宝塚には、「宝塚友の会」という公式ファンクラブみたいなものがあります。
運営は阪急電鉄株式会社が行っていて、入会すると様々な特典が得られます。
一番のお目当ては、やっぱりチケットの先行販売なのですが、人気がある宝塚なのでなかなか当選しません。
また、2017年の秋に宝塚友の会のシステムが一新され、いろいろと取り扱いが変わりました。
宝塚友の会のメリット、デメリットをよく確認して入会を検討してみてください。
Contents
宝塚友の会とは?会員種別と年会費
宝塚友の会の 一般会員とWeb会員
宝塚友の会には、大きく分けて「一般会員」と「Web会員」があります。
「一般会員」と「Web会員」には、それぞれ会員証カードの種類によってA-Dまでの4種類あります。
ちょっとややこしいですね。
「一般会員」と「Web会員」の大きな違いは、
- 一般会員の年会費が2,500円、Web会員の年会費が1,500円
- チケット申込みの時に電話を利用するかどうか
- チケット会員先行販売のお知らせが郵送されるかどうか
です。
おすすめは、年会費が1,000円安いWeb会員です。
電話で申し込んでもどうせ繋がらないし、チケット会員先行販売のお知らせがなくても、メールでチケットの販売を教えてくれます。
会員種別
まず、本会員とジュニア会員の2種類の会員種別があります。
本会員は、クレジットカードの有無やPiTaPaの有無により、3種類に分けられます。
ジュニア会員は、入会時点において中学生以上18歳未満が対象となります。
【本会員】
- A. タカラヅカレビュー STACIA VISAカード P(Visaクレジット機能、PiTaPa付き)
- B. タカラヅカレビュー STACIA VISAカード(Visaクレジット機能付き)
- C. タカラヅカレビュー STACIAカード
【ジュニア会員】
- D.タカラヅカレビュー STACIA ジュニアカード
おすすめは、クレジットカード機能付きの「B. タカラヅカレビュー STACIA VISAカード」です。
このカードを選んでおけば、Vpassチケットが企画する宝塚の貸切公演にも応募することができます。
Visaの年会費は、年一回の利用があれば無料になりますのでコストパフォーマンス抜群です。
PiTaPaを使う機会が多ければ、「A. タカラヅカレビュー STACIA VISAカード P」もありです。

会費
宝塚友の会の入会金、年会費、定期購読料、会員先行販売チケット代金等、宝塚友の会関連料金は、指定金融機関口座から引き落としとなります。
※1 会員月の10日頃に一旦2,500円をお引落し、その約2ヶ月後に1,000円をご指定の金融機関口座へ「キャッシュバック」いたします。
※2 初年度無料。2年目以降は前年にVisa加盟店でクレジット利用が1回以上あれば翌年のカード年会費は無料になります。
※3 「タカラヅカレビュー STACIAカード」の会員証は、カード年会費514円が別途必要です。
※4 会員月から1年間に1回以上PiTaPa交通機能、IC定期券購入、PiTaPaショッピングのいずれかのご利用があれば維持管理料は無料になります。
入会方法
インターネットまたは入会申込書で入会手続きが可能です。
参考 宝塚友の会トップページ宝塚友の会おすすめは、年会費が1,000円割引となり、Vpaaチケットの貸切公演にも応募できる「Web会員、タカラヅカレビュー STACIA VISAカード」です。
宝塚友の会の特典
1. 宝塚友の会だけの先行販売
- 一般前売に先がけて、チケット会員先行販売が実施されます。
- 販売方法は、「抽選方式」と「先着順方式」で、宝塚大劇場・東京宝塚劇場ではSS席も購入することができます。
2. 会員限定イベントを開催
- 会員向けに宝塚歌劇出演者によるトークショーが開催されます。
3. チケット・グッズが割引購入できる
- 割引指定公演のS席・A席・B席の料金を500円割引。(宝塚大劇場・東京宝塚劇場の平日2回公演日の2回目公演を宝塚友の会チケット会員先行販売でお求めの場合に限る)
- キャトルレーヴ店舗でDVD・BD・CDを5%割引(一部商品除く)。
4. 各種施設のご利用優待
- 「宝塚歌劇の殿堂」入館料500円が250円に
- 宝塚大劇場レストランご優待
- 「ステージスタジオ」では貸衣裳代を540円ご優待
- 「宝塚ホテル」宿泊料金を20%割引、レストラン10%割引
5. 雑誌の定期購読ができる
- 雑誌「歌劇」「宝塚GRAPH」を毎月発売日に送料無料でお届け
- 雑誌「歌劇」「宝塚GRAPH」とも年間申込みとなり、それぞれ1年間・12冊で8,000円(税別)です
宝塚友の会 チケット販売システムの変更について
2017年秋、宝塚友の会のチケット販売システムについて大幅な変更がありました。
基本的に改良だと思いますが、要点を整理するとこんな感じ。
1.チケットの引き取り、入場方法が変更になった
【入場認証システムの導入】
入場認証システムが導入され、対応した会員証を入場口でかざすだけでチケットレスで入場できるようになりました。
ただし、家族2人で観劇するなど、同一公演を複数枚購入の場合は利用できません。
また、利用には入場認証システムに対応した会員証カードが必要です。
【新しい自動発券機の導入】
会員証をかざすだけで発券可能な自動発券機が導入されました。自動発券機は、現行デザインの会員証でも利用できます。
設置場所:宝塚大劇場、東京宝塚劇場
2.宝塚大劇場、東京宝塚劇場SS席のチケットは入場認証または自動発券機での当日発券のみとなった
宝塚大劇場、東京宝塚劇場SS席のチケット取引方法が、「入場認証」または「自動発券機での当日発券」のみとなました。
SS席の譲渡は非常に厳しくなり、「会員本人が観劇する前提での申し込み」となりました。
3.宝塚友の会ステイタス制が変更になった
宝塚友の会には、従来からステイタス制が設定されていましたが、システムが一新されました。
【ステイタス制とは】
会員の利用状況によりレギュラーからダイヤモンドまでの5段階のステイタスにランク分けされます。
ステイタスランクは、チケット先行発売の抽選時、当選確率を決定する要素の一つとなります。
- 会員継続
- 「抽選方式」での申し込み
- 「抽選方式」での購入
- 定期購読の契約
【ステイタス更新時期の変更】
従来は利用状況により毎週ステイタスランクが変動していましたが、変更後は1~12月の利用状況により翌年度4~3月のランクが決定する方式となりました。
4.先着先行販売に参加できるのが「宝塚友の会」会員だけになった
大きな変更点一つです。
従来は、先着先行発売に「宝塚友の会」会員以外も参加できました。
新システムでは、先着先行販売に参加できるのが「宝塚友の会」会員だけになりました。
これはかなり影響が大きいです。
実際に先着先行販売に参加してみましたが、従来のシステムより断然繋がります。
チケットもかなり買いやすくなっているので、以前のシステムで先着先行はダメだと思っている方も、一度参戦してみてください。
やっぱり、年会費を支払っている宝塚友の会の会員を優先してくると嬉しいですね。
5.抽選方式申込の追加、変更、取り消しが可能になった
新システムでは、抽選申込期間であれば申し込みの内容を何度でも追加、変更、取り消しできるようになりました。
まあ、普通のプレイガイドでは当たり前にできることなので、やっとって感じですね。
6.スマートフォンでの個別座席選択が可能になった
従来はパソコンからの購入のみ座席選択が可能でしたが、スマートフォンからも座席選択ができるようになりました。
これに伴い、フィーチャーフォン、いわゆるガラケーからはチケット購入ができなくなりました。
実は、従来はガラケーのほうが繋がりやすく、チケットを買いやすかったのですが、残念ながら利用できなくなってしまいました。
スマートフォン対応より、ガラケー切り捨てのほうが影響が大きいかもしれません。
まとめ:宝塚友の会の特徴、会員種別、特典について
宝塚の公式ファンクラブ「宝塚友の会」のメリットは、なんといってもチケットの先行抽選に参加できることと、一般人がSS席を購入できるチャンスがあることです。
また、先着販売についても、2017年秋のシステム改修から宝塚友の会の会員のみが参加できるように変更されたため、以前より繋がりやすくなっています。
頑張れば、土日S席でも行けると思います。
ただし、正直「宝塚友の会」の先行抽選に応募しても、当選確率はかなり低いです。
土日のSS席狙いだと、下手すると年単位で当たらないこともあります。
ですが、年会費1,500円で「SS席が買えるかもしれない権利」を買うと思えば安いと思います。
なんか宝くじみたいですが、この1,500円に文句を言う人は、宝塚のSS席のようなプラチナチケットを取るのに向いていないと思います。
貴重なプラチナチケットを取ろうと思ったら、それなりの必要経費と手間暇をかけて、いろいろな方法で応募する必要があります。

宝塚のSS席を取ろうと思ったら、「宝塚友の会」と「プレガイド、クレジットカード会社貸切公演用のクレジット」への加入は必要経費だと思ってください。
参考 宝塚友の会トップページ宝塚友の会- 宝塚友の会は、チケットの先行販売に応募することができます。
- SS席のチケットは、購入者本人が観劇当日に劇場で発券する必要があります。
- 当選しなくても、年会費は必要経費と割り切って宝塚友の会に加入しましょう。
宝塚のチケットの取り方についてはこちら

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