チケットの取り方を紹介します!

甲子園で開催される高校野球のチケットは、根本的に販売方法を見直す時期に来ているのではという件

春と夏の阪神甲子園球場で開催される高校野球大会は、アマチュアの大会としては日本で最も人気があるイベントの1つです。

私も高校野球が大好きなので、春と夏の大会それぞれ1回は現地観戦を続けています。

 

一時期は人気がありすぎて「梅田発の始発電車で甲子園に行ってもチケットが買えない」なんてことや、球場周辺が深夜から「人人人」になることもありました。

ですが、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、「以前ほど現地観戦する人がいない=チケットも比較的買いやすい」という状況になっています。

 

チケットの販売方法や人気、売れ行きなどが変わると、以前はあまり重視されなかった事が問題点として浮き彫りになります。

私が2021年、2022年の選抜高校野球大会を現地観戦した時に感じたのが「チケトットの販売方法を根本的に見直す時期にきているのでは?」という点です。

中でも

  1. チケット代金が高く、特にプレイガイド手数料の割合が高すぎる
  2. チケット購入時に座席選択ができないなど、購入者の利便性が低すぎる
  3. リセールシステムがないため、雨天中止による出場校変更に全く対応できない
  4. 日程変更後のチケット再販売が急すぎる

この4点については、ファンを舐めてるのかといいたいレベルだと思います。

それぞれの問題点について、ここ数年の高校野球チケット販売状況を振り返りながら考えてみたいと思います。

2018年以降の高校野球チケット販売状況の変更点

新型コロナウイルス感染症の影響もあり、高校野球のチケットはここ数年で大きく変わりました。

特に大きな変更点は、次の3点です。

1.球場での当日販売が廃止され、プレイガイドでの前売り販売のみになった

2019年夏の大会までは、甲子園球場の窓口でチケットの当日販売がありました。

ですが、2021年春の選抜から、チケットは全て事前にプレイガイドで購入する方法に変更されています。

 

球場窓口での当日券販売は廃止されましたが、実は売れ残りがあればプレイガイドで当日でもチケット購入可能です。

ですが、プレイガイドでチケットを購入する場合、700円の外野席を購入する場合の販売手数料が最大550円と、ダフ屋もビックリの割合で手数料を取られます。

また、「当日球場にフラッと行ってチケットを買う」と、「あらかじめWEBで購入しコンビニで発券」では、チケット購入のハードルが全然違います。

結果的に、現地観戦する人が少なくなった要因の一つだと思います。

2.自由席が廃止され、全席指定席化された

以前は全席自由席として販売されていたのですが、2018年夏の「中央特別席の指定席化」に始まり、2022年春の選抜大会時点では全席指定席となっています。

感染症の状況が改善したとしても、自由席が今後復活する可能性は低そうなので、全席指定席化は定着しそうです。

 

私は、基本的に全席指定席化に賛成派なのですが、こと甲子園については事情が違います。

甲子園で開催される高校野球の場合、1日に数試合が開催されるため、特定の試合だけ観戦したい人が帰ったあとのお席は「無駄に空いた席」となります。

自由席が設定されていた時は、場内の空き具合によってチケットの再販売が実施されていたのですが、全席指定席化後はチケットの再販がありません。

特に、夏の大会を外野席で4試合観戦は体力的に厳しいので、第3試合、第4試合となると空席が目立ってきます。

指定席化するのであれば、お客さんが帰った後の席について再販システムを構築する必要があると思います。

3.チケットの価格が大幅に値上げされ、外野席も有料となった

甲子園で開催される高校野球は、ここ数年の値上げがすさまじくなっています。

  中特 1・3特 アルプス 外野
2017夏 2,000 1,500 600 0
2018春 2,000 1,500 600 0
2018夏 2,800 2,000 800 500
2019春 2,500 2,000 800 0
2019夏 2,800 2,000 800 500
2020春
2020夏
2021春 3,900 3,400 700
2021夏
2022春 3,900 3,400 700

※赤字は指定席

 

2017年の中央特別席が2,000円、2021年は3,900円なので、倍近く値上げされています。

1・3塁特別席に至っては、1,500円⇒3,400円なので、なんと2.25倍と、普通では考えられない値上げ幅ですよね。

また、以前は無料だった外野席も完全指定席&有料化されているので、チケット価格の面では数面前とは比べ物にならないくらい高額化しています。

甲子園で開催される高校野球を現地観戦する場合の特徴と注意点

1.1日に複数の試合が開催される

甲子園で開催される高校野球は、日程により1日に1~4試合開催されます。

販売されるチケットは1日単位なので、最大で4試合を観戦することができます。

プロ野球より展開がスピーディーとはいえ、1試合2時間としても、4試合観ると8時間近く必要になります。

 

もちろん、全ての試合を観戦せずに途中で帰ることも可能ですが、甲子園は再入場不可なので、一度球場外に出ると再度入ることができません。

ちなみに、以前は自由席だったので、ある程度客さんが帰ると「再販」がありました。

現在は全席指定席なので、途中で退席したお席が再販売されることはありません。

2.雨天中止があるとスケジュールが後ろにずれる

甲子園で開催される高校野球は、雨天中止となるとスケジュールが後ろにずれていきます。

雨天中止となった日のチケットは払い戻し対応となり、翌日にスライドして利用できません。

ここで問題になるのが、「せっかくチケットを購入したのに、応援したい高校の試合が観れない」という点です。

 

例えば、2022年選抜の場合、3月18日(金)開幕日が雨天順延となり、スケジュールが全て1日後ろにずれました。

もし、3月19日(土)に開催予定だった「広陵-敦賀気比」の試合が見たい場合、事前に購入していた3月19日(土)のチケットで観戦できるのは、スライドした3月18日(金)に開催予定だった3試合です。

「広陵-敦賀気比」の試合は翌3月20日(日)に開催されたため、3月19日(土)のチケットは無駄になり、新たに3月20日(日)のチケットを買いなおす必要があります。

3月20日(日)のチケットが買えればまだマシですが、人気日で売り切れとかだと悲惨です。

3.屋根の有無で観戦の快適度が大きく違う

甲子園で開催される高校野球の場合、「銀傘の下=屋根がある部分で観戦できるか」が大きなポイントです。

夏の大会と春の大会では重要度が違うのですが、それでも屋根下のアドバンテージは大きいと思います。

【春の選抜大会の場合】

春の大会の場合は、夏の大会ほど屋根の有無は観戦に影響しません。

3月末頃はまだまだ寒い日が多いので、日向の席だとぽかぽか陽気の中で観戦できる一方、日陰だとダウンジャケットが必要なレベルで冷え込むことも度々です。

一方、3月末は雨が降ることが多いので、屋根下だと急な雨でもぬれずに観戦できます。

なので、「晴れていれば日が差し込むけど、直上に屋根があって雨をしのげる席」が理想的です。

おおむね、グリーンシート、アイビーシート、ブリーズシートの5~15段あたりが目安となる感じですね。

【夏の選手権大会の場合】

夏の大会の場合、屋根下の席を確保することは必須です。

というか、日が当たる席だと殺人的な暑さで1試合見るのが精いっぱいだと思います。

少なくとも私は、日の当たる席で夏の大会を観戦しようとは思えません。

また、甲子園の場合、午前中は3塁側が日陰、午後は1塁側が日陰になるので、一般的に1塁側のほうが人気となります。

 

甲子園の屋根下席やおすすめ座席については、こちらに詳しくまとめてあるので参考にしてください。

【甲子園・高校野球】日陰・屋根下で快適に観戦できる座席と、おすすめ席種、座席表まとめ

現状の高校野球チケット販売システムの問題点

1.チケット代金が高く、特にプレイガイド手数料の割合が高すぎる

甲子園で開催される高校野球は、ここ数年値上げが続いています。

2017年と2022年の選抜大会で比較してみると

  • 中央特別:2,000円⇒3,900円
  • 1・3塁特別:1,500円⇒3,400円
  • アルプス:600円⇒販売なし
  • 外野:無料⇒700円

と、すさまじい値上げです。

「値上げ後の金額が適正かどうか」については、新型コロナウイルス感染症対策などもあるので、あえて議論しません。

ですが、問題なのはプレイガイドの手数料が高すぎという点です。

 

以前は甲子園球場の窓口で当日券の販売があったのですが、もちろん手数料なしの「チケット定価」のみで購入可能でした。

ですが、2021年の選抜大会から、球場窓口での当日券販売が廃止され、プレイガイド経由での販売のみに変更となっています。

そして、このプレイガイド手数料が高すぎるんです。

 

厳密にいうと、「安価なチケットでも高額な手数料を取る」なのですが、例えば700円の外野席を1枚購入した場合のプレイガイド手数料は、

システム利用料 220円/枚
発券手数料 110円/枚
決済手数料 220円/件
合計 550円

と、700円のチケットなのに、支払うのは1,250円も必要です。

手数料の割合は、ダフ屋もびっくりの56%!

ありえないですよね。

 

チケット代金値上げ自体は、諸事情があるので仕方ない部分があると思います。

ですが、「子供や未来の出場選手たちが安い金額で観戦できる」という環境は絶対に残すべきだと思うんですよね。

そうでなくても野球をプレーする子供が減っているのに、貴重な現地観戦できる機会を減らしてどうするって強く思います。

700円の席で手数料が550円もかかるなんて、個人的にはありえないと思ってます。

2.チケット購入時に座席選択ができないなど、購入者の利便性が低すぎる

2022年選抜大会のチケットは、全て先着方式で販売されました。

取り扱いプレイガイドは、「チケットぴあ、ローチケ、イープラス、CNプレイガイド、楽天チケット」と5つあったのですが、チケット購入処理の途中で座席位置が確認できたのはチケットぴあのみです。

なので、チケットぴあだけは「座席位置を選んでチケットを購入する」といことが可能でした。

 

発売されるチケットの座席位置ですが、どうも「グランドに近い&ホームベースより」のチケットから販売された模様です。

なので、チケット発売時刻に購入すると、内野のアルファベット席など、グランドに近い席を購入できました。

 

ライブやドーム球場であれば、グランドに近いお席がいいお席になるのですが、こと甲子園球場で開催される高校野球ではこの理論は当てはまりません。

内野のアルファベット列などは屋根がないため、特に夏の大会では強烈な日差しで全身にダメージを受けての観戦となります。

少なくとも私は、夏の大会を日向で観戦するのは1試合でも厳しいと思ってます。

なので、屋根下となる10段以上がいいというファンもかなりの割合でいるんです。

 

ですが、現状の販売システムだと、チケットぴあ以外は「発券するまでどのあたりの席か全くわからない」というギャンブル性高すぎな仕様です。

また、チケットぴあにしても、発売当初は前方席が発売されるので、内野中段あたりが欲しい場合は、何回も購入手続きをキャンセルし、希望の席が出るまでチャレンジする必要があります。

これ、あまりにも運営とプレイガイド側の都合を押し付けすぎじゃないですか?

以前は、「高校野球のチケット代金はお安いから」という言い訳ができたかもしれませんが、今ではプロ野球並みのチケット代金と、高い手数料を徴収しています。

プロ野球では座席位置を指定しての購入が当たり前なので、高校野球についても早急に導入すべきです。

諸事情があって無理であれば、少なくとも「ある程度のエリアを指定してチケットを購入できるようにするべき」と強く思います。

3.リセールシステムがないため、雨天中止による出場校の変更に全く対応できない

甲子園で開催される高校野球は、「日付指定のチケット」が発売されます。

なので、雨天中止があるとスケジュールが大幅にずれ、「この学校が観たい!応援したい!」と思ってチケットを購入しても、残念ながらその日にお目当ての学校が出ないなんてことがよくあります。

しかも、お目当ての学校が出ないからと言って、チケットの払い戻しは一切なしという鬼畜仕様です。

これ、「スポーツを観戦する」という点では致命的な問題点だと思うんですよね。

というか、プロ野球やサッカーで「出場予定のチームが出ないのに払い戻ししない」なんて対応したら、暴動がおこると思います。

 

以前のように当日券が潤沢に発売されれば、「日程変更により出場校が変わる」という仕様も批判があまりありませんでした。

ですが、現状の「チケット当日販売なし、全て事前にWEB販売」となると、不利益をユーザー側に負担させすぎ、理不尽すぎだと思います。

なので、せめて雨天中止が発生しスケジュール変更があった場合は、チケットの払い戻し、またはリセールシステムを準備すべきだと思います。

プレイガイドは高い手数料取るだけ取って、リスクはファンに押し付けなんてありえません。

あと、リセールシステムは当選無料ですよ!販売時に高い手数料取ってるんだから。

4.日程変更後のチケット再販売が急すぎる

甲子園で開催される高校野球は、雨天中止があると変更後の日程についてチケット再販があります。

これがとても急で、告知の数時間に発売開始とか普通にあります。

このような急な販売はプロ野球などでもあるのですが、高校野球の場合は「普段あまりチケットを買わないけど母校を応援したい!」とか「息子が出てるのでぜひ現地で観戦したい!」なんて遠方から来る層が結構いるんです。

なので、チケットの発売予定などについては、事前にわかりやすく告知すべきだと思います。

このあたりも、運営やプレイガイドがファンのこと考えてないことがよくわかります。

まとめ:甲子園で開催される高校野球のチケットは、根本的に販売方法を見直す時期に来ているのではという件

春と夏の阪神甲子園球場で開催される高校野球大会は、アマチュアの大会としては日本で最も人気があるイベントの1つです。

高校球児が繰り広げる熱戦、息の合ったブラスバンドの応援、そして甲子園独特の雰囲気は、現地で観戦しないと決して味わえない、最高の経験です。

テレビで見るより何倍も感激するので、現地での生観戦がおすすめです!

 

ですが、気になるのはここ数年のチケット販売方法で、あまりにもファンの都合を無視し、主催者とプレイガイドのことしか考えていないのが現状です。

特に、

  1. チケット代金が高く、特にプレイガイド手数料の割合が高すぎる
  2. チケット購入時に座席選択ができないなど、購入者の利便性が低すぎる
  3. リセールシステムがないため、雨天中止による出場校変更に全く対応できない
  4. 日程変更後のチケット再販売が急すぎる

この4点については早急に対策が必要だと思います。

 

2022年の選抜大会では、チケットが売れ残ったり、観客数が異常に少ない試合が目立ちました。

観客数3,000人の試合とか聞いたことないレベルもあったのですが、これは新型コロナウイルス感染症の影響だけではありません。

 

今までは人気があったので、何もしなくても勝手にチケットが売れ、球場は満員になっていました。

でもこれからは違います。

  1. 定価700円のチケット購入手数料が550円とかいうふざけた設定を辞める
  2. チケット購入時に座席選択、エリア選択ができるようにする
  3. 雨天中止によってスケジュールが変わった場合は払い戻し、リセールなどに対応する
  4. 雨天中止時のチケット発売スケジュールを事前に明確化する

夏の選手権では、最低このくらいは対応しないと、ファンが減る一方という危機感をもって欲しいです。

 

あと、お客さんが帰った後の再販についても、やろうと思えばできるはず。

高いチケット代金、高い販売手数料を徴収するのであれば、それなりの対応をしっかりするよう、強く望みます。

 

入手困難なチケットの取り方、裏技はこちら

甲子園球場・高校野球のチケットを取る方法、観戦ガイド チケットの取り方

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2 COMMENTS

うむり

甲子園の高校野球って予約なしに無料で気軽に行けるのが魅力でしたし、一見さんがファンになるきっかけでもありましたよね。
自分も大学生の頃、18切符の旅の途中で無料の外野席にふらりと立ち寄ったところから常連になったのですが、そういう敷居の低さがなくなつりつつあるのは残念です。
現地で見る楽しさを多くの人に気軽に味わってもらいたいですね。
コロナとか収益源の確保とか、そういった事情があるのは理解できますが…

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くるみっこ

ご指摘のとおり、「ふらっと観戦できる」って大切なんですよね・・・。とにかく、現状だとプレガイド手数料の割合が高すぎます。

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