2021年7月29日(火)にThinkPadの新製品「ThinkPad X1 nano」をオーダーしました。
注文時の納期は最短3~4週間で発送と表示があったのですが、オーダー完了後のメールをみると商品到着は2021年12月9日となってます。
まさかの4か月以上待ちでキャンセルも考えたのですが、Lenovoのパソコンは納期が早まることが多いのでそのまま待つことを選択しました。
案の定、注文から2週間後には商品到着予定日が2021年11月10日に短縮され、もしかしたらもっと早くなるのかと期待していたころ、突然ステータスが「納期不明」に(汗
原因は「クレジットカードのオーソリゼーションと売り上げ請求」なのですが、これが一般人にはとても分かりにくいものになっています。
という訳で、Lenovoに限らず、「納期が長い商品を購入した場合にかなりの確率で遭遇するトラブル」についてまとめてみます。
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2021年7月29日にオーダーしたThinkPad X1 Nano Gen 1の納期
2021年7月29日にThinkPad X1 Nano Gen 1を購入しました。
オーダー時点では、「最短で3~4週間で発送」と記載があったので、8月中には手元に届くかなと思ってました。
ですが、注文受付メールに記載されている納品日は、まさかの12月9日(汗
オーダーから納品まで4か月以上とかありえないと思ったのですが、Lenovoのパソコンは納期が早まることが多いのでそのまま待つことにします。
ThinkPad X1 nano 2021年モデルをオーダーしたけど納期が長すぎる件
予想通り、購入から約2週間後となる8月13日には、「2021/12/9⇒2021/11/10」と順調に納期が短縮されました。
もう少し早くならないかな~と毎日納期をチェックしていたのですが、8月23日に「Order pended」という表示に変わりました。
注文保留???なぜに??
詳細を確認してみると、「Order pended awaiting manual approval. Please contact support for more information and additional help.」とあります。
訳すと「手動で承認されるまで注文は保留されます、 詳細はサポートへお問合せください。」という感じ。
この一文で何とな~く原因が分かったので、さっそくLenovoのサポートに連絡をとってみます。
クレジットカードのオーソリゼーションと売り上げ請求
オーソリゼーション(以降オーソリ)とは、クレジットカードで買い物などをした際、決済された金額分の利用可能枠を確保することです。
言い換えると、買い物に利用されたクレカが、その金額分利用可能かどうか事前にチェックするシステムと言えます。
このオーソリは一般的になじみがないのですが、実はクレジットカードを利用する際にはとても重要な仕組みとなっています。
クレジットカードを利用して買い物をする時のやり取りを簡単にまとめると次のようになります。
例えば、お客さんが1万円の商品をクレカで購入する場合、加盟店ではそのクレジットカードが有効かどうか判断できないため、クレカ会社に1万円のオーソリ依頼をします。
クレカ会社は加盟店から送付されたデータをチェックし、問題なければオーソリOKの回答を返し、カードの利用可能枠を1万円減額します。
オーソリOKの返事を受け取った加盟店は、顧客に商品を提供+クレカ会社に売上依頼を行い、商品代金相当額をクレカ会社から受け取ります。
最後に、クレカ会社は顧客へ商品代金請求を請求、受け取ることで取引は終了します。
実際にはもっと複雑ですが、わかりやすく流れをまとめるとこんな感じです。
ここでのポイントは次の3点です。
1.オーソリの時点では商品代金の請求は行われない。
実は、オーソリはあくまで商品代金を仮抑えしているだけという状態です。
なので、その後の売上依頼がないとお金の流れは一切発生しません。
また、オーソリには有効期限があるので、一定期間内に売上依頼がない場合はオーソリ自体が破棄されます。
一般的にオーソリの有効期限は14日~30日程度のことが多く、クレジットカード会社によって異なります。
2.ネット通販の場合、売上依頼は商品発送時に行われることが多い
ネット通販で物を購入した場合、売上依頼は「商品発送時」に行われるケースがほとんどです。
つまり、実際にお金の流れが発生するのは、商品注文時(=オーソリ時)ではなく、商品発送時(=売上処理時)となります。
例えば、4月1日に1万円の商品を購入、商品発送が4月5日だった場合
となります。
納期が長い商品を購入した場合、オーソリの取り直しが必要
実店舗で商品を購入した場合や、購入手続きから商品の発送までが短い場合、オーソリと売上依頼の関係はほとんど影響ありません。
問題なのは、購入手続きから納品までの時間が非常に長い場合です。
例えば4月1日に1万円の商品を購入、商品発送が6月1日、カード会社のオーソリ期限が30日だった場合、4月30日でオーソリが消滅してしまいます。
なので、次のように再オーソリが必要になります。
また、納期が数か月に及ぶ場合、再度取り直したオーソリも取消されてしまうため、複数回のオーソリを取り直す必要が発生します。
で、あまりにもオーソリ⇒期限切れ取り消しが続くと、クレカ会社が「これおかしくね?」ということでオーソリ自体を拒否することがあります。
こうなると購入した商品の支払いが宙ぶらりんになってとても困ることになります。
今回の注文保留はオーソリの期限切れが原因
今回注文したThinkPad nanoの注文が保留となったのは、7月29日の注文時に発生したオーソリが取り消されたためと思われます。
Lenovoのサポートに確認したところ、やっぱり原因はオーソリの取消でした。
気になる点を何点か確認したのでポイントをまとめてみます。
(1)再オーソリは納品日が近くなってから実施する
Lenovoの場合、納期が長くなる商品の再オーソリは、商品発送日近くになってから実施するとのことです。
理由は、納期が数か月後になる場合、何度もオーソリを取り直す必要があるかららしいです。
なので、注文から30日経過すると基本的に「Order pended」という状態になり、詳しい納期をオンライン上で確認できなくなるとか。
納期が近づき、再オーソリが通ればオンライン上でも発送日などが確認できるらしいのですが、ちょっと不便ですよね。
(2)オーソリの取り直しはリーベイツ経由での購入に影響ない
リーベイツ経由で購入した場合、再オーソリしたことによりポイント付与が無くなると困ります。
この点を確認すると、リーベイツのポイントは注文番号で管理しているのでオーソリは全く関係ないとのことです。
今回は約5万円分のポイントが影響するので、とりあえずよかった!
(3)クレカ会社にオーソリについて事前連絡しておくと確実
納期が近くなると再オーソリがかかるのですが、クレカ会社によっては「不正利用」と勘違いして再オーソリを拒否する可能性があります。
なので、事前にクレジットカード会社に事情を説明、再オーソリを拒否しないよう依頼しておくと完璧です。
ただし、再オーソリ許可の依頼は無期限ではなく、依頼から1か月程度しか有効期限がありません。
なので、納期が長くなる場合はその都度依頼する必要があります。
ちなみに、私が利用したセゾンカードの場合は、オーソリ期限は14日、オーソリ許可依頼の有効期限は30日間とのことでした。
まとめ:Lenovoの納期がかかるパソコンを注文した時はクレジットカードのオーソリに要注意!
レノボのパソコンを購入する場合、納期がとんでもなく長くなることがあります。
この納期はかなりの確率で短縮されるので、注文ステータスを毎日チェックするのが日課になるのですが、注文から30日経過するとステータス「Order pended」となるケースがあります。
こうなると、今までオンラインで確認できていた工場出荷日や到着予定日が全く確認できなくなるので焦ります。
「Order pended」となる理由は「注文時のオーソリが削除されたため」という可能性大ですが、念のためLenovoのサポートに電話確認しておくことをおすすめします。
その際、クレジットカードの基本的な仕組みを理解しておかないと、サポートと意思の疎通ができなくて???となるので、事前に最低限の勉強をしておきましょう。
特にLenovoの場合は日本語が不自由な担当に当たる可能性があり、こうなると色々と厳しいです。
そもそも論として、ユーザ側がこんなこと気にすること自体が???だと思うのですが、まあレノボだから仕方ないです。
こう思える人以外がレノボのPCを購入するのはお勧めできないかな~。
How to get a Ticket
何を買った時か忘れてしまいましたが、決済前にカードの有効期限が到来したことがあります
カード会社からメールが来て再決済したんだったかな
オーソリ切れの場合は通常どんな対応になるんでしょう
確かに有効期限が近いと影響が大きいですね。
また機会があれば確認してみます。