チケットぴあ「クローク(Cloak)」の特徴とメリットまとめ

2018年4月18日から、チケットぴあで新サービス「クローク(Cloak)」が運用されています。

クロークの導入によりチケットの発券方法、リセールが変更され、新たに「分配」制度がスタートしました。

 

チケットを普段買わない人にはなじみがない「クローク」ですが、チケットぴあ経由でチケットを購入する時には、利用必須のサービスです。

今回は、チケットぴあの新サービス「クローク(Cloak)」の概要と使い方についてまとめてみます。

チケットぴあのクローク「引き取り」「分配」「リセール」の特徴とメリット、デメリット

クロークとは、チケットぴあで購入したチケットを「引き取り」「分配」「リセール」できるサービスです。

サービスは2018年4月18日(水)から運用されています。

従来のシステムと比べて大きく変わるのは次の3点です。

1.チケットの発券方法と受け取り時期、払い戻し方法が変わる

これまでは、チケット購入時、または抽選申込時に、チケットをどこで発券するかという「チケット受け取り方法」を指定していました。

「セブンイレブンで発券」とか「郵送」とかですね。

 

クローク導入後は、チケット購入・抽選申込時点では、チケット受け取り方法を指定する必要がありません。

チケットが確保できると、クロークにチケットが保管されるので、期日までに好きな受け取り方法を選択して発券する感じになります。

 

また、これまでは「チケット代金をコンビニ支払い」を選択すると、支払と同時にチケットを受け取ることができました。

今後は、コンビニ支払いでも、チケットは同時に受け取れません。

チケットはクロークに保管されるので、クロークサイト内で発券場所を選択する必要があります。

【クロークを利用した発券のメリット】 

購入時ではなく、発券前に「どこでチケットを受け取ればいいか」を決めることができるようになります。

すごく便利になるわけではありませんが、近くにセブンイレブンがないけど、ファミマならある!!というと時にちょっと便利かな??

 

あと、地味に便利になったのが公演中止の際の払い戻し方法がクロークの導入で変わりました。

従来は発券店舗で払い戻しする必要がありましたが、クロークに保管しているチケットは、発券しなくても登録している口座に直接払い戻しを受けることができます。

 

詳しくはこちら

プレイガイド別チケット払い戻し方法、注意点のまとめ

【クロークを利用した発券のデメリット】

大きなデメリットはありませんが、以前の「購入時に発券方法を決める」方式のほうがわかりやすかったです。

普段チケットを購入することがないと、「クローク?なにそれ?」となりますよね。

また、チケット購入後、発券前に「クロークを操作して発券方法を選択する」という手間が増えたのもデメリットかな。

【クロークを利用した発券の特徴まとめ】

  • 発券前であれば受け取り方法を何度でも変更可能です。
  • 発券後はクロークに戻すことはできません。
  • 発券先は、「セブン-イレブン」「ファミリーマート」「ぴあ店舗」「MOALA Ticket」が選択可能です。※公演によって異なります

 

2.新たに、「分配」というシステムができる

これは大きく影響がでる新システムですね。

購入したチケットは、クロークに保管されます。

分配システムを利用すると、クロークに保管されたチケットを、1枚単位から他のぴあ会員に引き渡すことができます。

注意
  • チケット代金は、チケット購入者が全て支払います。
  • 分配はチケットの引き渡しだけで、金銭のやり取りは行えません。
  • チケットは1枚単位から分配可能です。

【クロークを利用した分配のメリット】

チケットをクロークから分配すれば、以前のように「発券してから手渡し」しなくてもチケットを譲渡することができます。

また、チケットに印字される氏名は購入者の氏名ではなく、発券時に所有している会員の氏名になります。

 

これまでも「発券番号を伝えること」でチケットの譲渡は可能でしたが、クローク分配との大きな違いは

  1. 1枚単位で譲渡可能。
  2. 受け取り側が好きな発券方法を選べる。
  3. チケットに印字される氏名が譲渡された人に変更される。

ですね。

特に、1枚単位で譲渡できるのは、一緒に行く人が急遽行けなくなった場合にかなり便利です。

また、分配には手数料がかからないのも大きなポイントです。

【クロークを利用した分配のデメリット】

特にデメリットはありません。

あえて言えば、チケットを受け取る側も、チケットぴあのアカウント(電話番号認証済み)が必要になります。

【クロークを利用した分配の特徴まとめ】

  • チケットを1枚単位で「指定したぴあ会員」に引き渡すことができます。
  • 分配には手数料が必要ありません。
  • 分配はチケットの引き渡しのみを行うものであり、金銭のやり取りは行えません。
  • チケット代金は、分配元(チケット購入者)が全額支払います。
  • チケット券面には、発券時にチケットを所持しているアカウント名が印字されます。
  • 分配を受ける側は、チケットぴあのアカウント(電話番号認証済み)が必要になります。

 

具体的な使い方はこちら

チケットぴあのクローク(Cloak)を利用した分配、リセールのメリットと手続き方法

 

チケットぴあ

3.リセール制度の扱いが変わる

これまでもあったチケットぴあの「定価リセールサービス」。

なんですが、

  1. 「クレジットカード決済」かつ「発券前のチケット」しかリセールの対象にならない
  2. チケット代金の10%という高い手数料

で不人気でした。

そうでなくても、チケット購入時に発券手数料とかシステム手数料とか取るのに、さらに10%って・・・。

 

で、新しくなった「リセール」はどうかというと・・・。

まず、クレジットカード決済で発券前のチケットのみという制限はなくなりました。

新システムでは、クレジットカード決済でもコンビニ決済でも、チケットはクロークに保管されます。

クロークに保管されるチケットがリセール対象なので、新システムでは決済方法にかかわらず、クロークに保管されていればリセールOKって感じですね。

 

ただし、公演によりリセール対象外となるものがあるようです。

この辺の線引きは不明ですが、とにかくリセールNGな場合もあるというのは注意が必要ですね。

 

あと、新システムでは1枚単位でリセールが可能です。

これは地味に大きいですね。

今後は友人が行けなくなった場合、1枚だけリセールというのが可能です。

肝心の手数料ですが、従来と変わらずチケット額面の10%です。

リセールが成立すると、チケット購入時に支払った各種手数料が返金されます。
※決済手数料は返金対象外

【リセール特徴まとめ】

  • 発券前のチケットのみリセールに申し込みできます。
  • リセールの手数料はチケット代金の10%です。
  • 返金額はチケット料金+各種手数料ーリセール申込手数料ー送金事務手数料ー決済手数料となります。
  • リセール申込可能期間は、公演日の前日までです。
  • リセールが成立しなかった場合、返金はありません。
  • リセールは相手を指定できません。

 

具体的な使い方はこちら

チケットぴあのクローク(Cloak)を利用した分配、リセールのメリットと手続き方法

4.電子チケットMOALA Ticketが利用できる

公演によっては、チケットの発券方法がMOALA Ticketのみという場合があります。

MOALA Ticketは、旧Quick Ticketから名称を変更したサービスで、専用アプリが不要な電子チケットサービスです。

MOALA Ticketについては、こちらに詳しくまとめてあります。

MOALA Ticket(モアラチケット)の使い方とメリット、電子チケットとしての注意点やおすすめポイントまとめ

 

チケットぴあ

まとめ:チケットぴあのクローク(Cloak)「分配」、「リセール」のメリットと上手な使い分け

新たに2018年4月18日(水)から導入されたチケットぴあの新サービス「クローク(Cloak)」。

ちょっとわかりにくいので、普段チケットを買うことなない人にとっては???となりがちです。

 

クロークを使ったチケット発券は、

  1. チケットぴあで買ったチケットは、一度クロークに保管される。
  2. クロークに保管されたチケットをどのコンビニで発券するか指定する
  3. 指定されたコンビニで発券する

という流れになります。

「クローク」という名前がさらにサービスの内容を分かりにくくしてますが、慣れたら簡単なシステムです。

 

また、新たに使えるようになった「分配」システムは画期的だと思います。

分配とリセールの使い分けは、それぞれのメリット、デメリットを考える必要があります。

分配を利用したほうがいい場合

分配の特徴は次の3点です。

  • 利用するのに手数料が必要ない。
  • 相手を指定できる
  • 金銭の受け渡しはできない。

なので、

  • ツイッターなどを利用して譲り先がすでに決まっている。
  • 金銭の受け渡しが別途できる。

場合には、手数料が必要ない分配がおすすめです。

リセールを利用したほうがいい場合

リセールの特徴は次の3点です。

  • 利用にチケット額面の10%が必要。
  • リセールに出せば売り手が買い手を探す必要がない。
  • リセール代金はチケットぴあから支払われるので、買い手とお金のやり取りをする必要がない。

なので、

  • チケットの譲り先が決まっていない。
  • 売り手と買い手の間でお金のやり取りをしたくない。

場合には、リセールを利用するのがおすすめです。

 

具体的な使い方はこちら

チケットぴあのクローク(Cloak)を利用した分配、リセールのメリットと手続き方法 How to get a Ticket

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17 COMMENTS

ミニミニ

4枚保有していて 4枚リセールに出しましたが、まだ1枚しか売れません。

残り3枚は、リセールを取り消して、3枚とも友人に分配できますか?
それとも、残り3枚のうち2枚しか分配できませんか?

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くるみっこ

さすがにわかんないです。取り消しはできるはずなので、とりあえず試してみたらどうでしょう?

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コア

1枚から分配出来ると言うことですが、
ライブに行く予定本人が行けなくなった場合、つまり、親チケットの分配もできるということでしょうか?

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名無しの

明日講演の舞台のリセールチケットを買おうとしましたが、販売しているものの説明のところの引き取りは24時間後からと書いてあります
この場合買ってもチケットは使えないのでしょうか?

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くるみっこ

公演が迫ってくると、チケット購入後すぐに発券できます。

説明書きはあくまで一般的なことについてです。

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ラベンダー

分かりやすい説明でした。
今度、利用することになりそうですが一緒に行く人もチケットぴあに登録していないとチケットの受け取りはできませんか?
チケット購入者が一緒に行く人分のチケットも発券できる方法はないでしょうか?
クロークで発券する場合、2公演分の料金を支払わないとだめでしょうか?両方当選しましたが1公演分しか支払いしたくないのですが。

返信する
くるみっこ

クロークの取り扱いは、公演によって微妙に異なります。
状況が良くわからないので、あくまで一般的なお話でお答えします。

(1)一緒に行く人もチケットぴあに登録していないとチケットの受け取りはできませんか?
クロークで分配したチケットを受ける取る場合には、チケットぴあのアカウントが必要です。
 
 
(2)チケット購入者が一緒に行く人分のチケットも発券できる方法はないでしょうか?
通常、チケット購入者が同伴者のチケットも発券可能です。
 
 
(3)両方当選しましたが1公演分しか支払いしたくないのですが。
コンビニ払いを選択したのであれば、支払期限を過ぎれば自動的にチケットは流れます。
ですが、ペナルティとして次回以降の当選確率が下がるのであまりおすすめできません。

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ラベンダー

返信ありがとうございます。
一緒に行く人には私が発券してチケットを渡します。
クロークで分配はしないようにします。

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くるみっこ

リセールで売れ残った場合は何もありません。

オークションに出した商品が売れなかったのと同じ扱いです。

返信する
たー

たー です。
cloakの利用に手数料が掛からないってありますが、ぴあ窓口でのチケット受取を指定するとべらぼうな高額手数料を要求されます。
・購入者本人がぴあ窓口に出向いての受取なら無料
・セブンイレブン他コンビニ受取はコンビニ手数料を上乗せ
・転売する場合はそれ相応の手数料を請求する
とするのが妥当ではないか思う。

cloakの現状料金制度は、昨今のネットを使った手続による人件費削減による手数料低額化という流れに全く逆行しており、ぴあによるボッタクリと思われる。更に問題なのは、発券に掛かる上乗せ手数料を旨予め通知せず、手続が後戻りできない状態に追い込んでからの高額料金請求は、確信犯的な詐欺に等しいと思う。
改善されたし。

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平岩

国別対抗戦のチケットを抽選販売で11月中に入金しました
3月28日以後購入とあり発見していません
違うのですか?では3月28日って?????何度も購入してるのですが年寄りの私達クローク理解できません

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くるみっこ

ありがとうございます。
記事も「公演によってはリセール申込対象外となる」旨追加しました!

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隣県のおっさん

8月の京セラドームでの阪神VS広島戦、Cloakに保管してあるのですが、分配はできてもリセールは出来ないです。
公演によってぴあ側(もしくは主催者側)でリセールの可否を決めてる模様。
以下の説明有
(公演によってはリセール申込対象外となります)
ま、来年に詳細判明すると思うけどカープのチケット狙いの人はリセールを期待するのは諦めた方がよいかも。

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くるみっこ

いつも有益な情報ありがとうございます。

購入されたチケットは、一般発売ですか?先行発売ですか?

クローク導入前は、同じ公演のチケットでも「先行発売はリセール不可」、「一般発売はリセール可」というのが結構ありました。
公演の種類以外にも、発売方法がリセールの可否に影響するようです。

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