2024年11月、カンボジアとベトナムへ行ってきました。
どちらの国も初めてなのですが、特にカンボジアのアンコールワットに行ってみたかったんですよね!
今回、航空券はANAの特典航空券、ホテル(ベトナム・ハノイ)はIHGグループの特典を利用したかったので、全て自分で手配しました。
結論から言うと、やっぱりパッケージ旅行のほうが楽ですね。
自分でプランを組むために色々と調べたのですが、
- カンボジア&ベトナムの日本からの情報が少ない
- あっても新型コロナウイルス感染症パンデミック以前の情報なので古い
この2つで相当苦労しました。
ただ、フリーで組むプランだからこそのメリットもあるので、色々と調べる余力がある場合はフリーをお勧めします。
Contents
航空券はANAの特典航空券でベトナム航空を利用
今回の旅行では、貯まっていたANAのマイルを使うことにしました。
色々と調べた結果、
- 乗り換え必須のルートなので遅延が多いLCCは避けたい
- 行きの「関空⇒ベトナム⇒カンボジア」の乗り継ぎルートで預入荷物を直送したい
- ANA経由でベトナム航空の特典航空券を取ると燃料サーチャージが不要で安い
- ベトナム航空(スカイチーム)とANA(スターアライアンス)は業務提携しているので、SFCを持っているとスカイプライオリティの特典が一部使える
この4点が決め手で、ANAのマイルを利用してベトナム航空のチケットを購入することにします。
一人36,000マイル+14,450円で
- 関西国際空港⇒ベトナム(ハノイ・ノイバイ空港)⇒カンボジア(シェムリアップ空港)
【3日間滞在】 - カンボジア(シェムリアップ空港)⇒ベトナム(ハノイ・ノイバイ空港)
【3日間滞在】 - ベトナム(ハノイ・ノイバイ空港)⇒関西国際空港
というルートの航空チケットを手配できたので、まぁまぁお得。
前泊のためホテル日航関空へ宿泊
関西国際空港⇒ベトナム(ハノイ・ノイバイ空港)へのベトナム航空便は、朝10:00に出発します。
関西国際空港のラウンジを利用したかった事、ベトナム航空のチェックイン手続きが非常に混雑するという情報があったので、今回は余裕をもって前泊することにしました。
新大阪駅から関西国際空港までは、「JRのはるか」を利用します。
乗ってみると、キティちゃん号でちょっとラッキー。
セゾン・ゴールドアメックスの海外旅行保険の利用付帯条件をクリアするため、指定席をご購入したのですが、結果これが大正解。
詳細はこちらにまとめてあります。
セゾンゴールドアメックスの海外旅行保険、特に航空機遅延補償が非常に優秀な件
本日の宿泊先は、関西国際空港内にある「ホテル日航関西空港」です。
関西国際空港の駅から徒歩5分で着く立地の良さで選んだのですが、このアクセスの良さは素晴らしいですね!
周辺のホテルより少しお高めですが、出発日の朝にゆっくりできること考えると十分にアリだと思います。
金曜日の夜10時頃ですが、チェックインの行列ができています。
外国のお客さんが多いので、1件あたりに結構時間がかかっています。
お部屋は可もなく不可もなくな感じ。
設備はちょっと老朽化を感じますが、まあ寝るだけだから。
ちなみに、空港のラウンジを使うためホテルの朝食は利用していません。
【ホテル日航関西空港】
関西国際空港でのチェックイン、ラウンジ利用、優先搭乗
ベトナム航空チェックイン
翌朝、7時過ぎにホテルをチェックアウトして空港へ向かいます。
歩いて5分で第1ターミナルに到着、このアクセスはやっぱり素晴らしいです。
多分、今後も前泊はこのホテル使うと思います。
登場する便は10:00発のハノイ行VN335便です。
何気に初めてのベトナム航空。
土曜日朝7時30分頃のベトナム航空チェックイン窓口です。
まぁ、むっちゃ並んでます。
この混雑の理由は
- 10時にハノイ行VN335便、ホーチミン行VN327便という2便が重複している
- ベトナム航空は元国営の影響もあるのか、やる気がない&要領が悪いスタッフが多い
- ベトナム人はやたら荷物が多い
という3点だと思います、あくまで個人的な感想ですけど。
この行列だと普通に1時間はチェックインの行列に並ぶことになるので、ベトナム航空利用時は早めに空港に来ることをお勧めします。
今回は、ここでSFCのステータスが活躍します。
私はJALのJGC、ANAのSFCのダブルホルダーなのですが、ベトナム航空(スカイチーム所属)はANAと提携しているので「日本⇔ベトナム便を利用する際、SFC保持者はスカイチームの特典を一部利用できる」というメリットがあるんです。
なので、うんざりするくらい長い行列を利用せず、SKY PRIORITYチェックインカウンターを利用できちゃいます。
ただし、SKY PRIORITYチェックインカウンターでSFCのカードを見せないとダメらしいので、事前に準備をしておきましょう。
SKY PRIORITYチェックインカウンターはガラガラで、すぐにチェックイン手続き完了です。
混雑する空港で並ばずに手続きできるメリットはむっちゃ大きいと思います。
ちなみに、2024年11月時点では、SFC会員は「ベトナム航空の日本発着便」に限り
- スカイプライオリティの専用チェックインカウンター
- 預入荷物の優先搬出(priorityタグ)
- 空港ラウンジ
を利用できます。
残念ながら
- 出入国手続きの優先
- 航空機への優先搭乗
という特典は利用できません。
そして、「ベトナム航空の日本発着便」だけが優遇対象なので、乗り継ぎ便の「ハノイ⇒シェムリアップ便」などでは特典が利用できない点も要注意です。
正確には「ANAとベトナム航空のコードシェア便で利用可」のようなのですが、ANAに問い合わせてもうやむやな回答しかありませんでした。
あと、優先搭乗についても「利用できる、できない」という諸説がありよくわかりません。
ただ、私が発券したチケットのボーディングナンバーは「3」だったので、「チケットの表記上は優先搭乗できない」で間違いないです。
利用できるのはサクララウンジ
SFCの特典では出国手続きの優先レーンを利用できなかったので、一般レーンで手続きをします。
それほど混雑していなかったので10分ほどで手続き終了しました。
VN335便は南ウイングの一番端にある32番ゲートからの出航だったので、シャトルに乗って向かいます。
SFC特典で利用できるのは、南ウイングにあるサクララウンジです。
「ベトナム航空(スカイチーム)の航空機に、ANA(スターアライアンス)のSFCの特典を利用して搭乗するのに、利用できるラウンジはJAL(ワンワールド)のサクララウンジ」という複雑さ。
チェックイン時に、こんなラウンジ用チケットをくれます。
サクララウンジの受付でチケットを掲示すればOK。
中はこんな感じ。
混雑時は座る場所に困るかも。
サラダがあるのはいいですね。
特に、衛生面で不安がある国に行く場合は、最後の生野菜補給という点で貴重。
そして、サクララウンジといえばカレー。
ぶっちゃけ普通のカレーなので、お味も普通です。
優先搭乗
サクララウンジでまったりした後、搭乗口の32番ゲートへ向かいます。
登場するのはAIRBUS A321。
ちょと古め。
発券したチケットのボーディンググループは「3」です。
でも、ダメ元でSKYPRIORITYの優先搭乗を試したところ、チケットチェックされても普通に利用できました。
これ、結局よくわからないのですが、SFCを持っていれば日本発着のベトナム航空は優先搭乗できるってこと?
優先搭乗を利用できたので、機内はガラガラです。
まあ、持ち込み手荷物がないので、別にゆっくり搭乗でもいいんですけどね。
CAさんの制服が素敵。
こちらが機内食。
まあ、可もなく不可もなく。
ハノイ・ノイバイ空港でのトランジット
飛行機に揺られること約6時間、やっとハノイのノイバイ空港に到着です。
で、まさかの沖留め。
ベトナム航空はベトナムの「ナショナルフラッグ・キャリア」なので、てっきり駐機場に到着だと思ってました。
ちょっと残念だったのですが、飛行機の後ろからも降りることがで来たのは珍しいですね。
気温は24度前後ととても過ごしやすい気候でした。
バスに乗って到着ゲートに向かいます。
トランジット
こちらがノイバイ空港の入国手続きゲートです。
ノイバイ空港は作りが悪く混雑する空港として有名なのですが、この時もひどかったです。
ホール一面が人人人で、どーにもならない状態。
今回はベトナムには入国せず、そのままカンボジアに向かいます。
また、ベトナム航空の乗り継ぎなので、預入荷物も自動的にカンボジアまで送ってくれます。
もし、「関空⇒ハノイ」と「ハノイ⇒シェムリアップ」の航空会社が違った場合、一度ベトナムに入国して預入荷物を回収、再度預ける必要があります。
出国ゲートはとても混雑していたので、預入荷物も直送できるフライトを選択して正解でした。
ノイバイ空港は、出国する人と乗り継ぎ便に乗る人の動線が重なっているので、とにかくわかりにくい&混雑します。
また、乗り継ぎカウンターは無人で全く役に立ちません。
仕方ないので愛想の悪い警備員に教えてもらって、何とか乗り継ぎ便の保安検査場まで向かいます。
乗り継ぎ便の保安検査では、高圧的な態度で靴を脱がされました。
どうもノイバイ空港では、「靴を脱ぐ&ベルトなど金属類は全て外す」というのがルールみたい、知らんがな。
あと、係員がみんな愛想が悪いのも驚きました。
やっとのことで乗り継ぎ便の搭乗ゲートまでたどり着いたのですが、18:00の出発まで4時間ほどあります。
乗継ではベトナム空港のラウンジは使えない
ダメ元でベトナム空港のロータスラウンジが使えるか試したのですが、「ハノイ⇒シェムリアップ便」は対象外だと追い返されました。
やっぱりSFC会員は「日本発着のベトナム航空を利用している」というのがベトナム航空のラウンジを利用できる条件とのこと。
帰りの「ハノイ⇒関西国際空港便」利用時にはラウンジ使えるはずなので、その時にリベンジです。
仕方ないので、なんかよくわからないパンとジュースを頼みます。
機内食でおなか一杯気味だったこともあり、あまりおいしいとは思えませんでした。
空港内をふらふらしたのですが、あまりお店もなく、暇です。
仕方ないのでスタバでコーヒーをいただきます。
ホントはもう1便早い航空機でカンボジアに向かいたかったのですが、空きがなかったんです。
待つこと3時間、やっと飛行機への搭乗がはじまりました。
愛想の悪い係員に怒られるのは嫌だったので、ボーディンググループ3でおとなしく乗り込みます。
カンボジアへはこちらの飛行機で向かいます。
ハノイからシェムリアップまでは、約1時間40分ほどの短いフライトです。
ちなみに、ベトナムとカンボジアには時差がありません。
昭和の学校の給食みたいなパンの機内食。
シェムリアップ空港での入国手続き
やっとカンボジアのシェムリアップ空港に到着です。
日本を出発したのが10:00、シェムリアップに到着したのが19:40、日本とカンボジアには2時間の時差があるので、約12時間もかかりました。
ハノイでの乗り換え待ち4時間が影響してますが、それがなくても8時間かかります。
シェムリアップ空港は2023年10月にリニューアルされているので、非常にきれいです。
でも、このリニューアルのせいでシェムリアップ空港に関する情報が非常に少ないんです。
今回の旅行プランを考えるとき、このシェムリアップ空港の情報の少なさにとても悩まされました。
カンボジア入国前に必要な手続き
カンボジアに入国する際には、ビザと入国カードの準備が必要です。
(1)ビザの申請
カンボジアへの入国にはビザが必要です。
当日にシェムリアップ空港でビザを申請することもできますが、リスク回避のため、あらかじめオンラインで申請しておくことを強くお勧めします。
当日申請(アライバルビザ)は手数料が安いのがメリットですが、写真が必要だったり、日本語が通じないことを考えるとリスクが大きすぎです。
オンライン申請のビザ(e-visa)は簡単に手続きできるので、事前に手続きして入国用と出国用のビザ2枚を印刷しておきましょう。
【カンボジアe-visa申請サイト】
https://www.evisa.gov.kh/
(2)e-Arrivalの登録
カンボジアの入国カードは、2024年7月からオンライン申請の「e-Arrival」が採用されています。
このため、従来は紙で申請していた「入国カード」の代わりに、オンラインで申請する必要があります。
申請はスマートフォンアプリ経由でパスポート情報などを登録するだけで、こちらも簡単です。
顔写真入りのQRコード画面が発行されるので、スクリーンショットを保存して入国時に掲示します。
現地であわててe-Arrivalの登録をしていた人が結構いたので、事前に準備をしておくのがおすすめ。
そのほうが入国審査の混雑も少ないのでスムーズです。
シェムリアップ空港は施設もきれいだし、利用者も少なくて快適です。
入国審査も15分ほどで完了とスムーズでした。
心配した預入荷物も無事に回収!!
両替できる銀行窓口もありました。
少なくとも20時過ぎまでは利用できる模様。
カンボジアはアメリカドルが使えるので
- 1ドル以上はアメリカドル
- 1ドル以下は現地通貨のリエル
という使い方でOKです。
私はリスク回避のため日本でアメリカドルに両替しておいたので、こちらの銀行は利用しませんでした。
カンボジアの通信事情
ホテルなどでは日本語がほぼ通じないカンボジアなので、現地では通信環境を維持することが死活問題になります。
あらかじめ日本で通信用SIMを購入しておいたのですが、そもそもカンボジア対応のSIMが非常に少ないんです。
選択肢がほぼない中、こちらの2枚を購入したのですが、商品が届いてみたら全く同じパケージのSIMカードでした。
【カンボジア 4G-LTE SIM 1GB/日】
こちらのSIMカードをXperia 1VI sim free端末に刺して利用したのですが、電波のつかみがすこぶる悪いです。
街中は何とか通信できるのですが、ちょっと郊外に出ると圏外。
試しにahamo回線の海外ローミングを利用してみると、圏外エリアは結構あるものの、アマゾンで購入したSIMより電波の掴みが良かったです。
なので、アマゾンで販売しているカンボジア用SIMはおすすめできません、通信料も1G/日しか使えないし。
後日ガイドさんに聞くと、シェムリアップ空港で販売しているSIMカードを買うのが安くておすすめだとか。
ただ、日本語が全く通じないので、できれば日本で通信環境を準備しておきたいところ。
個人的には、追加料金不要で30GBまで利用できるahamoを準備しておいて、空港で余裕があればカンボジア現地SIMを購入するのがいいと思います。
Golden Temple Villa
やっっと着いたよシェムリアップ。
シェムリアップ空港は2023年11月の移転で、むちゃくちゃ不便なところに移転となりました。
空港からからシェムリアップの市街地までは車で1時間、他の交通機関はないので送迎を頼むしかありません。
空港の出口には、こんな感じでお迎えに来てくれた人が並んでいます。
今回、宿泊するホテルにホテルまでの送迎を頼んでいたのですが、ちゃんと待ってくれていました、良かった!
今回の宿泊先は、「Golden Temple Villa」を選択しました。
- シェムリアップの繁華街(パブストリート)に近い
- お値段がお手ごろ
- おしゃれで評判がいい
という理由でこのホテルを選んでみました。
【Golden Temple Villa】
ホテルの中はこんな感じでおしゃれ!
そして、清潔。
ウエルカムドリンクも提供されましたが、飲み物は怖いので遠慮しておきます。
おつまみのバナナチップは美味しかったです。
スタッフは英語しかしゃべれないのですがとても親切です。
なんとかチェックイン手続きを終えてお部屋に案内されました。
お部屋に入ったら、最初に布団をめくってトコジラミがいないかチェック。
幸いなことに大丈夫そう。
また、蚊に刺されてマラリアにでも感染すると大変なので、あらかじめ購入しておいた虫よけスプレーを念入りに散布します。
ペットボトルの水は有料、ビンに入っている水はご自由にとのこと。
ビンの水を飲むのは怖いので、歯磨きなどに利用しました。
今回のお部屋は「ガーデンビュー」と記載があったのですが、窓を開けた景色がこれ。
これはガーデンなのか?
トイレもきれいでした。
よくわからないのですが、おそらくトイレットペーパーを流すのはNGな仕様だと思われます。
洗面所もおしゃれ。
こちらがシャーワ。
とりあえず利用途中でお湯が出なくなることは無かったのですが、とにかく排水が悪く、水が抜けるまで数時間かかります。
シャワーを使うとトイレの前まで排水が貯まるので困りました。
宿泊先に選んだ「Golden Temple Villa」ですが、名前が怪しいと思っていたのですが、現地では「Golden Templeグループ」というのは結構有名みたい。
ホテルとかスーパーマーケットとか飲食店を複数経営しているみたいで、「Golden Temple」という名前を街中でもちらほら見かけました。
排水が悪すぎるのが難点ですが、カンボジアのホテルとしては十分おすすめできるホテルだと思います。
ただ、個人的には次回はもう少しホテルのランク上げたいかも。
ホテル日航関空を出発したのが朝の7時、ホテルに到着したのが21時前なので、時差を含めると14時間近くかかった計算です。
明日は朝からアンコールワット観光の予定なので、早めに就寝します。
2日目に続く。
2024年11月カンボジア、ベトナムへの旅 その弐 アンコール・ワット SUPER GT(OKAYAMA/AUTOPOLIS/SUGO/MOTEGI)
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