2019年のSUPER GTの暫定スケジュールが発表になり、開幕戦は例年通り岡山国際サーキットとなりました。
2019年の開幕戦は4月13日(土)、14日(日)に開催されます。
岡山国際サーキットは、コース間近でレースを見ることができるというメリットがある一方、絶望的なほど悪い交通アクセスや、一向に改善しない駐車場というデメリットもあるサーキットです。
また、レースのチケットは通常の公演と違い、場合によっては複数のチケットを購入する必要があります。
岡山国際サーキットで開催されるSUPER GTを快適に観戦するにはどうすればいいのか、事前準備と観戦ガイドについてまとめてみます。
【2019年1月31日追記】
2019年のチケット発売概要発表になりました!

Contents
サーキットのチケット注意点
サーキットでレース観戦する場合のチケットは、他のスポーツのチケットとちょっと変わったところがあります。
通常、スポーツ観戦するために購入するチケットは1枚でOKですよね。
そして、観戦する座席によって料金が違ってきます。
例えば野球の場合は、ネット裏のSS席が5,000円、外野席が2,000円とか、いい座席ほどお高くなるのが普通です。
サーキット観戦の場合、チケットは1枚じゃダメなんです。
- サーキットに入るために必要なのが「入場券」
- 車で入場するために必要なのが「駐車券」
- ピットウォークというイベントに参加するために必要なのが「ピットウォークパス」
- パドックというスペースに立ち入るために必要なのが「パドックパス」
このように、どこで何がしたいかによって、複数のチケットが必要になります。
例えば、「パドックパス」だけではサーキット内に入ることができません。
入場券+パドックパスを買って、はじめてサーキットに入場し、パドックに入ることができます。
サーキットで観戦する場合、チケットを買う前に考えないといけないのは
- どうやって行くか(車か公共交通手段か)
- どこで観戦するか
- 何がしたいか
という3点です。
1.どうやってサーキットまで行くか?
最初に考えるのが、どうやってサーキットまで行くかです。
岡山国際サーキットは、半端なくアクセスが悪いところにあります。
一応、最寄り駅(といっても10キロ以上離れてる)JR吉永駅からのシャトルバス利用権付きチケットもプラス2千円くらいで発売されます。
ですが、事前購入のみ、バスの待ち時間長すぎなど、利用はかなりしんどいです。
ですので、基本は「車利用」をおすすめします。
岡山まで電車や飛行機で来るとしても、レンタカーを利用したほうが無難です。
で、車で来るとなるとサーキット内に駐車できる「駐車券」なるものが必要になります。
この駐車券が非常に取りにくく、毎年熾烈な競争が行われています。
岡山国際サーキットは超田舎の山の中にあるのに、駐車場が慢性的に不足しています。
特に、サーキット近くに駐車できる「場内駐車場」は毎年かなりの争奪戦になります。
場内駐車場が人気の理由は次の3点です。
- サーキットまでのアクセスが悪いので事実上車が必須
- 場外駐車場は遠くてかなり不便
- 場内駐車場を利用できると、悪天候時や疲れた時に車内で休憩できる
特に、女性やお子さんと一緒に観戦する場合は、場内駐車場は必須だと思います。
詳しくはこちら。

ですので、岡山国際サーキットでレース観戦する場合は、「車」で「場内駐車場」を利用するのがおすすめです。
2.サーキットのどこで観戦するか?
岡山国際サーキットは設備がかなり貧弱です。
SUPER GTが開催されるサーキットの中で、設備的にはワーストだと思います。
メインスタンドは椅子もないコンクリート打ちっぱなしだし、屋根もありません。
また、他のスタンドもひどいもんです。
でも、この「貧弱なスタンド」にも少しはメリットがあって、「スタンドに座るための別料金」が必要ありません。
他のサーキットだと、スタンドを利用するのに別途料金が必要なのですが、岡山国際サーキットは基本的に入場料だけでスタンドを利用できます。
ただし、「レクサスファンシート」や「スバルファンシート」のようなファンシートエリアは専用のチケットをあらかじめ購入しておかないと利用できません。
ファンシートは、ファンシートエリアの利用だけでなく、帽子や旗などのグッズももらえ、しかも入場券と同額で販売されるのでお得です。
メインスタンドで観戦する場合は、あらかじめファンシートを購入しておくことをおすすめします。
ファンシートは売り切れるのが早いので、早めに購入しておきましょう。
岡山国際サーキットのおすすめ観戦ポイントについてはこちら。

3.サーキットで何をしたいか?
サーキットでの楽しみ方はいろいろあります。
- レース自体を楽しむ
- ピットウォークでチームのグッズをもらったりサインをもらう
- レースクイーンの撮影をする
- パドックパスを利用してレースの裏側も楽しむ
- グリッドパスを利用してレース前のスターティンググリッドを楽しむ
- イベントやご当地グルメを楽しむ
このようにいろいろな楽しみ方がありますが、入場券以外のチケットがないと参加できないイベントがあります。
例えば、パドック裏に立ち入るためには「パドックパス」が、ピットウォークに参加するには「ピットウォークパス」が必要です。
自分が何をしたいかによって、購入するチケットを決めましょう。



購入するチケットが決まったら、チケット確保の作戦を立てよう
どうやって行くか(車か公共交通手段か)、どこで観戦するか、何がしたいかが決まったら、必要なチケットを購入する作戦を立てましょう。
駐車券をどうやって確保するか?
まず、何と言っても一番ハードルが高いのが、場内駐車場を利用するための駐車券の確保です。
とにかく、毎年発売開始とともに瞬殺で、チケット買えないと文句ブーブーの人が続出します。
岡山国際サーキットのチケット販売システムはちょっと変わっていて、「ある一定の人数以上はログオンさせない」ことで安定性を図っています。
つまり、チケット発売時刻までにログオンしておき、タイムアウトとならないように5分以内に操作を続けておくと、チケット発売時刻にスムーズにチケットを購入することができます。
ポイントは、「混雑する前にログオンしておく」なのですが、これが年々ひどくなっています。
チケットの発売時刻は19時なのですが、最近は12時ですでに混雑してログインができない感じです。
多分、12時前からログインして、5分毎にちまちま操作している人がたくさんいるのではないかと。
しかも、発売されるチケット枚数が少ないので、19時ちょうどの初回組の購入後、第2陣でログオンできないとアウトです。
ですが、経験的に第2陣でログオンできる可能性は限りなくゼロです。
普通の人は、12時前からチケット発売時刻の19時まで、7時間以上もパソコンに張り付くとか無理ですよね。
なので、一般発売で岡山国際サーキットの駐車券を購入するのはほぼムリだと思ってください。
かわりにおすすめするのが、岡山国際サーキットサポーターズクラブへの加入です。
加入には、クレジットカードの作成と安くはない年会費が必要です。
ですが、サポーターズクラブに加入すると、一般発売前に駐車券を1組確実に購入できるという物凄いメリットがあります。
2018年の場合は、3月18日まで公式Webサイトで前売駐車券の優遇販売が実施されました。
サポーターズクラブへ加入するには、クレジットカードの作成が必要で、年会費も次年度以降4,500円(税別)も必要です。
ですが、入場券の5%割引でちょっとだけですが年会費の元が取れること、あの駐車場争奪戦に参加しなくても済むことを考えると、サポーターズクラブに入ったほうが絶対に楽です。
少なくとも、某オークションで4倍近い値段で買うよりはずっといいと思うんですけどね。
というわけで、岡山国際サーキットへ行く予定がある場合、おとなしくサポーターズクラブに加入しましょう。

どのチケットを購入するか?
次に、どのチケットを購入するかにより、作戦が変わります。
【メインスタンドで観戦する場合】
メインスタンドは、レース前のドライバー紹介やピット作業が目の前で見れたり、モニターでレースの状況が確認できる場所です。
岡山国際サーキットのメインスタンドを利用する場合は、「ファンシート」がおすすめです。
専用のファンシートエリアが利用できるだけでなく、いろいろなグッズがもらえて、しかも入場券と料金が変わりません。
ただし、ファンシートは「即日完売」とまではいきませんが、早めに売り切れるので注意してください。
【ピットウォークに参加したい場合】
ピットウォークとは、車の車庫=ピット前のスペースを観客に開放して、グッズ配布やサイン会、レースクイーンの撮影会をするイベントです。
このピットウォークを楽しみにサーキットに来る人も多いと思います。
ピットウォークに参加するには、ピットウォークパスが必要です。
ピットウォークパスは前売り販売がなく、レース当日に初日されます。
【パドックに入ってレースの裏側も楽しみたい場合】
パドックに入るためには、パドックパスが必要です。
約1万円とお高めのチケットですが、値段分の価値はあります。
また、岡山国際サーキットの場合、パドックパスがあるとピットウォークも利用できます。
パドックパスの当日券はかなり割高になるので、前売り販売で購入するのがおすすめです。
まず売り切れることはありませんが、発売期間に注意しないといつの間にか販売終了とかあります。

【グリッドウォークに参加したい場合】
グリッドウォークとは、レース前の車が並んだスターティンググリッドに立ち入ることができるイベントです。
レース直前の車や緊張感あふれるドライバーの様子、インタビューに来ている芸能人を間近で見ることもできます。
グリッドウォークに参加するためいには、ピットラウンジパスが必要です。
ちょっとお高めのチケットですが、ピット上の専用観戦ルームが利用できたりメリットが多いチケットですので、ぜひ検討してみてください。
ただし、ピットラウンジパスは100~200枚ほどしか販売されないため、毎年かなりの激戦になります。
駐車券ほどではありませんが、チケット発売時刻にはパソコン、スマートフォンに張り付いている必要があります。

【サーキットサファリに参加したい場合】
サーキットサファリとはレースカーが走っているサーキットを、バスに乗って周回するイベントです。
実際にサーキットを走りながら、間近にレースカーを感じることができる人気イベントです。
料金は窓側と通路側でちょっと違って、だいたい2,500円くらいです。
人気チケットなので即日完売しますが、チケットの発売は公式サイトでこっそりというパターンが多いので、気づいた時には販売終了というのも多いです
だいたい、レース開始1週間前に発売されることが多いかな。
2018年は、レース開催1週間前の4月1日(日)19時から発売となっています。
【2019年3月31日追記】
2019年のサーキットサファリは、4月1日(月)19:00から発売となりました。
宿泊場所とバーベキューについて
岡山国際サーキットの車中泊は割高
岡山国際サーキットへの車中泊はちょっと条件がきつめでお値段もお高めです。
- 日曜日の駐車券をもっていること
- 車中泊料金として約5,400円が必要
また、場内にはほんとに何もなくて、利用できるのは仮設トイレくらいです。
あと、時期的にかなり寒いです。
サーキット周辺にはほんとに何もないので、かなりの準備をしておかないと困ると思います。
おすすめは岡山または姫路市内への宿泊です
岡山国際サーキットへ距離的に一番近いインターチェンジは中国自動車道の作道ICです。
ですが、作道ICからサーキットまでの道が狭くてあまりよくありません。
個人的には、道が広くて通行しやすい山陽自動車道の和気IC経由でのアクセスがおすすめです。
また、距離はありますが宿泊先は岡山市または姫路市内のホテルがおすすめです。
高速道路を利用すればサーキットまで1時間半もあれば十分で、ホテルの数も多いので予約も楽です。
無理して県北の津山市や美作市でホテルを探すよりはずっと楽で快適だと思います。
サーキット内でバーベキューは無理です
サーキットというと、車で乗りこんでキャンプしたりバーベキューを楽しむこともあります。
残念ながら、岡山国際サーキットではバーベキューをしながらレース観戦は無理です。
なぜなら、駐車場からコースを見ることができる場所がほとんどないからです。
ですので、基本は車から離れて、スタンドやチェアーを利用しての観戦となります。
まとめ:2019SUPER GT Rd1 in岡山国際サーキットの観戦ガイドと駐車券の取り方、買い方
2019年のSUPER GT開幕戦は、例年どおり岡山国際サーキットで開催されます。
まだチケット概要などは発表になっていませんが、おそらく2018年と大きな差はないはずです。
岡山国際サーキットで快適に観戦できるかどうかは大きく分けてて2点です。
- 場内駐車場をいかに確保するかを考えておく
- どこで、どのように観戦するかあらかじめ決めておく
岡山国際サーキットは、鈴鹿サーキットや富士スピードウェイと比較すると設備も古くこじんまりとしとしたサーキットです
ですが、コースに非常に近いところでレース観戦ができたり、人が少なめなのでパドックでドライバーにサインをもらいやすかったりとメリットもあります。
オートポリスほどではありませんが、人が少ないってかなりのアドバンテージです。
ゴールデンウイークの富士とか比較にならないくらい快適です。
ただし、岡山国際サーキットは情報が少ないくせに事前準備が大切というめんどくさい面もあります。
ぜひ、一度サーキットで生のレースを観戦してみてください、感動しますよ!!
岡山国際サーキットの観戦ガイドは「こちら」。
【2019年1月31日追記】
2019年のチケット発売概要発表になりました!

- 岡山国際サーキットでのレース観戦には場内駐車場の利用がおすすめです
- レース観戦には、複数のチケットが必要な場合があります
- 人が少ないので、パドックパスを利用してレースの裏側を体験してみるのもおすすめです
入手困難なチケットの取り方、裏技はこちら。


今年も熾烈な争奪戦だと思いますが、駐車場キャパは何年も前からの大きな課題なので、サーキット側も本気で拡張することを検討すべきだと思います。拡張資金のために昨年から駐車料金を大幅値上げしたのかどうかはわかりませんが、この先も岡山国際で開催する計画ならば
オーナー会社→アスカも投資は不可欠でしょう。先にサーキット内のインフラ整備を考えてるかもですが。
毎年、帰りのバスへの乗る為の隊列は修行に近いものがあります。体調悪化する人も大勢いると思います。少しずつで良いから観客目線の改善を進めて欲しいものです。
お久しぶりです!
ほんとに駐車場問題は切実ですよね。
駐車場のせいで、かなりのファンを逃していると思います。
一度サーキットに行けば、魅力にはまる人もいると思うんですけど、その機会をなくしてしまうのは残念です。
去年はがっつり駐車場値上げしましたもんね。
なんとか対応して欲しいものです。
バスの行列は確かに修行ですね。
岡国での開催は雨も多いので、ほんとに大変です。
コメント返信ありがとうございます。
今年も名古屋から行くつもりです。
今年は岡山サポーターでピットラウンジパスを
購入してみようかと思います。ただ駐車場が遠いですよね(苦笑)なんにせよ、晴れます様に(笑)