2020年に開催されるプロ野球日本シリーズのチケットは、例年通りローチケがメインプレイガイドです。
なので、ローチケだけがチケットの販売回数が多く、発売できるチケットも沢山保有しています。
「日本シリーズのチケットが欲しい場合はローチケ」という傾向は今年も変わりありません。
ですが、チケット媒体については大きな変更があり、なんとローチケで発売されるチケットは全て電子チケットとなりました。
他の窓口で販売されるチケットは紙チケットなので、全てのチケットが電子化されたわけではありません。
ですが、日本プロ野球機構もかなり思い切った対応したなという感想です。
電子チケット化されると気になるのが、急遽公演に行けなくなった場合はどうするのかという点です。
この点についても、今年の日本シリーズでは「チケットのリセールシステム」が用意されるようです。
Contents
SMBC日本シリーズ2020チケットリセール受付について
2020年プロ野球日本シリーズのチケットはリセール対象となっているので、チケットを購入後、やむを得ない事情で観戦できなくなった場合はリセールに出すことができます。
【リセール対象試合】
- 京セラドーム大阪(第1戦、第2戦、第6戦、第7戦)
- パ・リーグホーム球場(第3戦、第4戦、第5戦)
【リセール期間】
◆京セラドーム大阪
11/17(火)10:00~11/18(水)23:00
◆パ・リーグホーム球場
11/18(水)10:00~23:00
【当落発表】
11/20(金)15:00~
【出品、購入方法】
ローチケアプリを利用
リセール出品概要
【対象チケット】
電子チケットのみ
※一般発売チケットは対象外
【出品枚数】
1枚または2枚※パ・リーグ分については記載なし
【手数料】
・リセール手数料10%/枚
・振込手数料330円/件
【リセール成立後の返金方法】
リセール成立後、期限内に「CASH POST」にて振込手続き
※リセール成立可否は、自分でリセールサイト内を確認する必要があります。メールの配信はありません。
※リセール成立の場合、チケット代金から各種手数料を差し引いた金額が返金となります。チケット購入時の各種手数料は返金の対象外です。
【注意事項】
- リセールはあくまでも購入希望の申込みがあった場合に成立となるため、出品されたチケット代の返金を約束するものではありません。
- 2枚出品した場合、1枚のみ成立する場合があります。
- 購入者分と同行者分で2枚チケットを保有している場合、購入者分のチケットのみを出品することはできません。2枚とも出品、もしくは、同行者分のチケットのみを出品することは可能です。
- 分配、受け取り済みのチケットは、一度購入者に返却後に出品可能です。
リセール購入概要
【対象チケット】
電子チケットのみ
※一般発売チケットは対象外
【購入可能枚数】
1枚のみ
【申込制限】
1人1申込のみ、最大1枚まで。※複数公演申込不可
【手数料】
・システム利用料220円/枚
・電子チケット利用料110円/枚
【決済方法】
クレジットカードのみ
【リセール結果の通知】
成立、不成立どちらの場合もメールにて通知
【注意事項】
- 既に持っている公演は申し込みできません。
- 当選後にキャンセルはできません。
- チケットは、申込時に登録した電話番号のスマートフォンのみダウンロード可能です。
SMBC日本シリーズ2020チケットリセールの注意点とポイント
日本シリーズチケットリセールシステムの注意点とポイントをまとめてみます。
1.リセール対象は電子チケットのみ
リセールの対象は電子チケットのみです。
なので、必然的にローソンチケットで発売されたチケットのみが対象ということになります。
他のプレイガイドや出場チームのファンクラブ枠で購入したチケットはリセールに出すことができません。
また、ローソンチケットで購入した電子チケットであっても、一般発売で購入したチケットは対象外なので注意が必要です。
2.リセール受付期間が短い
リセール受付期間は、11/18(水)23:00までと非常に短くなっています。
日本シリーズは11月21日(土)~11月29日(日)まで開催されるのに、リセール受付期間が全試合同じなのは???な仕様です。
通常、開催期間が長い公演の場合は、リセールの締切は公演日ごとに違う日が設定されます。
今回のように、開催期間が1週間以上あるのにリセール期限を初回公演日基準で設定してしまうと、後半のリセールがかなり不利になります。
この点は大至急改善すべきです。
3.出品は1~2枚可能だが購入は1枚のみ
これも謎仕様なのですが、出品は1枚、2枚を選択できるのに、購入は1枚のみになっています。
なので、リセールで購入する場合はペアで並んで観戦できません。
なお、2枚持っているチケットのうち1枚だけを出品した場合、試合を観るときに横にいる人がリセール当選者ということになります。
なので、ご挨拶くらいしてもいいかも。
※パ・リーグ開催分について出品可能枚数の記載なし。
4.手数料がお高い
リセール手数料は、「リセール手数料10%/枚+振込手数料330円/件」も必要です。
また、チケット購入時に必要な各種手数料は返金対象外なので、出品者の負担はさらに大きくなります。
転売を防止したいのであれば、リセールの手数料はもっと抑えるべきですよね。
5.出品者は手続きがめんどい
チケットをリセールへ出品した場合、手続きが面倒で、しかもかなり不親切です。
まず、出品したチケットが売れたか、売れなかったかは、自分でリセールサイトを確認しないとわかりません。
メールなどで通知が来ないというありえない仕様です。
また、リセールが成立した場合は、出品者が自分で振込手続きをする必要があります。
他のリセールでは、リセールが成立すれば通知があるし、振込手続きなんてのも不要です。
この辺りは不親切すぎるので、早急に改善すべきかな。
あと、気になるのが「リセール成立したけど出品者が振込手続きしなかったらどうなるのか?」という点です。
この場合、
- リセールは成立しているので出品者にチケット代金が支払われないだけ
- リセール自体が不成立になる
どちらなのか明確な表現がありません。
さすがにリセールが不成立になることはなさそうですが、記載をはっきりして欲しいです。
6.リセール購入は1試合しかできない
これも謎仕様なのですが、リセールに申し込めるのは1人1回のみです。
つまり、最大で7試合ある日本シリーズのうち、申し込めるのはどこか1試合のみです。
なので、申し込む時はどの日程に申し込むか、よく考えましょう。
また、電子チケットの性質上、既に電子チケットで保有している日程のチケットは申し込みができません。
7.リセールを利用すると一人観戦が可能になる
京セラドーム大阪で開催される試合のチケットは、全て2枚ペアで発売されます。
1枚や3枚以上での発売がないので、一人観戦の場合は1枚チケットが無駄になります。
ところが、リセールはなぜか「1人1枚のみ購入可能」という仕様です。
なので、一人観戦の場合は、リセールを上手に使うと無駄がありません。
作戦としては、
- リセール出品可能なローチケで2枚購入⇒1枚をリセールに出す
- リセールでチケットを1枚購入する
この2パターンがあるのですが、おすすめは1の「購入後1枚をリセールに出す」かな。
ただし、リセールチケットの競争率はそれほど高くないので、最悪「売れ残り」があるリスクは理解しておきましょう。
売れ残りが嫌な場合は、落選のリスクはありますが、リセールで1枚だけ購入する方法を選択しましょう。
まとめ:2020年プロ野球日本シリーズチケットはリセールシステムの運用あり
2020年のプロ野球日本シリーズチケットは、昨年までと比較して大きくチケットの販売方法が変わりました。
主な変更点は
- メインプレイガイドのローチケは電子チケットのみ
- ローチケの電子チケットはリセールシステムが利用できる
- 京セラ開催分チケットは2枚ペアでしか購入できない
この3点です。
今年は、ローチケの電子チケットに限定されますが、チケットリセールサービスが運用開始しています。
申込期限が短い、出品者の負担が多いなど課題点はたくさんありますが、今後少しずつ改善されていくと思います。
近い将来、プロ野球オールスターゲーム、日本シリーズのチケットは、全て電子チケットかされるかもしれませんね!



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