ローチケ先着販売「IPアドレス単位の接続制限」の可能性

大手プレイガイドの一つ、「ローソンチケット(以下ローチケ)」は、サーバーがあまり強くないので、人気公演のチケットを販売する際には超混雑します。

混雑時は全く画面が進まないのでイライラするのですが、実は「混雑」以外でも、自分の環境が「アクセス拒否対象」となっていると、エラーが発生して購入手続きを進めることができません。

先着販売でチケットが購入できるかどうかは「運」の要素が一番強いのですが、しっかりした事前準備や練習をすることで、購入できる確率を上げることができます。

今回は、ローチケのアクセス拒否対象の判定基準に「IPアドレスが関与しているか?」を考えてみます。

ローチケの「アカウント単位での接続拒否」の可能性

ローチケは、以前から「連続してアクセスするアカウントを接続拒否」していると思われます。

以前の検証では、判定基準は「ローチケのアカウント単位」のみで、「IPアドレスやcookie」は影響していない可能性が高いと予想されています。

なので、アカウント単位での接続拒否の影響を避けるため

  • 複数のローチケアカウントを準備して並行でチャレンジする
  • その際のIPアドレスは同一でも問題なし
  • 拒否対象とならないように、ボタンの連続押しは避ける

あたりが、ローチケ先着販売の対策でした。

詳細はこちら。

ローチケ先着販売「アカウント単位の接続制限」の可能性

ローチケの「IPアドレス単位での接続拒否」の可能性

今まではあまり影響がないと思われていたアクセス時のIPアドレスですが、どうも「影響あるかも?」と思われる事象が確認されています。

先日、ローチケの決済用クレカを変更しようと思ったのですが、途中でエラーが表示され、全く登録できないという状況になりました。

最初はスマートフォンで作業していたのですが、その後パソコン(同一Wi-Fi接続)で作業してもエラーが発生します。

試しにスマートフォンのWi-Fiを切って5G接続にしたところ、なんとエラーなしで無事に登録できました。

 

今回の事象では、「エラー発生時の環境」と「無事に登録できた環境」での違いを整理すると

  • ブラウザ:変更してもエラー発生⇒cookieは影響なさそう
  • 端末(同一Wi-Fi接続):変更してもエラー発生
  • 接続回線:変更したら繋がった⇒IPアドレスが変わるとエラー回避できる可能性

となります。

今までは関係ないと思っていたIPアドレスも、ローチケ側で管理、接続拒否対象としている可能性がありそうです。

IPアドレスとは

ここでIPアドレスの簡単な説明をしておきます。

なお、わかりやすさを最優先するため、厳密には異なる表現も多用していますのでご理解ください。

 

IPアドレスとは、ネットワーク上でスマートフォンやパソコンを識別するための番号で、よく「インターネット上の住所」と表現されます。

IPアドレスは、スマートフォンから5GやLTE回線を使って接続する場合と、自宅のWi-Fiを使って接続する場合で付与される番号が異なります。

(1)スマートフォンから5GやLTE回線を使って接続する場合

契約しているキャリアから、自分の端末用にIPアドレスが付与されます。

なので、2台のスマートフォンを使っている場合は、それぞれ別のIPアドレスが付与されます。

このため、ローチケから見ると、2台の端末は別のIPアドレスからの接続に見えます。

 

(2)自宅のWi-Fiを使って接続する場合

自宅のWi-Fiを利用する場合、接続している端末は(外から見ると)全て同じIPアドレスとなります。

なので、スマートフォン、パソコンを同一Wi-Fiから接続した場合、ローチケから見ると、この2台は同じIPアドレスからの接続に見えます。

IPアドレス単位での制限はあるのか?

マンションなどの集合住宅では、住民すべてのIPアドレスが同じという可能性もあるため、IPアドレスでの制限はあまり一般的ではありません。

ですが、実際にローチケではIPアドレスでの制限処理をしてるっぽいので、リスク排除の観点からは、IPアドレスについても考える必要があります。

真実はローチケの中の人しかわかりませんが、

  • ローチケのアカウント
  • 端末
  • 接続回線

の3点が異なる環境を準備して先着販売にチャレンジしたほうが良さそうです。

 

How to get a Ticket

コメントをどうぞ(名前にはニックネームを入力してください)

名前欄を入力し、「コメントを送信する」ボタンを押してください。