2023年6月、初の台湾旅行に行ってきました!
初日は移動だけで終わってしまったので、2日目が実質的な観光初日となります。
初日&事前準備についてはこちら。
2023年6月台湾旅行記 その壱
Contents
台湾の朝食にチャレンジ!
朝7時過ぎに「ヴィア ホテル台北ステーション (丰居旅店北車館)」を出発します。
入口に大きなクマが飾ってあったので記念撮影。
いいお天気です。
朝なので気温25度ほどですが、湿度が高いのでムシムシする感じです。
今回、旅行期間中はずっと雨予報だったのですが、実際は「ほぼ晴れ」でした。
台湾の天気予報は全然あてにならないですね。
永和豆漿大王
ホテルから歩くこと5分、お目当ての「永和豆漿大王」に到着です。
なんか、まさに「台湾」という雰囲気が最高!
メニュー。
なんとなく読めるけど、どんな料理なのか全然わかんない。
とりあえず、
・鹹豆漿(シェントウジャン)
・蛋餅(ダンビン)
・豆漿(ドウジャン)
をオーダーしてみました。
多分、蛋餅(ダンビン)と思われるものを焼いています。
お店の前にあるイートインスペースで食べてねとのこと。
鹹豆漿(シェントウジャン)は、台湾の朝ごはんとして定番のメニューです。
豆乳のスープに、ネギ、油條(揚げパン)など、お店によっていろいろな具材が入っています。
味付けも塩味だったり、お醤油味だったりと、お店によって個性がある料理です。
永和豆漿大王の鹹豆漿(シェントウジャン)は、調味料が控えめで優しい味わいです。
蛋餅(ダンビン)です。
台湾式の餅と玉子のクレープ巻きで、こちらも台湾の伝統的な朝食の一です。
お店の人に「スパイシーじゃないタレをかけるか?」と聞かれたので、とりあえずイエスと言ったらこうなりました。
個人的には、「旨からず、不味からず」な料理です。
豆漿(ドウジャン)は台湾の豆乳なのですが、基本的に「甘い」です。
台湾では、お茶でも豆乳でも、基本的にお砂糖が入った甘いのがデフォです。
私はお砂糖がない豆乳のほうが好きかも。
【永和豆漿大王】
老蔡水煎包
台湾の伝統的な朝食をいただいた後、「老蔡水煎包」の肉まんをご購入。
こちらもホテルから5分ほどのところにある、まぁまぁ有名なお店みたい。
鮮肉包(豚肉の肉まん)をオーダー。
朝早いせいか、残念ながらキャベツの肉まんは「売ってない」と言われました。
店員さん、言い方乱暴。
小さめの肉まんですが、ジューシでとても美味しいです!
ふかした後に焼いているので、底が「パリッ!」としているのがいいですね。
味付けも日本人向けなのでおすすめ。
ただし、イートインできるスペースはないので、持ち帰るか、食べながら歩くしか選択肢がないです。
【老蔡水煎包】
午前中はバスツアーで台湾観光
朝食を楽しんだ後、台北駅へ歩いて向かいます。
徒歩5分ほどですが、湿度が高いのですぐに汗ばむ感じです。
今日の午前中は、台湾の有名どころをバスツアーでめぐる予定です。
ガイドさんの説明を最初に聞いて、それから自分の気に入ったところを巡るほうが効率がいいので、こういうバスツアーは便利です。
あと、アクセスが悪いところにも行きやすいのがいいところ。
集合地点は台北駅の東1出入り口です。
こちらのバスに半日お世話になります。
バスの中では、ガイドさんが色々と台湾情報を教えてくれます。
ガイドブックやWEBではわからない説明をしてくれたり、次に行くポイントの説明を教えてくれたりと、とてもためになるガイド内容でした。
個人的には、旅行の最初にガイドツアーを組み込むのはとても大切だと思います。
車窓から見る「中華民国総統府」です。
日本統治時代に建設された建物で、東京駅に似た雰囲気の建物です。
ここはホテルからも近いので、あとで歩いて来てみようと思います。
国立中正紀念堂
バスに乗ること約10分で、最初の目的地「国立中正紀念堂」の大忠門に到着しました。
ここから歩いて中正紀念堂に向かいます。
門をくぐると中正紀念堂が見えるのですが、まあ「でかい」です。
そして白い。
本堂には上がる階段は84段+5段あり、合計すると89段=蔣介石の享年である89を表しているらしいです。
89段の階段を上がりきると、三方を望むことができます。
気温が上がってきたので、ここまで登ると汗だくです。
中正紀念堂は台湾三大観光名所のひとつで、蒋介石の功績を称える施設です。
今日のオープンは朝9時とのことで、時間まで門の前に並びます。
ってか、門でかすぎ。
大きな門が開くと、中央に大きな蒋介石の像があります。
これまたでかい。
そして、開門と同時に「儀仗隊交代式」が始まります。
儀仗隊交代式とは、1時間ごとに行われる中正紀念堂を警備する兵隊の交代式のことです。
ただ普通に交代するのではなく、兵隊さんがロボットみたいな規則正しい動きをしながら交代するので、観光名所として有名です。
若くてイケメンな兵隊さんの規則正しい体操的な交代式は、確かに一見の価値ありです。
ただし、個人的には「忠烈祠」の交代式のほうが、兵隊さんの移動距離が長いのでおすすめです。
本堂の天井には、台湾の国章である「青天白日」の徽章が描かれています。
とにかくスケールが大きいです
ツアーのスケジュール的に交代式を全て見ることができないので、途中で切り上げて集合場所へ向かいます。
中正紀念堂の周辺は「青い瓦+白い壁」で囲まれているのですが、これも国章である「青天白日」を表しているとのことです。
【中正紀念堂】
国立故宮博物院
中正紀念堂を観光した後、バスに乗って「国立故宮博物院」に向かいます。
6月初旬の台湾は「30度を超える暑さ&高湿度」で、数分も歩くと汗だくになります。
また、国立故宮博物院は地下鉄で行くことができないので、観光客が自力で行くのはハードルが高めです。
この暑さ&アクセスの悪さを考えると、バスツアーで連れて行ってもらうのが正解だと個人的に思ってます。
国立故宮博物院は台湾最大の博物館で、貴重な文化財が多数展示されています。
こちらも台湾三大観光名所の一つなのですが、一番有名な展示物が「翠玉白菜」です。
白と緑の「翡翠(ひすい)」を白菜の形に彫刻した美術品で、よく見ると葉っぱにバッタとキリギリスが乗っています。
白菜の茎や葉の色、形などは原石の色を活かしていて、着色などはされていません。
日本人からすると「なんで白菜?」と思うのですが、原料の形や色目を活かした工芸品は、「俏色(しょうしょく)」として中国で流行した時期があったようです。
この白菜が一番の目玉なのですが、残念ながら他の展示会に出張中ということで、今回は実物を見られませんでした。
代わりに、2番人気といわれる「肉形石」を見てきたのですが、正直微妙かも。
国立故宮博物院は展示物が多いので、じっくり見ると丸一日かかります。
ですが、ある程度の予備知識がないと???なので、国立故宮博物院を一日楽しめるのは一部の人だけだと思います。
今回のバスツアーでは約1時間の滞在時間だったのですが、私レベルだとちょうどいい感じ。
駆け足で館内を巡って、気になる展示だけじっくり見る感じでちょうど1時間くらいでした。
なお、2023年6月時点では、館内でも写真撮影OKになっています。
【国立故宮博物院】
忠烈祠
国立故宮博物院を見学した後、最後の観光地「忠烈祠(ちゅうれつし)」に向かいます。
忠烈祠とは、戦死した戦士の英霊を祀る祠で、衛兵交代のセレモニーが有名です。
交代式と言えば、「中正紀念堂の儀仗隊交代式」も有名ですが、「忠烈祠の衛兵交代」は広場を渡って向かいの建物まで行進するので、兵隊さんの移動距離が長いのが特徴です。
広場には兵隊さんの「靴跡」で茶色くなったラインがまっすぐに続いています。
忠烈祠では、こちらの「大門」と奥の「大殿」を各2人ずつの兵隊さんが守っています。
警備に就くと微動だにせず、1時間直立不動のままです。
近くには世話人の人がいて、ハンカチで汗を拭いたりしています。
1時間の警備が終了すると他の兵隊さんと交代するのですが、この交代が「衛兵交代のセレモニー」として観光名所となっています。
兵隊さんは陸・海・空軍より選抜されていて、日によって警備する軍が変わります。
私が行った時は青色の服だったので、たぶん空軍の兵隊さんです。
奥に見えるのが「大殿」で、こちらにも二人の兵隊さんが警備についています。
セレモニーは15分から20分かかるので、見ごたえ十分です。
【忠烈祠】
お茶教室
観光バスツアーの最後はお茶屋さんでの「お茶セミナー」です。
観光ツアーでよくある「売り上げがあると、バスツアー会社にバックがあるやつ」だと思って期待してなかったのですが、これが意外とよかったんです。
お茶教室の先生です。
御年80歳を超えているのですが、とても元気で日本語もお上手です。
なれた口調でお茶の入れ方を教えてくれ、試飲もたくさんさせていただきました。
ウーロン茶って、銘柄によって全然味が違うんですね。
また、日本茶とは淹れ方が全く違うのが面白いです。
お茶教室の後は、店内のお茶を買ってねというスタイル。
先生の教え方がうまいので、普通にお茶を買いたくなるのがさすがです。
ちなみに、このお茶屋さん、実は「バスで勝手に連れていかれた」ので、どこにあるかわかりません。
バスツアー概要
【ツアー名】
【料金】
NT$1000
【観光ルート】
8:30 台北駅東一門集合
8:45 総統府(車窓)
8:50 中正記念堂
9:45 国立故宮博物院
11:00 忠烈祠
12:10 台北駅解散
バスツアーの後は台北101へ
地下鉄で台北101へ
バスツアー解散後は、台北駅から地下鉄で台北101へ向かいます。
地下はクーラーが効いているので快適です。
台北は、地下鉄で行ける範囲であれば移動のハードルがかなり低めですね。
ヨーヨーカーを買っておけば、日本の地下鉄とほぼ同じ感覚で利用できます。
駅内の看板や売店も面白いので、地下鉄を利用するのが一番台湾を身近に感じられると思います。
Rの路線に乗って7駅で「台北101駅」に到着します。
駅から出ると、小籠包で有名な「鼎泰豊 (ディンタイフォン)」の看板がお出迎え。
もちろん、ランチに鼎泰豊の小籠包と思っていたのですが、まあ混雑してます。
予約表をもらったのですが、なんと130~150分待ち。
何のアトラクションかと。
鼎泰豊は、整理券を取れば「呼び出し時間まではどこに行ってもOK」というスタイルです。
最新の状況はスマホから確認できるので、101内にあるスーパーマーケットに行ってみました。
マンゴーおいしそう。
お寿司が並んでいたのですが、日本語表示もあって台湾とは思えないです。
コンビニなどでも日本のお菓子が多く並んでいるので、台湾人と日本人は好みが近いのかもしれません。
台北101の89階展望スペース
待ち時間がまだまだあるので、台北101の展望台にのぼることにします。
台北101とは、地上101階建ての台湾で一番高い高層ビルの名称です。
有人カウンターでNT$600をお支払いして、エレベーターで一気に昇るのですが、このエレベーターが地味にすごいんです。
むっちゃ早くて89階まであっという間に到着するのですが、気圧の変化で耳が痛くなったりしないんです。
また、到着時のショックが全くなくて、エレベーター内に小銭を縦に置いていても倒れないんだとか。
89階の展望スペースからは、360度パノラマの景色を楽しむことができます。
残念ながらちょっと曇っていたのですが、それでもこの景色は圧巻ですね!
展望エリアにはプロジェクションマッピングも多用され、とても華やかな雰囲気です。
売店でソフトクリームをご購入。
ちょっとミントっぽいお味でおいしかったです!
ウサギの形をしたオブジェは、椅子としても利用できます。
人工芝が敷かれていて、ちょっとしたお庭の雰囲気もあります。
こちらが101のマスコットキャラ「ダンパーベイビー」です。
実は台北101の89階には、風圧による揺れを制御するために「チューンドマスダンパー」と呼ばれる大きな鉄球がぶら下がっています。
ダンバーベイビーは、この大きな鉄球をモチーフとしているのですが、正直かわいくない。
なぜか89階の展望スペースにある台湾のポスト。
台湾のポストは、緑が国内線用、赤が航空&速達用になっています。
赤と緑が並んで立っているのは、なんかかわいいですよね!
鼎泰豊 (ディンタイフォン)
そうこうしていると鼎泰豊の呼び出し時間が近づいてきたので、エレベーターで地上へ向かいます。
店内は意外と広いのですが、この広さで3時間待ちとかどれだけ人気があるんだか。
ガラス越しに、小籠包を作っている所を見ることもできます。
ちょっと疲れたので、台湾ビールを頼んじゃいました。
良くも悪くもすっきりとした味わいのビールです。
定番の小籠包!
今回の台湾旅行では、色々なお店で小籠包を食べたのですが、鼎泰豊がダントツでおいしいですね。
とにかく皮が薄くて、肉汁がジューシーです。
その分お値段も高いけど。
鼎泰豊で小籠包を楽しんだ後、台北101を後にします。
こうやって見ると、そんなに高い建物に見えないのが不思議。
【台北101】
帰りは台北駅のひとつ前にある台大醫院で下車し、二二八和平公園を通ってホテルに帰ります。
途中、台湾リスを発見!
このリスは鎌倉で野生化して問題になっているのですが、台湾のほうが人懐こい気がする。
見た目はかわいいんだけどね。
公園を出たところにあるお店に行列ができていたので、とりあえず並んでみました。
酸梅湯なる梅のジュースが人気らしいのですが、「お線香の灰の味」という日本人レビューで断念。
代わりに、人気商品らしい3種類の味が楽しめるミニアイスクリーム(Traditional Ice Cream)を頼んでみました。
ミルク、アズキ、タロイモという味で、素朴な昔ながらのアイスという感じです。
すぐ向いの公園でアイスをいただいたのですが、台湾リスと公園の緑を眺めながら食べるのはなかなか素敵でした。
【公園号酸梅湯】
まだ17時過ぎと早いのですが、朝早くから観光しまくったので、本日は早めに就寝します。
3日目に続く
2023年6月台湾旅行記 その参
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