予約できるスマートコインロッカー「SPACER」

ここ数年、外国人旅行者の増加もあり、全国的に駅のコインロッカー不足が目立つようになりました。

以前は、目的地までの交通手段とホテルさえ確保すればOKだったのですが、現状だと「コインロッカーをいかに確保するか」も非常に重要です。

大きな荷物を持ったままでは観光もしにくいし、スポーツ観戦や観劇などでは、そもそも大きな荷物の持ち込みは不可です。

もしお目当てのコインロッカーが全て利用中だった場合、途方に暮れることになります。

 

なので、私は最近コインロッカーを利用する場合は、事前に予約できる「SPACER」を使うようになりました。

SPACERを使うと確実にコインロッカーを確保できるので、とにかく旅行や遠出が楽になります。

私が実際に使ってみて感じたSPACE Rのメリット、デメリットをまとめてみます。

SPACER(スペースアール)とは

SPACER(スペースアール)とは、株式会社SPACER(スペースアール)が運営するスマートコインロッカーです。

スマートフォンを利用して鍵の開け閉めや利用料金の決済が可能で、鍵は第三者と共有も可能です。

また、コインロッカーの事前予約にも対応しているので、混雑が予想される時は事前に予約しておくと、確実にコインロッカーを確保できます。

【SPACE R(公式サイト)】
https://spacer.co.jp/

SPACE Rのメリット、デメリット

メリット

1.コインロッカーの予約ができる

なんといってもSPACERの一番のメリットは、事前にコインロッカーを予約できることです。

駅でコインロッカー難民になることがない安心感は計り知れません。

ただし、予約時点から利用料金が必要となるので、いつ予約をスタートさせるかは難しいところ。

早く予約しすぎると料金が高くなるし、あまり直前過ぎると予約できるロッカーがなくなるリスクがあります。

 

2.アプリで予約から決済まで完結できる

SPACERを利用してコインロッカーを予約する場合

  1. コインロッカーの予約
  2. 荷物を入れるためのコインロッカーの開錠
  3. 荷物を取り出すためのコインロッカーの開錠
  4. 利用料金の支払い

これら全てがアプリ上で完結します。

これ、むっちゃ便利で、慣れるとSPACE Rなしでは旅行できないくらいになります。

 

3.鍵の共有ができる(らしい)

SPACERには鍵の共有機能があって、家族や第三者に鍵を送付できます。

私は使ったことがないのですが、家族や友人での共有はとても便利そうですよね。

 

デメリット

1.対応しているコインロッカーが少ない

SPACERは、対応してるコインロッカー数がまだ少なめです。

大阪駅、広島駅など大きな駅には設置していますが、ちょっと地方の駅に行くと全く対応しているコインロッカーがありません。

なので、行先によっては全く使えない可能性があります。

 

2.アプリのUIは微妙、安定性にも不安がある

SPACERアプリのUIは微妙で、特にコインロッカーの検索機能の出来が最悪です。

Googleマップを利用してコインロッカーを探すのですが、初期値=自分が今いる場所からマップをスクロールして使いたいロッカーを探すという頭が悪い仕様です。

アプリ経由だと駅名や施設名で検索できないので、とにかくロッカーを探すのが面倒です。

しかも、一度ロッカーの詳細を確認してマップに戻ると、必ず現在位置から始まるというこれまた頭が悪すぎる仕様です。

また、その他の使い勝手も微妙で、お世辞にも使いやすいアプリとは言えません。

 

3.コインロッカーが開かなくなったことがある

私は、SPACERを使って利用したコインロッカーが開かなくなって、コールセンターに電話して対応してもらったことがあります。

その際は、コインロッカーの近くで開錠の操作をしても「ロッカーが見つかりません」的なメッセージが出て詰みました。

コールセンターに電話をするとリモートで開錠してくれたので事なきを得たのですが、SPACE Rを使う際はちゃんと作動するか毎回ドキドキしています。

ちなみに、コールセンターの対応時間は、毎日7:00~23:00まで対応と比較的長いので安心です。

【コールセンター(7:00~23:00)】
0120-130-180

 

4.料金がお高めになりがち

SPACERの利用料金は、「予約料金100円+時間毎の利用料金」というシステムです。

例えば4時間300円のロッカーを「4時間前から予約+8時間荷物を預けた」場合、

予約料100円+(300円×4)=1,300円の利用料金が必要です。

一般的なコインロッカーが1日500~800円程度なので、どうしても割高になりがちです。

 

5.料金体系が分かりにくい

SPACERの利用料金は、「予約料金100円+時間毎の利用料金」というシステムなのですが、どうもロッカーによっては最大料金の提供があるっぽいです。

例えば広島駅に設定しているSPACER(中サイズ)の場合、利用料金は3時間ごとに400円(最初の1時間無料)という設定です。

このコインロッカーを13時間利用したのですが、予約料100円+400円×4=1,700円ではなく、請求金額は1,300円でした。

調べると、このコインロッカーは1日最大1,200円という最大料金の設定があるらしく、予約料100円+最大料金1,200円=1,300円だったっぽいということが分かりました。

でも、アプリには最大料金の表示が一切ないので、非常に不親切です。

要は、実際に預けてみないと利用料金が分からないんですよね。

最大料金が適用されるのであれば、もっと早くから予約しても料金が変わらないのに。

まとめ:予約できるスマートコインロッカー「SPACER」

ここ数年のインバウンド需要増もあり、駅のコインロッカーは慢性的に不足しています。

早朝に到着する場合であれば大丈夫なのですが、ちょっと遅く昼前到着とかだと、空いているコインロッカーがなくて途方にくれることも。

主要駅にはコインロッカー不足を補うため、手荷物預け入れサービスもあるのですが、長蛇の列で荷物を預けるのも回収するのもかなり時間がかかります。

荷物があると観光も大変だし、スポーツ観戦や観劇の場合は、そもそも大きな荷物の持ち込みが不可のため、実は「コインロッカーをいかに確保するか」は、非常に重要なポイントです。

 

私はここ数年、コインロッカーの混雑が予想される時は、事前にコインロッカーを予約できる「SPACER」を利用しています。

アプリの使い勝手と安定性が悪いため、いつも「ほんとに鍵が開くのか?」と心配しながら使っているのですが、やっぱり予約できるのはとても便利です。

利用料金がお高めにはなりますが、コインロッカーが確保できているという安心感は何物にも代えがたいので、ぜひ皆さんも使ってみてください。

 

How to get a Ticket

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