2024年プロ野球日本シリーズ・チケットリセールの使い方と特徴まとめ

2024年に開催される日本シリーズのチケットには、リセールシステムが準備されています。

以前はローチケの電子チケットのみがリセールの対象だったのですが、昨年からチケットぴあで購入したチケットもリセール対象となりました。

ですが、どちらのプレイガイドのリセールシステムも完成度が低く、お世辞にも使い勝手がいいとは言えません。

 

特にローチケのリセールシステムは

  • 試合のはるか前に受付締め切りすぎ
  • システムの出来が悪いのでリセール失敗多すぎ
  • 手数料ぼったくりすぎ

と、使い勝手が悪いを通り越して「とりあえずリセールしてます」レベルの粗悪システムです。

ローチケのリセールは数年経過しても全く進歩してないので、日本プロ野球機構のやる気がないのが伝わってくる感じです。

 

チケットぴあのシステムは、使い勝手の面でローチケより少しだけマシですが、、ちょっとここでは書けない重大な欠陥を抱えています。

とはいえ、プロ野球のファンは、この非常に完成度が低いリセールシステムを使うしか選択肢がありません。

私も2022年にローチケのリセールを使ってみたので、その経験を踏まえて注意点とポイントをまとめてみます。

2022年プロ野球日本シリーズのリセールシステムを使ってみた

2024年プロ野球日本シリーズチケットリセール(ローチケ)

1.ローチケリセール概要

【リセール対象チケット】

ローチケ電子チケットのみ

【販売方法】

抽選方式

【リセール期間】

10/22(火)10:00~23:59

【当落発表】

10/24(木)9:00~

【出品、購入方法】

ローチケアプリを利用

2.リセール出品

【対象チケット】

電子チケットのみ

【出品枚数】

1枚~購入した枚数まで

【手数料】

・リセール手数料10%/枚
・振込手数料330円/件

【リセール成立後の返金方法】

リセール成立後、期限内に「CASH POST」にて振込手続き

※リセール成立可否は、自分でリセールサイト内を確認する必要があります。メールの配信はありません。

※リセール成立の場合、チケット代金から各種手数料を差し引いた金額が返金となります。チケット購入時の各種手数料は返金の対象外です。

【注意事項】

  • リセールはあくまでも購入希望の申込みがあった場合に成立となるため、出品されたチケット代の返金をお約束するものではありません。
  • 購入者分と同行者分で複数チケットをお持ちの場合、購入者分のチケットのみを出品することはできません。
  • チケットの出品は申込者(購入者)のみが行えます。同行者自身では出品できません。また、既に分配済みのチケットは出品できません。

3.リセール購入

【対象チケット】

電子チケットのみ

【購入可能枚数】

1枚のみ

【手数料】

・システム利用料220円/枚
・電子チケット利用料110円/枚

【決済方法】

クレジットカードのみ

【リセール結果の通知】

成立、不成立どちらの場合もメールにて通知

【注意事項】

  • 既に持っている公演は申し込みできません。
  • 当選後にキャンセルはできません。
  • チケットは、申込時に登録した電話番号のスマートフォンのみダウンロード可能です。

4.ローチケリセールシステムの注意点

(1)出品も購入も電子チケットのみ

ローチケで一般向けに販売される日本シリーズのチケットは、全て電子チケットです。

このため、リセールに出品できるチケットも電子チケットのみとなります。

年間指定席保有者、FC向けチケットなどで購入した「ローチケの紙チケット」はリセール対象外なので注意が必要です。

 

(2)リセール受付期間が異常に短い

リセール受付期間は、「10/22(火)10:00~23:59」と非常に短くなっています。

しかも、チケット一般発売が10月24日(木)12:00~なので、「一般発売よりチケットリセールのほうが締め切りが早い」というアホ仕様。

日本シリーズは、10月26日(土) ~11月3日(日) まで開催されるので、第7戦の開催10日以上前にリセールが締め切られるんですよね、なにそれ?

「チケットをご購入後、やむを得ない事情でご観戦いただくことが困難になったお客様はご利用ください。」という説明書きがありますが、意味わかんないです。

フィギュアスケートのリセールなんて、開催前日の12時まで出品可能なので、比較すると雲泥の差です。

2020年から全く変わってないこの「出品期間の短さ」からも、リセールシステムをちゃんとやる気がないのわかりますね。

 

(3)出品は1~4枚可能だが購入は1枚のみ

これも謎仕様なのですが、出品は1枚から4枚を選択できるのに、購入は1枚のみになっています。

なので、リセールで購入する場合はペアで並んで観戦できません。

なお、2枚持っているチケットのうち1枚だけを出品した場合、試合を観るときに横にいる人がリセール当選者ということになります。

 

(4)手数料がお高い

リセール手数料は、「リセール手数料10%/枚+振込手数料330円/件」も必要です。

また、チケット購入時に必要な各種手数料は返金対象外なので、出品者の負担はさらに大きくなります。

転売を防止したいのであれば、リセールの手数料はもっと抑えるべきですよね。

ここで儲けようとしてどうする。

 

私は2022年にローチケのリセールを使ったことがあるのですが、その時の手数料はなんと

4,190円=18.4%も手数料払ってます。

これを「ぼったくり」と言わずしてどうする。

2022年プロ野球日本シリーズのリセールシステムを使ってみた

 

(5)出品者は手続きがめんどい

チケットをリセールへ出品した場合、手続きが面倒で、しかもかなり不親切です。

まず、出品したチケットが売れたか、売れなかったかは、自分でリセールサイトを確認しないとわかりません。

メールなどで通知が来ないというありえない仕様です。

 

また、リセールが成立した場合は、出品者が自分で振込手続きをする必要があります。

しかも、期限内に手続きしないと没収という極悪仕様。

他のリセールでは、リセールが成立すれば通知があるし、振込手続きなんてのも不要です。

この辺りは不親切すぎるので、早急に改善すべきですよね。

 

(6)購入者の利便性が低すぎる

リセールチケットを購入する場合、席種ごとに申し込みが必要なのですが、なぜか「1試合1席種」しか申し込めません。

しかも、現時点での出品枚数がわからないので、申し込む側としては「多くの席種から根拠なく1席を選ぶ」という選択を迫られます。

結果、チケットが欲しい人がいてもマッチングせず売れ残りるチケットが発生します。

せめて、リセール申込時のチケット出品数が表示されたり、第5希望くらいまで申し込めればこんなアンマッチは防げるのにね。

他の電子チケットでは当たり前のことができない、欠陥システムです。

2024年プロ野球日本シリーズチケットリセール(チケットぴあ

1.チケットぴあリセール概要

【リセール対象チケット】

チケットぴあで購入した未発券チケット

【販売方法】

先着方式

【リセール期間】

10月24日(木)12:00 ~ 各試合日前日23:59

【出品、購入方法】

クローク経由で出品、購入

【リセール手数料(出品時)】

チケット額面の10%+事務手数料275円

※チケット購入時の各種手数料は返金の対象外

【注意事項】

  • リセール成立時は、登録口座に自動振り込みとなります
  • 返金金額はチケット料金および各種手数料からリセール申込手数料および口座送金事務手数料、決済手数料を差し引いた金額となります
  • リセール購入独自の手数料は発生しません。各種手数料は「リセール申込者が購入時に負担したシステム利用料、特別販売利用料、発券手数料等」となります
  • 購入時の決済はクレジットカードのみです

2.チケットぴあリセールシステムの注意点

(1)発売方法はゲリラ販売&先着順

チケットぴあのリセールは、「売り手がリセール出品した直後から購入可能になる」ので、いわゆる先着方式に近い形態での販売となります。

なので、クロークのサイトに張り付いていないと、人気公演のリセールはまず取れません。

ある意味、ローチケより過酷。

ただし、試合の前日まで出品可能=購入可能なので、いわゆる「急な都合で観戦できなくなった」には対応可能です。

 

(2)出品時の手数料はぼったくり

チケット出品時の手数料は「チケット額面の10%+事務手数料275円」です。

チケット額面の10%には天井がないので、高額なチケットだと手数料も跳ね上がります。

私はフィギュアスケートのチケットで5,000円超の手数料を支払ったことがあるのですが、これも「ぼったくり仕様」だと思います。

せめて手数料の上限は設定すべきだし、ここで儲けようとする神経がせこいです。

 

なお、売り手側は「リセール成功したチケット代の返金⇒リセール出品時に設定した口座に自動振り込み」なので、この点はローチケより親切です。

 

(3)詳細な座席位置を確認して購入できる

チケットぴあのリセールでは、購入前に詳細な座席位置を確認可能です。

なので、希望のお席をある程度確認してからの購入もできるのですが、人気公演の場合は瞬殺なので、そんなことしている余裕はないかも。

 

(4)決済完了まで画面を進めないとチケット確保に至らない

チケットぴあでチケットを購入する際、座席位置などが表示される画面まで進めれば、とりあえずチケットの確保には成功しています。

チケット確保まで進めていれば、あとはゆっくりと操作して大丈夫なんです。

ですが、リセールチケット購入の場合は「一番最後の決済完了画面まで進めないとチケットの確保ができない」仕様です。

なので、1秒でも早く決済情報を入力し、購入手続きを完了する必要があります。

先着方式で販売されるチケットが確保できるタイミングはいつ?チケットぴあ、ローソンチケット、イープラス

 

(5)決済方法はクレカのみ

リセールチケットの購入はクレジットカード支払い限定です。

リセール購入は時間との勝負なので、あらかじめアカウントにクレジットカードを登録して、セキュリティコードなども暗記しておきましょう。

あと、システム改修で3Dセキュア必須になっているので、メッセージが通知される方法などを確認しておきましょう。

 

(6)直リンク&フィルターを使わないとほぼチャンス無し

人気公演の場合、リセール出品されると数秒後には売り切れという状況になります。

なので、「チケットぴあの画面でリセール出品を確認」とか悠長なことをしていると、まずリセールチケットは購入できません。

私はいつも「クロークへ直接アクセスできるURL」を利用し、すぐにリセールチケットにアクセスできるようにしています。

これでも人気公演の場合は結構負けるので、「直リンク&希望公演のみ表示するフィルタ」を利用しないと勝負権がないと思います。

※直リンクについては、各自で勉強してください(気が向いたらUPするかも)。

まとめ:2024年プロ野球日本シリーズチケットはリセールシステムの運用あり

プロ野球日本シリーズチケットは、2020年から電子チケットが一部導入されています。

合わせてチケットのリセールシステムも運用開始したのですが、特にローチケのリセールシステムは非常に出来が悪く、しかも2020年からほとんど改善がありません。

特にダメな点は次の5点です。

  1. リセール出品期間が短すぎ&公演の10日以上前に締め切りなので「突然行けなくなった」に全く対応できない
  2. リセールでの購入はなぜか1枚しかできない⇒ペア観戦不可
  3. 手数料が高すぎる
  4. 出品者の手間が多すぎる
  5. 購入者の利便性が悪すぎる⇒リセール不成立が大量発生

日本プロ野球機構の担当者は、一度フィギュアスケートのチケットを買ってみたらと本気でアドバイスしたいレベルです。

とにかく出来が悪すぎます。

ローチケのアプリ、システムがショボイのが根本にあるのですが、「転売禁止」を掲げるならリセールシステムをまともなものにしろと言いたいです。

特に、電子チケットのメリットである「前日でもリセールできる」を全く生かしていないのは致命的です。

現状の電子チケットはユーザーの負担が増えるだけのお荷物になっていますよね。

というか、電子チケットだけ払い戻しが面倒だったり手数料取られるので、現状だとマイナス面が多すぎです。

 

本来、個人が買ったチケットを売ろうが、誰かにあげようが、捨てようが、それは購入者の自由です。

それを「高額転売防止」のため制限するのであれば、都合が悪くなった時に第三者に譲ることができるリセールシステムを準備するのは当然ですよね。

できない・・・というか、まともなリセールシステムを提供する気がないのであれば、転売禁止なんかするなと思います。

 

Nippon Professional Baseball How to get a Ticket

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