2025年7月、自宅の据え置き用ノートパソコンを買い替えました。
現在使っているのは、ThinkPad X1 Carbon 2018年モデル(6th Gen)なので、かれこれ8年も前のモデルになります。
不具合なく使えていたのですが、さすがに買い替え時期が来たかなーという感じです。

次に買うPCを色々調べたのですが、やっぱりキーボードの質を考えるとThinkPadになるんですよね。
VAIOのキーボードも好きなのですが、スペックを盛るとお値段が高くなるのがネックです。
結果、今回もThinkPadを選択することになりました。
Contents
「ThinkPad E16 Gen 3 IAL」を選んだ理由
色々と比較して選択した機種は、ThinkPad E16 Gen 3 IALで、選んだ理由は次の5点です。
1.キーボードの質がいい
色々とキーボードを触ってみたのですが、個人的にThinkPadとVAIOのキーボードが好みでした。
逆に、富士通、NEC、パナソニックは全くダメでミスタイプが多く、ストレスが溜まります。
以前、キーボードの相性が悪くてPCを買い替えたことがあるので、キーボードは最優先項目ですね。
2.高解像度の液晶画面が欲しい
キーボードと同様に、液晶の質にもこだわりがあります。
まず、解像度はWUXGA液晶 (1920 x 1200)より上、有機ELではなくIPS液晶(非光沢)が希望なのですが、この時点でかなり選択肢が狭まります。
他メーカーだとお値段がかなり上がるのですが、ThinkPad E16 Gen 3 IALは+1万円ちょっとでWQXGA液晶 (2560 x 1600)に変更可能でした。
タッチパネル対応はどちらでもよし、画面サイズは自宅据え置きなので大きいほうが良いとなると、ThinkPad E16 Gen 3 IALが最有力となりました。
3.価格差があまりないので性能がよい「IAL」がおすすめ
ThinkPad E16には、AMDのCPUを積んだ「AMD」、intelのIntel Raptor Lakeを積んだ「IRL」、Intel Arrow Lakeを積んだ「IAL」の3種類があります。
あまり価格差がないので、一番性能がいいIntel Arrow Lakeを積んだ「IAL」を選択しました。
「IAL」であれば、いちおうNPUを搭載したCore Ultraシリーズ2になります。
まあ、NPUの性能は低いけど。
4.コスパが抜群
ThinkPadのEシリーズは非常にコストパフォーマンスに優れていて、高スペックの構成にしても割安です。
VAIOも考えたのですが値段差がありすぎて、ThinkPad Eシリーズ一択になった感じです。
5.その他のこだわりポイント
その他のポイントは
- 画面サイズは自宅据え置きなので14インチ~16インチ程度
- 非光沢であれば液晶のタッチパネルはどちらでもいい
- 持ち運びはしないのでWWANモジュールはどちらでもよい
- 据え置き利用=マウス利用なのでトラックポイントはどちらでもよい
- できれば指紋が目立たない外装
なのですが、ThinkPad E16 Gen 3 IALは「5.できれば指紋が目立たない外装」以外のポイントを全て満たしています。
ThinPadのブラックボディは指紋が目立つので嫌いなんですよね。
以前あったシルバーモデルが復活すればいいのに。
購入した「ThinkPad E16 Gen 3 IAL」のスペック
購入した「ThinkPad E16 Gen 3 IAL」のスペックです。
まぁまぁモリモリ。
- インテルCoreUltra 7 255H
- Windows 11 Home 64bit
- DIMMメモリー 32GB (2 x 16 GB)
- 512GB SSD
- 16″ WQXGA液晶 (2560 x 1600) IPS, 光沢なし, マルチタッチ非対応, 100%sRGB, 120H
- IR&1080p FHDカメラ(プライバシーシャッター付)
- インテル Wi-Fi 6E AX211 2×2 & Bluetooth
- 指紋センサー
- バックライト付キーボード 日本語
- 4 セル 充電式リチウムイオン 64 Wh
- 65W ウォールマウント スリム ACアダプター
- 4年間 プレミア サポート プラス+翌営業日オンサイト修理
本体価格が180,488円、4年間プレミアサポートプラスが34,430円、合計214,817円です。
必要最低限のスペックにすれば約15万円なのですが、まあ長く使ううつもりなのでいいかなと。
【CPU】
ThinkPad E16 Gen 3 IALには、
Core Ultra 5 225U
Core Ultra 5 225H
Core Ultra 7 255H
という5つのCPUがあるのですが、私が購入した際に割引対象になっているのはUltra 5 225U、Core Ultra 7 255Hのみでした。
Ultra 5で全然問題ないのですが、末尾Uは省電力モデルなので、今回のように据え置き用との場合はちょっと微妙。
ほんとはCore Ultra 5 225Hがあればよかったのですが割引対象外だったので、Core Ultra 7 255Hを選択しました。
Ultra 5 225UとCore Ultra 7 255Hの価格差は約23,200円だったので、このCPU選択に一番悩みました。
【メモリー】
メモリーは、複数ブラウザ(20程度)を同時起動することがあるので、できれば32GBが希望でした。
16GBに+16,600円で32GBになるので、速度が速くなる「16GB×2」の構成を選択しました。
【ストレージ】
あまり容量を必要とするファイルを取り使わないので、512GB SSDを選択。
256GBに+9,800円です。
【ディスプレイ】
ディスプレイにはこだわりがあったので、アップグレードしました。
WUXGA液晶 (1920 x 1200)⇒WQXGA液晶 (2560 x 1600)
45%NTSC⇒100%sRGB
300nit⇒400nit
60Hz⇒120Hz
で、+11,700円は安いと思います。
【無線LANアダプター】
Realtek 8852BE⇒インテルAX211
評判の悪いRealtekは避けたかったので、+1,200円でIntel AX211にアップグレード。
【指紋センサー】
指紋センサーは便利なので、「なし⇒あり」へ+1,200円でアップグレード。
【キーボード】
ThinkPadのキーボードは、バックライト無しだと質感が悪いことで有名です。
なので、+1,200円で「日本語バックライトあり⇒日本語バックライトなし」へアップグレード。
【バッテリー】
あまりバッテリー駆動することは無いのですが、+1,200円と安かったので「3セル48Wh⇒4セル64Wh」にアップグレード。
【電源アダプター】
+600円なので、「通常のアダプター⇒65Wウォールマウント スリム ACアダプター」にアップグレード。
4年間 プレミア サポート プラス+翌営業日オンサイト修理について
2021年にThinkPad X1 nanoを購入した際は、3年保証14,080円+アクシデントダメージプロテクション(ADP)17,520円+オンサイト修理10,648円=42,248円の追加保証を付けています。
なので、3年間は落下、水濡れも含め、故障した場合は家まで修理担当者が来てくれて対応してくれました。
約20万円のパソコンに4万円超の追加保証は高い気もしましたが、結果的には付けて大正解!
不具合の非常に多かったThinkPad X1 nanoなので、もし追加保証を付けていなかったら大変なことになってました。

この時の経験もあるので、今回もしっかりと保証を付けておきます。
- 3年保証への延長
- 水濡れ、落下も保証してくれるアクシデントダメージプロテクション(ADP)
- 自宅まで修理に来てくれるオンサイト修理
この3つは絶対につけたいところ。
色々調べると、今は「プレミアムサポートプラス」という、ADPとオンサイト修理をセットにした保証が設定されています。
比較してみると
- プレミアムサポート3年+ADP+オンサイト修理:34,800円
- プレミアムサポープラス3年:28,800円
と、通常の補償にADPとオンサイト修理を追加するより、プレミアムサポートのほうが安いことがわかりました。
また、プレミアムサポートプラス3年と4年の差が5千円程度しかないので、「プレミアムサポープラス4年:34,400円」を購入することにしました。
個人的には、Lenovoのパソコンを買うときは、落下や水濡れまで補償してくれるプランへの加入が必須だと思います。
とにかく、日本語が不自由なオペレーターとのやり取りは避けたい。
ThinkPadの購入は楽天リーベイツの20%還元セール時がおすすめ!
ThinkPadを購入する場合、「楽天リーベイツ」を経由してLenovo公式サイトで購入するのがおすすめです。
普段は1.5%~6.0%程度の還元率なのですが、年に数回は20%還元となる時期があります。
購入機種、スペックはあらかじめ決めておいて、楽天リーベイツのLenovo製品20%ポイント還元セールを待っていたところ、2025年7月26日(土)~27日(日)にかけてセールが始まったので、さっそく購入しました。
今回の購入価格は214,817円なので、20万円の商品だと42,963ポイントももらえます。
これは大きい。
「ThinkPad E16 Gen 3 IAL」のインプレ
2025年8月7日(木)、「ThinkPad E16 Gen 3 IAL」が届きました。
オーダーが7月30日なので、約8日で到着したことになります。
ThinkPad nanoの時とは大違い。

届いた「ThinkPad E16 Gen 3 IAL」をさっそくセットアップして、とりあえず使えるようにしました。
しばらく触ってみた感想はこんな感じ。
いわゆる「ピーチスキン」ではないので好印象
「ThinkPad E16 Gen 3 IAL」は、ThinkPad Xシリーズのようなピーチスキン塗装ではなく、普通の黒塗装です。
黒なので指紋自体は目立つのですが、ピーチスキンよりは断然手入れがしやすいので好印象。
拭いたらすぐに奇麗になります。
実は、Eシリーズを選んだのはこの塗装の質もあったので、個人的には汚れが目立つThinkPad nanoの塗装より好印象です。
キーボードはちょっと思ってたのと違う
キーボードは、ちょっと思っていたのと違いました。
質感がいいといわれるバックライト付きでも、ThinkPad X1シリーズと比べると安っぽい感じ。
なんか、キーボードのストロークが短めで底つき感があってVAIOっぽい?
ThinkPadの「滑らかさ」がなくなって、「カッチリ感」が増えています。
あと、実は10キー付きのノートPCを初めて使うのですが、10キーの影響で画面の中心とキーボードの中心がずれているのが気になります。
これはなれの問題かも。
液晶は素晴らしい
液晶は素晴らしいですね!
WUXGA液晶 (1920 x 1200)を普段は125%のスケールで使っているのですが、発色もいいし16インチの表示範囲も広くて好印象。
いざというときは100%スケールにすれば広い画面も使えます。
その他
指紋認証の精度もThinkPad nanoより向上していて、まず失敗がありません。
重量は約1.8kgで、持ち運びは無理ですね。
「外出先で持ち運び利用もOK」とか言ってるレビューは信じてはダメです。
やっぱり、自宅据え置きとしての利用が正解だと思います。
保証も落下や水濡れまで4年間保証してくれるので、長く使えそうです。
まとめ:ThinkPad E16 Gen 3 IALの購入方法とインプレまとめ
2025年8月、8年ぶりに自宅用据え置きPCを買い替えました。
選んだのは「ThinkPad E16 Gen 3 IAL」で、おおむね満足しています。
キーボードの質感は、依然の「柔らかくてストロークがあってしっとり」ではなく、「硬くてストロークが短くてカッチリ」になっているので、VAIOっぽいです。
慣れるまで違和感ありますが、それでもNEC、富士通、Panasonicあたりのキーボードより断然使いやすいので、私はやっぱりThinkPadかな。
VAIOもいいんだけど、お値段がね。
この性能と保証内容のPCが21万くらいなら「アリ」だと思います。
「ThinkPad E16 Gen 3 IAL」は、できれば10年くらい使いたいなー。

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