2019年の第91回選抜高校野球大会は、3月23日(土)から11日間の予定で開催されます。
3月15日には対戦カードも決定され、地元から出場する高校の応援に駆け付けるファンの方もいると思います。
そこで気になるのが「春の選抜の入場券・チケットってどうやって手に入れるの?」ってことです。
毎年8月に開催される夏の甲子園の場合、前売り券を持っていないとかなり厳しくなっています。
開催日によっては、梅田始発の電車に乗ってもチケット買えないとか普通にあります。
信じられないかもしれませんが、お盆時期の内野席を買おうと思ったら、前日からの野宿が必須な状況です。
嘘だと思ったら、2018年8月5日の混雑の様子をみてください。

結論から言うと、春の選抜は夏の大会ほど混雑しません。
なので、徹夜とか始発とかいうキーワードが出てくることもありません。
ですが、日程によっては早めに並んだ方がいい日もあります。
というわけで、2019年版・春のセンバツ高校野球当日券の買い方とおすすめ座席についてまとめてみました。
Contents
甲子園で開催される春の選抜高校野球の座席・席種
甲子園で開催される春のセンバツ高校野球では、大きく分けて6つの席種があります。
夏の高校野球の場合は一部指定席化されていますが、選抜はすべて自由席です。
中央特別自由席
2,500円/枚
いわゆるバックネット裏に該当する座席です。
座席にはテーブルもついていて、ほとんどのエリアに屋根もあるので快適に観戦することができます。
1・3塁特別自由席
2,000円/枚
阪神タイガースの試合では、ブリーズシート、アイビーシートと呼ばれる座席です。
甲子園では、午前中は1塁側が日向、午後は3塁側が日向になります。
夏の甲子園の場合は、日向かどうかが死活問題になるため、午後が日陰になる1塁側が人気です。
春の選抜の場合、そこまで「日向か日蔭か」を重視する必要はありません。
エリアの後ろ部分には屋根もあるので、雨が振りそうな時は屋根下の座席を選びましょう。
アルプス席
800円/枚
出場校の応援団やブラスバンドが利用する席ですが、一般の人も入場できます。
応援が非常に盛り上がるエリアですが、屋根がないので雨が降るとずぶぬれになります。
夏場は日差しも厳しいエリアになりますが、選抜の場合は逆に暖かくていい場合もあります。
背もたれがないことから、長時間の観戦には不向きかも。
外野席
外野席は無料で入場、観戦できます。
春のセンバツ高校野球でおすすめの座席・席種
結論から言うと、夏の大会ほど席にこだわる必要はないと思います。
なんなら、外野席でもいいくらいです。
無料だし。
夏の大会は、強烈な日差しをいかに避けるかが大きなポイントなので、とにかく日陰になる席を探す必要があります。
春の選抜の場合、時期的に寒いくらいなので、「日陰だと日焼けしない、日向は暖かい」とそれぞれにメリットがあります。
なので、料金も見ながら自分にあった席を選べばOKです。
あえて言うと、寒い午前中に日差しが入る1塁側特別自由席かな。
特定チームを応援したい場合はアルプス席が断然おすすめ!
応援がむっちゃ盛り上がるし。
甲子園の屋根下になるエリアや日陰の情報、詳細な座席表はこちらにまとめてあるので、参考にしてください。

甲子園で開催される春の選抜高校野球のチケットの種類について
甲子園で開催される高校野球のチケットには、大きく分けて「前売り券」と「当日券」があります。
前売り券は3月1日(金)に発売され、すでに完売しています。
今から手に入れることは基本的にできないので、前売り券を持っていない人は当日券を購入することになります。
前売り券
前売り券には、「通し券」と「単日券」があります。
【前売り通し券】
通し券とはその名のとおり、大会期間中すべての試合を観戦できるチケットで、大会第○日目と印字されたチケットが束になっています。
前売り通し券は、「中央特別自由席」と「一・三塁特別自由席」が販売されます。
1.雨天中止になった場合、通し券は翌日にスライドして利用できる
第一試合が雨天中止となった場合、通し券は翌日以降にスライド利用できます。
他のチケット(前売り単日券、当日券)は払い戻し対応が基本なので、ここが大きく他のチケットと違う点です。
2.通し券一・三塁特別自由席には「共通券」が設定される
通し券一・三塁特別の第1~4日と第5~8日は共通券で、共通日のいずれかに利用できます。
どういうことかというと、「第1~4日目用入場券」としてついてくる4枚は、第1~4日目までであれば、いつ、どのように使ってもOKなんです。
なので、初日の開幕式の日に4枚(4人)で使うとかができます。
なお、中央特別自由席に共通券はないので、券面に指定された日しか利用できません。
【前売り単日券】
前売り単日券は日付指定のチケットで,、一・三塁特別特別自由席の取り扱いしかありません。
券面には○月○日と記載されていて、「日付指定で利用」するチケットになります。
雨天中止となった場合は、スライド利用できないので払い戻し対応になります。
遠方からの観戦などで、土日しか観戦できない場合は、この日付指定の単日券のほうが便利です。
通し券の場合、雨天中止があるとスライドしてしまうので、「当初は日曜日の予定だった第○日目が月曜になっちゃった!」ってことがありえます。
前売り券の買い方やおすすめポイントなどについては、こちらにまとめてあります。

当日券
当日券は、大会期間中に開門と同時に発売されるチケットです。
券種は全部で4種類あり、中央特別>一・三塁特別>アルプスの順に売り切れる傾向があります。
ちなみに、春の選抜の場合、外野席は無料です。
- 中央特別自由席:2,500円
- 一・三塁特別自由席:2,000円※こども800円
- アルプス席800
甲子園で開催される春の選抜高校野球の混雑が予想される日程と攻略法
2019年の春のセンバツは、3月23日(土)に開幕し、11日間の熱戦が繰り広げられます。
順調に日程を消化できれば、決勝戦は4月3日(水)の予定です。
【日程】
・3月23日(土)開幕日
・3月24日(日)
・3月25日(月)
・3月26日(火)
・3月27日(水)
・3月28日(木)
・3月29日(金)
・3月30日(土)
・3月31日(日)準々決勝
・4月01日(月)休養日
・4月02日(火)準決勝
・4月03日(水)決勝
また、対戦カードは3月15日(金)に発表になっています。
【第1日日:3月23日(土)】
第1試合(10時30分)呉-市和歌山
第2試合(13時00分)高松商-春日部共栄
第3試合(15時30分)履正社-星稜
【第2日:3月24日(日)】
第1試合(9時00分)日章学園-習志野
第2試合(11時30分)明豊-横浜
第3試合(14時00分)米子東-札幌大谷
【第3日:3月25日(月)】
第1試合(9時00分)津田学園-龍谷大平安
第2試合(11時30分)盛岡大付-石岡一
第3試合(14時00分)山梨学院-札幌第一
【第4日:3月26日(火)】
第1試合(9時00分)筑陽学園-福知山成美
第2試合(11時30分)広陵-八戸学院光星
第3試合(14時00分)富岡西-東邦
【第5日:3月27日(水)】
第1試合(9時00分)明石商-国士舘
第2試合(11時30分)松山聖陵-大分
第3試合(14時00分)啓新-桐蔭学園
【第6日:3月28日(木)】
第1試合(9時00分)熊本西-智弁和歌山
2019年選抜高校野球混雑予想
日程と対戦カードから、甲子園の混雑を予想してみます。
Sクラス:超混雑
- 第1日日:3月23日(土)
開会式の日、3月23日(土)はヤバイと思います。
そうでなくても選手の晴れ舞台を観ようと親御さんが押し掛けるので、開幕式の日は混雑します。
それに加えて、対戦カードが豪華です。
今大会の最初の注目カードとなる「第3試合 履正社-星稜」はもちろん、「第1試合 呉-市和歌山」も公立の学校対決ということで注目です。
「第2試合 高松商-春日部共栄」も好カードなので、かなりの人気が出そうです。
開門予定は朝7時ですが、内野指定席を確保したい場合は開門前に甲子園に着いた方がいいと思います。
また、前売り通し券「一・三塁特別自由席」の第1~4日目共通券の多くがこの日に使われると予想します。
そうなると当日券割り当てが少なくなるので、売り切れが早まる可能性もあります。
ただし、開会式が終わると関係者がかなり退席するので、甲子園名物「チケット再販売」がお昼前にはありそうです。
なので、一度売り切れてもチケット発売窓口前で待つことをおすすめします。
Aクラス:混雑
- 第2日:3月24日(日)
- 第8日:3月30日(土)
- 第9日:3月31日(日)準々決勝
3月24日(日)もヤバそうです。
日曜日+出場校も「習志野、明豊、横浜、米子東」と動員力が高そうな学校がそろっています。
開会式ほどでなないと思いますが、それでも開門予定時刻の8時には甲子園に到着しておいた方がよさそうです。
また、対戦カードは決まっていませんが、3月30日(土)、3月31日(日)準々決勝も確実に混雑します。
2018年は3月31日(土)が20分、4月1日(日)が30分、それぞれ開門時間が前倒しされています。
春の選抜で開門前倒しとかあまり記憶になりのですが、今年も気候に恵まれれば十分にあります。
この両日は開門予定時刻の8時には必ず甲子園に到着しておく必要がありそうです。
それ以外の平日は、開門時刻以降でも楽勝だと思います。
そもそも売り切れる可能性が低いので、昔の「ふらっと甲子園に寄って高校野球観戦」ができそうです。
甲子園の混雑の様子と行列についてはこちらにまとめてありるので参考にしてください。

まとめ:2019春の選抜高校野球チケットを取る!春の甲子園・当日券を取る、買う方法とおすすめ座席
ここ数年異常な盛り上がりを見せている甲子園で開催される高校野球。
夏の大会ほど混雑しないとはいえ、開幕式や土日はそれなりに混雑が予想されます。
混雑が予想される日に観戦予定がある場合は、早めに甲子園に到着しておくことをおすすめします。
席種については、春の選抜は全席自由席なので、空いていれば好きな席に座ることができます。
夏の大会の場合は、「とにかく日陰」が最重要事項ですが、春の選抜は気候によってはかなり寒くなるので日向の席もメリットがあります。
どの席種でも楽しめると思うので、好きな席を選んでください。
地元チームを応援するならアルプス席が盛り上がって楽しいですよ!
甲子園に持っていくといいもの、おすすめグルメはこちらにまとめてあるので、よければ参考にしてみてください。


入手困難なチケットの取り方、裏技はこちら


決勝戦は、どれくらいから当日券は並んでますか?
カードと天気によるので何とも。
特に今年は寒いので、近畿勢が全滅した場合はそこまで混雑しない可能性もあります。
準決勝、決勝はどのくらいの混雑になる予想ですか?
「そんなの対戦カードも天気もわからないので予想しようがありません。」と言いたいところですが、昨年の数字がある程度参考になると思います。
昨年の決勝は
【12:32 決勝】
智辯和歌山 (和歌山) 2 – 5 大阪桐蔭 (大阪)
観客数:39,000人
です。
4万人こえるとかなりかなり混雑なので、それなりに混雑してますね。
https://kurumicat.com/h-baseball04