孔子廟)が見えてきます。
ちなみに、こちらが今回のガイドさん。
大聖殿の中には鶴の像。
亀を踏んでいます。
ベトナムでは、鶴と亀は縁起がいい動物として親しまれていて、鶴のお腹と亀の頭を撫でるとご利益があるそうです。
こちらが大聖殿内の孔子像です。
大聖殿の敷居は、またいだときに自然に孔子像に礼ができるように高く作られているとか。
大正殿の裏手にはベトナム最初の大学「国子監(こくしかん)」があります。
国子監の中には、文廟に深くかかわる3人の皇帝の木造が祭られています。
国子監は2階に上がることができます。
特徴的な屋根瓦が近くで見れるのは貴重。
大きな鐘と菩提樹の樹。
タンロン遺跡
文廟から次の目的地「タンロン遺跡」までは、またタクシーで移動です。
「タンロン遺跡」はハノイで発掘された遺跡群で、11世紀~19世紀にかけてハノイを都とした色々なベトナム王朝の遺跡を見ることができます。
ちなみに、「タンロン」はハノイの旧称です。
【タンロン遺跡】
入場料を支払って外に出ると広い道になっています。
見えてきたのは、タンロン遺跡のシンボル「端門(ドアン門)」です。
ドアン門は城壁の上から周りの景色を見ることができるのですが、今回のツアーでは残念ながら登れませんでした。
重厚なレンガ造りの門をくぐります。
レンガには1882年のフランス軍の攻撃によるものと言われる銃撃の跡が残されていました。
門をくぐり中に入ります。
今日の午後に見るタンロン水上人形劇場の一場面っぽい絵を発見。
敬天殿(キンティエン殿)と呼ばれる建物で、当時は皇族の家族が生活していた場所だそうです。
黄色がとても目立つ建物は再建されたものです。
キンティエン殿で当時のまま残っているのは階段だけです。
ですがこの階段が見事!
タンロン遺跡は「遺跡」ということもあり、現存している建築物はほとんどありません。
なので、アンコール・ワット的なものを期待しているとかなりがっかりします。
出土した遺物を展示するスペースがありますが、ベトナムの歴史に興味がないとじっくり見るのは厳しいかも。
ハノイ市内のスーパーマーケット
ハノイ市内のスーパーマーケットに寄りました。
カンボジアでも寄ったのですが、海外のスーパーマーケットは商品を見るだけで楽しいです。
お土産も安く買うことができるし。
野菜類は意外と普通。
日本と大きな差はなさそう。
ハノイは世界でもビールが安い街として知られています。
色々なビールが置いてあるのですが、なぜかサッポロビールがチラホラ。
ガイドさんに聞くと、サッポロビールは現地で合併会社を設立していて、ベトナム国産ビールの扱いなのだとか。
インスタントのフォーがたくさん並んでいます。
ベトナムらしいです。
聖ヨセフ大聖堂
聖ヨセフ大聖堂はハノイ大聖堂とも呼ばれ、1886年に完成したハノイで最も古い教会です。
周りは繁華街で観光客や地元のベトナム人でごった返している感じ。
【聖ヨセフ大聖堂】
Pho Thin
ハノイ観光ツアーの最後の目的地、Pho Thin(フォー・ティン)です。
ベトナム料理といえばやっぱりフォー。
こちらの「Pho Thin (フォー・ティン)」は超人気店で、ぜひ来てみたかったのですが、混雑することでも有名です。
【Pho Thin】
お昼時ということもあって、店内は大混雑。
この状況で自力で座席を確保してフォーをオーダーするのは、現地語が離せないと厳しそう。
店内が混雑していたので、お店の前の露天スペースをガイドさんが確保してくれました。
子供用みたいなちっちゃい椅子。
待つこと数分でフォーが届きました。
メニューはこの「Pho Bo」(牛肉入りのフォー)のみですが、ガイドさんのおすすめで玉子と揚げパンもオーダーしました。
たっぷりのネギとしっかりした味付けが特徴のフォーで、パクチー無しをオーダーすれば日本人にも食べやすいと思います。
ただ、けっこうニンニク風味がするので、私みたいにニンニクが苦手な人にはちょっと厳しいかも。
露天で食べるときはこんなスタイルになります。
これはこれでいい雰囲気です。
InterContinental Hanoi Westlakeのアフタヌーンティー
klookの「ハノイ半日観光ツアー(日本語ガイド付き)」終了後、ホテルまでタクシーで送迎してもらいました。
1日ツアーだと体力を消耗するので、この半日ツアーがちょうどいいと思います。
お昼過ぎのお部屋からの様子はこんな感じ。
いい時間になったので、クラブフロアのアフタヌーンティーをいただきます。
この時間も利用者は数人なので、静かにまったりと過ごすことができます。
クラブフロアから見える景色はこんな感じ。
タンロン水上人形劇場
アフタヌーンティーを満喫した後は、夕方からタンロン水上人形劇場を見に行きます。
ホテルからタンロン水上人形劇場までは、カンボジアでも大活躍したgrabでタクシーを利用します。
このgrabというアプリ、素晴らしいですね!
【タンロン水上人形劇場】
タクシーを使って15分ほどでタンロン水上人形劇場に到着しました。
開演まで1時間ほどあるので、周辺を少しフラフラします。
お目当ての17時20分からの公演は既に売り切れ。
klookで事前にチケットを購入しておいてよかった。
【タンロン水上人形劇場 鑑賞チケット(ハノイ)】
https://www.klook.com/ja/activity/35653-thang-long-water-puppet-show-ticket-hanoi/
タンロン水上人形劇場は、ホアンキエム湖のほとりにあります。
湖の周囲は約2㎞、遊歩道も整備されているので、ゆっくり歩いても1時間程度で一周できるそうです。
ホアンキエム湖周辺には多くの「シクロ」と呼ばれる観光自転車(三輪車)が走っています。
湖畔を約20分ほどで周遊できるのですが、料金交渉が必要なんですよね。
夜のシクロもおすすめらしいので、機会があれば乗ってみたいです。
ホアンキエム湖周辺は繁華街なので、色々なお店もありにぎやかです。
そうこうしているうちに開演時間が近づいたので、タンロン水上人形劇場に入場します。
お土産コーナーには、ミニチュアサイズの人形が並んでいます。
日本語音声ガイドを借りました。
結論から言うと、無くてもいいかも。
劇場内はこじんまりとしています。
私は数か月前にちょっといいお席を購入したので、最前列のど真ん中という良席でした。
タンロン水上人形劇は、舞台にあるプールの水面で繰り広げられる人形劇です。
ショボイという意見も多いのですが、私は意外と楽しめました。
生演奏に合わせて動く人形を見るのは新鮮で、せっかくハノイに来たのであれば、一度は見てもいいと思います。
6日目に続く。
2024年11月カンボジア、ベトナムへの旅 その六 ホアルー、チャンアン How to get a Ticket
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