2024年11月のカンボジア&ベトナム旅行。
6日目はバスツアーを予約しているので、ハノイ郊外の人気観光地「ホアルー、チャンアン・ボートツアー、ムア洞窟」に向かいます。
5日目の様子はこちら。
2024年11月カンボジア、ベトナムへの旅 その五 ハノイ市内観光チャンアン・ホアルー 日帰りツアー
今日はklookで予約していた「チャンアン・ホアルー 日帰りツアー(ハノイ発 / 日本語ガイド付き)」で一日観光の予定です。
ホテルからバスまでは、昨日ハノイ市内ツアーでお世話になったガイドさんがタクシーで送迎してくれました。
連れてこられた集合地点は、よくわからないハノイの市街地です。
私たちの集合がほぼ最後だったので、バスに乗り込んだ時点では最後尾のお席しか空いていませんでした。
仕方なく座ったのですが、これが最悪。
お席は革製で滑るし、乗り心地悪いし、このバスに乗って数時間移動すると思うとげんなり。
バスに揺られること約1時間、観光客用のお土産販売所に立ち寄りました。
ツアーでよくある「観光客を案内するとツアー会社にキックバックがある」やつですね。
よくわからないけど、真珠の販売に力を入れている様子。
ベトナムはフーコック島の真珠が有名だから?
というか、この時点でなんか頭が痛いし体調が悪くなってきます。
バスに酔ったかな?
ベトナムはコーヒーの産地として有名ですが、中でも「ジャコウネココーヒー」は高級品として人気らしいです。
お値段も結構します。
ジャコウネココーヒーの作り方は、まぁまぁグロ。
今回お世話になったバスです。
見た目は綺麗ですが、乗り心地は過去最悪レベルでした。
休憩からバスに揺られること1時間、やっと最初の目的地「ホアルー」近くに到着。
ここから20分ほど自転車に乗り、ホアルーに向かいます。
自転車は「普通ママチャリ」と「マウンテンバイクもどき」があるのですが、整備状態が極悪で、ブレーキが利かない車両も結構あります。
また、マウンテンバイクもどきはホントに形だけなので、普通のママチャリを選択するのがいいと思います。
ガイドさんを先頭に、ホアルーへ向かいます。
ベトナムっぽい笠をかぶったガイドさんの後ろ姿は趣があります。
ただ、このガイドさんは私と合わなかったです。
体調がイマイチなのも影響してるかもですが、なんか冗談が多くてそれが不快で。
余計なことは話すくせに、肝心のガイドが全然ダメ。
ひたすら自転車を漕ぎます。
気温は20度前後なので汗をかくことはないのですが、体調不良もあり、まぁまぁしんどい。
坂道などはないのですが、距離があるので夏場はしんどいかも。
あと、自転車がボロイので、漕いでいても楽しくないです。
なんか門みたいな建物が近づいてきました。
もう少しで目的地らしいです。
ホアルー
ホアルーはニンビン省にある古都で、北ベトナムが中国から独立し、968年に築いた最初の都です。
ホアルーの敷地はとても広いのですが、当時の建物はあまり残っていません。
また、ホアルーが都だった期間も約40年と短く、歴史上の価値はともかく、観光地としての見どころは微妙です。
【ホアルー】
古都ホアルーの入り口にある「白亜の楼閣」は石灰岩で作られていますが、独立前に属していた中華王朝の影響が色濃く残っています。
白亜の楼閣の前には、牛を連れたおじいさんがいます。
チップを払うと牛に乗せてくれるとか。
白亜の楼閣前に自転車を置いて歩くこと数分で、「ディン・ティエン・ホアン祠」の入り口に到着します。
ディン・ティエン・ホアン祠は、ベトナムの初代皇帝「ディン・ティエン・ホアン」を祀る廟で、肌を露出させた服装での立ち入りはNGです。
入口に体にまとう布が置いてあるので、マナーを守るようにしましょう。
入り口には狛犬がいますが、かなりスリムで変わったスタイルです。
大きな龍が彫られた石板がありました。
ベトナムでは、龍は「幸運、名誉、権力」を象徴する存在だそうです。
ベトナムのお祭りなど伝統的な行事の際に掲げられる「五色旗」です。
赤、緑、白、青、黄という5色で彩られています。
「ディン・ティエン・ホアン祠」です。
中には金色の王の像があり、参拝も可能です。
ホアルー観光を終えた後、自転車を20分ほど漕いでバスを降りた地点まで戻ります。
どうやら、ここで昼食のようです。
やっと、ボロ自転車から解放。
昼食はビュッフェスタイルで、かなり混雑していました。
私たち以外のツアー参加者も結構いますが、ちょっと衛生面で大丈夫かなと不安になる感じ。
メニューは普通で、ビールなどの飲み物は別料金です。
バスのひどい乗り心地のせいもあり体調がイマイチだったのですが、昼食をいただくことにします。
この選択を後々に後悔することになるとは、この時点ではつゆ知らず。
チャンアン・ボートツアー
昼食をいただいた後、バスで「チャンアンのボートツアー」に向かいます。
ニンビンに来たらこれ!というくらい有名なリーバークルーズで、船頭さんが漕ぐ4人乗りのボートに乗って川を下ります。
ツアー時間はルートにもよりますが、おおむね2時間30分くらいです。
【チャンアン・ボートツアー】
乗り場はきれいに整備されていて、独特な形の日よけが雰囲気あります。
ボートに乗り込むと、さっそくツアー開始!
人気スポットということもあり、周囲にはわらわら沢山ボートが並走してます。
ボートに乗る前、ガイドさんに何回も言われたのが「乗ったボートの番号を覚えておくこと!」です。
ツアーでは岸に一度上陸し、再度同じボートに乗って出発地点に戻ってきます。
ボートはむっちゃ沢山いるので、番号を覚えておかないと戻ってこられないとか。
私の乗ったボートは「1195」です。
かなり狭い洞窟の中を進みます。
大雨で増水すると通れない洞窟もあるとか。
船によって速度がかなり違います。
船頭さんの腕力のせいか、私たちのボートはゆっくり目で、どんどん抜かされます。
狭い洞窟も上手に操船してくれます。
チャンアンは石灰岩を多く含む地層のため、このような水上鍾乳洞が多いとか。
ボートに乗って進む川も、石灰岩が侵食してできた川なので、独特の形をしています。
のどかな周囲の風景。
天気も良いし最高です!
この山の形は、日本では見られないですよね。
水上に立派な建物が立っています。
ここは記念撮影スポットで、集合写真を撮る人が多いです。
また鍾乳洞に入ります。
ライトアップされてるみたいで、ちょっとキレイ。
ツアーの途中で上陸したところには、立派なお寺もあります。
ずっと船に乗っていると酔いそうなので、ここで10分ほど休憩できるのは良いです。
ちょっと休憩した後、再度ボートに乗り込みます。
当日は観光客が少なめだったらしいのですが、それでもこれだけのボートがいるので、ボート番号はしっかり覚えておく必要があります。
対岸に見える三角の建物は、2017年に公開された「キングコング 髑髏島の巨神」のロケ地跡らしいです。
希望すれば見学もできるとか。
最後の10分ほどは漕ぎ手さんも疲れてくるので、ボートに乗った人全員でオールを漕いで応援します。
何故か他のボートも乗員全員で漕ぎ出すので、なんか競争みたいになります。
そして、やっとたどり着いがたゴール地点。
ツアー終了後には、漕ぎ手の女性にチップ(2024年11月時点の相場は30,000ドン/人)を必ず渡しましょう。
このチップが実際のお給料になるらしいので、忘れたら大変です。
ムア洞窟
ボートツアーを終えた後、バスで最後の目的地「ムア洞窟」に向かいます。
「ムア洞窟」という名前なので洞窟探索と思いきや、実際はかなりハードな登山です。
体力に自信がない人はキャンセルして麓の公園でのんびりすることを強くおすすめします。
【ムア洞窟】
ムア洞窟の付近は綺麗に整備されています。
公園内には飲食スペースや休憩できるスポットもあります。
また、近くの「これぞベトナム」という感じの風景も楽しめます。
なので、無理して山に登る必要はないです。
ちなみに、登っていく山のゴール地点はここ。
階段をひたすら登るのですが、傾斜がかなりあるのでキツいです。
また、お昼を食べた後から体調がどんどん悪くなっていることもあり、マジしんどい。
こんな感じで、すごい急な階段です。
登るにつれて角度が急になり、最後のほうは、ほぼ「壁」。
休憩しながらゆっくり上ります。
下には、ボートツアーも見えますが、楽しむ余裕がない。
元気な人は、隣にある山にも連続で登っていました。
今日の私には無理だ。
やっとのことでたどり着いた頂上です。
私は簡単な登山もするのですが、この山は過去一番でしんどかったです。
体調不良もあるけど、単純に勾配がきつい。
ヘロヘロになりながら下山、ふもとの売店でアクエリアスを見つけたので買いました。
むっちゃ美味しかったのですが、日本と違って炭酸入りだったのが驚き。
夕食(ブンチャー)
ムア洞窟を何とかクリアしたのですが、帰りのバスはぐったり。
ツアーの最後は夕食で「ブンチャー」をいただくのですが、私は余裕がなくてキャンセルしました。
立ち寄ったお店はこちら。
【OBUNCHA】
店内は居酒屋っぽくてにぎやかな感じ。
キレイ目なお店なので、屋台だとお水のリスクを考えないとな日本人向け。
出てきたブンチャーがこちら。(私は食べてないけど)
「ブンチャー(Bun cha)」は、簡単に言うと「ベトナム式つけ麺」で、フォーと並んでベトナムでは有名な料理です。
平たい麺のフォートは違い、ブンチャーの面はそうめんみたいな細麺です。
この細麺をスープにつけていただく「つけ麺スタイル」が特徴です。
お味はフォーより甘みが強く、食べ応えがあります。
InterContinental Hanoi Westlakeの夕食
ブンチャーを食べ終わった後、しばらく待っていてもガイドさんが戻ってきません。
しびれを切らして探しに行くと、この後は自由解散とのこと。
ホテルまでの送迎があると思っていたから待っていたのに。
仕方なくgrabをつかってホテルまで帰ることにします。
ホテルに着くころには体調が少し良くなったので、クラブラウンジで夕食をいただくことにします。
ちょっとした軽食には十分なレベルの食事が提供されています。
衛生面でも安心だし、ちょっといいホテルにしてよかった!
今回利用したklookの「チャンアン・ホアルー 日帰りツアー(ハノイ発 / 日本語ガイド付き)」ですが、手放しにおすすめできないかも。
ホアルー、チャンアンはハノイから結構距離があるので、バスで連れて行ってくれるのは楽です。
また、現地の移動もバスで楽ができるので、コストパフォーマンス的にはいいと思います。
ただ、
- サイクリング、ボートクルーズ、登山いずれも運動量が多いので、夏場は不向き。
- 今回はガイドさんの質が悪く、遺跡の説明などが少なかった。つまらない冗談ばかり言うので不快なレベル。
- バスの乗り心地が最悪。往復で4時間近く乗るのはかなり苦痛。
- サイクリングの自転車がボロ&整備されていないので単純に危険&乗っていてつまらない。
- 昼食のブッフェは衛生面で心配。
- ムア洞窟の登山は「しんどいわりに微妙」なので、麓でのんびりのほうがいいかも。
このあたりはかなりのデメリットなので、覚悟のうえで申し込んだほうがいいと思います。
7、8日目に続く。
2024年11月カンボジア、ベトナムへの旅 その七 How to get a Ticket
コメントをどうぞ(名前にはニックネームを入力してください)