2023年6月台湾旅行記 その参

初の台湾旅行3日目は、メインイベント「九份観光」を午後に予定しています。

あまり朝早くから動くと夜まで体力が持たないため、午前中はまったり過ごすことにします。

 

2日目の様子はこちら。

2023年6月台湾旅行記 その弐

県元豆漿で台湾の朝ごはん

ちょっとゆっくり目の8時過ぎにホテルを出発、朝ご飯を食べるために「県元豆漿(ディンユァンドゥジャン)」に向かいます。

今日の天気予報は「曇りのち、午後からずっと雨」でした。

あまり天気は良くないのですが、20分ほど歩く予定なので曇っているほうが楽です。

 

 

台湾の信号は、あと何秒で信号が変わるかのカウントダウン付きです。

個人的にはこの方式が好きなので、日本でも採用すればいいのに。

あと、信号が変わりそうになると、人型のピクトグラムも走り出します。

 

 

昨日も通った二二八和平公園で台湾リスを発見。

この写真の中に3匹いるのがわかりますか??

 

 

曇っているので直射日光はないのですが、湿度が高いので汗がじわじわ出てきます。

ゆっくり歩いてるのに暑い!

 

こちらが、昨日車窓から見た「中華民国総統府」です。

やっぱり東京駅に雰囲気が似てますよね。

台湾は、日本統治時代の建物が多く残っているので、地震が多い日本より大正~昭和初期の雰囲気を感じられますね。

 

 

こちも昨日見学した「国立中正紀念堂」です。

日本にはないスケール感に圧倒されます。

 

 

更に歩くこと十数分、お目当ての「県元豆漿」に到着しました!

写真は帰りに撮ったので並んでいる人はいませんが、着いた時は20人ほどの行列がありました。

列には「店内で食事する列」と、「お持ち帰り列」があります。

間違えて並ばないよう注意しましょう。

 

 

「内用結帳」が店内飲食、「外帯結帳」がお持ち帰りという意味っぽいです。

会計は、基本的に「商品がそろってから会計」スタイルなので、回転がかなり悪いです。

 

 

メニュー。

やっぱりなんとなく読めるけど、写真がないとどんな料理かわかりません。

 

 

店内はこんな感じで、下町の人気定食屋という雰囲気です。

テーブルは10席ほどしかないので混雑しますが、会計が遅いので結果的にバランスが取れている感じ。

 

 

店内には、ちょっと衛生面で不安を感じる食器や調味料が置いてあります

調味料を使ってみたいけど、八角やパクチーなどが入っているとアウトなので、怖くて使えず。

 

 

並んで待つこと30分、やっと料理が揃いました!

小籠包は後から持ってきてくれるスタイルみたいで、数字が入ったプレートを渡されます。

 

 

昨日も別のお店でいただいた鹹豆漿(シェントウジャン)です。

昨日の鹹豆漿より味がしっかりついていて、個人的に好みです。

ホントにお店によって味が違うんですね。

 

 

こちらも昨日いただいた蛋餅(ダンビン)です。

タレをかければ美味しくなりそうですが、何が合うの分からないので、そのままいただきました。

結果、今日も「旨からず、不味からず」なお味。

 

 

高麗菜肉包(ガオリーツァイ バオ)です。

日本語に訳すと、キャベツ肉まん?

思ったより小ぶりでした。

 

 

豆漿(ドウジャン)、台湾の豆乳です。

こちらもお砂糖が入っているので、かなり甘いお味。

 

 

飯糰(ファントァン)、いわゆる「台湾式おにぎり」です。

日本のおにぎりとは違って「もち米」を使っているので、もちもちした触感とずっしりとした食べ応えが特徴です。

具材もたくさん入っていて、これだけでお腹一杯になります。

私は飯糰を1つ頼んだはずだったのですが、なぜか2個渡されました。

 

 

加えて小籠包を頼んだのですが、こちらは写真を撮るのを忘れました。

県元豆漿は、インスタに良く取り上げられる人気店です。

お手軽価格で台湾の朝食を楽しめるので、ぜひ一度訪れてみてください。

【県元豆漿】

九份

県元豆漿でちょっと食べ過ぎたので、一度ホテルに戻ってまったりします。

十分に体力を温存した後、午後からの九份バスツアーに向かいます。

九份とは

九份(きゅうふん)とは、台湾北部にある山間の小さな町です。

九份の由来は「9人しか住んでいないという」意味で、以前は山間の小村でした。

ですが、19世紀末に金が発見されたことで一躍有名になり、特に日本統治時代には多くの人でにぎわいました。

ところが、1970年代に金山が閉山となった後は急速に衰退し、一時期は誰からも忘れた土地となっていました。

 

その後、九份に残る「時間が止まったようなノスタルジックな風景」が映画でたびたびロケ地として使われたこともあり、九份は観光地として注目されるようになります。

ちなみに、「九份が千と千尋の神隠しのモデルになった」というのは100%ガセです。

公式に宮崎駿監督も否定しているので、勘違いしないようにしましょう。

【九份】

 

 

今では人気観光地となった九份ですが、一番のネックは「交通の便が悪すぎる」という点です。

電車、バスなどの公共交通機関を利用して九份に行くのは、色々な面でリスクが高すぎるんです。

なので、今回は九份までバスで連れて行ってくれて、現地で自由散策できるプランを選択しました。

バスツアー概要

【ツアー名】

台北発 夕暮れ時の九份(九分)老街観光ツアー <日本語ガイド付>

【料金】

5,446円~

【観光ルート】

・14:45:台北駅集合
・15:30:九份到着
・19:00:九份出発
・20:15:士林夜市解散

 

このプランを選択した理由は

  1. 九份の滞在時間が長い
  2. 余計なお茶屋さんやランチが付いていない
  3. 夕方~夜景を見ることができる
  4. 適度な日本語ガイドが付いている

という4点です。

交通手段だけなら、よりお安いプランもあるのですが、初めて行く九份なのでガイドさんの情報が大切と判断しました。

台北駅から九份へ

集合場所は台北駅の東1出口です。

20分ほど前に到着して待っていると、突然のゲリラ豪雨に遭遇。

ちょっと引くくらいの雨にびっくり。

 

 

九份までお世話になるのはこちらのバスですが、車内がタバコ臭いのが何とも。

運転手さん、あなたさっきまでタバコ吸ってたよね、多分。

 

九份までの車内では、ガイドさんが豆知識や観光の情報を色々と教えてくれました。

2回目以降ならともかく、初めての九份を満喫するため、このツアーを選択して正解だったと思います。

 

 

九份へは一般のバスは立ち入りできないそうで、途中で路線バスに乗り換えます。

途中雨がやんでいたのですが、このころは霧のような雨が降っている感じ。

 

 

路線バスに揺られること5分で九份に到着です!

細い階段を上がると、こんな感じのノスタルジックな風景が広がります。

 

 

こちら、「千尋が階段を走るシーン」のモデルと言われています。

私は映画見たことないからわかりません。

 

 

振り返ると海が一望できるので、天気が良ければ、夕日が見れたかも。

ただ、九份って雨が多い土地なんですよね。

一年のうち、ほとんどが雨らしいです。

 

 

九份が金山として栄えた名残を伝える像がありました。

九份老街

九份老街(ジョウフンラオジエ)は、両隣にお店や屋台が並ぶにぎやかな商店街です。

ちょうどいいくらいの混雑で、歩くだけでむっちゃ楽しい!

 

 

なにこれ?という食べ物が沢山あります。

そして、問題なのが「臭豆腐」です。

強烈な匂いは、離れていても強烈に存在感を放っているのですぐに気づきます。

賴阿婆芋圓

九份名物「芋圓」のお店「賴阿婆芋圓(ライアーポゥイーユェン)」です。

九份に来たら、絶対に立ち寄った方がいいお店の一つですね!

 

 

芋圓とは、芋団子が入った甘いシロップで、白いカップに入って出てきます。

芋団子はお店の奥で手作りされているとか。

 

 

店内からの展望は望めませんが、なかなか味のある雰囲気のお店です。

人気店ですが回転が速いので、待っていればすぐに座れます。

 

 

冷たい芋圓にすると、こんな感じで豪快に氷が入ります。

芋団子が見えません。

 

 

あったかい芋圓がこちら。

写真を取り忘れてだいぶ芋団子が減っていますが、「タロ芋(白)、さつまいも(黄)、緑茶(緑)、山芋(紫)、胡麻(黒)」の5種類があります。

優しい味のシロップと、モチモチの芋団子、ぜひ一度は食べてみてください。

阿妹茶樓

九份老街を一周した後、ちょっと疲れたのでお茶することにします。

九份といえば、一番有名なのがこの「阿妹茶樓(アーメイチャーロウ)」です。

千と千尋の神隠しのモデルと言われていますが、雰囲気はまあ似てるような似てないような。

 

ただ、千と千尋の神隠しは別としても、非常に雰囲気のいいお茶屋さんであることは間違いないです。

 

 

今回、私が選んだお茶屋屋さんは、阿妹茶樓の向かいにある「海悦楼景観茶坊」です。

おすすめポイントは

  • 事前予約ができる
  • テラス席から阿妹茶樓を見ながらお茶できる

という2点です。

 

阿妹茶樓は予約ができないので、確実に座れる「海悦楼景観茶坊」は観光客にはありがたいです。

 

 

カウンターでバウチャーを出すと、テラス席に案内してくれました。

店員さんが親切にお茶の淹れ方を教えてくれるので素人でも大丈夫です。

 

 

こんな感じで、阿妹茶樓を目の前にしていただくお茶は最高です!

阿妹茶樓の店内に入ってしまうと外観が見れないので、ある意味こちらの方が阿妹茶樓を堪能できると思います。

 

 

阿妹茶樓の写真を収めるため、下の方では結構な人が集まっています。

優雅にテラスからその景色を見下ろすと、ちょっと優越感もあったり。

というわけで、「海悦楼景観茶坊」のテラス席予約はかなりおすすめです。

難点は、ちょっと茶菓子がしょぼい点かな。

 

 

阿妹茶樓を見ながら1時間ほどお茶を楽しんでいると、あたりが暗くなってきました。

提灯は暗くなると雰囲気が増しますね。

 

 

おーノスタルジック。

16時から19時まで、たっぷり3時間も九份を堪能しました。

個人的には、九份観光&ゆっくりお茶をするなら、最低でもこのくらいは必要だと思います。

たまに1時間程度で終了するツアーもあるのですが、せっかく九份まで来てせわしなく帰るなんてもったいないです。

士林夜市

帰りも路線バスで5分ほど下った後、観光バスに乗り換えて台北に帰ります。

解散地点は、士林夜市か台北駅を選択可能ですが、せっかくなので士林夜市で下してもらうことにします。

士林夜市についても、ガイドさんが色々とおすすめ情報を教えてくれます。

個別に行きたいお店の場所も教えてくれるので、やっぱりこのツアーを選んでよかったです。

 

士林夜市(シーリンよいち)は、台湾最大の夜市です。

The台湾という雰囲気を感じられる、にぎやかな街ですね!

 

 

屋台のある場所は屋根がしっかりあるので、雨が降っても大丈夫。

 

 

いきなり、名物「えび釣り屋台」がありました。

割りばしを使ってエビを釣るのですが、釣られたエビは・・・

 

 

その場で焼かれておいしくいただけます。

ちょっと私は無理。

 

 

その他、よくわかんないゲームが沢山。

活気があるんのはいいのですが、ちょっと怖くて気軽に楽しむ感じでない。

 

 

屋台の1階は、射的やエビ釣りなどのエンターテイメント系のお店が並びます。

地下に降りると食べ物系のお店が並ぶのですが、ちょっと日本人観光客が食事できる雰囲気でないような。

私にはハードルが高すぎたので、ぐるっと一周だけして退散。

士林豪大大鶏排の鶏排

士林豪大大鶏排(ハオダーダージーパイ)は、士林市場の入り口地近くにある屋台で、巨大な鳥の揚げ物で有名です。

要は、ファミチキの巨大版という感じで、比較的癖がないので日本人でも食べやすいと思います。

 

 

spicyかnot spicyを選べます。

私はnot spicyをお願いしたのですが、普通においしいです。

でも、とにかくデカイので途中で飽きます。

なので、一人で買ったらダメなやつですね。

【士林豪大大鶏排】

辛發亭のマンゴーかき氷

辛發亭(シンファーティン)は、台湾に来たら絶対に食べたかったマンゴーかき氷のお店です。

バスガイドさんも一押しのお店だったので楽しみ!

 

 

メニュー。

迷わずマンゴーかき氷「新鮮芒果雪片」をセレクト。

 

 

店内は意外と広いです。

 

 

きたー!マンゴーかき氷!!!

氷はふわふわでマンゴーはトロトロ。

今回の台湾旅行で一番おいしいと思ったのが、このマンゴーかき氷でした。

【辛發亭】

 

 

マンゴーかき氷をいただいた後、士林夜市付近をウロウロします。

これ、テレビで見たことある3Dのトラですね!

現地で見るとなかなか迫力あります。

饒河街胡椒餅

そして、こちらがガイドさんおすすめの胡椒餅のお店「饒河街胡椒餅」です。

士林夜市に行ったら、ぜひ食べて欲しいといわれました。

 

 

結構しっかりと焼いてる感じ。

 

 

胡椒が良く効いたパリパリの肉まんという感じ。

結構ずっしりしているので、おなか持ちもよさそうです。

【饒河街胡椒餅】

建発号伝統豆花

カラフルな看板が目を引くのは豆花の人気店「建發號傳統豆花」です。

豆花とは、台湾を代表するスイーツの1つで、お豆腐のゼリーといった触感のデザートです。

豆花と白玉団子、タピオカ、フルーツなどシロップにかけて食べるケースが多いようです。

 

 

日本語が話せるようです。

今回もメニューが良くわからないので、「店長イチ推し」らしい隻色豆花をセレクト。

 

 

氷入りを頼んだら、今回も山盛りの氷でした、失敗。

氷が多いと、豆花のつるんとした触感がわかりくくなるのでイマイチです。

【建発号伝統豆花】

なんか食べてばっかりですが、それなりに士林夜市を楽しんだ後、ホテルへ帰ります。

 

4日目に続く

2023年6月台湾旅行記 その四

旅行記はこちら

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2 COMMENTS

ぐみの実

くるみっこさん、こんにちは。

台湾、今まで2回行きました、早く行きたいです。
地方在住者の私の近在の空港はまだまだ飛行機が
就航してない、してても便が少なくて。

私の台湾旅行1回目はチャーター便のツアー、1日目に
バスで主要な観光がありました。ガイドは名古屋留学
経験のある方でしたので、困らずに観光できました。
2日目は九份ツアーを選んで行きました。
私たちは昼のツアーだったので少し雰囲気が
違いました。夜は士林夜市に自由行動で行きました。
ガイドさんに、九份でも夜市の屋台でも、食べ物は
食べないようにと注意されたので、余り食べられず。

2回目は全て自由の旅行で、この時、かき氷食べました。
小籠包は、地元の方しか行かないような、日本語も
通じない、ビールはコンビニで買って持込むような店で
したが、美味くて食べ過ぎてました。
こんなのが、旅らしくていいのかなと、楽しかったです。

私は若い頃から平熱が35度台だったので
北投石のブレスレットを買って来ました。
効果があって36度台になりました
くるみっこさんも、健康のためにいかがですか?

返信する
くるみっこ

屋台は確かに食中毒が怖いですよね。私はガイドさんに「屋台は基本NGです。必ず水道水を使っているお店を利用してください。」と言われました。

私も基本的にフリーのツアーを組みます。ただ、観光初日にはバスツアーを入れて「ガイドさんから地元情報を仕入れる」とその後の旅行が楽しくなります。

九份はぜひぜひ夜にもう一度行ってみてくださいね!

返信する

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