2025年10月 奈良・正倉院展へ行ってきたよ 其の弐 近鉄観光特急「あをによし」で奈良へ

2025年10月31日(金)~11月3日(月)にかけて、奈良の国立博物館で開催されている「第77回正倉院展」に行ってきました。

チケットは2025年9月5日(金)10:00の発売時刻に抑えてあるので安心です。

2025年10月 奈良・正倉院展へ行ってきたよ 其の壱 チケット準備編

 

実は今回の奈良旅行の前日、阪神甲子園球場で開催された日本シリーズ第5戦を観戦しています。

ホントは観戦するか微妙だったのですが、前日のゲリラ放流でグリーンシートの良席を確保できたので、急遽観戦してきました。

【観戦記】2025年10月30日(木) 日本シリーズ第5戦 タイガースvsホークス戦@阪神甲子園球場

近鉄観光特急「あをによし」で奈良へ

奈良までの交通機関は、前から乗ってみたかった近鉄の観光特急「あをによし」を利用しました。

「あをによし」は、令和4年4月に運行を開始した近鉄の観光特急で、約40分で京都と奈良を結んでいます。

 

「あをによし」に乗るため、まずは京都駅に向かいます。

平日金曜日の午後なので、そこまで京都駅は混雑していない印象です。

 

 

今回乗るのは、14:55京都発の「特急あをによし」です。

「あをによし」とは、奈良にかかる枕詞で「青丹(あおに)」という奈良で取れる青い土が由来といわれています。

転じて、「青丹で彩られた美しい奈良の都」といった誉め言葉の意味もあります。

 

 

近鉄京都駅には、奈良のお土産コーナーがありました。

ですが、ぶっちゃけ奈良のお土産ってかなり微妙ですよね。

喜ばれるお菓子がないので、お土産は京都で京都北山マールブランシュのお濃茶ラングドシャ「茶の菓」と、お濃茶フォンダンショコラ「生茶の菓」を購入しました。

特に、お濃茶フォンダンショコラ「生茶の菓」は大好評だったのでおすすめです。

 

 

ホームには「あをによし」が既に停車していました。

車体のカラーは、天平時代(729~749年までの奈良時代の最盛期)に高貴な色とされた紫色が基調となっています。

 

 

「SIGHTSEEING LIMITED EXPRESS AONIYSHI(観光特急列車あをによし)」の文字もあります。

 

 

車両側面には、正倉院の宝物「螺鈿紫檀五絃琵琶」モチーフの花柄がデザインされています。

【螺鈿紫檀五絃琵琶】

 

 

平日午後の列車ですが、チケットは全席売り切れとなっていました。

あをによしは「4両編成で乗車定員も最大84名と少ない」ので、売り切れることが多いです。

 

 

特急券(指定席券)は、乗車1か月前の10:30から購入可能です。

私は近鉄のWEBサイトからeチケットを購入しているので、特に発券することなく乗車可能でした。

料金は、特急料金520円+デラックス料金220円=740円を通常料金に追加するだけなので、結構お得だと思います。

ちなみに、京都~奈良の運賃は760円なので、計1,500円のお支払いが必要です。

近鉄観光特急「あをによし」車内の様子

「あをによし」は4両編成で、2号車には売店があります。

 

 

販売カウンターは、正倉院の校倉造(あぜくらづくり)をモチーフにしています

ケースには、あをによし車内販売限定の「紫芋のモンブラン」が並んでいました。

おいしそうだったのですが、乗車時間が30分ちょっとしかないので今回は見送ります。

 

 

モンブラン以外にも、色々なメニューが販売されています。

 

 

その他、あをによし関連のお土産がずらり。

 

 

乗車記念カードは、ご自由にお取りください形式です。

 

 

私が予約した4号車の車内はこんな感じ。

A~B列は対面形式の配列、C~D列は斜めに座る形式です。

 

 

私が予約したC~D列は、こんな感じで三角形のテーブルを囲む形式のシートです。

ただ、このシートはかなり座り午後地が悪くて辟易しました。

とにかく硬くて滑るので、特に斜め後ろ向きに座るシートは酔いやすいと思います。

 

 

床のカーペットも、正倉院の宝物をイメージしているそうです。

 

 

テーブルに設定してある照明は、2025年の正倉院展でも展示される「瑠璃坏」をイメージしています。

これは美しい。

【瑠璃坏】

 

 

クラフトビールと、バターサンド(ほうじ茶&レーズン)をご購入。

時間がないので車内では食べず、お土産にしました。

宿泊は「東横INN近鉄奈良駅前」に3連泊

14:55分に京都を出発、15:29に近鉄奈良駅に到着しました。

「あをによし」の感想ですが、1回乗れば満足かな。

列車は綺麗で高級感があるのですが、いかんせん椅子の座り心地が悪すぎます。

乗車時間も約30分と短いのでゆっくりできないし、車窓からの眺めも微妙。

 

 

近鉄奈良駅に到着後、まずは奈良総合観光案内所に向かいます。

奈良って、観光地のわりにWEB関連の情報が貧相で、知りたい情報がイマイチ伝わってきません。

京都と比較すると、特に期間限定イベントの情報はかなり劣ります。

なので、紙の資料は貴重。

 

 

今回は、「東横イン近鉄奈良駅前」で3連泊します。

奈良には、「近鉄奈良駅前」と「奈良新大宮駅前」という2つの東横インがあるのですが、アクセス面を考えると「近鉄奈良駅前」が圧倒的に便利です。

ですが、「近鉄奈良駅前」って、通常のツインルームがないんですよね。

わずか3室しかない「セパレートツイン」しか2ベッドルームがないので、とにかく予約を取るのが大変です。

 

【東横INN近鉄奈良駅前】

 

 

東横イン近鉄奈良駅前の1階ロビーです。

広くはないので、朝食時は混雑しそう。

私は東横インの朝食が苦手なので利用しないけど。

あと、エレベーターが1機しかないので、朝のチェックアウト時刻にはエレベーター待ちがありそうです。

 

 

「セパレートツイン」は、バスルームを挟んでベットが左右に配置されるレイアウトのお部屋です。

プライバシーは守られるのですが、ベッド幅が90cmしかないのでかなり狭いです。

なんか刑務所みたい、入ったことないけど。

ちなみに、通常のシングルはベッド幅150cmなので、セパレートツインは2/3程度の幅しかありません。

 

 

左側の部屋の様子です。

テレビやテーブルなどは独立していますが、やっぱりベッド幅90cmは狭い。

 

 

こちらが右側の部屋です。

東横イン近鉄奈良駅前には通常のツインがないので、2ベッドルームを希望する場合は、この「セパレートツイン」しか選択肢がありません。

個人的には微妙なお部屋なのですが、東横イン近鉄奈良駅前のアクセスの良さを考えると、「奈良新大宮駅前」より断然おすすめです。

ただ、多分セパレートツインは3部屋しかないので、確保は大変。

夕食は「奈良オモテナシ食堂」

ホテルにチェックイン、荷物を部屋に置いた後、夕食のため近鉄奈良駅周辺に出かけます。

当日はあいにくの雨、しかもまぁまぁの雨量です。

色々調べた結果、ホテルから徒歩10分ほどのところにある「奈良オモテナシ食堂」に行ってみました。

 

【奈良オモテナシ食堂】

 

 

おしゃれな店構えです。

開店直後の17時だったので、予約なしでもお席を確保できました。

 

 

おしゃれで綺麗な店内です。

店員さんがの対応がとても丁寧で好印象!

 

 

メニュー。

 

 

せっかく奈良に来たので、「春鹿」をオーダーしてみました。

日本酒っぽくなくて、とても飲みやすいお酒です。

これ、油断して飲むとやばいですね。

 

 

おでんをオーダーしました。

大根は味がシミシミでむっちゃ美味しい!!

こんにゃくは3センチ以上ある分厚さで、食べ応えあり。

 

 

「おおぶりアジフライ880円」です。

こちらは安定のおいしさ。

 

 

「三輪そうめん(冷)715円」を頼んでみました。

実は三輪そうめんを食べるのは初めてですが、こんな感じで食べるんですね。

ちょっとスープ?がしょっぱく感じました。

 

 

限定4食の「縞ホッケ定食1,650円」です。

普通に美味しいですが、私は鎌倉のヨリドコロのほうが好きかな~。

 

 

翌日は、朝イチから正倉院展に行く予定です。

体調を万全にするため、早めに就寝しました。

 

続きはこちら。

2025年10月 奈良・正倉院展へ行ってきたよ 其の参 正倉院展と春日大社の夜間参拝

 

旅行記はこちら

How to get a Ticket

コメントをどうぞ(名前にはニックネームを入力してください)

名前欄を入力し、「コメントを送信する」ボタンを押してください。