2024オールスターゲーム「チケットリセール」の使い方と注意点まとめ

2024年のプロ野球オールスターゲームでは、チケットのリセールシステムが準備されます。

ただし、リセールを利用できるチケットは販売窓口によって異なり、

  • ローチケ先行販売分⇒ローチケリセール利用可
  • チケットぴあ販売分⇒チケットぴあリセール利用可
  • イープラス販売分⇒リセール無し

という取り扱いになっています。

一般発売分と、イープラス販売分だけ差別する意味が不明ですよね。

 

ローチケ、チケットぴあのリセールは、ぶっちゃけ「かなり出来が悪い」です。

大手プレイガイドだからと安心しているとひどい目に合うので、あらかじめ覚悟しておいたほうがいいレベルでヒドイです。

しかも、粗悪なシステムのくせに手数料は超ぼったくり。

 

私は2022年の日本シリーズでローチケリセールを利用したのですが、22,760円のチケットリセールで「手数料を4,190円」も徴収されてます。

クレカのリボ払いもびっくりの18.4%も手数料取られるんですよね。

 

その他、以前から問題点が指摘されているのに、全く改善がありません。

とはいえ、現状だとこのボッタクリシステムを利用するしか選択肢がないので、私の経験も含め注意点をまとめてみます。

2024年オールスター「ローチケ」リセール概要

リセール概要

【販売方法】

抽選方式

【リセール期間】

7/12(金)12:00~7/15(月・祝)23:59

【リセール結果発表】

7/18(木)15:00~

【出品、購入方法】

ローチケアプリを利用

出品概要

【対象チケット】

ローチケ先行抽選で発売されたチケット
グループシート、一般発売チケットは対象外

【出品枚数】

1~4枚

【手数料】

・リセール手数料10%/枚
・振込手数料330円/件

【リセール成立後の返金方法】

  •  リセール成立後、期限内に「CASH POST」にて振込手続き。
  •  リセール成立可否は、自分でリセールサイト内を確認する必要があります。メールの配信はありません。
  •  リセール成立の場合、チケット代金から各種手数料を差し引いた金額が返金となります。
  • チケット購入時の各種手数料は返金の対象外です。

【注意事項】

  • リセールはあくまでも購入希望の申込みがあった場合に成立となるため、出品されたチケット代の返金を約束するものではありません。
  • 2枚出品した場合、1枚のみ成立する場合があります。
  • 購入者分と同行者分で2枚チケットを保有している場合、購入者分のチケットのみを出品することはできません。2枚とも出品、もしくは、同行者分のチケットのみを出品することは可能です。
  • 分配、受け取り済みのチケットは、一度購入者に返却後に出品可能です。

購入概要

【チケット媒体】

電子チケットのみ

【購入可能枚数】

1枚のみ

【手数料】

・システム利用料220円/枚
・電子チケット利用料110円/枚

【決済方法】

クレジットカードのみ

【リセール結果の通知】

成立、不成立どちらの場合もメールにて通知

【注意事項】

  • 既に持っている公演は申し込みできません。
  • 当選後にキャンセルはできません。
  • チケットは、申込時に登録した電話番号のスマートフォンのみダウンロード可能です。

2024年オールスター「チケットぴあ」リセール

リセール概要

【販売方法】

先着方式

【リセール期間】

7月20日(土)10:00~試合前日23:59

【出品、購入方法】

7月20日(土)10:00~出品され次第

出品概要

【対象チケット】

チケットぴあ購入チケット

【出品枚数】

1~4枚

【手数料】

・リセール手数料10%/枚
・口座送金事務手数料275円

【注意事項】

  • 未発券のチケットのみ出品可能です
  • リセールが成立した場合、リセール申込時に登録した口座に返金されます
  • 返金はリセール成立から約3週間後となります
  • 返金の際にメール等は配信されません

購入概要

【チケット媒体】

紙チケット

【購入可能枚数】

1~4枚

【手数料】

通常の購入と同じ

【決済方法】

クレジットカード

【注意事項】

先着方式のため、出品があり次第購入可能となります。

2024年オールスターゲームチケットリセールの注意点とポイント

オールスターゲーム2024リセールシステムの注意点とポイントをまとめてみます。

1.イープラス購入分はリセール対象にならない

2024年のチケットリセールは、ローチケ購入分、チケットぴあ購入分のみリセール可能です。

また、ローソンチケットで購入した電子チケットであっても、一般発売で購入したチケットやグループシートは対象外なので注意が必要です。

2.ローチケリセールの注意点

(1)リセール期間が短い

リセール受付期間は、7/12(金)12:00~7/15(月・祝)23:59となっています。

第1戦が7月23日(火)なので、なんと8日前締め切りというやる気のなさ。

「やむを得ない事情でご観覧いただくことが困難になったお客様はご利用ください。」であれば、試合の前日までリセールOKにしないと電子チケットの意味がないですよね。

 

(2)グループシートや一般発売で購入したチケットはリセール対象外

グループシートはリセールの対象外なので、行けなくなった場合は泣く泣くあきらめるしか選択肢がありません。

また、一般発売が7月20日(土)なので、自動的に「一般発売で購入したチケットはリセール対象外」となります。

 

(3)購入申し込みは1席種のみしかできない

リセールでチケットを購入したい場合、数ある席種から1つだけを選択して申し込みする必要があります。

第2希望、第3希望などの申し込み枠はなく、とにかく1席しか申し込みできません。

最近の球場は多種多様な席種があるので、数十種類ある席種から1つを選べという鬼畜仕様です。

しかも、「申し込み時点でどの席種に何枚のリセールチケットが出品されているのか不明」なので、購入希望者は何も判断材料がない中でたった1つの席を選ぶ必要があります。

 

こんな仕様なので、当然「チケットのアンマッチ」が発生して、リセール売れ残りが発生します。

2023年の羽生さん単独公演「GIFT」では実際にアンマッチが大量に発生したのですが、全く改善されない仕様に呆れます。

羽生結弦アイスショー「GIFT」チケットリセールのアンケートまとめ

 

(4)出品は1~4枚可能だが購入は1枚のみ

これも謎仕様なのですが、出品は1~4枚を選択できるのに、購入は1枚のみになっています。

なので、リセールで購入する場合は「ペアで並んで観戦」できません。

なお、2枚持っているチケットのうち1枚だけを出品した場合、試合を観るときに横にいる人がリセール当選者ということになります。

 

(5)手数料がお高い

リセール手数料は、「リセール手数料10%/枚+振込手数料330円/件」も必要です。

また、チケット購入時に必要な各種手数料は返金対象外なので、出品者の負担はさらに大きくなります。

転売を防止したいのであれば、リセールの手数料はもっと抑えるべきですよね。

 

私は2022年の日本シリーズでローチケリセールを利用したのですが、22,760円のチケットリセールで「手数料を4,190円」も徴収されてます。

クレカのリボ払いもびっくりの18.4%も手数料取られるんですよね、この粗悪システムで。

2022年プロ野球日本シリーズのリセールシステムを使ってみた

 

(6)出品者は手続きがめんどい

チケットをリセールへ出品した場合、手続きが面倒で、しかもかなり不親切です。

なんと、出品したチケットが売れたか、売れなかったかは、自分でリセールサイトを確認しないとわかりません。

メールなどで通知が来ないというありえない仕様で、しかも「指定期間内に返金処理をしないと自動的に没収」という極悪仕様。

メール通知をしない意味も、強制没収される仕様も意味が分かりません。

2.チケットぴあリセールの注意点

(1)チケット購入は先着方式

チケットぴあのリセールは先着方式が採用されています。

チケットは「出品後すぐに購入可能」となるので、購入希望者はリセールサイトに張り付いてチェックする必要があります。

 

(2)リセール期間が長く、2枚以上も購入できる。

チケットぴあのリセールは7月20日(土)10:00~試合前日23:59まで購入可能です。

試合前日まで購入可能なので、「急用で行けなくなった」場合でも対応可能なスケジュールとなっています。

というか、本来のリセールはこうあるべきですよね。

また、ローチケと違って複数枚購入も普通に可能です。

 

(3)手数料がお高い

リセール手数料は、「リセール手数料10%/枚+口座送金事務手数料275円」と、ローチケと同じくぼったくりです。

オールスターゲームの場合はチケット代金が高額なので、10%の手数料は高すぎです。

個人的には青天井の手数料ではなく、ある程度の限度額設定が必須だと思います。

あと、出品者に不親切なローチケと違って、チケットぴあの場合は自動で返金手続きされるので、手続きを忘れて没収されるという理不尽はありません。

まとめ:マイナビオールスターゲーム2024リセールシステムの使い方、ポイント

2024年のプロ野球オールスターゲームは、ローチケとチケットぴあのリセールシステムが採用されています。

イープラスだけが謎の仲間外れされているので、残念ながらイープラス購入分はリセールに出品することができません。

イープラスもリセールシステム持ってるのに謎差別ですよね。

というか、イープラス系「チケプラ」のリセールが超優秀なので、これを採用しちゃうと「ローチケとチケットぴあのリセールシステムが駄目すぎることがばれちゃう」からではないかと個人的には思ってます。

 

日本プロ野球機構が主催する試合としては、2020年日本シリーズから始まり、今回で8回目のリセールシステムとなりますが、ほとんど進歩がありません。

個人的には

  • 手数料がチケット代金の10%+330円とか高すぎ
  • リセール期間短すぎ&試合1週間前締め切りとか早すぎ
  • チケットの出品状況が全くわからないのに、「申し込みは1席種のみ」とかありえない
  • ローチケの先行販売のみリセール対象とか意味不明

と、かなりのダメダメ仕様です。

特に、リセール期間が一週間前で終了とか、「ふざけるものいい加減にしろ!」と怒ってもいいレベルです、何のための電子チケットなのか。

 

チケットのリセールシステムは、イープラス系の「チケプラ」が非常に優秀です。

  • 抽選方式が採用されている
  • 手数料は数百円と格安
  • 前日までリセール可能
  • 申し込み時点でのリセール出品数がわかる

と、ローチケやチケットぴあと比較すると数段優れたシステムです。

現状、ローチケはリセールについてかなり遅れているので、危機感を持たないとヤバイと思います。

 

という訳で、かなり「使えない」プロ野球オールスターゲームのリセールシステムなので、利用の際には注意してくださいね。

Nippon Professional Baseball How to get a Ticket

コメントをどうぞ(名前にはニックネームを入力してください)

名前欄を入力し、「コメントを送信する」ボタンを押してください。

※JPEG・JPG・GIF・PNG形式のみ