Xiaomi POCO X7 Proのインプレと不要な広告削除の方法まとめ

2025年11月のAmazonブラックフライデーのセールで、「Xiaomi POCO X7 Pro」を購入しました。

私のメイン端末は、2024年に購入したXperia1 Viで、当時は約18万円もした高級機です。

今回購入したXiaomi POCO X7 Proは、セールで定価49,980円が24%引きの「37,980円」とお買い得になっていたので、サブ端末として購入しました。

Xiaomiの端末は、圧倒的なコストパフォーマンスを誇る一方、異常ともいえる広告表示がうざいということでも有名です。

以前から興味があったシャオミ端末を初めて購入したので、インプレと広告の削除方法についてまとめてみます。

Xiaomi POCO X7 Proの基本スペック

Xiaomi POCO X7 Proの基本スペックです。

とても3万円台のスマートフォンとは思えない高スペックぶりに驚きます。

SoC:Dimensity 8400-Ultra
RAM:8GB
STORAGE:256GB
DISPLAY:6.67インチAMOLED(120Hz)
BATTERY:6000mAh(90W急速充電)
SIZE:160.75mm×75.24mm×8.29mm、198g
SIM:デュアルSIM(e-sim非対応)
OS:Xiaomi HyperOS 2

購入価格:37,980円(-24%)

Xiaomi POCO X7 Proの長所、メリット

1.強烈なコストパフォーマンス

何といってもPOCO X7 Proの一番の売りは、その圧倒的なコストパフォーマンスです。

後述しますが

  • AnTuTuスコア170万越え
  • メモリ8GB、ストレージ256GB
  • リフレッシュレート120Hzの有機ELディスプレイ
  • 6000mAhの大容量バッテリーと90W急速充電

というスペックで、実売37,000円は「ありえない」ほど高コスパです。

 

私のメイン端末Xperia 1Viのスペックが

  • Snapdragon 8 Gen3(AnTuTuスコア約170万)
  • メモリ12GB、ストレージ256GB
  • リフレッシュレート120Hzの有機ELディスプレイ
  • 5000mAhの大容量バッテリー

と、ほぼ同じようなスペックなのですが、価格は

  • Xperia1 Vi:約18万円
  • POCO X7 Pro:約3.7万円

と4倍以上違います。

Xperiaのほうがカメラ性能が格上とか、細かい差はあるものの、このコストパフォーマンスの良さは圧倒的です。

 

2.AnTuTuスコア170万越えの圧倒的なパワー

「POCO X7 Pro」のantutuスコアは、ハイエンド向けSoCで例えると、Snapdragon 8 Gen2搭載機に近いです。

メモリ8GB、ストレージ256GBとこちらも必要十分なので、ゲーム好きな人のサブ端末としては最適かと。

私はゲームをしないのですが、POCO X7 Proは、ちょっとした操作でも処理能力の高さがわかります。

同価格帯の格安スマートフォンのAnTuTuスコアは30万とかなので、ありえないほど高コストパフォーマンスです。

 

3.リフレッシュレート120Hzの有機ELディスプレイ

POCO X7 Proが搭載するディスプレイは6.67インチの有機ELで、解像度は2712 × 1220(1.5K解像度)です。

非常に美しく彩度も十分なディスプレイで、リフレッシュレート120Hzにも対応しているので、画面スクロールも滑らかです。

私のサブ端末iPhone16のリフレッシュレートが60Hzなので、比べると滑らかさが全然違います。

個人的に、リフレッシュレート120Hzは必須のスペックだと思っているので、サブ端末としてiPhone16を持ち歩く機会が減りそうです。

120Hzに慣れると、60Hzはカクカク過ぎて使う気になれません。

 

4.6000mAhの大容量バッテリーと90W急速充電

POCO X7 Proは大容量の6000mAhバッテリーを搭載しています。

私のメイン端末のXperia1Vi(5000mA)より、かなり電池持ちがいいです。

他のインプレでは、思ったほどバッテリー持ちがよくないというコメントをよく見ますが、私の環境だと発熱も少なく、かなりバッテリー持ちは良好だと思います。

あと、90W急速充電に対応しているので、42分で0%⇒100%まで急速充電できます。

ただ、急速充電には同包されている専用充電器を使う必要があるので、私は利用していません。

 

5.ケース、保護フィルム、充電器がついている

POCO X7 Proは、保護フィルムがあらかじめ貼られた状態で出荷されます。

ガラスフィルムではないので質感はイマイチですが、買ってすぐに使えるのは好印象。

黒のケースや急速充電気も同包されているので、付属品は充実しています。

 

6.不要なアプリを削除できれば意外とプレーンで素直

口述しますが、POCO X7 Proはデフォルト状態だと広告、通知、ゾンビアプリがひどくて、ちょっと使い物になりません。

ですが、パソコンを利用して不要なアプリを削除すると、意外なほど快適に使えます。

私は1時間ほど設定をしただけで、その後は非常に快適に利用できています。

 

7.デュアル物理SIM対応

POCO X7 Proは、2枚の物理SIMに対応しています。

最近の端末は、「物理SIM+e-SIM」の端末が多いので、2枚の物理SIMが利用できる端末は貴重です。

保有している回線数が多い人ならe-SIMとか不便すぎるのわかってくれるはず。

Xiaomi POCO X7 Proの短所、デメリット

1.極悪な広告、通知、ゾンビアプリ

Xiaomiのスマートフォンといえば、異常なほど掲載される広告で有名です。

POCO X7 Proもその例にもれず、デフォルト状態だと広告や不要なアプリがてんこ盛りです。

不要なアプリは削除してもゾンビのように復活して、うざい通知を連発するという悪質っぷり。

また、広告もひどくて、なんとスマートフォンの設定を変える操作でも広告表示されるという極悪使用。

着信音を変えるだけで広告が表示されるとか、ちょっとありえないです。

この悪質な広告、通知、ゾンビアプリは、通常の方法だと削除できません。

 

2.FeliCaが使えない

多分、これがPOCO X7 Proの最大の弱点になると思うのですが、FeliCaに対応していないため、SuicaやICOCAといった交通系ICが利用できません。

現状の日本で交通系ICが利用できないとかありえないので、この点だけでかなりの人のメイン端末とはなりえないと思います。

 

3.使いこなすにはある程度の知識が必須

Xiaomiの端末は、広告がうざすぎるので初期状態での利用は難しいと思います。

パソコンを使って不要なアプリを削除したり、トラブル発生時に自力で解決したりと、ある程度の知識と気合が必須です。

その他、XiaomiのUIは慣れが必要とよく言われますが、私はあまり違和感を感じなかったです。

 

4.その他

その他のPOCO X7 Proの弱点としては、

  • カメラの評価が微妙
  • フラッシュがない
  • ワイヤレス充電がない

あたりでしょうか。

Xiaomi POCO X7 Proの不要アプリの削除方法

Xiaomi名物の「異常な広告、悪質な通知、削除しても復活するゾンビアプリ」は、 POCO X7 Proでも健在です。

これらは通常の方法では削除できないので、パソコンとPOCO X7 Proを接続し、パソコンからADBというコマンドを使って削除します。

私の環境では以下の方法で問題ありませんでしたが、起動できないなどの不具合が発生しても自己責任でお願いします。

 

1.POCO X7 Proをデバックモードにする

POCO X7 Proのデバックモードを有効化するには、開発者モードを有効にする必要があります。

「設定⇒デバイス情報」と展開し、OSバージョンを連打すると開発者モードが有効になります。

 

その後、「設定⇒追加設定⇒開発者向けオプション」と展開し、「USBデバック」をONにすればOKです。

 

2.パソコンにADBをインストールする

SDK Platform-Tools for Windowsをダウンロードし、適当なフォルダに解凍、展開します。

展開先のフォルダは日本語名を使わないほうが無難。

 

3.パソコンとPOCO X7 Proを接続する

パソコンとPOCO X7 ProをUSBケーブルで接続します。

「USBデバッグを許可しますか?」的なメッセージが表示されたら、全て許可でOKです。

 

5.コマンドプロンプトアプリのカレントフォルダを変更する

パソコンでコマンドプロンプトアプリを起動し、先ほど「SDK Platform-Tools for Windows」を保存したフォルダまで移動します。

例えば、SDK Platform-Tools for Windowsを「C:\userdata」に保存した場合

cd C:\userdata

とコマンドプロンプトに入力すればOKです。

カレントフォルダ(現在作業中のフォルダ)を変更後、

adb devices

と入力して、List of devices attachedの下にスマートフォンのシリアル番号っぽいものが表示されれば、ADBがスマートフォンを認識できています。

 

6.ADBコマンドを使って不要アプリを削除する

以下のADBコマンドを使って不要アプリを削除します。

成功すると「Success」と表示されます。

私が削除して問題なかったのは次のアプリです。

 

【MIUIブラウザ】
adb shell pm uninstall –user 0 com.mi.globalbrowser

【GetApps】
adb shell pm uninstall –user 0 com.xiaomi.mipicks

【MIUIミュージック】
adb shell pm uninstall –user 0 com.miui.player

【MIビデオ】
adb shell pm uninstall –user 0 com.miui.videoplayer

【ゲームセンター】
adb shell pm uninstall –user 0 com.xiaomi.glgm

【Youtube】
adb shell pm uninstall –user 0 com.google.android.youtube

【GoogleOne】
adb shell pm uninstall –user 0 com.google.android.apps.subscriptions.red

【GoogleTV】
adb shell pm uninstall –user 0 com.google.android.videos

 

【トラブル時の対処・報告】
adb shell pm uninstall –user 0 com.miui.miservice

【緊急速報メール】
adb shell pm uninstall –user 0 com.google.android.cellbroadcastreceiver

通知音変更時の広告停止

不要なアプリを削除すると、基本的に広告は全て停止します。

ですが、私の環境だと通知音の変更時に広告が表示されたので、設定で停止します。

 

1.通知音変更時に表示される画面で「アカウント」を選択する

 

2.設定画面で「広告を表示」と「パーソナライズされたおすすめ」をオフにする

以上の操作、設定で、私の環境だと広告は一切出なくなりました。

快適!

 

あとは、評判の悪い「RAM拡張」をOFFにしておけば完璧!

追加設定⇒「メモリ拡張」⇒「オフ」とするだけです。

アプリのパッケージ名確認方法

adbコマンドでアプリを強制削除する場合、アプリのパッケージ名を指定する必要があります。

パッケージ名は、「アプリアイコン長押し」⇒「i」⇒「アプリ情報右上のメニュー」⇒「アプリ情報」から、APK名で確認できます。

まとめ:Xiaomi POCO X7 Proのインプレと不要な広告削除の方法

2025年11月、アマゾンのブラックフライデーで値下げされたXiaomi POCO X7 Proをサブ端末として購入しました。

FeliCaが使えないため日本でメイン端末として利用するのは厳しいのですが、圧倒的なコストパフォーマンスは素晴らしく、20万円近いスマートフォンを購入するのがアホらしくなります。

ただ、デフォルト状態だと、通知音を変更するだけで広告が表示されるという日本製のスマートフォンだと考えられないような仕様です。

なので、adbコマンドを使える程度の知識がある人だけにおすすめします。

 

私は今まで

・メイン端末:Xperia
・サブ端末:1代くらい前のアイフォン

という構成で利用しているのですが、FeliCaが使えるいい端末があれば、今後はメイン端末もXiaomiにしちゃうかも。

 

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