2020年6月24日(水)、日本スケート連盟はオンラインで理事会を開催し、2020年度の事業計画を承認しました。
計画では、スケートの各大会の日程、会場などが正式に発表され、フィギュアスケートについても主要大会のスケジュールと会場が確定しました。
2020年は、
- GPシリーズ第6戦となるNHK杯フィギュアは、11月27(金)~29日(日)に大阪府門真市の東和薬品RACTABドームで開催
- 全日本フィギュアは、12月23日(水)~12月27日(日)に長野県長野市のビッグハットで開催
となります。
気になる「観客を入れて開催できるか」は、今後の新型コロナウイルス感染症の拡大状況により判断されるとのことです。
Contents
2020年NHK杯、全日本フィギュア開催スケジュールと会場
NHK杯国際フィギュアスケート競技大会
【開催期間】
2020年11月27日(金)~11月29日(日)
【会場】
大阪府門真市・東和薬品RACTABドーム
第89回全日本フィギュアスケート選手権大会
【開催期間】
12月23日(水)~12月27日(日)
【会場】
長野県長野市・(ビッグハット)
その他の試合スケジュールについては、公益財団法人日本スケート連盟の「令和2年度事業計画」に記載されています。
2020年のNHK杯フィギュア、全日本フィギュアは現地観戦できるのか?
2020年に日本国内でトップスケーターが参戦するフィギュアスケートの大会は、NHK杯と全日本フィギュアの2大会です。
例年であればチケットの取り方についてまとめを作り始めるのですが、今年はちょと事情が違います。
何と言っても、新型コロナウイルス感染症の影響で、観客をいれての開催ができるのかという大問題があります。
政府が発表したイベントの収容人数の制限
政府が2020年5月25日に発表した「イベントや展示会の開催制限の段階的緩和の目安」では、3段階のステップを設定しています。
このステップによると、各イベントで収容できる人数の上限は、7月10日からのステップ3では5、000人、8月1日以降は上限なしとなります。
ただし、8月1日以降でも収納率は50%以内となっているので、しばらくの間は定員の半分までしか観客を入れられないってことです。
もちろん、状況が改善すれば定員100%でもOKになる可能性もあります。
この指針に従い、プロ野球は6月19日から無観客で開幕、7月10日からは観客(5,000人上限)を入れての試合を再開する予定です。
宝塚歌劇についても、7月17日から観客数を絞っての再開が決定されています。


今後の新型コロナウイルス感染症の拡大状況に左右されますが、現状であれば12月に開催される全日本フィギュアについては、定員の半数を入れての開催となる可能性が高そうです。
この場合、宝塚歌劇の対応が参考になります。
宝塚歌劇では、客席の前後左右を開けた状態で観劇できるようにチケットを販売しました。
図のグレーの部分は販売されない座席で、チェス盤の模様のようにチケットが販売されます。
この宝塚大劇場の場合、定員2,550人収容できた施設に半分以下の1,274人しか収容できていません。
おそらく、フィギュアスケートの大会でも観客を入れるとなると、このような対応になると思います。
ただし、NHK杯フィギュアについては、国外からの参加選手が多いので、そもそも開催できるかどうかは他国の感染状況に大きく左右されそうです。
現状だと、NHK杯・・・というかフィギュアスケートのグランプリシリーズ自体が開催できない可能性が高いと思います。
2020年NHK杯フィギュア、全日本フィギュアそれぞれの会場キャパシティー
2020年にNHK杯フィギュア、全日本フィギュアが開催される会場のキャパシティーを調べてみます。
NHK杯国際フィギュアスケート競技大会
【会場】
大阪府門真市・東和薬品RACTABドーム
【定員】
6,000席(座席あり)
第89回全日本フィギュアスケート選手権大会
【会場】
長野県長野市・(ビッグハット)
【定員】
3階固定席:2,100席
2階固定席:800席
壁面収納席:2,100席
合計:5,000席
フィギュアスケートの場合、スタンド席の一部は利用されません。
また、リンク周辺にアリーナ席が設定されるので、実際に座席として利用される席数を正確にカウントするのはかなり難しいです。
仮に両会場ともに5,000席が観客席として準備できるとしても、新型コロナウイルス感染症対策をとると半分の2,500人しか入場できません。
ここから優先的に関係者に割り当てられる席などを外すと、一般に回ってくる席は2,000席を切ることが確実です。
特に全日本フィギュアは関係者席が多いので、さらに厳しくなりそう。
ちなみに、2019年NHK杯フィギュアが開催された真駒内セキスイハイムアリーナのスタンド固定席が6,024人です。
会場の規模感としてはほぼ同じなので、あの時の競争の倍以上厳しいと想像してみてください。
これはかつてないほどにチケットの争奪戦が大変なことになりそうです。
まとめ:2020年のNHK杯フィギュア(大阪)、全日本フィギュア(長野)はチケット争奪戦が大変なことになりそう
2020年6月24日(水)、日本スケート連盟から、2020年のNHK杯フィギュア、全日本フィギュアの日程と会場が発表になりました。
2020年にトップスケーターが出場する2大会は、
- NHK杯フィギュア:11月27(金)~29日(日)に大阪府門真市の東和薬品RACTABドームで開催
- 全日本フィギュア:12月23日(水)~12月27日(日)に長野県長野市のビッグハットで開催
となります。
新型コロナウイルス感染症の影響で、今年のフィギュアスケート大会がどうなるか不明です。
そもそも開催されるのか、無観客開催となるのか、一部観客を入れて開催できるのか。
現状では、NHK杯=フィギュアスケートグランプリシリーズは中止、全日本フィギュアは感染症対策を取って観客アリで開催の可能性が高いと思います。
となると、残念ながら大阪のNHK杯はキャンセル、トップスケーターが出場するのは長野の全日本フィギュアのみとなります。
仮に感染症対策を取って開催となると、長野・ビックハットでは約2,000席以下のチケットをめぐって争奪戦が繰り広げられることになります。
関係者用の抜き取りが多い全日本フィギュアなので、もしかしたらもっとチケット数は少ないかもしれません。
考えただけでも厳しいですよね。
状況がはっきりしない中で不安をあおるのもなんですが、仮に会場で観戦できるようになったとしても、チケットを取るのは超大変そうというのは覚えておいてください。
今できる事は特にないのですが、とりあえず私はチケプラ(旧EMTG)のチケプラトレードプレミアム会員に加入してみました。
チケプラとは、昨年までEMTGと呼ばれていたチケットリセールシステムで、おそらく今後もフィギュアスケートのチケットを取り扱うと予想されるシステムです。
チケプラでは有料の「チケプラトレード Premium」という有料会員があるのですが、有料会員特典としてチケット当選確率のUPがある(らしい)んです。
月400円の会費が必要ですが、加入期間によってUPする当選確率が変わります。
4~11か月加入でなんと5倍もUPするらしいので、とりあえず5月に加入してみました。
11月にトレードがあると仮定すると、7月に加入しておけばシルバー会員でチャレンジできそう。
興味ある方はこちらを参考にしてみてください。

あとは、お約束のエポスカードを作っておくくらい。
エポスカードは抽選方式のチケット応募には欠かせないクレジットカードなので、持っておいて損はないです。

現時点では不透明なところが多いのですが、今後も情報収取を続ける予定です。
特に、私は長野のビックハットで観戦したことがないので、会場の様子やキャパシティーについて情報があれば、ぜひご協力よろしくお願いします。
チケットの取り方・裏技はこちら


こんにちは!
ビックハット(長野)はチケットも大変ですが、ホテルの確保も毎回悩ましいです。
今回も長野駅周辺は既にほぼ全滅です。
車を利用できるなら、大丈夫だと思いますが。
長野での観戦は未経験なのですが、宿泊先については皆さん大変と言われますね
あとは、チケット当落発表後のキャンセル待ちにかけるしかないかな。