※本ページはプロモーションが含まれています
2023年11月、セゾンマイレージプラスカードで貯めたユナイテッド航空のマイル(UAマイル)を利用して、岡山⇔羽田⇔新千歳⇔仙台をANA国際線で往復しました。
UAマイルは、ANAマイルよりも少ないマイルで特典航空券に交換できたり、キャンセル時の手数料が無料だったりというメリットがあります。
一方、利用している人が限られることから「実際に利用してみないとわからない」点も多く、また、知らないうちに改悪される「サイレント改悪」が多いというデメリットもあります。
私も色々と利用してみて初めて分わかった点も多いので、今後のために2023年11月時点でのUAマイル注意点をまとめておきます。
UAマイルを利用してANA国内線特典航空券を利用する際の注意点
1.UA公式サイトはかなり不安定
UAマイルを利用してANA国内線の特典航空券を取る場合、ユナイテッド航空の公式サイト経由で手続きを行います。
アプリ経由でも手続きできるようなのですが、結局WEBに強制遷移されることが多いので、最初から公式サイトで手続きするのが吉です。
ですが、ユナイテッド航空の公式サイトは非常に不安定で、真っ白な画面になってまったく操作を受け付けないというトラブルが多発しています。
動作がおかしいときは一度ログアウトしたりキャッシュを削除することで復帰するのですが、この不安定さは困りものです。
2.特典航空券への交換に必要マイルは5,500~6,000マイル
UAマイルはANAよりも少ないマイルで特典航空券に交換可能です。
例えば出発地から目的地までの直線距離が800マイル(約1,200キロ)以下であれば5,500マイルでOKなので、シーズンによって必要マイルが変わるANAマイルより、基本的にお得です。
【301~800マイル区間の必要マイル数】
UAマイル | 5,500マイル 出発20日以内は+500マイル |
ANAマイル | Lo:6,000マイル R:7,500マイル Hi:9,000マイル |
【801~1,000マイル区間の必要マイル数】
UAマイル | 8,800マイル 出発20日以内は+800マイル |
ANAマイル | Lo:7,000マイル R:9,000マイル Hi:10,500マイル |
3.乗り継ぎでも必要マイルが変わらない
UAマイル経由で発券したANA特典航空券は、乗り継ぎが必要なケースで非常にお得になります。
UAマイル経由でANAの特典航空券を発券する場合、直行便がないため乗り継ぎが必須のルートでも、目的地までが800マイルであれば5,500マイルで行けちゃうんです。
これは羽田や伊丹以外の「発着便が少ない空港」が地元の場合はすごいアドバンテージになります。
4.マイルの有効期限、特典航空券を利用する人の制限がない
ANAの場合、特典航空券が利用できるのは「2親等以内の家族」に限られています。
一方、UAマイルを利用した特典航空券は利用者の条件がないので、友人や同僚でも何の問題もなく利用できます。
また、UAマイルには有効期限がないので、失効の心配なくためることが可能です。
ちなみに、ANAのマイルには「3年間」という有効期限があります。
5.キャンセル料が無料で、当日でも予約できる
UAマイルを利用した特典航空券は無料でキャンセルできます。
2023年11月時点では、利用したマイル、発着空港の空港利用料どちらも全額戻ってくるので、急な予定変更でも全くダメージがありません。
また、ANAマイルを利用して特典航空券を発行する場合は前日までの手続きが必須ですが、UAマイル経由の場合は当日でも特典航空券の発行が可能です。
6.ANAマイレージ番号と紐づければSFC特典も利用できる
UAマイルを利用して特典航空券を発行する際、ANAのマイレージ番号と紐づけしておけば、ANAのステイタスが反映されます。
なので、私みたいにSFCを持っている場合は、前方席を利用したりラウンジ利用も普通に可能です。
また、座席指定や予約の変更がANAの窓口でも対応可能になるので、予約する際は必ずANAマイレージ番号との紐づけをしておきましょう。
7.チケット残は基本的にANA特典航空券と同じ
UAマイル経由での特典航空券は、基本的にANAの特典航空券とリンクしています。
なので、ANAの特典航空券が売り切れている場合は、UA経由でもほぼ売り切れです。
結果、ANAの特典航空券は設定数が少なくて取りにくいという傾向をそのまま受け継ぎ、UAマイル経由でのANA特典航空券も、JALと比較して取りにくくなっています。
ただし、直前になるとポロっと空きがでることもあるので、一度売り切れていてもマメにチェックをする価値はあると思います。
8.一部の便で座席指定ができない
UAマイル経由でANA国内線特典航空券を取得した場合、なぜかWEB上で座席指定ができないケースがあります。
私が遭遇したのは
- ANAのコードシェア便でWEB経由での座席指定ができない
- それまで座席指定ができた便でも、フライト前日になるとWEB上での座席指定ができなくなる
という2点です。
どちらの場合もANAのデスクに電話すれば座席指定可能なので、UAマイルを利用する場合は、ANAマイレージ情報との紐づけは必須だと思います。
9.空きがあれば空港で前便変更が可能
UAマイル経由で取得したANA国内線航空券は、取り扱いとしては「ANA国際線」という位置づけになります。
このため、通常のANA国内線特典航空券ではできない「予約した便より前の便に変更できる=前便変更」が可能です。
この前便変更は地味に便利なので、とりあえず遅めの便を予約しておいて、都合に合わせて前便変更するのがおすすめです。
UAマイル前便変更の注意点
2023年11月時点でのUAマイル前便変更の注意点は、次の3点です。
1.前便変更は、フライト当日に発着空港のみで対応可能
UAマイル経由で取得したANA国内特典航空券は、フライト当日に出発空港のみで前便変更が可能です。
事前に電話で変更することは一切できません。
また、当然ですが、前便に座席の空きがない場合は前便変更も不可となります。
2.乗り継ぎの場合は出発地、経由地どちらの空港でも変更できる
乗り継ぎの場合は、出発空港、経由地どちらでも前便変更が可能です。
私が仙台⇒新千歳⇒羽田⇒岡山という乗り継ぎルートを利用した際には、
- 仙台空港で仙台⇒新千歳便を前便変更
- 到着した新千歳空港で新千歳⇒羽田、羽田⇒岡山の2フライトを前便変更
が可能でした。
3.受託荷物がある場合は要注意
フライト当日であれば可能な前便変更ですが、乗り継ぎルートで受託荷物がある場合は、預けている荷物を一度回収する必要があります。
荷物の回収には時間が必要となるため、前便変更の可能性がある場合は、できるだけ機内持ち込みにしておくのが吉です。
UAマイルはサイレント改悪が多いので要注意
UAマイルはANAやJALと違って、告知ゼロでしれっと制度を変える「サイレント改悪」が普通にあります。
もちろん「サイレント改善」もあるのですが、UAマイルを貯める場合は、サイレント改悪で最悪マイルがゴミになっても仕方がないくらいの間隔が必要かと。
JALやANAのマイルと違って、「UAマイルは特典航空券に交換するしか利用法がない」ので、強烈な改悪があると、ほんとに使い道がなくなるんですよね。
2023年では、
- 国際線の必要マイルが大幅UP
- 日を跨いだ乗り継ぎルートの廃止
あたりのサイレント改悪がしれっと実施されています。
とはいえ、
- セゾンマイレージプラスを利用すれば1.5%マイル還元
- ANAより少ないマイルで国内線特典航空券に交換できる
- キャンセル無料&前便変更可能
- 知人や友人にも使える
あたりは絶大なメリットなので、私はとりあえず「MileagePlusセゾンカード」でUAマイルを貯める方向で継続しようと思います。
あとは、もう少し特典航空券が取りやすくなればいいのですが、現状だと設定数が少なすぎですね。
セゾンマイレージプラスカードのメリット、デメリット How to get a Ticket
熊本空港―千歳空港ー5月7日予約1名お願いします
UAのマイレージはいろいろと使いにくいところもありますが、お書きの通りメリットが大きいですよね。先日もUAのマイルで五島列島に旅行に行きましたけど、羽田から行きは長崎経由、帰りは福岡経由でANAのマイレージプログラムだとそれぞれ2区間のマイルが必要になるところ、UAの場合は1区間のマイルだけで行けるのでメリット大きかったです。また、来年のプロ野球のスケジュールが早くも出ているので、来年はエスコンフィールドでのベイスターズ戦を観に行くべく、UAのマイルでもう飛行機の手配は済ませてしまいました。(2月の沖縄キャンプの飛行機も遥か昔に手配済みです。)早めの予約だと予約できる便が限られますが、とりあえず希望時間に近い便で予約しておいて、ANA国内線の予約開始の段階で全便の予約が可能になった時に別の便に予約を変えるということもよくやっています。何はともあれ、メリットの多いプログラムですよね。
そうなんです。今回、初めて乗り継ぎでUAマイルを使ったのですが、これコスパ抜群ですね!これでもう少しチケットがとリスクなればいいのですが。
あと、サイレント改悪が怖いです。