【阪神甲子園球場観戦ガイド】タイガース戦、高校野球を観戦する際のおすすめエリア、席種まとめ

阪神甲子園球場では、阪神タイガースの本拠地として、年間60試合を超える公式戦が開催されています。

また、春と夏には高校野球の大会も開催されます。

 

甲子園のスタンドには、大きく分けると

  1. 中央席(バックネット裏)
  2. 1塁側内野席
  3. 3塁側内野席
  4. 1塁側アルプス席
  5. 3塁側アルプス席
  6. ライト外野席
  7. レフト外野席

という7エリアがあります。

それぞれのエリアの特徴と、おすすめの席をまとめてみます。

甲子園球場の座席表PDF

甲子園球場の座席表PDF(全体)です。

サイズが大きなPDFファイルですが、かなり詳細に座席位置を確認できます。

◆2025年阪神甲子園球場座席表(PDF)

 

エリアごとの座席表(PDF)はこちら。

  1. 中央席(TOSHIBAシート、グリーンシート)
  2. 1塁内野席(SMBCシート、アイビーシート)
  3. 3塁内野席(SMBCシート、ブリーズシート)
  4. 1塁アルプス席
  5. 3塁アルプス製
  6. ライト外野席
  7. レフト外野席

※タイガース戦では特別に()内の名称で呼ばれています。

 

また、こちらの座席位置検索から、詳細な座席位置や座席からの見え方を確認することもできます。

【甲子園球場 座席検索】
https://koshien.hanshin.co.jp/stadium_seat/

甲子園球場の席種

1.中央席(バックネット裏)

【タイガース公式戦】

タイガース公式戦の場合、中央席には、

  1. TOSHIBAシート
  2. グリーンプレミアムシート
  3. グリーンシート下段
  4. グリーンシート上段

という4種類の席種が設定されます。

 

【高校野球】

高校野球の場合、中央席は

  1. 下段(TOSHIBAシートエリア)
  2. 中段(グリーンシート下段エリア
  3. 上段(グリーンシート上段エリア)

という3種類の席種が設定されます。

中央席はバックネット裏に該当する座席で、座席には折り畳み式のテーブルがあり、座席間もゆったりしているので快適に観戦できるエリアです。

 

【TOSHIBAシート(A~O段)】

座席位置がアルファベットA~Oの前方席は「TOSHIBAシート」という、ちょっと上級なシートが設置されているエリアです。

高校野球開始時は「中央指定席・下段」となります。

  • バックネット裏、グラウンドにとても近いので、選手がよく見える
  • 座面がフカフカ、折り畳み式テーブルも付いていて快適
  • チケット価格が高い
  • 屋根がないので、雨が降ると100%濡れる
  • 座席間の段差が少ないので、前に座る人の頭が邪魔になってグラウンドがよく見えない

私は「段差の少なさに起因する視界の悪さ」が不快なので、あまり好きな席ではないです。

いくらグラウンドに近くても見えなくては意味ないですからね。

 

【グリーンシート下段(1~20段)】

座席位置1~20段の間は「グリーンシート下段」と呼ばれ、個人的に一番おすすめのエリアです。

高校野球開催時は「中央指定席・中段」となります。

  • 屋根があるので急な雨が降っても安心
  • デイゲームでも日陰になるのでとても快適
  • 折り畳み式のテーブル付き
  • チケット価格はお高めだけど、それだけの価値はある
  • 甲子園の屋根はとても高いところにあるので、前方席は風向きによっては雨が入り込む
  • デイゲームの場合、1~10段までは時間帯によって直射日光が当たる

時間帯によっては直射日光が当たるお席もあるので、グリーンシートの10段~20段くらい、できれば1塁側がおすすめです。

 

【グリーンシート上段(21~35段)】

座席位置21~35段の間は「グリーンシート下段」と呼ばれ、高校野球開催時は「中央指定席・上段」となります。

  • 屋根があるのでほぼ100%雨が防げる
  • 1日中ほぼ日陰になる
  • テーブル付き
  • グラウンドから距離があるので臨場感に欠ける
  • 季節によっては強風で体感温度がかなり下がることがある
  • 30~35段は屋根が近いので圧迫感があり、高く上がったフライは見切れる
  • 28~35段は柱が視界に入る席がある

グラウンドから遠くて臨場感がないくせに、30段より上は屋根のせいで圧迫感があるので、正直微妙なお席です。

 

2.1塁側、3塁側内野席

【タイガース公式戦】

タイガース公式戦の場合、1塁側内野席には

  1. 1塁側SMBCシート
  2. アイビーシート

3塁側内野席には

  1. 3塁側SMBCシート
  2. ブリーズシート

という4種類の席種が設定されます。

 

【高校野球】

高校野球の場合、内野席は

  1. 下段(SMBCシートエリア)
  2. 中段
  3. 上段

という3種類の席種が設定されます。

 

内野席には、中央席と同様に座席にテーブルが付いています。

また、試合がとても見やすく、チケットの価格も中央席より安めなので、個人的におすすめのエリアです。

 

【SMBCシート(A~P段)】

座席位置がアルファベットA~Pの前方席は「SMBCシート」と呼ばれ、高校野球開始時は「1塁・3塁指定席・下段」となります。

  • ベンチ上のグラウンドに近いエリアになり、選手を近くで見ることができる
  • 座席間の高低差が少ないので、前にちょっと背が高い人が座ると、グラウンドがほとんど見えない。
  • 屋根がないので、雨が降ると100%濡れる
  • デイゲームの場合、日向になる時間帯が長い

私は、「TOSHIBAシート」と同様、あまり好きなお席ではありません。

 

アイビーシート、ブリーズシート】

阪神タイガースの試合でアイビーシート(1塁側)ブリーズシート(3塁側)、と呼ばれ、特にアイビーシートはタイガースを応援したい場合はお勧めのお席です。

高校野球開始時は「1塁・3塁指定席の中段 or 下段」となります。

  • 12段から上であれば屋根があるので、突然の雨でも濡れる可能性が低い
  • 午前中は3塁側が日陰、午後は1塁側が日陰になるので、基本的にタイガース公式戦の場合は1塁側が日陰で快適
  • 座席の高低差がしっかりあるので視界もいいし、グランドからの距離感も適度で観戦しやすい
  • 甲子園は1塁がタイガース側、3塁がビジターチーム側なので、ビジターチームを応援する場合は3塁側に座らざるを得ないが、夕方に正面から差し込む直射日光がかなり厳しい
  • 30段より上は屋根が近くて圧迫感があるくせに、グランドから距離があるので臨場感がない
  • 30段より後ろのお席は柱で見切れる可能性がある

個人的には、内野席であればアイビーシートの12~23段の間、できるだけホームベースより(番号が大きい)エリアがおすすめです。

屋根下席、日陰席の情報は、こちらに詳しくまとめてあります。

【甲子園球場観戦ガイド】デイゲームでも快適に観戦できる日陰になる座席情報まとめ!

 

3.1塁側、3塁側アルプス席

アルプス席は、内野席と外野席の間にあるお席で、高校野球の時は応援団が座るエリアです。

お値段もお手ごろで、民度も外野よりいいので、家族連れにもおすすめです。

【メリット】

  • 実は座席間隔が広めで、外野席より快適
  • タイガース戦の場合は比較的チケットが取りやすい(高校野球の場合は別)
  • 高校野球の場合、出場校の応援団やブラスバンドが利用するので応援が非常に盛り上がる
  • デイゲーム、ナイターともに、早めに日陰になる1塁側アルプス席のほうが基本的に快適
  • タイガース戦の場合、外野席より客層がいい場合が多い
  • タイガーズ戦の場合、1塁側アルプスは応援の音ズレが少ない

【デメリット】

  • アルプス席は屋根がなく、雨が降るとずぶぬれになる
  • 1塁側、3塁側どちらもデイゲームの場合はずっと日が当たるため、暑い時期は熱中症対策が必須
  • アルプス席の前方は意外と段差が少ないので、前の人の頭が気になる
  • 背もたれがないので長時間の観戦では腰が痛くなる
  • 斜めに試合を見る姿勢になるので疲れる

4.ライト外野席、レフト外野席

外野席はタイガース戦だと圧倒的に応援が盛り上がる席です。

ですが、熱烈なファンが多いため、静かに試合を見るのには向いていません。

【メリット】

  • お値段が一番安い
  • 外野席は座席数も多く、比較的チケットが買いやすい
  • 春の高校野球の場合、10度台の気温の日も多いので、日が当たる外野席はポカポカして快適に観戦できる
  • タイガース戦の場合、ライト外野席は阪神ファンの聖地となり、応援が非常に盛り上がる
  • 甲子園は基本的に「立ち応援禁止」の珍しい球場なので、座って観戦できる
  • ライトよりレフトのほうが治安がよい(気がする)
  • 外野席最上段は「後ろからヤジが聞こえない、後ろの看板で日影ができる、気にせず立って応援できる」というメリットがある良席

 

【デメリット】

  • 椅子が固く、背もたれがなく、座席間隔も狭い
  • バックスクリーンのビジョンが見えないエリアがあるが、プロ野球でビジョンが見えないのはそれだけで微妙
  • 屋根がないため、その時の天候に観戦環境が大きく左右される
  • 横1列に配置される席数が多いので、中間の席からの出入りが困難
  • ライト側とレフトでは、ライトのほうが早く日陰になる
  • レフト側は直射日光が差し込む時間帯が長いので、特に念入りな日差し対策は必須
  • 夏の高校野球の場合、強烈な日差しをまともに受けるので、1試合観戦でもかなり日焼けする
  • タイガース戦の場合、ライト外野席は「つまらないヤジをする人、マナーが悪い人」がいるリスクが高く、せっかくの野球観戦が残念になる可能性がある
  • 前方席(前から5段めくらい)はフェンスが非常に邪魔で不快
  • アルプス席寄りの席はフェンスが邪魔になりホームベースやピッチャーが見えない席もある(本来は見切れ席にすべきレベル)

まとめ:阪神甲子園球場観戦のおすすめエリア、席種

タイガース公式戦や高校野球が開催される甲子園球場は屋外球場なので、お席によって快適度が大きく変わります。

観戦するお席を選ぶ際、まずは予想される天候によりおすすめの席種が異なります

  • 降雨が予想される場合⇒屋根下で雨をしのげる席が快適
  • 寒さが予想される場合⇒直射日光が当たるエリアがぽかぽかして快適
  • 暑さが予想される場合⇒屋根がないエリアはかなり厳しい

その後は

  • タイガースを応援したい⇒1塁側
  • ビジターチームを応援したい⇒3塁側
  • じっくり試合を見たい⇒中央席、内野席
  • お手軽な価格のチケットがいい⇒アルプス席、外野席
  • 熱烈なタイガースの応援をしたい⇒ライト外野

という感じでお席を選べばいいと思います。

私は、タイガースを応援したい場合は「アイビーシートの12~23段の間、できるだけホームベースより(番号が大きい)エリア」、ビジターチームを応援したい場合は、グリーンシート下段の10~20段の間、1塁側より(番号が小さい)エリアがおすすめです

 

Koushien High School Baseball Tigers How to get a Ticket

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