ライブ、コンサート、舞台、スポーツイベントなどのチケットは、色々な時期に、色々な方法で発売されます。
発売時期は
- 有料会員・ファンクラブ先行発売
- 一般先行発売
- 一般発売
という3段階で発売されるケースが多いかな。
それぞれの販売枠内で「チケットぴあ先行」「ローチケ先行」みたいに複数の販売枠が設定されたりするので、申し込みできる回数はもっと多くなることもあります。
例えば、2019年に開催されたBTSファンミーティングの場場合、
- FC枠
- モバイル枠
- ローチケ枠
- ヤフチケ枠
- FC枠(ステサイ)
- モバイル枠(ステサイ)
- ローチケ枠(ステサイ)
- ヤフチケ枠(ステサイ)
- FC枠(体感席)
- モバイル枠(体感席)
- ローチケ枠(体感席)
- ヤフチケ枠(体感席)
と一般発売の前に12回も先行販売が設定されました。
多い人で、12回連続「残念ですがお席を準備できませんでした」通知をもらってることになります。
これはこれでしんどい。
販売窓口については、大手プレイガイドの
- チケットぴあ
- ローソンチケット
- イープラス
を中心に
- セブンチケット
- CNプレイガイド
- クレジットカード会社枠
等が設定されます。
このように、公演によってはチケットの抽選販売に応募できる回数が結構あります。
そして、人気公演の場合には「いかに多くの申し込み窓口を効率よく利用できるか」がとても重要です。
チケットの当選確率は、チャレンジする販売窓口で
- 準備しているチケット数が多い
- 申し込む人が少ない
と高くなります。
なので、「いかにチケットを多く持っていて、人気が少ない販売窓口を把握するか」が重要です。
そして、ねらい目の販売窓口を見つけるためには、ライブ、コンサート、スポーツ公演などの「プロモーター」と「メインプレイガイド」を知ることが地味に大切です。
Contents
プロモーターとメインプレイガイド
一般的に、ライブや演劇、公演では、「プロモーター」と「メインプレイガイド」が設定されます。
ざっくりとしたまとめ方をすると
- プロモーター:公演を主催、運営する会社
- メインプレイガイド:チケットをメインで販売する会社
こんな感じです。
なお、プロモーターという表現には色々な意味があるのですが、以降「イベントの運営を手掛ける会社」という意味合いで利用します。
プロモーターとは
プロモーターとは、公演を主催、運営する会社です。
プロモーターがイベントのどこまで関与するかはケースバイケースで、運営のみの場合や、チケット取り扱いから運営まで全て取り扱う場合もあります。
どの会社がプロモーターになるかは、ライブや演劇が開催される会場によって異なります。
例えばBTSの場合は、
- 東京会場:キョードー東京
- 大阪会場:キョードー大阪
- 名古屋・静岡会場:サンデーフォーク
こんな感じで、ライブが開催される会場ごとにプロモーターも変わってきます。
メインプレイガイドとは
メインプレイガイドとは、チケットをメインで販売するプレイガイドです。
多くの公演に設定され、メインプレイガイドはチケットを多く保有していたり、特別な販売枠を独占設定したりします。
例えば、BTSの場合、ローソンチケットがメインプレイガイドでした。
なので、ファンクラブ枠やモバイル枠などの先行販売は、ローチケがメインです。
というか、BTSの場合はチケット先行販売をほぼローチケが独占してます。
フィギュアスケートの場合は、ローソンチケットとチケットぴあが交互にメインプレイガイドになる感じです。
割合的にはローチケのほうが多めなかな。
プロ野球のオールスターゲーム、日本シリーズの場合は、ローソンチケットがメインプレガイドでチケット面でも超有利です。
こんな感じで、メインプレイガイドは公演によってある程度決まっていて、チケット申し込みの面でもかなり優遇されています。
プロモーターを調べる方法
イベントを担当プロモーターを調べる方法は簡単で、公式サイトをみればOKです。
ポイントは「お問い合わせ先」です。
たとえばBTSファンミの場合、公式サイトにはこんな記載があります。
BTSのファンミの場合はキョードーグループがプロモーターってのがここからわかります。
また、書いてある電話番号を検索すると、千葉公演はキョードー東京、大阪公演はキョードー大阪ってところまですぐにわかります。
メインプレイガイドを調べる方法
メインプレイガイドがどこかは、一般的に公表されないため、自分自身で確認しないとわかりません。
でも、これはそこまで難しくないかな。
方法1:チケット申込画面
一般的に、ファンクラブ枠や有料会員枠でチケット購入する際には、「メインプレイガイドのシステム」が利用されます。
例えばBTSの場合はローソンチケットがメインプレイガイドなので、FC枠やモバイル枠でチケット購入手続きをする場合、ローチケのシステムを利用しています。
ちょっと慣れてくると「あ、この画面はぴあのシステムだな」とか「今年はイープラス使ってるね」とかすぐにわかるようになります。
方法2:チケット発売概要の表示順
複数のプレイガイドでチケットを販売する場合、メインプレイガイドが「一番最初に表記」されるケースがあります。
なので、公式サイトやポスターなどの表記順もよくチェックしてみてください。
方法3:経験と勘
どのプレイガイドがメインプレイガイドかってのは、実は経験や勘で何とかなります。
というか、一番確実なのがこれかも。
- プロ野球日本シリーズはローチケ
- バレーボールはチケットぴあ
- 東京ドーム巨人戦はイープラス
みたいに、何となくですがわかるようになってきます。
なので、最初のうちは詳しそうな人に聞くのが一番です。
プロモーターとメインプレイガイドを知ることが大切な理由
人気公演のチケットを一般販売で取る場合、「プロモーター」と「メインプレイガイド」を確認することが地味に大切です。
プロモーターが重要な理由
プロモーターが重要な理由は、「しれっと別枠でチケットを販売することがある」からです。
例えば、2019年に開催されたBTSのライブ「SYS」の場合、一般発売はローソンチケットのみと発表されていました。
なのに、発売前日に突如「チケットぴあに大阪公演の販売ページ」ができて、しれっと一般発売がありました。
チケットぴあで販売されたのは大阪公演のみだったのですが、実は大阪公演のプロモーターであるキョードー大阪にはその旨の記載がありました。
なので、大阪公演のメインプロモータがキョードー大阪だと知っていて、マメにチェックしていた人は気づけてたんです。
こんなケース以外にも、プロモーターの販売窓口で急遽チケットが発売されることがあるので、どの公演でも「プロモーターはどこだろう?」ってのをチェックするクセをつけましょう。
メインプレイガイドが重要な理由
メインプレイガイドは、独占特別先行販売を取り扱うなど、他のプレイガイドより優遇されるケースがあります。
割り当てられるチケットや席種も多いので、一般販売でもメインプレイガイドを狙うのが基本的な作戦になります。
割り当て枚数が多い方がチケット取りやすくなるのは何となくわかりますよね。
まあ、実際はそこまで単純ではないのですが、一般販売、抽選販売どちらも「基本はメインプレイガイドを狙う」です。
まとめ:公演の「プロモーター」と「メインプレイガイド」を知ることがチケットを取る時に重要
ライブ、コンサート、演劇、スポーツイベントなどには、プロモ―ターとメインプレイガイドが設定されるケースがあります。
チケットが欲しい公演がある場合、最初にこの2つを確認するクセをつけておきましょう。
チケットを取る、買うことができる確率を上げるためには
- あまり知られていない販売窓口を狙う
- チケットを多く持っている販売窓口を狙う
が基本です。
プロモータを把握して公式サイトをチェックしておくと、急遽設定された販売枠などの情報をいち早くつかむことができます。
また、メインプレイガイドはチケット販売枠、チケット保有枚数が多いケースがあるので、チケットを申し込む際のねらい目になります。
結果的に、効果的な応募ができるようになるので、プロモーターとメインプレイガイドの確認はとっても大切です。
もちろん、「メインプレイガイドがない=どの窓口に申し込んでも同じ」という公演も結構あります。
また、最終的にはチケットが取れるかどうかは運が一番大きな要素です。
ですが、あらかじめ準備することで、チケットを取れる確率を上げることはできます。
クレジットカードを作ったり、プレイガイドの有料会員になったり、メインプレイガイドを調べたりという小さなことが積み重なると、馬鹿にできない差になるかもしれません。
放流なんかも同じで、知っていると知らないでは大違いってケースもあります。
という訳で、最終的には運任せになるのですが、少しでもチケットを取れる確率を上げるため、できる限りの準備をしておきましょう!
チケットの取り方・裏技については、こちらに項目別にまとめてあります。
ぜひ参考にしてみてください。

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