【鎌倉おすすめ】祇園山ハイキングコース

2026年3月、神奈川県鎌倉市の「祇園山ハイキングコース」を歩いてきました。

祇園山は「ぎおんやま」と読むのですが、鎌倉駅からも比較的近く、全長も2キロ未満の歩きやすいコースです。

鎌倉のハイキングコースとしてはマイナーなのですが、途中の神社仏閣に寄りながら歩くと、意外と見どころが多いコースです。

おすすめの神社仏閣に立ち寄っても4キロ程度の道のりなので、気候がいい季節にはおすすめです。

鎌倉駅~東勝寺跡

鎌倉駅から徒歩5分ほどで、最初の目的地「本覚寺」に到着します。

本覚寺は1436年に一条院日出が開いたお寺で、本堂左手の墓地には、鎌倉時代の刀鍛冶として知られる岡崎五郎正宗のお墓があります。

また、境内にある夷堂には、鎌倉・江の島七福神の一つである夷神の像が祭られています。

 

 

境内には、見事な「しだれ桜」があります。

2026年3月25日頃に、ちょうど見頃になっていました。

本覚寺のしだれ桜は、段葛より10日程早く見頃になることが多いです。

 

 

本覚寺から滑川にかかる夷堂橋を渡りると、「妙本寺」に到着します。

妙本寺の周辺は比企ケ谷と呼ばれ、鎌倉時代には比企能員の一族が住んでいた屋敷跡と言われています。

北条氏に滅ぼされた比企一族を弔うため、1260年に創建されました。

 

門の右手にある「比企谷幼稚園」は、特徴的な八角形の木造2階建て園舎です。

お寺の施設を流用したのかと思いきや、1937年開園当初から幼稚園として計画された純和風の建物みたいです。

現在も普通に利用されているのですが、とても幼稚園とは思えない建物で、非常に趣があります。

 

 

総門をくぐると、ケヤキや杉の大木が立ち並ぶ参道が続きます。

妙本寺は鎌倉駅に近いわりに訪れる人が少な目なので、とても静かで厳かな雰囲気を感じることができるお勧めスポットです。

 

 

私、個人的に妙本寺には頭が上がらない事情がありまして。

実は、妙本寺近くにはトイレがなくて、過去に何度も妙本寺のトイレに救われたことがあるんです。

なので、近くに来たときはお参りするようにしてます。

 

 

次の目的地は「東勝寺」ですが、せっかくなのでおすすめの和菓子屋さんを紹介します。

小町大路から一本入ったところに、「上生御菓子処 美鈴」があります。

このお店、超わかりにくいので一発でたどり着くのは困難です。

 

 

「上生御菓子処 美鈴」は、知る人ぞ知る和菓子の名店です。

事前に電話予約しておくと、とても美しくて美味しい和菓子を購入できます。

私もたまに利用するのですが、和菓子好きなら超お勧めです!

いきなり行っても、まず購入できないので、事前予約は必須です。

 

【上生御菓子処 美鈴】

 

 

妙本寺から小町大路を通り、徒歩15分ほどで「東勝寺跡」に到着します。

東勝寺は1333年5月22日、新田義貞の鎌倉攻めにより、北条一族が自害した地です。

140年続いた鎌倉幕府の終焉の地ですが、現在は東勝寺跡として国の史跡に指定されています。

 

東勝寺では、北条一族870人余りが自害したといわれていますが、歴史上これだけの人数が自害し、一族が途絶えた例はほとんどありません。

ですが、この事実ってあまり知られていないんですよね。

「武士として潔し」的に賞賛されることも、後世の人に語り継がれることもなかったようです。

 

【ここまでのルート】

祇園山ハイキングコース

東勝寺跡を過ぎて道をさらに進むと、「祇園山ハイキングコース」に入ります。

入り口にはこんな看板があるので、あとから見返せるように写真撮影しておきましょう。

 

 

こんな感じの道を進みます。

 

 

東勝寺跡から歩いてすぐのところに、「北条高時腹切りやぐら」があります。

 

 

「北条高時腹切りやぐら」には、高時の墓と伝えられる五輪塔が立っています。

ですが、2026年時点では立ち入り禁止となっているため、中を見ることはできません。

立ち入り禁止となったのは、心霊スポットとして取り上げられことも影響しているとか。

 

 

北条高時腹切りやぐらを過ぎた後、こんな道を進みます。

最初にきつめの勾配がありますが、ここを頑張れば後は比較的平坦なルートです。

 

 

最初に上りきると、以降は妙本寺の裏手にある山の「尾根」を歩くルートになります。

ただ、途中の展望は望めません。

 

 

祇園山ハイキングコースは、道中に見どころは全くありません。

ゴール近くにある見晴台が唯一の絶景ポイント。

 

 

お天気がイマイチですが、こんな感じで鎌倉市街と由比ガ浜を見渡せます。

 

 

見晴台で少し休憩した後、道なりに山を下ります。

しばらく歩くと、八雲神社の裏手にたどり着きます。

 

 

八雲神社は鎌倉最古の「厄除開運」の神社といわれています。

安国論寺~妙法寺

八雲神社から大町大路を東に歩くこと10分ほどで「安国論寺」にたどり着きます。

春には、門の右手のしだれ桜が美しく花を咲かせます。

 

 

安国論寺は、日蓮が立正安国論に反感を持つ人に襲われた「松葉ケ谷法難」の跡と伝えられています。

 

 

門の前には、境内の案内図があります。

 

 

境内右手の道を進み、苔むした階段を上ります。

 

 

こちらが「南面窟」で、日蓮が松葉ケ谷法難の際、白いサルの鳴き声に導かれて難を逃れたといわれる場所です。

 

 

南面窟の前を進み、鐘楼を過ぎたところに富士見台があります。

日蓮が毎日富士山に向かって法華経を唱えたといわれる場所で、天気がいい時は富士山もばっちり見えます。

 

 

安国論寺の前の道を北側に数分歩くと、妙法寺に到着します。

妙法寺は「鎌倉の苔寺」と呼ばれ、美しい苔の石段があるのですが、公開期間が限られているので事前に確認しておきましょう。

 

 

安国論寺、妙法寺がある地区は、「名越の松葉ヶ谷」と呼ばれる地域でした。

日蓮の松葉ケ谷法難は、妙法寺であったとの伝承もあります。

安国論時、妙法寺どちらに日蓮が住んだかはわかりませんが、鎌倉ではよくあることなので気にしたらダメです。

 

 

この本堂までは、いつでも入ることができますが、

 

 

苔の石段は、7、8、9、12、1、2、3月の6か月間は土日のみ立ち入り可能です。

 

 

本堂右手の道を進むと、朱塗りの仁王門が見えてきます。

 

 

仁王門の先に、妙法寺の苔の石段があります。

杉本寺と同様に、苔の保護のために石段を上がることはできません。

右手にある階段を利用して上に上ります。

 

 

こんな感じの味がある石段を登っていくと、

 

 

「松葉ケ谷御小庵跡」にたどり着きます。

日蓮は、この地に草庵を構え、鎌倉での布教の拠点としたと言われています。

妙法寺では、日蓮に反感を持っていた鎌倉の僧侶、武士が、日蓮が拠点としていた草案を焼き払った「松葉ケ谷御小庵跡法難」の跡としています。

 

 

松葉ケ谷御小庵跡からさらに上に上ると、「護良親王御墓」があります。

 

 

結構な坂を上がると、「護良親王御墓」があります。

護良親王のお墓って、鎌倉のいろいろなところにあるのですが、それだけ多くの人に信仰されているってことですね。

 

 

実は、妙法寺の護良親王御墓は、富士山が見える絶景スポットです。

安国論寺の富士見台より見晴らしがいいので、天気がいい日はぜひ頑張って登ってみてください。

 

 

【ここまでのルート】

 

妙法寺を巡ったら、あとは鎌倉駅まで帰るだけです。

バスを使ってもいいのですが、余裕があれば大町大路を歩いて帰るのおおすすめ!

大町大路は歩道があるので、1.5キロ、20分くらいの距離を歩いても楽しいです。

 

もし、歩いて帰るのであれば、大町四つ角の先にある「日進堂」に寄ってみてください。

昔ながらのパン屋さんで、私は結構好きです。

 

【日進堂】

まとめ:古都・鎌倉のハイキングコース「祇園山ハイキングコース」

祇園山ハイキングコースは、東勝寺跡~八雲神社までの2キロほどのハイキングコースです。

このコース自体に見どころは少ないのですが、途中に本覚寺、妙本寺、東勝寺、八雲神社、安国論寺、妙法寺など見どころがたくさんあります。

個人的には妙本寺の荘厳な雰囲気と、妙法寺の苔の階段がおすすめなので、気候がいいときにぜひ散策してみてください。

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