クレジットカードを利用して買い物をした場合、購入した商品に対して保険が自動付与されることがあります。
この保険が利用できると、購入した商品が壊れたり盗難に遭ってしまった場合、クレジットカードから商品代金について補償を受けることができます。
現金で購入した場合、商品が壊れたり盗まれたりしても自己負担です。
クレジットカード決済するだけで補償が自動でついてくるなら、利用しない手はないですよね!
ショッピング保険の名称はカード会社によって違っていて、それぞれ
- JCBカードの場合:ショッピングガード保険
- 三井住友カードの場合:お買物安心保険
- セゾンカードの場合:ショッピング安心保険
- イオンカード場合:ショッピングセーフティ保険
と呼ばれています。
そして、実は名称だけではなく、補償の範囲や期間についてもカードによって結構異なっているんです。
なので、とある商品が破損・盗難に遭った場合、「クレジットカードAで決済した商品は補償を受けられるけど、クレジットカードBで決済した商品は補償を受けられない」なんてケースが普通にあります。
これ、知っているといないでは大違い。
なので、大きな買い物をするときは適当なクレジットカードを使うのではなく、補償のことも考えて利用するのがおすすめです。
という訳で、今回は、クレジットカードに自動付与されているショッピング保険について、おすすめをまとめてみます。
Contents
クレジットカードのショッピング保険、お買い物補償とは
ショッピング保険が付帯されているクレジットカードで買い物をした商品が壊れたり盗難に遭った場合、そのクレジットカードから補償を受けられることがあります。
このショッピング保険は色々なクレジットカードに自動付帯しているのですが、実は保険が適用になる範囲が結構違うので、よく確認しておく必要があるんです。
ポイントは次の3点です。
1.補償対象期間
補償対象期間とは、該当商品を購入してからいつまで保険が適用できるかという期間です。
短いと90日、長いと180日まで補償されたりしますが、もちろん長いほどユーザーに有利。
180日といえば半年なので、結構な期間の補償が受けられることになります。
2.補償限度額・自己負担額
補償限度額とは、保険で対応できる金額の上限のことで、一般的に1年間で使える金額が設定されています。
ショッピング保険が高額になるケースはまれなので、上限100万円もあれば十分です。
自己負担額とは、補償を受ける時に必要な自己負担金額のことで、免責金額と呼ばれることもあります。
自己負担0円~10,000円程度までの範囲で設定され、こちらもカードによって異なります。
3.補償となる商品の範囲
ショッピング保険で一番重要なのは、この「補償となる商品の範囲」です。
ショッピング保険の対象外商品としては、一般的に次のようなものがあります。
【補償の対象とならない主な商品】
- 船舶、航空機、自動車、自動二輪車、原動機付自転車、自転車など
- 携帯電話、スマートフォンなどの携帯式通信機器
- 義歯、義肢、コンタクトレンズ
- ペット、植物
- 現金、手形、小切手、その他の有価証券、印紙、切手、乗車券
- 食料品
- 稿本、設計書、図案、帳簿
- 不動産
- 会員の職業上の商品
この中で要注意なのは、多くのクレジットカードで「携帯電話、スマートフォンなどの携帯式通信機器」が補償対象にならない点です。
JCBゴールドカードや三井住友ゴールドカードなどのステイタスが高めのクレジットカードでも補償対象となりません。
ですが、ごくわずかに携帯電話、スマートフォンも補償対象となるカードがあります。
それが、イオンカードとセゾン・ゴールドアメックスです。
いつも持っている機会が多くて、しかもそれなりに高額な商品であるスマートフォンが対象になるか、ならないかって、とても大きなポイントです。
なお、ショッピング保険では、一般的に「自然故障」は補償の対象外です。
その他、補償の対象とならないケースもあるので、保険があるから必ず補償されるわけではないので注意が必要です。
ショッピング保険、お買い物補償が充実しているクレジットカードは?
各クレジットカードのショッピング保険のスペックを比較してみます。
今回比較するのは、私のメインカードであるJCBゴールドカード(JCBプレミア)、三井住友ゴールドカード、セゾン・ゴールドアメックス、そしてイオンカードです。
JCBゴールド、三井住友ゴールド、セゾン・ゴールドアメックスは、うちのブログでもよくおすすめカードとして登場するのですが、イオンカードはちょっと珍しいですよね。
なぜにイオンカードなのか、それは、年会費無料のクレジットカードとしてはショッピング保険が非常に充実しているからです。
各カードのショッピング保険のスペックを比較してみます。
ステイタスが高いゴールドカードして有名なJCBゴールド、三井住友ゴールドどちらも携帯電話、スマートフォンは補償対象外です。
しかも免責金額=自己負担も3,000円必要です。
半面、限度額はJCBゴールドが500万円、三井住友ゴールドが300万円と高めですが、そもそもこんな高額商品カードで買うことないですよね。
なので、携帯電話、スマートフォンのショッピング保険に関しては、JCBゴールド、三井住友ゴールドはちょっと微妙。
一方、セゾン・ゴールドアメックス、イオンカードは、なんと携帯電話、スマートフォンなども補償の対象です。
しかも、免責0円なので、自己負担が発生することもありません。
なので、携帯電話、スマートフォンのショッピング保険を考えると、おすすめはセゾン・ゴールドアメックス、イオンカードの2択となります。
おすすめ1:イオンカード
携帯電話、スマートフォンに対するショッピング保険のことを考えた時、おすすめになるカードの1つは、イオンカードです。
ただし、弱点も多いので、メリットとデメリットをよく理解する必要があります。
イオンカードの基本スペック
【年会費】
無料
【ブランド】
Visa、Master、JCB
【旅行保険】
なし
【空港ラウンジ利用】
なし
【基本還元率】
0.5%
※イオン系列での利用で1%
【ショッピング保険】
- 購入から180日間
- 年間50万円まで
- 携帯電話、スマートフォン、タブレットも補償
【その他特典】
- イオングループの対象店舗で「ときめきポイント」がいつでも2倍
- 毎月20・30日の「お客さま感謝デー」は お買い物代金が5%OFF
- 年間100万円の利用で、年会費無料のイオンゴールドカードへランクアップ
イオンカードのメリットとデメリット、注意点
イオンカードは年会費無料のクレジットカードなのですが、携帯電話、スーマートフォン、タブレットなどもショッピング補償の対象となります。
限度額が50万円と低いのが難点ですが、普通に生活していれば年間に50万円も補償を受けるケースはほぼありません。
なので、ショッピング保険の面で考えると、けっこうおすすめのクレジットカードになります。
ただし、イオンカードは年会費無料のカードなだけあって、旅行関連の補償が全くなく、空港のラウンジも利用できません。
また、イオンをよく利用するのであればポイント的にもメリットがありますが、通常の還元率はわずか0.5%しかありません。
個人的にはイオンカードのショッピング保険は魅力的ですがメインカードとして使うにはちょっと厳しいかなという感じ。
おすすめ2:セゾンゴールドアメックス
個人的におすすめなのが、やっぱりセゾン・ゴールドアメックスです。
何と言ってもアメックスブランドのゴールドカードなので、メインカードとしても問題なく利用できるスペックが魅力的!
セゾン・ゴールドアメックスの基本スペック
【年会費】
10,000円
※2019年に2度実施されたキャンペーン条件達成により、年1回の利用で該当年度無料⇒永年無料で保有可能
【ブランド】
アメックス
【旅行保険】
- 海外旅行傷害保険:最高5,000万円(自動付帯)
- 国内旅行傷害保険:最高5,000万円(利用付帯)
- 海外航空機遅延保険
【空港ラウンジ利用】
羽田空港、関西国際空港など、国内の約35か所の主要空港で利用可能
【基本還元率】
0.75%
※クラス星6つで1.25%
【ショッピング保険】
- 購入から120日間
- 年間200万円まで
- 携帯電話、スマートフォン、タブレットも補償
【その他特典】
- セゾンカード会員限定チケットの「ゴールドカード限定枠」を利用可能
- 海外旅行の帰国時に、会員1人につきスーツケース1個を無料で配送
- プライオリティ・パス優待:10,000円(税別)
セゾン・ゴールドアメックスのメリット、デメリットと注意点
セゾン・ゴールドアメックスのショッピング保険も、携帯電話、スマートフォン、タブレットなどが対象です。
上限金額が200万円もありますが、補償対象期間が120日とイオンカードより60日短いのがデメリットです。
基本スペックは、ゴールドカードらしく充実しています。
- 海外旅行傷害保険が自動付帯になる※国内旅行傷害保険は利用付帯
- 海外航空機遅延保険が自動付帯
- 国内の約35か所の主要空港で空港ラン時が使用可能
- 基本還元率が0.75%、利用状況によっては更にUP
というメリットがあるので、メインカードとしても利用できるのがポイントです。
また、セゾンカード会員限定チケットのゴールドカード枠も利用できるので、東京ドーム巨人戦などは、「応募すればほぼ当選」と言っても大げさじゃないくらい当たります。

セゾン・ゴールドアメックスは、メインカードとしても問題なく利用できるだけのスペックがあります。
ショッピング保険のことを考えた場合、年会費無料のイオンカードも捨てがたいですが、個人的にはセゾン・ゴールドアメックスのほうがおすすめかも。

おすすめ3:セゾンカード+Super Value Plus
最後3つ目のおすすめは、厳密に言うとクレジットカードに自動付帯される保険ではありません。
とあるクレジットカードを保有していると加入できるオプション保険が素晴らしいという内容になります。
クレジットカードには、無料で付帯される保険と、有料で付帯される保険があります。
有料で付帯される保険のうち、ダントツでおすすめなのが、セゾンカードを持っていると加入できる「Super Value Plus」です。
Super Value Plusはセ、ゾンカードを持っていると加入できる有料保険で、月額300円が必要です。
「セゾンカードインターナショナル」や「セゾン・パールアメックス」などの年会費無料のクレジットカードであれば、Super Value Plusの費用は300円×12=年間3,600だけです。
年会費が必要なカードの場合は、プラスして年会費が必要になります。
私は「セゾン・ゴールドアメックス」を年会費無料で維持できているので、300円×12月=3,600円がSuper Value Plusの年間維持費です。
年間3,600円というと高く感じるかもしれませんが、この保険は超おすすめです。
なぜなら、Super Value Plusのプランの1つ「お買物安心プラン 充実コース(Y)」が超使えるからです。
お買物安心プラン 充実コース(Y)は、
- 日本国内・海外を問わず、補償開始日以降にセゾンカードで購入した商品が購入日から180日間に破損・盗難などにより損害を被った場合
- 日本国内において外出中に携行品が破損や盗難などの偶然な事故により損害を被った場合
に保険金を受け取ることができます。
そして、どちらの補償も携帯電話、スマートフォン、タブレットなども対象となります!
なので、(1)を利用すると、セゾンカードで支払っていれば180日間スマートフォン、タブレットなどが破損・盗難にあっても、保険で補償されちゃうんです。
プラスして、(2)の「外出中に携行品が破損や盗難」が超使えます。
購入時期や購入方法は全く関係なく、外出中の事故であれば携帯電話、スマートフォンが保証されるので、購入から180日が経過したらこちらでカバーする感じです。
私の場合は、セゾン・ゴールドアメックスにSuper Value Plusをつけているので、
- 購入から120日まではセゾンゴールドアメックスのショッピング補償
- 121~180日はSuper Value Plusのショッピング補償
- 181日~は携行品補償
でカバーしています。
実際に、Super Value Plusでタブレットの補償を受けたことがあるので、こちらも参照してください。

まとめ:スマートフォンを購入する時はショッピング・お買い物保険が充実しているクレジットカードを利用するのがおすすめ!
ショッピング・お買い物保険が付帯しているクレジットカードを利用して商品を購入すると、自動的に保険が付与されます。
万が一、購入した商品を壊してしまったり盗難に遭ってしまった時、この保険があると商品代金の補償を受けることができます。
購入した商品が壊れたり盗難に遭うなんて、それほど頻度が高い事ではありません。
ですが、万が一の時に補償があるか、ないかは大きな違いです。
なので、現金やショッピング保険が付帯していないクレジットカードではなく、補償がしっかりしたクレジットカードを使うようにしましょう。
ただし、クレジットカードによって、補償される期間と補償対象となる商品が結構違います。
特に、いつも持ち歩いていて事故に遭う可能性が高い携帯電話、スマートフォンなども補償対象となっているクレジットカードはかなり少数です。
おすすめのクレジットカードは、
- 年会費無料のイオンカード
- ショッピング保険以外も充実しているセゾン・ゴールドアメックス
の2枚です
この2つのクレジットカードは、他のカード会社では補償対象外となる携帯電話、スマートフォンが壊れた時も問題ありません。
特に、セゾン・ゴールドアメックスであれば、旅行関係の補償も充実しているので、メインカードとしても利用できます。
年会費が1万円必要ですが、2019年に2回実施された「年1回の利用で年会費1万円が無料」キャンペーンが復活すれば、アメックスブランドのゴールドカードを年会費無料で維持することも可能です。

また、クレジットカードの保険ではありませんが、セゾンカードに有料でプラスできるSuper Value Plusもかなり使えます。
月300円の保険料が必要ですが、年会費無料の「セゾンカードインターナショナル」や「セゾン・パールアメックス」あたりに付帯しておけば、年間3,600円で手厚いショッピング保険&携行品保険を付けることができます。
ドコモやau、ソフトバンクのようなキャリアのスマートフォン補償に入るよりよっぽどコストパフォーマンスもいいので、こちらもおすすめです。

という訳で、ついついポイント還元率だけで選びがちなクレジットカードですが、ショッピング補償の面から検討してはどうでしょうというのはここまで。
他にも、年会費無料のゴールドカードから選ぶ。

旅行関係の補償が充実しているクレジットカードを選ぶ。

というのもありですよ!


更に、アメックスのキャンペーン。
https://www.saisoncard.co.jp/amex/service/
実はこれ、三井住友カードに対抗したキャンペーンですが、総額だけは同じで、やや弱い感じは否めず。
主様も春先の三井住友のキャンペーンで2割キャッシュバックと永年無料の資格を得たことと思いますので、同じ思いでしょう。私もそうです。
でもまぁ、コンビニで使い易いキャンペーンではありますので、使いましょう(笑)。
ミスリードされていますが、端末保証はセゾン雨金と思っている方にはここまで。
カープを含めたチケット情報よりも、カード全体の情報の方がお値打ちと僕は感じていますが、コメが付かないのがもったいないなぁと感じています。
カードのアフェリだとしても、いらんもんは放置でよく、みなさん、もったいないオバケが出るぞ~と叫びたい(笑)。
無料ではありませんが。
https://www.netbk.co.jp/contents/lineup/insurance/device/?trflg=1
セゾン雨金の足りないところは、国内旅行の事故が利用付帯という点は主様の記事通り。で、補うにはエスポ金じゃあ無理で、記事通り、ミライ金なら十分。でもオプションという点では物足りず。
ということで、年間1万円かかりますが、こちらならいつでも何でも故障などに対応可能です。
無料もしくはそれに近い抜け道があれば、ミライ金よりはこちらを選ぶのですが、書き込んでおいて無責任ですが、使っておりません。
ミライノカードプラチナには、ご指摘の「モバイル端末保険」が自動付帯されます。
請け負っているのは、さくら損害保険株式会社です。
ミライノカードプラチナの年会費が27,500円すること、補償上限が5万円と低い事がネックかな。
なので、同じさくら損害保険株式会社が販売している「モバイル保険」って選択肢もあるかも。
ただ、さくら損害保険は使ったことがないので、実際の対応がどうなんだろって不安はあります。
https://mobile-hoken.com/
個人的には、実際利用してみて対応が良かった「セゾンスーバーバリュー」がやっぱり一押し。