2020年11月2日(月)、とても残念なメールが住信SBIネット銀行から届きました。
内容は、ミライノカードゴールドの国内、国外旅行傷害保険が、自動付帯から利用付帯に変わるという内容です。
これは超絶改悪と言えるもので、ミライノカードゴールドを持つ理由の8割が無くなったと言っても過言ではありません。
代わりにモバイル端末の保険が自動付与されるようになりましたが、正直かなり微妙な内容。
今までミライノカードゴールドの旅行補償を目当てにしていた方は、解約の検討をおすすめします。
Contents
ミライノ カード GOLD(JCB)国内および海外旅行傷害保険の適用条件変更のお知らせ
住信SBIネット銀行は、2021年2月1日(月)から、ミライノ カード GOLD(JCB)に付帯している、国内および海外旅行傷害保険の適用条件を変更します。
旅行傷害保険の変更概要
【対象カード】
ミライノ カード GOLD(JCB)
【変更日】
2021年2月1日(月)
【対象となる保険】
国内旅行傷害保険
海外旅行傷害保険
【国内および海外旅行傷害保険の適用条件変更】
自動付帯から「旅行にかかわる旅行代金等をミライノカードGOLDで事前に決済すること=利用付帯」に変更
【適用条件となる旅行代金】
利用付帯の条件は、国内旅行と国外旅行で異なります。
◆国内旅行の場合
事故のケースごとに決済条件が異なります。
事故ケース | 利用付帯の支払い条件 |
公共交通機関利用中 | 公共交通機関の料金 |
宿泊中 | 宿泊施設の料金 |
宿泊を伴うパッケージ旅行 | パッケージ旅行の料金 |
◆国外旅行の場合
次のいずれかをミライノカードゴールドで決済した場合に補償適用となります。
- 自宅から出発空港までの交通費料金
- 海外旅行代金
- 現地での交通費
旅行傷害保険の変更ポイント
これまで、ミライノカードゴールドを保有していると、自動で国内・海外の旅行傷害保険が付与されていました。
持っているだけでOK、しかも家族まで自動付与されるという素晴らしい仕様だったのですが、あっさり改悪されました。
改悪後は、旅費などについてカード決済が条件となり、そこらのクレジットカードとたいして変わらない残念なレベルに落ちぶれています。
ただし、海外旅行については利用付帯の条件が緩く、「自宅から空港までの交通費」をミライノカードゴールドで決済すれば、旅行全体が保証されます。
加えて、「ゴールドカードとしては高い補償金額」と「家族までカバーされる補償範囲の広さ」というメリットは残っていますが、個人的には旅行補償を目当てに加入する意味はかなり薄くなりました。
ミライノ カード GOLD(JCB)モバイル端末保険の提供開始のお知らせ
超改悪の旅行関連補償の代わりなのか、2021年2月1日(月)から、ミライノカードゴールドにモバイル端末保険が自動付与されるようになります。
従来、ミライノカードプラチナに付与されいたモバイル保険っぽいのですが、かなりの劣化版です。
追加されるモバイル端末保険の概要
【対象カード】
ミライノ カード GOLD(JCB)
【保険開始日】
2021年2月1日(月)
【引受保険会社】
さくら損害保険株式会社
【モバイル端末の保険の概要】
スマートフォンが偶然な事故により破損・故障した際などに、年1回/最大30,000円までの修理補償を受けることができる※カードを持っているだけで補償の対象
モバイル端末保険のポイント
ミライノカードゴールドの上位カード「ミライノカードプラチナ」には、以前からモバイル端末保険が自動付与されていました。
住信SBIネット銀行によると、「ミライノカード PLATINUMへモバイル端末の保険を付帯し、お客さまより大変ご好評をいただいたことから、このたびミライノカード GOLD会員さまへもモバイル端末の保険をご提供することとなりました。」とのことですが、かなり微妙。
実は、ミライノカードプラチナとゴールドでは補償内容が結構違っています。
プラチナの補償でもかなりしょぼいのに、ゴールドはさらにしょぼい内容なので、正直こんな補償では意味ないです。
ゴールド | プラチナ | |
保険金 修理可 |
30,000円 年1回 |
50,000円 年1回 |
保険金 修理不可 |
最大7,500円 | 最大12,500円 |
保険対象 | スマートフォン ※カード名義人のみ |
スマートフォン タブレット パソコン モバイルゲーム ※同居家族も対象 |
盗難補償 | あり ※国内のみ |
あり ※国内のみ |
海外補償 | なし | あり ※盗難を除く |
ゴールドの場合、修理可能な場合で3万円、修理不可だと7,500円しか保険金がもらえません。
これっぽっちでどうしろと。
あと、カード名義人のみ対象とか、タブレットやPCはNGとか、正直話になりません。
これなら、セゾンのオプション保険のほうが数倍おすすめできます。

まとめ:ミラノカードゴールドが超改悪!旅行関係の補償が国内、国外共に利用付帯に!
2020年11月2日(月)、ミライノカードゴールドの旅行関連補償が改悪されるという残念なメールがありました。
改悪内容はとても影響が大きく、
- 改悪前:自動付帯=ミライノカードゴールドを持っているだけでOK
- 改悪後:利用付帯=旅費などをカードで決済する必要あり
と、なっています。
まだ、
- 設定で年会費無料にできる
- ゴールドカードとしては補償金額が高い
- 旅行関連補償は家族まで補償範囲になる
- 海外旅行は利用付帯の条件が緩い
というメリットは残っていますが、正直なところ旅行関係の補償目当てにミライノカードゴールドを作る価値はかなり微妙になりました。
今までみたいに、「ミライノカードゴールドを持っていればOK」ではないので、旅行関連補償を生かすためには、必ず旅費をミライノカードゴールドで決済するようにしましょう。
ミライノカードゴールドについて、詳しくはこちらにまとめてあります。

改悪だけではまずいと思ったのか、日を同じくして「ゴールドカードにモバイル保険が自動付与!」というのをアピールしています。
ですが、このモバイル保険がかなり微妙
- 修理代は3万円しかもらえない
- 修理不可だとたったの7,500円しかもらえない
- カード名義人本人のスマートフォンしか補償されない
- タブレット、パソコンなどは対象外
「こんな使えない補償イラネ」というのが正直な感想。
月額300円必要ですが、セゾンのオプション保険のほうが数倍マシです。

もちろん、住信SBIネット銀行のステージを上げるという目的があれば、改悪後でもミライノカードゴールドを持つ理由はあります。
金融機関がATMの利用料を値上げする中、コンビニATMが無料で利用できるメリットは大きいです。
それに、ミライノカードゴールドは年会費無料で保有できる貴重なゴールドカードの1つだし。
という訳で、ミライノカードゴールドの改悪は非常に残念ですが、旅行関連の補償は他のクレジットカードでもカバーできるようにしておきましょう。



私はそんなこんなでプラチナにアップグレードしました。現状それで満足しております。
月に15回までの振込み無料は、あちこちの証券会社や金融業者に送金するのにとても便利です。そのオマケとして、スマホの故障は3万円まで無料と考えると、それはそれで美味しいのですが、「投資って、うまいの?」とうい方には、殆ど価値の無いカードになったと思います。
僕はSBI銀行にも口座があって、スィープ機能でお金を転がしていることもあるので、カードは維持します。が、国内旅行の自動付帯に再度amazon金を選ぶか、三井住友の金(リボで年会費半額)を選ぶか、来年1月までに決めようと思います。
お勧めがあったら教えて下さい。
私の場合、国内旅行保険の自動付帯は、JCBゴールドプレミアが担当してました。
ですが、現在はJCBゴールドプレミアがメインカードから引退、セゾンゴールドアメックスがメインカードになっています。
サブカードに年会費1万円(年間100万円の決済がないと1万5千円)はちょっと厳しいので、JCBゴールドプレミアの解約を考えてます。
解約しちゃうと、国内旅行補償の自動付帯、国内航空機遅延補償が無くなるので悩みどころです。
三井住友ゴールドは、国内航空機遅延補償がないので個人的にはナシかな、上限も低いし。