JAL「JGC会員」になるため修行をしてみるその弐 ANAではなくてJALを選んだ理由とクレジットカードの作成

2020年7月に実施したJALのJGC修行。

飛行機自体は好きだけど、上級会員については「JALのJGC、ANAのSFCってのがある」くらいしか知らなかったので、色々と調べてみました。

 

最初に選択する必要があったのが、JALとANAどちらを選ぶかってこと。

これ、最初にして最大の選択ポイントになるんですよね。

JALのJALグローバルクラブ、ANAのスーパーフライヤーズ会員どちらにチャレンジするのか

航空会社の上級会員になる場合、一番最初に選択を迫られるのが、JALにするか、ANAにするかという点です。

JALの場合はJALグローバルクラブ(JGC)、ANAの場合はスーパーフライヤーズ会員(SFC)と呼ばれているのですが、果たしてどちらにチャレンジすべきか。

 

これ、一番最初に選択を迫られるのですが、なかなか決めるのが難しい問題です。

特典内容はどちらもほぼ同じだし。

そんな時に判断のポイントとなるのは、次の4点です。

1.自分がよく使う空港での運行状況

まず、一番大切なのは「自分がよく使う空港、路線でJAL、ANAどちらが便利か」という点です。

そもそも、航空会社の上級会員になりたいってのは、飛行機に乗る時にサービスを使いたいからです。

なので、せっかく資格を取っても路線がなければ意味が無くなっちゃいます。

多くの空港でJAL、ANA両方が就航していますが、一部の空港ではJAL、ANAどちらかしか運航がない場合もあります。

自分がよく使う空港の路線を確認して、便利な方を選びましょう。

2.アライアンス(提携航空会社)

航空会社には、

  • ワンワールド
  • スターアライアンス
  • スカイチーム

という3大アライアンスがあります。

 

各アライアンスでは上級会員について共通の取り扱いをしているので、所属している航空会社の1つでも上級会員になると、アライアンスに加入している他の航空会社のサービスを受けることができます。

こちらも、自分が利用する航空会社が加入しているアライアンスで選べばOKです。

 

特にこだわりがなければ、ANAが加入しているスターアライアンスのほうがメンバーや使い勝手が良くておすすめかも。

ワンワールド系は離脱があったりと、ちょっと将来性が心配。

3.上級会員になるための難易度

JALのJGCも、ANAのSFCも、上級資格取得を取得するためには、飛行機に乗ると貯まるポイントを5万ポイント貯める必要があります。

ですが、JALの場合、JAL CLUB-A以上のクレジットカードを作ると、5,000ポイントも貰えます。

必要となるポイントの1割をいきなりもらえるので、これはかなり有利です。

5,000ポイントと言えば、羽田⇔那覇を往復Jクラス(特便)で利用してやっともらえるポイントよりも1,000ポイント近く多くなります。

ANAにはこういうポイントプレゼントがないので、5万ポイントは地道に飛行機に乗って稼ぐしかありません。

 

また、JALのみ回数修行があるのもポイント。

上級会員取得の難易度としては、JALのほうがハードルが低くなります。

4.その他

その他の選択ポイントとしては

  • ANAのほうが国内線に最新機を導入することが多い
  • JALのファーストクラスが設定されるのは羽田発の那覇、福岡、伊丹、札幌便のみ
  • ANAのプレミアムクラス(JALのファーストクラス相当)は地方路線にも設定されている
  • JALには「どこかにマイル」というロシアンルーレットがある
  • JALのほうが特典航空券に交換しやすい

このあたりかな。

結局、どちらがおすすめか?

JALかとANA、どちらの上級会員がおすすめかは、前述した4つのポイントを踏まえて判断すればOKです。

どちらでもいいな~と思ったら、ANAがおすすめかな。

  • スターアライアンスのほうがワンワールドより便利で将来性がある(と思う)
  • ANAのほうが国内線が新しくて設備がいいことが多い(と思う)
  • ANAのほうがおしゃれ(と思う)

もし私がどちらかの上級会員にチャレンジするとしたら、他の条件が同じであればANAのSFCを選択するかな。

 

ですが、私が実際にチャレンジしたのはJALグローバルクラブ(待て)。

なぜかというと、

  • JALカードを作るともらえる5,000ポイントはやっぱり大きいから
  • 加えて、1月~3月の出張で飛行機を使った時のポイント約5,000ポイントがあったから
  • フィンランドが好きなので、ワンワールドに加入しているフィンエアーのサービスを受けたいから

この3点が理由です。

 

まあ、なんだかんだ言って、あらかじめJALのFOPを1万ポイント分持った状態からスタートできるのは大きいです。

羽田⇔那覇のフライト4回以上のFOPは無視できません。

JALのJGCに加入するにはJALのクレジットカードが必要

JALのJGCに加入するには

  • FOPを5万ポイント貯める
  • JAL CLUB-A以上のクレジットカードを作る

という2つの条件をクリアする必要があります。

 

FOPについては、とにかく飛行機に乗ることでしか貯まらないので、乗りまくるしかありません。

 

一方、クレジットカードについては、5万FOP貯めてJGCの資格を得てから作っても問題ありません。

ですが、万が一のカード審査落ちリスクを考えると、修行前にカードを作っておくことを強くおすすめします。

JALカード作ると5,000ポイントもらえるのも大きいし。

 

そこで、どのJALカードを作ればいいのかという課題になるのですが、JALカードは種類がむっちゃ多いんです。

その数何と20種類以上(汗

なので、どのカードを作ればいいか調べるだけで日が暮れます。

JALカードの選び方1:カードのグレード

まず最初のポイントは、4種類あるカードのグレードをどうするかという点です。

JALカードには、普通カード、CLUB-A、ゴールド、プラチナという4種類があります。

一般的なクレジットカードの場合、普通、ゴールド、プラチナという3種類ですが、普通とゴールドの間にあるのがCLUB-Aって感じです。

JGC狙いの場合、おすすめのカードランクはCLUB-Aです。

というか、CLUB-A一択だと思います。

理由1:JGC加入には、CLUB-A以上のクレジットカードが必要

JGCになるためには、CLUB-A、ゴールド、プラチナいずれかのカードが必要です。

なので、この点で普通カードは対象外になります。

理由2:JGCになると本会員と家族会員の年会費が同額になる

JGCの大きなメリットの1つが、家族カード会員も本会員と同等のサービスを受けることができという点です。

半面、家族カードの年会費がとても高く、なんと本会員と同額です。

 

例えばCLUB-Aの場合、

【CLUB-A年会費(税別)】
  • CLUB-A:1万円/年
  • CLUB-A家族会員:3,500円/年

これが、JGC会員になると、

【JGC CLUB-A年会費(税別)】
  • JGC CLUB-A:1万円/年
  • JGC CLUB-A家族会員:1万円/年

となります。

つまり、通常のCLUB-A家族カードの年会費は3,500円ですが、JGCに加入すると家族会員も本会員と同額の年会費1万円に跳ね上がります。

ここが一つのポイント。

 

次に、JGC本会員に加えて、家族カードを1枚作った時のカード年会費を比較してみます。

 

CLUB-Aの年会費は2万円、ゴールドの年会費が32,000円なので、年間維持費が12,000円違います。

プラチナだとさらに開いて、年間維持費の差が何と42,000円もあります。

 

このように、JGCの維持費は、家族カードの年会費も含めると、カードランクにより大きな差があるのがわかります。

正直、各カードのスペックを考えると、この年会費をカバーできるだけの差がありません。

年会費はカードを持っている間はずっと必要なので、一番低コストなCLUB-Aがおすすめです。

理由3:CLUB-Aが一番コストパフォーマンスがいい

JGC会員になるために必要なCLUB-A、ゴールド、プラチナのコストパフォーマンスを比較してみます。

 

まずプラチナカード。

家族会員も検討してる場合は、2枚で年会費62,000円もするので論外。

これだけ出すなら他にいいカードが山ほどあります。

本会員だけの場合も、後からランクアップはできるので、とりあえずはCLUB-Aでいいと思います。

年会費31,000円はやっぱり維持費として高いので、慎重に判断したほうがいいかな。

 

次にゴールドカードですが、これもかなり微妙。

CLUB-Aよりゴールドカードが優れている点は、

  • 空港のクレジットカードラウンジが使える
  • ショッピングマイル・プレミアム(3,000円)というマイル付与率が2倍になるオプションが無料でついている
  • 付帯保険の内容、上限金額がUPする

この3点がメインです。

 

家族会員も検討してる場合、ゴールドカード2枚で年会費32,000円。

CLUB-A×2枚との差額12,000円は、ナシかな~。

 

だって、空港のカードラウンジなんて、一部例外の空港はあるけど、サクララウンジが使えればそもそも不要。

どうしても利用したければ、他のゴールドカードを作ればいいと思います。

12,000円もプラスで年会費を出す予算があれば、JCBとか三井住友とかのゴールドカード楽勝で作れるし。

例えばJCBゴールドなら、家族カードが1枚まで無料なので、年会費1万円でJALゴールドよりメリットが多いクレカ作れちゃいます。

 

ゴールドカードには無料でついてくる「ショッピングマイル」は、カード利用時の還元率が0.5%から1%に上がるのですが、これも別に要らないかな。

還元率1%であれば、他にいいクレジットカードがあるし。

どうしても還元率を1%にしたいのであれば、CLUB-Aに+3,000円でショッピングマイルをつければOKです。

ちなみに、ショッピングマイルは本会員にオプションとして付けると、家族全員に適用できます。

最後の付帯保険の内容、上限UPにしても、12,000円出してまで旅行補償の限度額上げる必要はないと思います。

 

という訳で、年会費UPの割にはメリットがすくないゴールドカードもナシです。

結果的に一番年会費がお得なCLUB-Aがおすすめってことになります。

JALカードの選び方2:カードの国際ブランド

次のポイントが、カードの国際ブランドです。

JAL-CLUB-Aカードで選択できる国際ブランドは、

  • JCB
  • Master
  • Visa

の3ブランドです。

ダイナースとアメックスはCLUB-Aで選択できないので却下。

JCB、Master、VISAの中から選ぶとなると、せっかくJGCの資格を取るのであれば海外で利用できる方がいいので、VISAかMasterがおすすめ。

JCBはやっぱり海外ではかなり心細いので、JALカードの国際ブランドとしてはイマイチかな。

 

という訳で、VISAかMasterで選ぶとすると、

  • JAL・Mastercard
  • JAL・Visaカード
  • JALカードTOKYU POINT ClubQ

の3択になります。

この中で、個人的にvisaが一番使いやすいので、私は「JAL・Visaカード」を選びました。

私が作ったカードは、JAL CLUB-Aカード

最終的に私が作ったのは、JAL CLUB-A VISAカードです。

 

選んだポイントは、

  • CLUB-Aの年会費が一番安く、コストパフォーマンスもいい
  • 家族カード作成も考えているので、ゴールドカードの年会費(2枚で32,000円)はありえない
  • 国際ブランドは海外での使い勝手を考えるとVISA一択
  • 東急は使わないのでTOKYU POINT ClubQは不要

で、条件に合わせるとJAL CLUB-A VISA一択となりました。

 

申し込みはWEBから簡単にできます。

私が申し込んだ時は

  • 0日目:WEB申し込み
  • 3日目:審査通過の通知
  • 10日目:入会完了の通知
  • 12日目:カード発送の連絡
  • 14日目:カード到着

こんなスケジュールだったので、公式サイトの記載どおり約2週間程度でカードが届くようです。

ただし、2週間でカードが届くのは、カード申し込み時に「オンライン口座振替サービス」した場合のみです。

引き落とし口座をハガキで登録する場合は、さらに1週間ほど必要となります。

まとめ:ANAではなくてJALを選んだ理由とクレジットカードの作成

航空会社の上級会員を目指す場合、一番最初に選択を迫られるのが、JALのJGC、ANAのSFCどちらにするかということです。

  • 自分がよく使う空港での運行状況
  • アライアンス(提携航空会社)
  • 上級会員になるための難易度

この辺りを考慮して選べばいいのですが、迷ったらANAの方がおすすめかな。

と言いながら私がチャレンジしたのはJALですけど。

 

チャレンジする航空会社がJALに決まったら、次はクレジットカードの作成です。

JALカードは種類が多くて、なんと20種類以上のカードがあります。

ですが、ポイントを押さえて選ぶと答えはかなり絞られてきます。

個人的には、JAL CLUB-A(Visa)カードを作っておけば無難&後悔がないと思います。

気に入らなかったら、後からカードのランク、ブランドの変更は可能なので、あまり悩む必要もありません。

 

という訳で、作成するクレジットカードが決まったら、次はFOPを貯めるためのフライト計画を考えます。

JAL「JGC会員」になるため修行をしてみるその参 JAL航空チケットの基礎知識まとめ

JGC修行まとめ

 

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