私はPCを購入する際、必ず「3年の延長保証+自然故障以外も修理できるオプション」に加入します。
ソニーだと「ワイド保証」、NECだと「安心保障サービスパック」という商品ですね。
実際に保証を利用することは少ないので、損得で言うと微妙ですが、加入する理由は「もめるのがめんどくさいから」です。
故障の原因が自然故障なのか、ユーザーの過失なのか、サポートとやり取りするのがホントにめんどくさくて苦痛です。
なので、多少割高でも「落下や水濡れでも修理OK」のオプションには必ず加入、保証が切れる3年後に買い替えという感じです。
直近だと、
- SONY:VAIO Duo 13
- SONY:VAIO Pro13
- NEC:LAVIE Direct HZ(Hybrid ZERO)
- Lenovo:ThinkPad X1 carbon
というPC利用歴ですが、いずれも自然故障以外も修理OKの保証に加入してます。
そして2021年秋、ThinkPad X1 carbonが故障したので修理に出しました。
ThinkPad X1 carbon Gen6にも3年間の延長保証とアクシデント・ダメージプロテクションをつけていたので、自然故障以外も無料修理の対象となります。
Lenovoのサポートを使うのは初めてだったので心配したのですが、意外なほど迅速でスムーズな対応だったので驚きました。
以前利用したことがあるSONYの修理と同レベルで素晴らしかったので、その時の様子をまとめておきます。
Contents
レノボ アクシデント ダメージプロテクションとは
ThinkPadを購入する際、オプションで「アクシデント ダメージ プロテクション」という保証サービスに加入することできます。
アクシデント ダメージ プロテクションとは、火災、液体こぼし、落下、自然災害による破損など予期しない事故による障害をカバーするサービスで、盗難、紛失も補償対象となります。
加入しておけば自然故障以外も無料で修理対応が可能ですが、保証対象外となるケースもあるので注意が必要です。
【保証対象】
国内で発生した火災、液体こぼし、落下、自然災害(落雷、風災、豹災、雪災に限る)、盗難、紛失
【修理上限】
修理回数、金額に上限なし
【注意点】
(1)盗難・紛失、火災の場合、Lenovoが指定した金額を負担することで代替機が準備される
盗難、紛失、火災の場合、レノボが指定する金額を支払うことで代替機が提供されます。
追加費用については、PCの利用期間、代替機のスペックなどにより異なるので、ケースバイケースだそうです。
(2)表面の損傷のみは保証対象外
表面の損傷のみは対象外なので、仮に外装が割れていてもPCが問題なく動作していれば保証対象となりません。
【保証対象となるケース】
- パソコンが誤ってテーブルから落下して液晶ディスプレイを破損した場合
- 落雷による過電流によりパソコンに重大な障害が発生した場合
- キーボードにコーヒーをこぼしてパソコンにシステム障害が起きた場合
【保証対象とならないケース】
- 外部のケースが割れるが、パソコンが問題なく動作している場合
- パソコンを雨天の中で使用し、動作不良によりデータが消えてしまった場合
- スライタスペンまたはバッテリーの置き忘れ
修理は電話で依頼するのがおすすめ
レノボのコールセンターは担当が日本人でないことが多いので、細かいニュアンスなどが伝わりにくいケースがあります。
このため、修理依頼はメールやチャットでも可能ですが、できれば電話で担当者と直接話すのがおすすめです。
特にADPを利用する場合は、修理箇所が無料対応可能なのか確認するのが重要です。
問い合わせ先は持っているPCのブランドにより異なるので、こちらで確認しておきましょう。
【レノボサポート窓口】
https://support.lenovo.com/jp/ja/solutions/hf001521#madoguchi
問い合わせ先はフリーダイヤルですが、固定電話からしか繋がらない仕様です。
携帯電話からだとナビダイヤルで有料になるので、できればコールバックを利用しましょう。
折り返しレノボから電話をしてくれるのでとても便利です!
【レノボコールバック】
https://pcsupport.lenovo.com/jp/ja/contactus/callback
修理状況はWEBで確認できる
レノボのパソコンを修理すると、配送状況や修理の進捗をWEBから確認することができます。
この際、「問い合わせ番号」が必要なので、修理依頼の際に教えてもらえる番号をメモしておきましょう。
【レノボ修理状況確認サイト】
https://support.lenovo.com/jp/ja/repairstatus
修理依頼から修理完了PCの到着までは約1週間
レノボの修理は優秀で、おおむね一週間から10日程度で修理完了品が手元に戻ってきます。
国産メーカーと比較しても早いほうなので、この点は素晴らしいです。
ただし、部品の欠品があったり修理不可能な場合は、担当から電話連絡があるようなので時間がかかります。
レノボアクシデントダメージプロテクションを実際に使ってみた
2021年10月、ADPを利用してThinkPad X1 carbonを修理しました。
【故障内容】
- 一部キーボードの破損(キートップ外れ)
- 落下による液晶破損
- 本体ケースの傷
【修理経緯】
- 2021/10/13(水) 修理受付窓口に修理依頼
- 2021/10/14(木) PC引き取り(佐川急便)
- 2012110/15(金) レノボリペアセンター到着
- 2021/10/20(水) 修理完了、発送
- 2021/10/21(木) PC到着(佐川急便)
【修理結果】
- 液晶交換
- 天板交換
- 液晶ベゼル交換
- キーボード交換
- 本体ケース交換
【その他】
- 外観はほぼ新品状態
- レノボで各種チェックを実施し正常動作していることを確認
- 本体裏面のシールなどは貼り換え(シールは若干傷んでいる)
まとめ:ThinkPad X1 carbonをLenovoアクシデント・ダメージプロテクションを利用して修理してみた
2021年10月、レノボの保証サービス「アクシデント ダメージプロテクション」を利用しました。
電話での受付からPCの引き取り、修理完了まで非常にスムーズで、とても素晴らしい対応でした。
レノボのサポートはいい評判と悪い評判が混在しているのですが、私は非常に好感触を持ちました。
多分、トラブルになるケースは
- アクシデントダメージプロテクションに加入していない
- 担当者の日本語能力に問題があることをユーザー側が認識してない
この2点が原因だと思います。
アクシデントダメージプロテクションに加入していないと、修理金額でトラブルになりがちです。
レノボの場合、修理見積だけでも費用がかかるので、「修理見積⇒思ったより高額なのでキャンセル」した場合でも、数千円の見積もり費用が必要です。
また、保証対応できる部分と実費の部分が混在するケースがあるので、これもトラブルになりがちです。
なので、レノボのパソコンを購入する場合は、ADPへの加入は必須だと思います。
ADPはそれなりに高額で、16万円のThinkPad X1 carbonで3年加入した場合だと4万円近く必要です。
ですが、レノボのPCを買う場合は、この費用は必要経費とみるべきかな。
あとは、コールセンターの日本語能力が低いケースが多いので、この点はユーザー側でフォローが必要です。
怪しいと感じたら担当を変えてもらうのも一つの手だと思います。
レノボのパソコンを購入する場合は、それなりの対応がユーザー側に求められるってことですね、いいか悪いかは置いといて。
ホントはVAIOがいいんだけど、トラックポイントが・・・。
でも、2021年10月に発売されたSX12の勝色はヤバイです。
ThinkPad nanoを買ったばかりなのに(汗
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