甲子園で開催される春と夏の高校野球大会は、人気校が出場する日には、早朝からチケットを求める人で大混雑します。
夏の大会の場合は前日の夜から徹夜で並んでいる人も多いので、「始発の電車で甲子園に到着したら大混雑でびっくりした」なんてことも普通にあります。
とにかく、人、人、人で大混雑する甲子園の混雑状況について、2018年夏の選手権大会の情報をまとめてみます。
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甲子園・高校野球の当日券販売でポイントとなる施設の位置関係
甲子園のチケットは前売り券と当日券があるのですが、前売り券は数量が少ないのですぐに売りきれます。
このため、甲子園には当日券を求めて多くの人が集まり、早朝から大混雑するんです。
甲子園球場で当日券を購入する場合、ある程度周辺の状況を知っておくと便利です。
まず、ポイントとなる施設の位置関係を押さえておきます。
甲子園球場に近い施設から、順に説明します。
1.チケット発売窓口
チケットを販売する窓口です。
2018年夏の大会の場合、中央特別席は全席前売販売のため当日券がありません。
なので、当日券の発売があるのは「1・3塁側特別自由席」「1・3塁側アルプス自由席」「外野自由席」となります。
2018年春の選抜の場合は、「中央特別自由席」、「1・3塁側特別自由席」「1・3塁側アルプス自由席」と全てのチケットが当日販売されます。※選抜の外野席は無料
警備員がプレートを持って立っているので、列に並ぶときは「どのチケット販売窓口の列なのか」をよく確認してください。
うっかり違う列に並んでしまうと悲しいことになります。
(1)チケット販売所前の柵について
チケット販売窓口の前には数メートル鉄製の柵が設置されています。
列に並んでいる時「今は柵内です!」というと、窓口までもうすぐってことです。
(2)チケット売り切れについて
チケットが売り切れそうになると、チケット販売窓口上に表示されている電光掲示板に「まもなく売り切れ」と表示されます。
この表示がされると、周りがざわざわし始めます。
そして、チケットが売り切れると、「売り切れ」の表示と同時に結構な勢いで窓口のカーテンが閉まります。
で、悲鳴があちこちから上がるんですね。
並んでいる方には悪いんですが、甲子園の名物風景になっています。
2.高架下
甲子園のチケット販売窓」と阪神電鉄甲子園の間には、阪神高速3号線が走っています。
阪神高速3号線の高架下は広場のようになっていて、チケット売り場に並ぶ人のスペースになっています。
高架下は直射日光や雨、風がある程度しのげるので、体力的にかなり楽になります。
チケット販売窓口が見えているのも精神的に楽ですね。
高架下のタイルには、どのチケット販売の行列かが分かるように張り紙がしてあります。
ここでも並ぶ列を間違えないようにしてください。
3.タイガースショップ・アルプス
甲子園に向かって左側にあるのがタイガースショップ・アルプスです。
写真左に立っているのお兄さんが持っている看板に、どのチケット購入の行列かが書いてあります。
4.日吉食堂
甲子園に向かって右側にあるのが日吉食堂です。
このあたりまで行列があると正直焦ります。
ですが、甲子園球場の収容人数は多いので、チケット発売時刻前に並んでいる位置が日吉食堂横であれば、まずチケットは購入できます。
5.阪神電鉄・甲子園駅
甲子園に行くための主要交通機関・阪神電鉄の甲子園駅です。
甲子園の最寄り駅で、阪神甲子園駅から甲子園までは徒歩数分もあれば到着します。
ちなみに、「JRの甲子園口駅」は甲子園から3~4キロ離れているので間違えないように注意してください。
人気学校の対戦があると、普通に駅前まで行列ができます。
これは、駅から甲子園を見た写真ですが、普段こんなかんじが・・・
こうなります。
甲子園は夏の大会のほうが混雑する傾向があります。
2018年8月5日(日)夏の選手権大会開幕日の様子はこんな感じです。
土日や好カードの日は、早朝から信じられないくらい混雑します。
行列への並び方
到着した時に既に行列ができていた場合、とりあえず列の最後を探します。
まずは「ここが行列の最後!」みたいな看板を持っている人を探してください。
その後は甲子園の警備員、スタッフは手際がいいので、指示に従って並べばOKです。
行列が長すぎてチケット売り切れの可能性がある場合は、「この辺りに並んでいる人はチケット買えない可能性あります!」とアナウンスして教えてくれます。
ちなみに、行列が長くなると、球場を一周する感じで行列ができます。
信じられないですが、2018年8月11日(土)の行列はこんな感じで球場を一周して一塁側アルプス席入口くらいまで行列になりました。
ここまで並ぶと、どこが列の最後かもわからなくなります。
甲子園・高校野球の当日券の再販売
甲子園で開催される高校野球のチケットは、予定枚数に到達すると売り切れになります。
ただし、プロ野球と違って1日に複数の試合が行われるので、各試合後の場内の空席状況により、チケットの再販売があります。
発売時刻や枚数はその時の状況により変わってきますが、基本的に再販売は必ずあります。
混雑している日は、だいたい12~13時前後に再発売があることが多いかな。
再発売のアナウンスがあると、周辺から歓声が沸きます。
ただし、再販売があるのは自由席だけです。
2018年夏の大会の場合は、1・3塁特別自由席、アルプス席、外野自由席だけが対象で、全席指定席となる中央特別指定席の再販売はありません。
甲子園球場 入場口の行列
1・3塁特別自由席の前売り入場券を持っている場合、当日券発売の窓口に並ぶことなく、甲子園球場の入場口の行列に並びます。
入場口に結構並んでいるので最初はびっくりしますが、甲子園は収容人数が多いので、このくらいのお客さんが入ってもガラガラです。
通路横など、自由に席を選ぶことができます。
甲子園の高校野球で前売り券を買っておくメリットはまさにこれです。
長蛇の列になっている当日券発売窓口に並ぶことなく、いきなり球場に入れます。
また、チケット売り切れの心配がないのも大きなメリットです。
まとめ:甲子園の当日券販売のチケットは超混雑します
普段は静かな甲子園駅前ですが、混雑するときはすさまじいです。
特に、2018年8月5日(日)、8月11日(土)、8月18日(土)は、阪神電鉄の始発が到着する前から大混雑でした。
【2018年8月5日(日)】
- 6:00 開門(1時間前倒し)
- 6:56 3塁側特別自由席完売
- 6:57 1塁側特別自由席完売
- 7:10 1塁側アルプス席完売
- 7:40 満員通知
- 8:25 3塁側アルプス席完売
- 8:29 外野自由席完売=当日券完売
【2018年8月11日(土)】
- 6:20 開門(40分前倒し)
- 6:45 1塁側特別自由席完売
- 7:05 3塁側特別自由席完売
- 7:15 満員通知
- 7:22 1塁側アルプス席完売
- 7:28 3塁側アルプス席完売
- 8:58 外野自由席完売=当日券完売
【2018年8月18日(土)】
- 5:40 満員通知
- 5:50 外野開門(70分前倒し)
- 6:20 内野開門(40分前倒し)
- 7:06 1塁側特別自由席完売
- 7:38 3塁側特別自由席完売
- 7:13 1塁側アルプス席完売
- 7:23 3塁側アルプス席完売
- 8:32 外野自由席完売=当日券完売
と、9時までにチケットはすべて売り切れました。
内野席は阪神電鉄の始発に乗っても買えなかったようなので、かなりの混雑具合です。
ちなみに、8月5日(日)開幕日の開門が早かったのは、セキュリティーチェックが厳しかったからです。
最近の甲子園の高校野球、特に夏の大会は侮ってはいけません。
軽い気持ちで行くとひどい目にあうので、事前調査が必要ですよ。
Koushien High School Baseball How to get a Ticket
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