ミライノ カードとは、住信SBIネット銀行が発行するクレジットカードで、「ミライノカード」、「ミライノカードGOLD」、「ミライノカードPLATINUM」の3種類があります。
中でも一番お得でおすすめなのは、「ミライノカードゴールド」です。
ミライノカードゴールドのおすすめポイントは
- 設定により年会費無料のゴールドカードにできる
- 住信SBIネット銀行のATM手数料、振込手数料が無料になる
- 旅行関連の補償がゴールドカードとしては充実している
の3点です。
ミライノカードはあまり知名度がないクレジットカードですが、数少ない「年会費無料で保有できるゴールドカード」の1つです。
ただし、年会費無料のゴールドカードとして保有するには、ある程度のポイントを押さえる必要があります。
今回は、年会費無料で保有できるゴールドカード「ミライノカードゴールド」についてまとめてみます。
【2020年11月2日追記】
残念ながら、旅行関連補償が自動付帯⇒利用付帯に改悪されました。
この改悪により、ミライノカードゴールドは「旅行補償が自動付帯されるおすすめカード」ではなくなりました。
Contents
ミライノカードGOLDの概要
【年会費】
3,300円
※年300万円以上の利用で次年度無料
【旅行傷害保険】
- 海外:最高5,000万円(利用付帯)
- 国内:最高5,000万円(利用付帯)
【空港ラウンジ利用】
旭川空港、新千歳空港、函館空港、青森空港、秋田空港、仙台空港、成田国際空港、羽田空港、 富士山静岡空港、中部国際空港セントレア、新潟空港、富山空港、小松空港、伊丹空港、関西国際空港、 神戸空港、岡山桃太郎空港、広島空港、米子空港、出雲空港、山口宇部空港、高松空港、徳島空港、松山空港、松山空港、福岡空港、北九州空港、長崎空港、大分空港、熊本空港、宮崎ブーゲンビリア空港、鹿児島空港、那覇空港、ダニエル・K・イノウエ国際空港
【ポイント還元率】
1.0%
【その他付帯サービス】
- JCBプラザコールセンター(海外)の利用
- 空港免税店割引サービス
- JCB紛失・盗難海外サポート
- 空港宅配優待サービス
- 海外レンタカーサービス
ミライノカードGOLDのメリットと特徴
国内・海外旅行傷害保険がそれなりに充実している
ミライノカードゴールドは、旅行傷害保険がそれなりに充実しているクレジットカードです。
以前はゴールドカードとしては断トツで優れたカードだったのですが、2020年11月に改悪されてしまいました。
現状では「ゴールドカードしては充実している」というレベルです。
【補償内容】
◆海外旅行傷害保険
本会員 | 家族 | |
死亡・後遺障害 | 5,000万 | 1,000万 |
傷害治療 | 500万 | 250万 |
疾病治療 | 500万 | 250万 |
賠償責任 | 5,000万 | 2,500万 |
携行品損害 | 50万 | 25万 |
救援者費用 | 300万 | 150万 |
◆国内旅行傷害保険
本会員 | 家族 | |
死亡・後遺障害 | 5,000万 | 1,000万 |
入院 | 4,000円/日 | 2,000円/日 |
通院 | 4,000円/日 | 2,000円/日 |
【利用付帯の条件】
利用付帯の条件は、国内旅行と国外旅行で異なります。
◆国内旅行の場合
事故のケースごとに決済条件が異なります。
事故ケース | 利用付帯の支払い条件 |
公共交通機関利用中 | 公共交通機関の料金 |
宿泊中 | 宿泊施設の料金 |
宿泊を伴うパッケージ旅行 | パッケージ旅行の料金 |
◆国外旅行の場合
次のいずれかをミライノカードゴールドで決済した場合に補償適用となります。
- 自宅から出発空港までの交通費料金
- 海外旅行代金
- 現地での交通費
【特徴1:国内、海外ともに利用付帯】
ミライノカードゴールドに付帯している旅行傷害保険は、国内、海外ともに利用付帯です。
2021年1月までは自動付帯だったのですが、改悪され2020年2月から利用付帯となっています
ただし、国外旅行と国内旅行では利用付帯の条件が異なります。
海外旅行は自宅から空港までの交通費を決済するだけでも利用付帯の条件をクリアするので、比較的条件が緩めとなります。
【特徴2:家族まで補償される】
ミライノカードゴールドに付帯している旅行傷害保険は、カード保有者本人だけではなく、家族まで補償されます。
家族まで保証されるゴールドカードは珍しいので貴重です。
また、ゴールドカードとしては補償金額が高めなので、このメリットです。
住信SBIネット銀行のATM利用料、振込手数料を無料にできる
ミライノカードゴールドを保有し、引き落とし口座を住信SBIネット銀行にしていると、スマートプログラムが2ランクアップします。
スマートプログラムとは、住信SBIネット銀行の利用状況によって設定されるサービスで、ランクによって振込手数料やコンビニATM利用料が無料になったりします。
【ランク特典】
ランク | ATM無料 | 振込手数料無料 |
4 | 20回/月 | 20回/月 |
3 | 10回/月 | 10回/月 |
2 | 5回/月 | 5回/月 |
1 | 2回/月 | 1回/月 |
【ランク条件】
ランク | |
4 | 預貯500万円以上など |
3 | 預金300万円以上など |
2 | スマート認証NEOを利用 |
1 | 条件なし |
例えば、住信SBIネット銀行のスマート認証NEOを利用しているとランク2に該当するので、コンビニATMを月に5回、振込を月5回まで無料で利用できます。
もし、同条件の人がミライノカードゴールドを持っていると、ランクが自動的に2つアップしてランク4になります。
すると、コンビニATMを月に20回、振込を月20回も無料で利用できることになります。
私はメインバンクを住信SBIネット銀行にしているので、ここ数年はコンビニATM手数料や振込手数料を払ったことがありません。
住信SBIネット銀行はWEBから簡単に口座を作ることができます。
ミライノカードゴールドと併せて口座作成も検討してみてください。
【2020年11月2日追記】
2020年10月30日から、住信SBIネット銀行もスマートフォンのみでコンビニATMが使えるようになりました。
スマートフォンから「アプリでATM」を利用すれば、キャッシュカードがなくても全国のセブンイレブン、ローソンATMから、手数料無料でお金を下ろせます!
詳しくはこちらにまとめてあります。

年会費無料ゴールドカードにできる
ミライノカードゴールドは、年会費3,000円(税別)が必要なゴールドカードです。
ですが、JCBの「スマリボ」というサービスを利用すると、年会費分がキャッシュバックされるので、年会費実質無料にすることができます。
スマリボとは、カードで購入した商品の支払いが、すべて自動的にリボ払いになるサービスです。
登録すると、お店で「1回払いで!」と伝えても、強制的に手数料がお高めのリボ払いになってしまいます。
しかも、三井住友カードみたいに「これ以上使うとリボ払いになるよ!」という上限金額をユーザーが設定できません。
利用額に応じて自動的に上限が設定されるので、正直なところあまり使い勝手がいいサービスではないのですが、上手に利用すると「ミライノカードゴールドの年会費を実質無料にできるという」メリットがあります。
ミライノカードゴールドの年会費3,000円をキャッシュバックで実質無料にするためには
- 基準日にスマリボ設定していること
- 過去1年間にショッピング利用があること
という2つの条件を満たす必要があります。
この条件を満たしていると、年会費相当分がキャッシュバックされるので、結果的に年会費無料でゴールドカードが保有できることになります。
ただし、普通にスマリボを使うと、カード決済が全て自動的にリボ払いになり、お高めの手数料を支払う必要があります。
そうなると、年会費無料のメリットなんて簡単に吹き飛んでしまいます。
なので、スマリボ設定をする場合の注意点は
- リボ払い手数料がかからない「月に1万円までの利用」にする
- 基準日のみスマリボ設定する
のどちらかを利用することをおすすめします。
(1)の「月1万円までの利用に制限する」は、スマリボ標準コースで月1万円以内の利用であれば、全て一括払い=リボ手数料がかからないという仕様を利用したものです。
(2)の基準日のみスマリボ設定にするは、年会費キャッシュバックの条件は、「基準日にスマリボ設定されているかチェックしている」という仕様を利用したものです。
実は、スマリボ設定はある基準日に設定していればOKで、ずっとスマリボ設定しておく必要はありません。
基準日にスマリボ設定があれば年会費分がキャッシュバックされます。
基準日はカードによって異なるので、JCBに問い合わせて確認してみましょう。
個人的なおすすめは、(1)の「スマリボ&月1万円以内の利用」です。
この方法だと、面倒な設定をしなくてもリボ払い手数料が0円になるため、年会費無料のメリットをだけを受ることができます。
要は、年に1回1万円以内の利用だけで、年会費無料のゴールドカード「ミライノカードゴールド」を保有できるということになります。
なお、スマリボには、「標準コース」と「ゆとりコース」があります。
スマリボは、リボ残高によって月々の支払方法が変わるのですが、ゆとりコースは支払額上限が5千円と低いので使い勝手があまりよくありません。
おすすめは、月支払額の上限が1万円となる標準コースです。
利用残高 | 月支払額 | |
ゆとり | 10万円以下 | 5千円 |
標準 | 10万円以下 | 1万円 |
スマリボについて、詳しくはこちら。
ミライノカードGOLDのデメリット
年会費が必要
ミライノカードゴールドは、年会費3,000円(税別)が必要です。
3,000円という年会費は、ゴールドカードとしてはリーズナブルですが、やっぱり年会費が必要なのはデメリットです。
年会費無料で保有するには割り切りが必要
JCBのスマリボ設定を使って、手数料負担なく年会費無料ゴールドにする場合、
- スマリボ設定&月の支払いは1万円までにする
- 基準日のみスマリボ設定して利用する
という2つの方法があります。
(1)の「スマリボ設定&月の支払いは1万円までにする」を採用する場合、月の支払いが1万円を超えるとボ払いの手数料が必要になります。
そうなると年会費無料のメリットは簡単に吹き飛んでしまうので注意が必要です。
要は、ミライノカードゴールドを年会費無料ゴールドカードにしたい場合、「月1万円までしか使えないという制限付きのクレジットカードになる」と言い換えることができます。
月1万円が上限だと、正直メインカードとしては非常に使いにくくなります。
なので、「スマリボ設定&月の支払いは1万円までにする」を利用した年会費無料ゴールドにしたい場合は、メインカードではなくサブカードとして考える必要があります。
この割り切りができれば、ゴールドカードとしては充実した旅行補償と、住信SBIネット銀行の各種手数料が無料になるメリットが非常に大きいので、年会費無料ゴールドマニアでなくても、おすすめのゴールドカードになります。
まとめ:ミライノカードGOLDの特徴、メリットとデメリット
「ミライノカードGold」は、住信SBIネット銀行系のクレジットカードです。
知名度は正直低めですが、
- 設定により年1回の利用で年会費無料のゴールドカードになる
- 住信SBIネット銀行のATM手数料、振込手数料が無料になる
- 旅行関連の補償がゴールドカードとしては充実している
この3点が特徴です。
「ミライノカードGold」を手数料負担なく年会費無料で保有したい場合、
- スマリボ設定&月1万円までの利用に制限する
- 基準日のみスマリボ設定する
という2つ歩方法があります。
(1)の「スマリボ設定&月1万円までの利用に制限する」作戦を使う場合、月1万円までの利用というのはかなり厳しい制限で、メインカードとしてはちょっと使いにくくなります。
なので、サブカードとしてとらえておくのがいいと思います。
メインカードで使いたい場合は、ちょっと面倒ですが、(2)基準日のみスマリボ設定するのほうがおすすめです。
毎年忘れないようにする必要がありますが、これだけの補償があるゴールドカードが年会費無料になるのは魅力的です。
「ミライノカードGold」は、基本還元が1%と高いので、楽天カードなんかよりずっといいと思います。
無料ゴールドカードマニアはもちろん、一般人にもメリットがあるので、ぜひカードを作っておくことをおすすめします。
私も住信SBIネット銀行をメインバンクにしているので、ここ数年コンビニATMでの出金手数料や振り込み手数料を支払ったことがありません。
「ミライノカードGold」は、住信SBIネット銀行を利用している人にはおすすめのゴールドカードなので、カード作成をぜひ検討してみてください。
【2020年11月2日追記】
残念ながら、旅行関連補償が自動付帯⇒利用付帯に改悪されました。
この改悪により、ミライノカードゴールドは「旅行補償が自動付帯されるおすすめカード」ではなくなりました。


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