NTT docomoが運営している「ドコモ口座」というシステムがあります。
この「ドコモ口座」は、残念ながらあまり知名度がありません。
ドコモ口座を利用すると、本人確認不要、低コストでVisaプリペイドカードが作れます。
普通はここまでが「ドコモ口座」の紹介なのですが、実はちょっとした裏技を利用すると、とてつもなく便利な利用法があります。
ドコモ口座のメリットを知っていると知らないでは、大げさではなく日常生活に大きな違いがでるので、ドコモユーザーはちょっと目を通してみてください。
【2020年9月8日追記】
ドコモ口座を悪用した銀行からの不正引き落とし事件が発生しました。
詳細はこちら。

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ドコモ口座とは
ドコモ口座について、公式サイトにはこのように説明してあります。
「ドコモ口座とは、ネット上でお買い物や送金ができるバーチャルなお財布です。面倒な手続きの必要がなく、ケータイからすぐに口座を開設して利用することができます。」
意味が分からないですね。
一言で説明すると、ドコモ口座とは、ドコモ版のプリペイドカード式クレジットカードです。
ドコモ口座のメリットは大きく分けると3つです。
- プリペイドカード式クレジットカードとして買い物に利用できる
- ドコモ口座から銀行口座に払い出しできる=現金化が可能
- ドコモ口座への送金が可能
特徴的なのは、(2)の現金化が可能って点です。
他のプリペイドカード式クレジットカードは現金化ができないので、ここが一つのポイント。
また、(3)の送金は、とある裏ワザを利用すると他の送金方法を全て淘汰できるくらいのメリットがあります。
ドコモ口座のメリット
ドコモ口座を開設していると、Visaプリペイドカードが利用できる
ドコモ口座を開設していると、Visaプリペイドカードが利用できるので、Visaマークのあるネットショップでクレジットカードと同じように買い物ができます。
基本的にVプリカと同様の使い方ができますが、ドコモ口座の方が優れている点が多くあります。
- 年会費、維持費が必要ない
- チャージ手数料が無料
- カード番号を何度でも変更できる
- 後払い設定すると入金しなくても利用できる
個人的には、Vプリカを作成するくらいならドコモ口座の方が断然おすすめです。

無審査、クレジットカードなしで口座が開設できる
ドコモ口座は無審査、即時発行で口座が開設できます。
また、開設にあたりクレジットカードも必要ありません。
つまり、無審査、クレジットカードなしでプリペイドカード式クレジットカードが作成できるってことです。
ドコモ口座で作成できるVisaプリペイドカードは2種類あります。
【ワンタイムプラン】
毎月1回まで無料で利用できるVISAプリペイドカードですが、有効期限が発行から10日しかありません。
通常のショッピングであれば問題ないのですが、抽選方式のチケット申し込みに利用する場合は、当選発表日=支払日が有効期限内になるように注意が必要です。
【定額パックプラン】
200円/月の費用が必要ですが、3年間有効なカードが発行されます。
また、ワンタイムカードを何度でも発行可能になりますので、実質2枚のカード番号が付与された状態です。
通常用途であればワンタイムプランで十分です。
ただし、申し込みから10日以上の有効期限が必要な場合は、定額パックに加入しましょう。
ドコモ口座から銀行口座に払い出し=現金化できる
これも大きなメリットです。
ドコモ口座から銀行口座に払い出しできるので、いつでも現金化が可能です。
他のプリペイドカード式クレジットカードでは、基本的に現金化はできません。
払い出しは1円単位で可能ですが、手数料として200円(みずほ銀行は100円)が必要です。
※月2回目以降の払い出しは別途手数料が必要
ドコモ口座のデメリット
実質的にドコモユーザーしか利用できない
ドコモ口座のVisaプリペイドカードはFOMAまたはXiを契約していることが利用条件になっています。
このため、実質的にドコモユーザーしか利用できないサービスになります。
無料で利用できるVisaプリペイドカードは有効期限が10日しかない
ドコモ口座のVisaプリペイドカードには2種類あるのですが、無料で利用できるのは有効期限が10日間の「ワンタイムプラン」のみです。
有効期限が長い「定額パックプラン」を利用する場合は200円/月が必要です。
Vプリカと同様に利用に制限がある
ドコモ口座のVisaプリペイドカードも、Vプリカと同様に使用できる支払いに制限があります。
基本的に電気料金のように継続的に支払う決済には利用できません。
- Visaオンライン加盟店以外での利用
- インターネット以外の加盟店での利用
- 月額・継続契約の利用料金の支払い
公共料金/携帯電話料金/インターネットプロバイダー利用料/保険料/各種月会費など - 後日カードの提示が求められる可能性のある加盟店でのご利用
フェリー/高速バス/航空券/ホテルの事前予約など
※コンサート等のチケット購入は可能ですが、チケットによっては入場時にクレジットカードの提示を求められ、入場できない場合あります。
口座払い出し時に手数料が必要
ドコモ口座はチャージ手数料が無料で、維持費も0ですが、口座払い出し時に手数料が必要です。
【1回目/月】
200円(税別)
※払出金融機関がみずほ銀行の場合100円(税別)
【2回目/月】
200円
※一度に払出す金額が2万円以上の場合、払出し金額の1%
月2回目以降は手数料が高くなってしまうので注意が必要です。
チケット関連でのドコモ口座の便利な使い方
ここまでドコモ口座の一般的なメリットをまとめましたが、チケット購入に絞ると実はもっとメリットがあります。
ドコモ口座をおすすめする理由は2つです。
1.Visaプリペイドカードが無料で作成できる
Vプリカと同様、ドコモ口座のVisaプリペイドカードも「プレイガイドの名義とクレジットカードの名義が違ってもOK」です。
なので、家族アカウントの支払い登録に利用できます。
しかも、定額プランであれば200円/月で2枚のクレジットカードが作成できることになります。
2.チケット代金の送金に利用できる
ちょっと裏ワザ的なのですが、ドコモ口座はSNSなどでチケットのやり取りをする時のチケット代金の送金に便利です。
ドコモ口座への入金に「コンビニで入金」を選び金額を指定すると、全国のコンビニで手数料無料で送金が可能になります。
例えばローソンで入金を選択すると、こんなバーコードが表示されます。
このバーコードをローソンの店頭端末「ロッピー」にかざしてレシートを発行、レジで店員さんに見せると、あらかじめ指定した金額をレジでお支払いできます。
そして、レジでお支払いをすると、数分後にはドコモ口座にチャージされます。
本来は、「自分でバーコード出力して自分でコンビニレジでお支払い」することを想定したシステムなのですが、実は「コンビニでお支払い」は誰でもできます。
店舗の指定もありません。
あるのは「最低2,000円」という金額条件だけです。
なので、金額を指定したバーコードを第三者に伝えてコンビニでお支払いしてもらうと、「送金」として利用できます。
しかも、入金手数料は無料で、数分で口座へ入金が反映されます。
この方法のメリットは非常にたくさんあります。
- 全国のコンビニで取り扱うことができる。
- バーコード発行者が金額を指定できる。
- 入金処理が早い。
- 手数料が無料。
- 口座情報などの個人情報が必要ない。
全国各地にあるコンビニで手数料無料で送金ができるなんで素晴らしくないですか?
LINE PAYなど送金システムはいろいろありますが、これらは「双方が同じシステム(アプリ)を利用する」という条件があります。
ドコモ口座+バーコードでコンビニ支払いは、支払い側が何も準備する必要がなく、コンビニで支払うだけでOKという手軽さです。
この「手軽さ」と「料金無料」はものすごいアドバンテージだと思うんですが、あんまり普及してません。
ドコモ口座を利用すると、SNSや仲間内での送金が格段に楽になりますよ。
振込手数料が必要な銀行振込なんで全く使わなくなります。
まとめ:クレジットカードが作れなくてもチケットが買えるドコモ口座のメリット
維持費なし、本人確認なし、クレジットカードなしでもVisaプリペイドカードを作成できるドコモ口座は、入金手数料も無料で維持費もかかりません。
すべての面でVプリカの上位互換といえるので、クレジットカードを作りたくない、作ることができない人はドコモ口座を利用するのがおすすめです。
また、家族名義でチケット申し込みのする際のクレジットカードとしても低コストで利用できます。
家族名義でチケット申し込みのする際のクレジットカードとしては、エポスカードを保有していると利用できる「エポスVisaプリペイドカード」、「エポスバーチャルカード」がおすすめです。
ですが、諸事情でエポスカードが利用できない場合は、ドコモ口座のVisaプリペイドカードを利用してください。

ちょっと裏ワザ的ですが、ドコモ口座は送金手段としても非常に優秀です。
口座の作成は無料で維持費も必要ありませんので、ドコモユーザーはとりあえず口座を作ってみてください。
- ドコモ口座は、無料でVISAプリペイドカードを作成できます。
- クレジットカードが作れない場合の代替手段としておすすめです。
- 送金手段としても非常に優秀です。
ドコモ口座の作り方、入金・払い出し方法はこちら

チケットの取り方・裏技はこちら

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