WWAN内蔵PCでLTEに繋がらない場合の対策

私は、持ち出し用のモバイルパソコンには、必ずWWANをオプションで付けています。

パソコンは「起動した瞬間にネットに繋がらないと意味がない」と思っているからです。

また、スマートフォンのテザリングは、繋げる手間や、スマートフォンのバッテリーが減ることから、私的に論外です。

 

ところが、ちょっと古めのPCの場合、LTE関連の設定が意外と難しくて、ネットに繋がらない「LTE圏外病」に悩まされることがあります。

パナソニックのレッツノート(CF-QV1)の設定でかなり苦労したので、自分の忘備録もかねてUPします。

 

なお、本ページの内容は私個人の忘備録と解決策の一例です。

掲載内容に従って操作したことによる不具合などは、一切関与、責任を負えませんので、この点はご理解ください。

また、わかりやすさを優先しているため、厳密には意味や定義が違う部分もあります。

LTE圏外病とは

LTE圏外病とは、PCにSIMカードを差しても「圏外」と表示され、一切通信ができない状態のことです。

LTE圏外病になる原因にはいろいろあるのですが、適切なAPN設定をすることで解決することがほとんどです。

【APN設定とは】

APN設定とは、スマートフォンやパソコンから携帯電話会社の回線を利用する場合に必要な「接続先(アクセスポイント)」の設定です。

スマートフォンの場合、適切なAPN設定を自動的に読み込んでくれるので、ユーザーがAPN設定をする必要は基本的にありません。

パソコンの場合は、そのような便利なシステムがないことが多いので、自分で適切なAPN設定をする必要があります。

【APN設定の方法】

APNは、「設定」→「ネットワークとインターネット」→「APN設定」→「APNを追加」から設定します。(WINDOWS11の場合)

 

【YmobileのAPN設定】

Ymobileの5G対応SIMを利用する場合、APN設定は次の通りです

  • プロファイル名:なんでもOK(例:Ymobile)
  • APN:plus.acs.jp.v6
  • ユーザー名:ym
  • パスワード:ym
  • サインイン情報の種類:CHAP
  • IPの種類:IPv4V6
  • APNの種類:インターネットおよびアタッチ

 

【APNの種類が設定できない機種がある】

適切にAPN設定すればLTEでの通信ができるようになるのですが、古めの機種では「APNの種類」を設定できないケースがあります。

そもそもAPN設定の項目がなかったり、あっても「インターネット」しか選べないんです。

この場合、ネットに繋がらない「LTE圏外病」に悩まされることになります。

LTE圏外病になるしくみ

【アタッチAPNとインターネットAPNの違い】

携帯電話会社のネットワークを利用する場合、最初に「携帯電話会社の通信網にログイン・認証」を受ける必要があります。

この設定が「アタッチAPN」と呼ばれ、「ネットワーク接続用の設定」となります。

無事に携帯電話会社のネットワークに接続後できたら、「インターネットAPN」の設定に従い、実際のデータ通信を行います。

つまり、「インターネットAPN」とは、「データ通信用の設定」ということです。

このため、PCにSIMカードを差してLTE通信をする場合、アタッチAPNとインターネットAPNの設定が必要です。

 

【古いPCの場合アタッチAPNの設定がない】

古めのPCにWINDOWS11を導入した場合、APN設定の画面で「インターネットおよびアタッチ」を選択できない場合があります。

この場合、「アタッチAPN」に変な値が設定されてしまうため、携帯電話会社の通信網にログインできず、圏外となります。

 

【3G停波により4Gにも接続できなくなるケースがある】

4G(LTE)ネットワークに接続する場合、適切なアタッチAPNが設定されていないと、通信ができません。

ですが、3GネットワークにはアタッチAPNの設定がないため、アタッチAPNが間違っていても普通に繋がります。

そして、3Gネットワークにつながれば、3Gネットワーク経由でLTEにも接続できます。

なので、3Gが使える環境であれば、アタッチAPNが間違っていてもLTEに無理やりですが接続できるんです。

ですが、3Gが停波すると、この無理やり接続ができなくなるので、LTE通信不可=LTE圏外病が発症します。

LTE圏外病の対策

LTE圏外病の対策は「適切なアタッチAPNを設定する」ことです。

ですが、一部古めのパソコンにWINDOWS11を導入すると、OSからアタッチAPNの設定ができないので詰みます。

この場合、ツールを使って、LTEモデムに直接「適切なアタッチAPNを設定する」ことで、通信を回復できます。

 

私が使っていたPanasonic レッツノート(Let’snote) CF-QV1に搭載されているLTEモジュールはSierra Wireless EM7430 WWANです。

こちらのツールを利用すると、EM743に直接アタッチAPNを書き込むことができます。

MBM-Profile.zip

【使い方】

  1. MBM-Profile.zipを解凍する
  2. MBM-Profile.BATを実行する
  3. 現在のアタッチAPN設定が表示されるので確認、変更の必要があれば「Y」と回答する
  4. メッセージに従いアタッチAPNを設定する

変更したAPN設定は即時反映されるため、すぐにネットワークにつながるようになります。

How to get a Ticket

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