2020年8月28日(金)、スマートフォンを機種変更しました。
これまで使っていたのは、NTTドコモ版のXperia5「docomo SO-01M」です。
2020年の3月末に買ってから約6か月、特に不具合もなく利用していました。
5Gの通信網がほとんど整備されていない現状では、価格、バッテリー持ちの面で、今でもベストな選択だと思います。
ドコモ版Xperia5を購入した経緯とインプレについては、こちらにまとめてあります。

Xperia5「docomo SO-01M」は処理速度も十分、バッテリー持ちはそこそこ、デザインもいいということで、かなり気に入っていました。
しばらくはこのまま使う予定だったのですが、2020年8月18日(火)、「Xperia5のシムフリー版が国内正規販売される!」というニュースが発表されます。
これを見て速攻で予約、発売日となる8月28日(金)にシムフリー版Xperia 5(J9260)を手にすることができました。
Contents
なぜに気に入っていたドコモ版Xperia5「docomo SO-01M」を手放すのか
スマートフォン2台持ちはめんどくさいから
私は、プライベート用と仕事用の電話回線を使用しています。
現状では、ドコモ版Xperia5をプライベート用、XperiaXZ1 compactを仕事用として常に2台持ちしているのですが、とにかくめんどくさいです。
物理的に2台持つのもめんどいし、バッテリーを2台分気にするのはもっと面倒です。
なので、1台で2回線が使えるdual sim端末にはとてもメリットがあります。
以前はDSDV端末のgalaxyS10eを使っていたのですが、やっぱり1台で2回線使えるととても便利。

FeliCa付きのハイスペックDSDV端末は貴重だから
1台で2回線が使用できるDSDV(dual sim dual VoLTE)端末は、国内の大手キャリアから発売されていません。
なので、海外から輸入したり、MVNO(格安SIM会社)などが販売している端末を購入するしかないのですが、選択肢が非常に少なくなっています。
また、DSDV端末はFeliCa(おサイフケータイ)搭載の機種が非常に少なく、特に海外端末はほぼFeliCaが使えません。
ごくたまにある「FeliCaが使えるDSDV端末」も、スマートフォン本体の性能が低かったりOSに変な変更があったりと、とてもメイン端末として利用できるものではありません。
そんな中に発売されたシムフリー版Xperia 5(J9260)は
- ソニーからの日本公式販売なので技適も問題ない
- SoCがSnapdragon855、RAM6GB、ROM128GBとハイスペック
- DSDV、FeliCa搭載
と、私の環境にどストライクな端末です。
5G通信網がダメダメな現状では、Xperia5が最高の機種だと思うから
2020年8月時点では、日本国内で展開されている5G通信網はかなりエリアが限られています。
5Gは電波の特性上、1つの基地局がカバーできる範囲が狭いことも原因なのですが、現状の狭いエリアではほとんど使い物になりません。
また、5Gを使える端末に搭載されているSoC「Snapdragon 865」はとにかくお値段が高い!!!
5G対応端末が高いのは、このSnapdragon 865の影響が大きいので、「使えない機能のためにお金を余分に払う」のはもったいないです。
そのほかにも電池持ちや画面のサイズを考えると、今でもXperia5が最高の機種の一つだと思います。
ソニーストアの補償「Xperia ケアプラン」
ソニースト派では、Xperiaのシムフリー端末発売と同時に、「Xperia ケアプラン」という保証サービスをスタートしました。
内容としては、キャリアが展開しているスマートフォンの補償サービスとほぼ同様です。
Xperia ケアプラン
【料金】
- 年払い:5,000円(税別)※月当たり416円
- 月払い:500円(税別)
【支払い方法】
クレジットカードのみ
【サービス内容】
- 故障・水濡れ・全損など、いざというとき交換機をお届け
- 負担金上限5,000円で、何度でも修理に出せる
【交換サービス利用費用】
- Xperia 1 II 10,000円(税別)
- Xperia 1,Xperia 5 7,000円(税別)
※1年間に2回まで
【修理サービス利用費用】
負担金上限 5,000円(税別)
Xperia ケアプランのメリット
1.料金がキャリアの補償よりちょっとだけお安い
Xperia ケアプランは、NTTドコモ、au、ソフトバンクの補償プランより数百円お安めです。
補償内容はほぼ同じなので、費用的にちょっとだけお得になります。
2.シムフリー端末の補償としてはかなり手厚い
他社が展開しているシムフリー端末の補償は、かなりしょぼいものしかありません。
一方、Xperia ケアプランは、大手キャリア並みのかなり手厚い補償です。
従来は、手厚い補償が欲しくてキャリアモデルを購入していたケースもありますが、Xperia ケアプランが利用できれば、無理してキャリアモデルを購入する必要はなくなります。
Xperia ケアプランのデメリット
1.ソニーストアでの購入時にしか加入できない
Xperia ケアプランは、ソニーストアで対象スマートフォンを購入した時しか加入できません。
キャリアの保険の場合、購入後〇〇日以内であれば加入OKというケースが多いので、ここはデメリットです。
また、家電量販店などで購入した場合にも加入できません。
2.年払いは年の途中での解約ができない
Xperia ケアプランは「年払い」と「月払い」から選択できます。
年払いの方が費用的にはお得なのですが、万が一契約途中で端末を手放しても返金などが一切ありません。
また、一度年払いで加入すると、月払いへの変更ができません。
なので、ちょっと費用は高くなりますが、月払いでの契約がおすすめです。
私は、「年払いの途中解約不可、月払いへの変更不可」を知らなかったので、年払いで契約してしまいました、失敗!
【2021年8月7日追記】
Xperiaケアプランを実際に利用しました。

Xperiaのシムフリー端末3機種の中でおすすめは?
2020年8月18日(火)に国内発売が発表されたXperiaのシムフリー機は
- Xpeira1:79,000円(税別)
- Xperia5:69,000円 (税別)
- Xperia1II:124,000円(税別)
の3機種です。
この中で断トツのおすすめはXperia5になります。
1.Snapdragon855を搭載しているのはXpeira1、Xperia5
今回発売される3機種のうち、Xpeira1とXperia5はSnapdragon855、Xperia1IIはSnapdragon865を搭載しています。
Snapdragon865は855よりも処理速度がちょっとだけ上ですが、5Gモデム対応ということでお値段がかなり高くなります。
現状ではエリアが狭すぎて役に立たない5Gのためにお値段があがるのはあほらしいので、Xperia1IIの選択肢はナシです。
2.FeliCaを搭載しているのはXperia1II、Xpeira5
おサイフケータイの利用に不可欠はFeliCaは、Xperia1II、Xpeira5のみ搭載されています。
Xpeira1にはFeliCaがないので、残念ながらおサイフケータイが使えません。
今回ソニーが発売するシムフリー機の特徴は、「FeliCaが使えるハイスペックDADS端末」という点です。
おサイフケータイが使えないXpeira1を買うくらいなら、他の安いDSDV端末を購入する方がおすすめです。
3.Xpieria5が一番電池持ちがいい
Xperia5の画面解像度はFull HD+、Xperia1とXpeira1IIの画面解像度は4Kです。
4Kの画面は電力の消費が激しい割に、実用上の差がFull HD+とほとんど差がありません。
バッテリー持ち、処理速度の面でXpiria5の方がトータルでは断然優れています。
あと、個人的に3機種の中で一番コンパクトなのもポイントが高いです。
Xperia5シムフリー版をどこで購入するのがおすすめか
Xperia5シムフリー版は、大手家電ショップでも販売されます。
また、今後は格安SIMとの抱き合わせ販売も予想されますが、購入するならソニーストアがおすすめです。
理由は簡単で、ソニーストアで購入しないとXperia ケアプランに加入できないからです。
Xperia ケアプランがはかなり手厚い補償なので、できれば加入しておくことをおすすめします。
Xperia5シムフリー版のインプレ
Xperia5のシムフリー版がソニーストストアで販売されると聞き、速攻で予約しました。
予約は発表翌日の8月19日(水)、商品の到着は発売日の8月28日(金)でした。
Xperia 5(J9260)の基本スペック
Xperia 5(J9260)の基本スペックは、国内版のXperiaとほぼ同様です。
大きな違いは
- DSDVに対応している
- 内蔵ストレージが64GB→128GBにUPしている
- フルセグ、ワンセグ機能がない
の3点です。
内臓ストレージの容量UPはうれしいのですが、実はSDカードスロットは2つ目のSIMカードスロットと排他利用になっています。
このため、シムカードを2枚利用する場合は、SDカードを利用できないので注意が必要です。
collar | black、gray、blue、red |
size | 68mm×158mm×8.2mm |
重量 | 164g |
battery | 3140mAh |
SoC | Snapdragon855 |
RAM | 6GB |
ROM | 128GB |
SDカード | MAX512GB ※2nd simと排他利用 |
display | 6.1インチ/有機EL Full HD+/HDR対応 |
FeliCa | おサイフケータイ対応 |
dualSIM | DSDV対応 |
LTE | Band 1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 12, 13, 17, 19, 20, 25, 26, 28, 29, 32, 34, 38, 39, 40, 41, 46, 66 |
3G | Band 1, 2, 4, 5, 6, 8, 19 |
フルセグ/ ワンセグ |
非搭載 |
Xperia 5(J9260)の対応バンド
シムフリー機を使うときに気になる対応バンドですが、Xpiria5の場合、
LTE | Band 1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 12, 13, 17, 19, 20, 25, 26, 28, 29, 32, 34, 38, 39, 40, 41, 46, 66 |
3G | Band 1, 2, 4, 5, 6, 8, 19 |
という対応バンドになります。
私が使っているドコモのLTEバンドは「Band 1, 3, 19, 21, 28, 42」の6つです。
Xperia5は、「Band 1, 3, 19, 28,」に対応しているのでほぼ利用に問題ありません。
ちなみに、いまどのバンドを利用しているかを調べるのにはこのアプリが便利。
シムフリー端末を利用する場合は必須のアプリだと思うので、ぜひ試してみてください。
使い方については、要望があればUPするかも。
Xperia5(docomo SO-01M)とXperia 5(J9260)の違い
私がこれまで使っていたXperia5(docomo SO-01M)とシムフリー版Xperia 5(J9260)の違いはほとんどありません。
1.外観の違い
左側がXperia 5(J9260)、右側がXperia5(docomo SO-01M)です。
今回は色も同じブルーなので、ホントに違いが分かりません。
ドコモ版は「NTTdocomo SO-01M」の表示があるくらい。
あと、Xperia 5(J9260)はDSDV対応なのですが、2枚目のシムカードはマイクロSDカードと排他利用です。
SIMカードを2枚使う場合は、マイクロSDが使えないので注意が必要です。
私は、Xperia5(docomo SO-01M)の時は128GBのマイクロSDを使っていたのですが、Xperia 5(J9260)では使えなくなってしまいました。
2.スペックの違い
Xperia5(docomo SO-01M)とXperia 5(J9260)で微妙にスペックが違います。
(1)Xperia 5(J9260)はDSDVに対応している。
何と言っても、機種変更した大きな理由がこのDSDVなので、超満足です。
主要なBANDをカバーしているので、電波的にも問題ありません。
とある地点でNetwork Cell Infoで電波状態をチェックすると、SIM1はBAND28、SIM2はBAN19をつかんでます。
電波強度的にもバッチリ!
(2)内部ストレージが64GB→128GBにUPしている
Xperia 5(J9260)は内臓ストレージが128とXperia5(docomo SO-01M)の倍に増えています。
ですが、DSDVで利用するとSDカードが利用できないので、内部ストレージ頼みになってしまいます。
おそらく、Xperia 5(J9260)のストレージが大きいのはこれが理由。
なので、内部ストレージが増えたからと言って大きなメリットにはなりません。
(3)フルセグ、ワンセグ機能がない
Xperia 5(J9260)にはフルセグ、ワンセグ機能がありません。
私は過去に利用したことが1度もないので全く問題ないです。
3.使用感、アプリの違い
Xperia 5(J9260)はシムフリー版なので、キャリアの余計なアプリが入ってません。
docomoの「dなんとか」が入っていないのはとても快適!
ですが、Xperia 5(J9260)も意外と消せないアプリが多くて、「Booking.com」、「Facebook」、「よくわからないゲーム」なんかがプリインストールされていて消せません。
トータルで考えると、余計なアプリが消せないという点ではドコモ版と大差ないと思います。
あとは普通に使えます。
Felicaが使えるので、nanaco、WAON、モバイルsuicaなんかは普通に使えます。
もちろん、PayPayみたいなバーコード決済も問題なし。
ほとんどキャリア版と同じように使えます。
ただし、ドコモのキャリアメールはちょっと使い勝手が違います。
シムフリー版の場合、docomoメールはプッシュ通知に対応していません。
15分に1回サーバーにメールを取りに行く仕様なので、ドコモメールはかなり通知が遅れます。
まあ、今時キャリアメール使う人は少ないと思うので、これも影響少ないと思います。
まとめ:docomo版Xperia5からシムフリー版Xperia5へ機種変更したインプレとメリット、デメリット
2020年8月28日(金)、docomo版Xperia5からシムフリー版Xperia5へ機種変更しました。
色も同じブルーなので、見た目はほとんど同じ、使い勝手もほぼ同じです。
でも、やっぱりDSDVはとても便利です。
仕事などで電話2台持ちが必須の人、データ通信を格安SIMで対応したいケースには、シムフリー版Xperia5が超おすすめです。
国産スマートフォン、DSDV、Ferica対応、ハイスペックとなると、他に選択肢がほとんどないので、Xperia5一択になるかも。
Xperia1がFelicaに対応していたら話が変わってくるけどね。
あと、現状では5G対応端末はメリットほとんどないです。
当分は4Gのハイスペック端末がおすすめなので、この点でもXperia5いいと思います。
今回からSONYでも端末の補償が始まり、ますますキャリアモデルにこだわる理由が無くなっています。
という訳で、Xperia5のSIMフリー版、おすすめ!!
入手困難なチケットの取り方、裏技やおすすめグッズはこちら


SIMフリーXPERIA5を検討しています。
デザリングは、通常のドコモ端末のように可能でしょうか?
ご教授ください。
よろしくお願いします。
SIMフリーXPERIA5、いい端末ですよ!!
テザリングは、SIMフリーXPERIA5自体は対応していますが、利用する通信会社の仕様に依存してきます。
私の環境(ドコモSIM)だと問題なく可能です。
ありがとうございます。
ドコモSIMのまま行く予定なので、
安心いたしました。
もう一つお伺いしたいのですが
ドコモ留守番電話サービスを使っております。
こちらも使用可能でしょうか?
また、ドコモ留守番電話サービスアプリの使用も可能でしょうか?
ご存知であれば教えてください。
よろしくお願いします。
ドコモ留守番電話サービスアプリは使ったことがないのですが、少なくともプレインストールはされてません。
また、GooglePlayからダウンロードできるかなと思ったのですが、どうも無理っぽいです。
いかんせん利用してないので何ともですが、私が調べが限りは使えなさそうです。
FOMA SIMはmicroより大きい標準サイズ。
シムカッターはハイリスクなので必要な際はドコモショップにてサイズ変更するつもりです。
LINEがandroid Autoに対応すれば良いのですが、今のところapple Car playのほうが使い勝手が良いので悩むところです。
因みにFOMAはタイプSSバリュー契約の為、格安SIMとの併用最強なのでやめれません。
さらにDAZN for docomoの新規契約大幅値上げになったので益々docomo縛りから逃れない・・
DAZN for docomoは悩みますよね。
今までは、シーズン中は契約、終わると解約してたのですが、どうしようかな。
私はDAZNでバレーボールをよく見るのですが、どうもバレーとDAZNは相性悪いんですよね。
フレームレートが低いせいか、すごく「カクカク」して目が疲れます。
ガラゲー、iphone、アンドロイドの3台持ちでスマホは全てデータSIM運用なのでディアルSIMでガラゲー減らしたいのですが
appleのcarplayを使用しているためアンドロイドをDSDS機にするのは躊躇してたのですよ。
で、XperiaのSIMフリー発売でAndroid Autoでも良いかと思ってた矢先、LINEがcarplayに対応したため益々carplayから離れなくなりました。
esimに対応している現行iphoneに変えればディアルSIM可能ですがIIJmioしか対応キャリアが無いのとFOMA SIMでの運用にちょくちょく不具合が報告されてるようでイマイチ踏ん切りがつきません。
ドコモのFOMA最終期限まで使い倒すつもりですので。
FOMA SIMってことは、サイズはmicro?
となると、もし使うならシムカッターが必要となると、ちょっと躊躇するかも。
でも、端末が1台に集約できると便利ですよ!
荷物も減るし、バッテリーも気にならなくなります。