カープ電子チケットの使い方、メリット、デメリットまとめ

広島東洋カープは、2025年から電子チケットを導入しています。

IT関係に弱いカープなので大丈夫か不安だったのですが、2025年の公式戦では大きなトラブルもなく、普通に利用できたようです。

私もカープ電子チケットで数試合観戦したのですが、シンプルで使いやすく、今後は電子チケットメインで観戦しようと思います。

私が実際にカープ電子チケットを利用して感じたメリットとデメリットをまとめてみます。

カープ電子チケットとは

カープ電子チケットとは、マツダスタジアムで開催されるカープ公式戦で利用できる電子チケットシステムで、2025年から運用されています。

 

【カープ電子チケットの利用条件】

カープ電子チケットの利用条件は、次の2点です。

 

(1)カープオンラインチケットで購入すること

カープオンラインチケットの利用にはカープIDが必要なので、事前にアカウント登録をしておきましょう。

(2)クレジットカード決済すること

カープ電子チケットの利用はクレジットカード決済限定です。

また、トラブル防止のためチャージ方式、プリペイド方式のクレジットカードは使わないほうが無難です。

 

【カープ電子チケットの利用方法】

カープ電子チケットは、カープIDマイページ内の「MY電子チケット」から表示可能です。

チケットは、チケット購入確定の翌日の深夜4時頃から表示可能となります。

 

【カープ電子チケット】
https://www.carp.co.jp/ticket/e-ticket/index.html

カープ電子チケットのメリット

1.チケット購入時の手数料が無料

カープオンラインチケットでチケット媒体として「カープ電子チケット」を選択した場合、チケット発券手数料が0円となるため、チケット額面のみで購入可能です。

  • カープオンラインチケット(紙チケット):送料700円
  • チケットぴあ:システム利用料330円+発券手数料165円+コンビニ決済手数料330円=合計825円

と、他の購入方法だとチケット額面以外にもかなりの手数料が必要です。

特に、チケットぴあなどのプレイガイドは、「2,500円の外野席でも825円の手数料(33%超の手数料)と、ぼったくりに近い手数料を徴収するので、要注意です。

 

2.座席位置がすぐに確認できる

カープ電子チケットを選択した場合、購入翌日の深夜4時にはチケットが表示されます。

この時に詳細な座席位置も把握できるので非常に便利です。

ちなみに、紙チケットの場合、自宅に郵送されるまで座席位置がわかりません。

 

3・チケットの譲渡が非常に簡単

カープ電子チケットの譲渡は非常に簡単で、入場用QRコードを譲渡するだけです。

QRコードの譲渡方法は

  • QRコード表示用URLを送付
  • QRコードのスクリーンショットを送付
  • QRコードを印刷した紙を送付

など、とにかくQRコードを送付できればOKなので、紙媒体を選択すればスマートフォンを持っていなくても利用できます。

 

4.スマートフォンがなくても利用可能

カープ電子チケットは、一度生成されたQRコードが不変で利用期限もありません。

このため、スクリーンショットや紙に印刷したQRコードでも入場可能となり、スマートフォンは必須ではありません。

 

5.中止時の払い戻しが楽

カープ電子チケットで購入した試合が雨天中止となった場合、購入時に利用したクレジットカードに自動的に返金となります。

なので、基本的に何もしなくてOKなのが超楽です。

ちなみに、紙チケットの場合はマツダスタジアムで払い戻し手続きが必要なので、結構面倒です。

紙チケットの払い戻し対応期間は2週間程度と短いので、特に遠方から観戦する場合は電子チケットの自動払い戻しのメリットが際立ちます。

 

カープ電子チケットのデメリット

1.購入はカープオンラインチケットでクレジットカード決済を選択した場合のみ

カープ電子チケットを利用できるのは、「カープオンラインチケットでクレジットカード決済を利用した時のみ」です。

カープオンラインチケットで銀行振り込みを選択した場合は利用できないため、クレジットカードが必須です。

 

2.紙チケットと比べて味気ない

カープ電子チケットの画面は、試合日程、座席位置、QRコードなどが表示されたシンプルな画面です。

一方、カープ公式サイトで購入した紙チケットは、選手の写真が印字されたカッコいい「ピクチャーチケット」です。

観戦の記念にチケットを残しておくのが好きな人は、公式サイトの紙チケット一択です。

 

3.スタンド入場時のチケットチェックがめんどい

マツダスタジアムでコンコースからスタンドに入る際にはチケットチェックがあります。

紙チケットであれば、首からかけたチケットホルダーにチケットを入れておけば、両手がふさがっていても係員がチェックしてくれます。

スマートフォンの場合は自分でロックを外して表示する必要があるので、少なくとも片手が利用できる状態が必須なので、地味にめんどくさいです。

私はこのチケットチェックがめんどいので、電子チケットであっても紙にQRコードをを印刷して、チケットホルダーに入れておきます。

 

4.万が一のシステムトラブルのリスクが伴う

2025年は大きなトラブルなく運用できたカープ電子チケットですが、「紙チケットを持っていれば必ず入場できる」紙チケットと比較すると、システムトラブルや通信トラブルのリスクがあります。

なので、できればQRコードのスクリーンショットをあらかじめ保存しておきましょう。

 

5.チケット譲渡システムがシンプルなので横取りされるリスクがある

カープ電子チケットの譲渡システムは非常にシンプルで、「入場用QRコードを譲渡する」だけです。

QRコードは一度生成されると有効期限がなく、一度利用されるとその後は「入場後のため使用不可」となるシステムです。

このため、悪意ある第三者にQRコードが漏洩し、先に球場に入場されると、いざ自分が入場しようとした時に門前払いとなります。

なので、入場用QRコードの管理はちゃんとしてく必要があります。

 

6.決済には通常のクレカを使ったほうが無難

カープ電子チケットは、試合が中止となった場合は自動的に決済クレカに返金となります。

この返金処理時、プリペイド方式のクレカの場合はトラブルにつながるリスクが高いので、カープ電子チケットの決済には、チャージ方式、プリペイド方式のクレカを利用しないほうがいいです。

 

7.リセールシステムがない

せっかく電子チケットシステムを構築したのに、なぜかリセールシステムの運用がありません。

チケット販売にあたり、「この入場券は、購入者の氏名・連絡先を確認した上で販売された特定興行入場券です。主催者の同意なく、有償譲渡することは禁止いたします。」との記載があります。

本来、チケットは購入した人が売ろうが捨てようが自由です。

その権利を制限するのであれば、販売者側もしっかりとした対応、少なくとも都合で行けなくなったチケットがリセールできる環境を整備すべきです。

特に、カープは「2~3月に1年分のチケットを一斉販売する」という、ファンの都合を無視したチケット販売方法を継続しています。

一方的にファン側に不利益を押し付け、「主催者の同意なく、有償譲渡することは禁止いたします。」という対応はありえません。

まとめ:カープ電子チケットの使い方、メリット、デメリットまとめ

2025年から、広島東洋カープが導入した電子チケット「カープ電子チケット」を数試合使ってみたのですが、個人的にはかなり好印象です。

  • 購入時の手数料が無料
  • 譲渡が非常に簡単
  • 払い戻しが自動(球場に行かなくてもいい)

というメリットは大きいので、特に広島県外から遠征で観戦するファンにはおすすめです。

「観戦記念のために紙チケットが欲しい!」というファン以外は、カープ電子チケットを利用するほうが楽で便利だと思います。

 

2025年時点では大きなトラブルもなく利用できたカープ電子チケットですが、他球団のシステムと比較しても優秀だと思います。

特に、専用アプリが必要ないのは好印象です。

あとは、

  • 甲子園球場の甲チケのように、「ピクチャーチケットが欲しい人は、球場設置の発券機でピクチャーチケット発券に切り替えられる」というシステムの導入
  • 安価なリセールシステムの導入

という2点があれば完璧だと思います。

 

Carp How to get a Ticket

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