2018年10月20日(土)、21日(日)に九州のオートポリスで開催されるSUPER GT Round 7の観戦に行ってきました。
昨年は5月開催と暖かくて快適な時期だったのですが、今年は10月開催ということでかなり寒い中での観戦でした。
サーキットの様子や、今年から新設された「スタンダードプレミアムチケット」がどんな感じかをまとめてみます。
Contents
オートポリスサーキットまでのアクセス
新幹線を利用してオートポリスまで行く場合、博多駅で降りる方法と熊本駅で降りる方法があります。
距離的には熊本駅からのほうが近いのですが、私はいつも博多駅で降りて一泊します。
理由は1つ、博多駅を利用したほうがレンタカー代金が安くなるからです。
サーキットの朝は早いので、できれば7時頃には到着していたほうが何かと便利です。
もしオートポリスに朝7時に到着しようとした場合、熊本駅からだと、朝5時には出発する必要があります。
ですが、熊本駅周辺では、そんな早朝から営業しているレンタカー屋さんがありません。
結果的に、前日の金曜日夜からレンタカーを借りることになり、料金や駐車場代が2泊3日分必要となります。
博多駅の場合、24時間営業のレンタカー屋さんがあります。
土曜日の早朝5時に車を借りて、日曜日の夜10時頃に返却すると、1泊2日料金でOKです。
コンパクトカークラスであれば、保険を充実させても1万2千円ほどで借りれるのでかなりお得です。
オートポリスの駐車場とスタンダードプレミアムチケット引き換え
10月20日(土)の早朝にレンタカーを借り、博多から運転すること2時間、午前7時過ぎにオートポリスに到着しました。
今回は「スタンダードプレミアムチケット」を購入しているので、サーキットへも専用の入り口が設けられています。
ゲートでチケットを見せると、駐車券を手渡されました。
今年の駐車券は、ちゃんとバックミラーのところに引っ掛けることができる駐車パスになっています。
去年はただのA4の紙だったので、大幅な進歩です。
その後、ロイヤルチケット専用の専用駐車場「フェスティバルゲート」に向かいます。
朝7時時点ではフェスティバルゲートはまだまだ余裕がありました。
土曜日だとこの時間で楽勝ですね。
まずは、駐車場から階段を上り、ロイヤルルームウエストでチケットとパスの交換をします。
今回は、「スタンダードプレミアム」という約3万円もするチケットを購入しています。
高いだけあっていろいろと特典があるチケットです。
チケットを受付で渡すと「変なリストバンド」を手渡されました。
なんと、今年はこの変なリストバンドがパスということらしいです。
去年まではちゃんとしたプラスチック製のパスだったのに、大幅に質感ダウンです。
しかも、土日共通とか意味不明。
これつけたまま土曜日の夜はお風呂に入れと??
もちろん、土曜日の観戦が終わった後は迷うことなく外して、日曜日に新しいものをもらいました。
3万円近いチケット代金支払っているお客に、こんなものつけてお風呂入って寝ろとか頭おかしいのではないかと。
リストバンドとプログラムを受け取った後、ロイヤルルーム2階に上がります。
ガラス張りの眺めがいい建物ですが、暖房を入れていないのですごく寒い。
なんか、かなりサービス低下してますよオートポリスさん。
まだ朝も早いので、寝ている人もいました。
寒いから風邪ひかないようにね。
そしてこちらが、今年新築されたロイヤルルームイーストです。
「スーパープレミアム」という6万円近いチケットを購入するとこちらを利用できます。
中には入れないので外からの様子だけ。
新設されたロイヤルルームイーストのいいところは、「専用チケットを持っていないと建物周辺の敷地にも入れない」という点です。
高額チケットだけあって、チケットを持っている人が少なめです。
ですので、全てに余裕があります。
一番わかりやすいのが、レース後の表彰式ですね。
奥側がロイヤルルームイースト側です。
手前側と違って、人の数が全然違うでしょ?
実際に体験してないので外からわかる点だけですが、スタンダードプレミアムとスーパープレミアムの大きな違いは
- 表彰式を混雑無しで見ることができる
- グリッドウォークへの優先入場がある
- ロイヤルルームイーストが利用できる
だと思います。
お弁当がどんな感じだったか、今年もじゃんけん大会があったかは不明なので、スーパープレミアムを利用された方おしえてください。
【2018年オートポリス】スーパープレミアム、スタンダードプレミアムチケットの違いまとめ(SUPER GT)オートポリスパドック散策
オートポリスのパドックをうろうろします。
気温がかなり低いので、どのチームもタイヤをすごく気にしていました。
レース用のタイヤは、「スリックタイヤ」といって溝がないのっぺらとしたタイヤを使います。
今回は、ピックアップといってごみがタイヤにくっつく現象がどのチームでも発生したようで、タイヤについたごみをメカニックがヘラを使ってはがす光景があちこちで見られました。
このタイヤにごみが付く「ピックアップ」が発生すると、ラップタイムが大幅に低下してしまいます。
ロニー選手もミシュランのスタッフと長話をした後、ずっとタイヤをチェックしてました
ちなみに、こういう溝がついているタイヤは雨の日用の「レインタイヤ」です。
溝があることで、路面とタイヤの間の水をうまく排水することができます。
SUPER GTのパドックで2つだけ周囲と雰囲気が違うところがあります。
その1つが、「KONDOレーシング」のパドック周辺です。
KONDOレーシングの監督は、あの近藤真彦さんなので、この周辺だけ客層が違います。
明らかにレースファンではなくて「マッチファン」というのが一目でわかります。
イベント広場の様子
イベント広場では、車両の展示やグッズの販売、九州グルメコーナーなどがあります。
日産のブースには、GTカーが展示されてました。
ホンダのブースには、S660のカスタムカー「S660NeoClassic」が展示されてました。
あと、ドライバーがチームメイトの似顔絵を描いたものが展示されてました。
ドライバーは運転技術はすごくても絵心がないことがよくわかりました。
あ、でも大嶋選手の書いた「ローゼンクヴィスト」選手は似てる。
グルメコーナーには大分県名物「宇佐からあげ」もありました。
結構並んでいる人も多くて人気です。
ほかにもご当地グルメとして博多ラーメンなんかもありました。
スタンドで予選の様子を観戦
予選はメインスタンドで観戦します。
写真はサーキットサファリといって、レーシングカーが走っているコースをバスに乗ってぐるぐるする企画です。
私は参加したことないのですが、けっこう人気企画です。
予選終了後、計量に向かう36号車・auトムスの車です。
36号車は、2年前にメインスポンサーが撤退して、チーム名が「auトムス」に代わっています。
実は、36号車はスマホゲームの「にゃんこ大戦争」がスポンサーになっています。
個人的に「にゃんこ大戦争トムス」になることを期待していたのですが残念。
「にゃんこ大戦争が1コーナーでオーバーテイクだ!!」みたいな実況があればよかったのに。
あ、でもね、実は「にゃんこ大戦争トムス」より変なチーム名の車があります。
その名も「植毛GT-R」です。
スポンサーはFUE植毛センターという植毛の大手会社です。
で、ちょっと前までドライバーだったのが高森選手です。
高森選手は、なんと自分の頭を使ってFUE植毛のPRもしています。
ドライバーの間では話題になっているようで、高森選手の頭は大人気です。
これは2017年の岡山国際サーキットの様子ですが、みんな植毛の様子に興味津々です。
ちなみに、心配そうな青いレーシングスーツの人は安田選手です。
星野監督も安田選手の生え際を心配しています。
本山選手(白いレーシングスーツの人)も苦笑い。
最後のほうは少し脱線しましたが、ここまでが、SUPER GT Round 7の土曜日予選の様子です。
決勝日の朝7時ごろの駐車場
日が変わって、翌日10月21日(日)午前7時頃のオートポリスの様子です。
さすが決勝日ということで、車の数が全然違います。
ロイヤルパスを保有していると専用駐車場が使えますが、一般駐車場を利用する場合、到着が遅いとかなり遠くの駐車場になりそうです。
ピットウォークの行列
ピットウォークへ参加する人の行列です。
一番最後の人が入場するまで、たぶん15分くらいかかってます。
ピットウォークではドライバーのサイン会が開催されますが、後ろのほうの人が入場するころには定員で締め切られています。
人気チームのサインが欲しい場合は、あらかじめ並んでおく必要があります。
ピットウォークでの井沢選手と野尻選手。
なんか、野尻選手は今年は楽しそうで笑顔が多いです。
ということは、去年は?
グリッドウォーク
グリッドウォークとは、レーススタート前のスターティンググリッドに入場して、マシンやレースクイーンを間近にみることができるイベントです。
プレミアムチケットを持っていると参加ができます。
SUPER GTで雰囲気がちょっと違うチームその2が、この「グッドスマイルレーシング」です。
グッドスマイルレーシングのメインスポンサーはニコニコ動画で、チーム名は「初音ミク」の名が冠されています。
レースファンというより、初音ミクファンが多いので、ちょっと雰囲気が周りと違います。
レースクイーンも「可愛いアニメ系」の衣装です。
Motul Autech GT-Rです。
このチームのレースクイーンは、「外国の人が好きな日本人」って感じの人が多いです。
今回はタイヤが合わなかったようで予選も後方に沈んでしまいました。
CALSONIC IMPL GT-Rです。
日本一早い男と言われた星野監督が率いているチームですが、ここ数年低迷してます。
星野監督はレース中は怖いみたいですけど、ピット裏で会うと、とても気さくで優しいです。
RAYBRIG NSXです。
このチームは元F1ワールドチャンピオンのバトン選手が参戦しているだけあって、人気が別格です。
バトン選手は、いつもガードマンを2人引き連れて移動しているので、パドックでサインをもらうのはほぼムリです。
だいぶ頑張ったんだけどね。
そして、コース脇に芝生におちているのがこれ。
なんだと思います??
一見、動物のフンに見えますが、これがタイヤカスです。
このタイヤカスがタイヤにくっつくと「ピックアップ」が発生して大幅にラップタイムが落ちてしまいます。
テレビではわかりませんがコース内にはこんなタイヤカスが大量に落ちています。
レースの開始1周目はパレードラップといって警察車両がレースカーを先導して走ります。
4~5年前からどのサーキットでも見られる光景ですが、あんまり好きではありません。
レース後の表彰式
レース後には表彰式が行われ、各クラスで3位までのチームとドライバーが表彰されます。
車はコースにこんな感じで並べられます。
GT500クラス第2位に入ったauトムスの2人、関口選手と中島選手です。
シャンパンファイトは楽しそうですが、近くで見てるとお酒の匂いがすごい!
匂いだけで酔っ払ってしまいそうです。
こんな感じで2日間楽しんだSUPER GT Round 7・オートポリスでの観戦記でした。
観戦記と言いながら、レースの結果に全く触れないのが斬新でしょ。
SUPER GT(OKAYAMA/AUTOPOLIS/SUGO) How to get a Ticket
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