2019年4月13日、14日に岡山国際サーキットで開催された「2019年SUPER GT Round1」に行ってきました。
結論から言うと、色々な意味で「過去最高に大変なレース観戦」でした。
日曜日の午前中までは良かったんだけどね。
今回のSUPER GTは、雨天によるコース状況の悪化により事故が多発し、2度のセーフティーカー導入、2度の赤旗中断などかなり荒れたレースになりました。
私は専用ルームが利用できる「ピットラウンジパス」を購入できたので、そこまで雨風にさらされることはなかったのですが、早朝からスタンドで待機していた人はホントに大変だったと思います。
現地観戦した方はお疲れさまでした。
まあ、貴重な体験ができたかな、もうしたくないけど。
というわけで、2019年SUPER GT Round1 in岡山の観戦記をまとめてみます。
購入したチケット
今回もチケットは「ピットラウンジパス」を購入しています。
今年は例年以上に競争率が激しくて、チケット発売後5分以内にピットラウンジパスは売り切れてます。
駐車券もかなり厳しかったようで、駐車場チケット難民が多数出ていたようです。
【2019年岡山国際サーキット】チケット一般発売日の様子まとめ(SUPER GT)
また、ピットラウンジパスはしれっと約10%以上値上げされて、37,800円となっています。
正直、このお値段はちょっと高いと思うんですよね、サービス内容に変わりは全然ないし。
サーキットへの入場
ピットラウンジパスを持っていると、(1)正面ゲートから入場して場内に車を乗り入れることができます。
通常の駐車券だと(2)から入場し、1コーナー奥の駐車場となります。
1コーナー奥の一般駐車場は、以前は未舗装で雨が降ると一面が泥の海になっていました。
現在は舗装されているので、かなり快適になっています。
一般駐車場は、おすすめ観戦ポイントの1コーナーやイベント広場にも近いので、ある意味ピットラウンジ専用駐車場よりいいかも。
ピットラウンジパスを持っていると、正面ゲートで各種パスが入った封筒を手渡されます。
この際、チケット購入者の名前を必ず聞かれますので、「誰の名義で買ったっけ?」とならないように注意してください。
パス一式を受け取ったら、まずは駐車券をミラーのところにかけるようにします。
場内の警備員はこの駐車券をみて誘導してくれるので、付けておかないとトラブルにつながります。
今年は紫+ピンク色ベースのパスですね。
ピットラウンジ専用駐車場
SUPER GT開催時、岡山国際サーキットのゲートオープンは朝6時です。
ピットラウンジパス保有者が利用できる専用ルームの利用開始が朝7時から夕方17時までなので、朝7時までに現地に到着できるようにしました。
サーキットに着いて車を専用駐車場に止めたのが6時40分頃、そのあと駐車場からラウンジまで歩いて向かいます。
で、この距離がやっぱり地味にある。
ピットラウンジパス保有者の専用駐車場は、バックストレート奥とかなり遠方に設定されます。
ここからパドックまで歩くと15分はかかるので、地味に大変。
2019年から設定された「クラブハウスラウンジ」という超プレミアムなチケットだと、Cパドックという一等地に車を止めることができます。
これは羨ましいのですが、10万円というお値段を考えるとちょっと手がでないですよね。
ピットラウンジ専用ルーム
ピットラウンジパスを持っていると専用の観戦ルーム(ラウンジ)を利用できます。
個人的にはこれがピットラウンジパスの一番大きなメリットだと思ってます。
部屋の中は例年と同じで、特に設備的に改良された点はありませんでした。
チケット代は10%以上値上げしたのにね。
専用ルームは4部屋設定されていましたが、そのうち1部屋は半分しか使えないので、実質3.5部屋って感じです。
また、部屋によって椅子やテーブルが違うので注意が必要です。
窓際席に座る場合は「見たいチームのピット近く」を選ぶのがおすすめです。
今年のピット割では、専用ルームの下はレクサスのピットがありました。
ここ数年はホンダか日産だったので、レクサスのピットが観れるのは久しぶりな気がします。
これは何をしているのかわかります?
正解は、「路面の温度を測っている」です。
タイヤメーカー「ブリジストン」のスタッフが、温度計を路面にあてて温度を測っているんです。
なぜかというと、車のタイヤ=ゴムは温度変化にとっても敏感で、数度の違いで性能が全然変わってきてしまうんです。
なので、路面温度を測って、どのタイヤを使うと一番早く走れるのかを調べる必要があるんです。
こちらはZENTのレースクイーンです。
ZENTのレースクイーンはレベルが高いことで有名です。
タレントの「おのののか」さんもゼントのレースクイーンしてたことがあります。
こんな光景も間近に見ることができる窓際の席はやっぱり人気があります。
なので、朝イチで座席をキープしないと、この良席は確保できません。
ピットウォーク
ピットウォークは土曜日と日曜日に設定されます。
通常は日曜日のほうが混雑するのですが、日曜日が雨予報ってこともあり、今年は土曜日もかなり混雑してました。
身動き取れません。
そして、やっぱり一番人気は1号車ホンダ・レイブリックNSXのピットです。
元F1ワールドチャンピオン・バトン選手の知名度、人気は格が違います。
ピットウォークが人気なのは
- 選手のサイン会がある
- 各チームのノベルティがもらえる
- レースクイーンの撮影ができる
からです。
バトン選手のサインなんか、ここでしからもらえないからね。
ピットではいつもSPみたいな人がバトン選手にピッタリついているので、サインなんかまずもらえません。
あと、ピットウォークは「車好き」と「レースクイーン好き」がはっきり分かれるイベントです。
「この人は○○目当てだな!」って面白いぐらいすぐわかります。
こちらは岡山国際サーキットのイメージガールの皆さんです。
オフィシャルカーが、なぜかクラウン。
サーキット内の様子
土曜日の朝、サーキット内を一通り回ってみました。
基本的に2018年から変わったところはない感じです。
岡山国際サーキットで一番バトルが観られる、バックストレートエンドのヘアピンです。
ちなみに、こんな形のコーナーがヘアピンと呼ばれるのは、髪を止める「ヘアピン」と形が似てるからです。
この角度だとよくわかりますね。
ヘアピン近くに待機している車両で、動けなくなったレースカーを引っ張って片づけてくれます。
この車両が日曜日に大活躍するとはこの時点では全く想像してませんでした。
ホッブズコーナーの近くです。
とにかくコースが近いので、GTマシンが3メートルほど先の超至近距離を駆け抜けていきます。
このマシンとの距離の近さが岡山国際サーキットの最大の特徴です。
そして、ここが岡山国際サーキットで一番カメラマンに人気があるといわれるマイクナイトコーナーです。
土曜日の朝7時なのに、もう準備している人がいます。
私はカメラに興味と知識がないのでよくわかりませんが、迫力ある写真が撮れるらしいです。
パドックの様子
パドックとは、レースカーを整備する「ピット」とレース関係者が利用する「大型トレーラー」の間のスペースです。
レース関係者が普通にうろうろしている、ファンにとっては夢のような空間です。
こんな感じでタイヤも無造作に置かれています。
タイヤにはどの車のどこにつけるタイヤなのかが書かれています。
例えば「#36 FR」は「36号車のフロント右側に付けるタイヤ」って意味ですね。
ちなみに、レース用のタイヤはスリックタイヤと呼ばれ、溝がないのっぺらなタイヤです。
タイヤのグリップ力は地面に接する面積が多いほど強くなるので、市販車についているような溝付きタイヤは溝の分だけ接地面積が減るので不利なんですね。
で、レース中は地面とタイヤの摩擦熱でゴムが溶けてグリップ力が高まるように設計されてます。
なので、一度走ったタイヤはこんな感じで表面がドロドロになってます。
ただし、雨が降った時は例外的に溝付きタイヤを使います。
溝がないと、路面とタイヤの間にある水をうまく排水できないのでスリップしてしまうんです。
なので、レース用のレインタイヤは、一般車についているタイヤみたいな溝がついてます。
レースを観るときは、タイヤに注目すると面白くなります。
- スリックタイヤ(のっぺらタイヤ)かレインタイヤ(溝付きタイヤ)か
- 使っているタイヤが得意な路面温度はどのくらいか
- 耐久性はどうか
この辺りの違いで、ラップタイムが全然変わってくるんです。
こういうのを知ってると、自分が乗る車のタイヤもいいものを選ぼうと思うようになりますよ。
こちらが4号車「グッドスマイル初音ミク」のピットです。
4号車はレースクイーンの衣装も可愛いのが多くて特徴的です。
やっぱり他のチームとは雰囲気違って目を引きます。
そしてファンも特徴的で、他のチームとはかなり客層が違います。
ちょっと長くなったので、続きは「その2」で!
2019年SUPER GT Round1 岡山国際サーキット観戦記 その弐 SUPER GT(OKAYAMA/AUTOPOLIS/SUGO/MOTEGI) How to get a Ticket
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