2019年夏の甲子園・高校野球 球場周辺の混雑状況と当日券発売の様子まとめ

2019年の第101回全国高等学校野球選手権大会は、2019年8月6日(火)に開幕し、16日間の日程で開催されます。

 

前売り券は7月中に全て販売終了するため、高校野球開催期間中に購入できるのは当日券のみです。

ですが、この当日券を買うのがとても大変で、お盆時期や対戦カードがいい日の場合、徹夜してチケット販売窓口に並ばないと内野席のチケットが買えなかったりします。

特に、ここ数年の夏の大会はチケット争奪戦が非常に激しく、「ふらっと甲子園にいって高校野球観戦」なんてのはほぼ不可能になりつつあります。

日程によっては梅田発の始発電車で行ってもNGなんてことがあるので、事前に十分な情報収集が必要です。

2019(令和元年)夏の甲子園・高校野球:チケット、席種の基礎知識

チケットの種類

甲子園で開催される高校野球のチケットは、大きく分けて

  • 試合当日に発売される当日券
  • 事前に発売される前売り単日券
  • 事前に発売される前売り通し券

の3種類があります。

前売り券は7月中に全て販売終了するため、高校野球開催期間中に購入できるのは当日券のみです。

座席の種類

甲子園で開催される高校野球のチケットは、次の4つの席種があります。

  • 中央特別指定席
  • 1・3塁特別自由席
  • アルプス自由席
  • 外野自由席

このうち、中央特別指定席は前売り券のみで取り扱います。

なので、当日券で購入できるのは「1・3塁特別自由席、アルプス自由席、外野自由席」の3種類です。

 

おすすめは断然「1・3塁特別自由席」です。

それぞれの座席については、こちらに詳しくまとめていますので参考にしてください。

【甲子園・高校野球】日陰・屋根下で快適に観戦できる座席と、おすすめ席種、座席表まとめ

2019(令和元年)夏の甲子園・高校野球:日程と混雑が予想される日

2019年の日程

【出場校】

49校(北海道、東京が各2校)

【組み合わせ抽選日】

8月3日(土):大阪フェスティバルホール

【日程(予定)】

・8月06日(火)開会式
・8月07日(水)
・8月08日(木)
・8月09日(金)
・8月10日(土)
・8月11日(日)
・8月12日(月)
・8月13日(火)
・8月14日(水)
・8月15日(木)
・8月16日(金)
・8月17日(土)準々決勝
・8月18日(日)休養日
・8月19日(月)準決勝
・8月20日(火)休養日
・8月21日(水)決勝戦

計16日間(休養日2日含む)

【2019年からの変更点】

2019年の第101回大会からの大きな変更点は「試合開始時間の前倒し」と「休養日の追加設定」です。

これまで、甲子園で開催される高校野球は、その日に実施される試合数によって、第一試合の開始時間が決まっていました。

ですが、できる限り涼しい時間帯に試合を行うため、試合開始時間が前倒しされました。

 

また、従来は準々決勝の翌日に1日だけ設定されていた休養日に加えて、準決勝翌日にも休養日が設定されました。

なので、2019年は合計2日の休養日があります。

観戦に行く場合は、間違って休養日に行かないよう注意しましょう。

 

ただし、雨天等のため試合中止があり、日程の順延がある時は要注意です。

  • 3日間の順延があった場合:準決勝翌日の休養日がカット
  • 4日間の順延があった場合:準決勝翌日、準決勝翌日の休養日がカット=休養日自体がなくなる

2018年夏の甲子園・行列、混雑の様子

夏の甲子園の混雑状況を知るには、やっぱり昨年2018年の様子を振り返るのが一番です。

2018年の夏の甲子園・高校野球は、

  • 第100回の記念大会でメディア露出が多かった
  • 嵐の相葉君がイメージキャラクター(?)として採用された
  • 始球式のゲストが超豪華だっだ

この辺りの影響があって、近年まれにみる大混雑となりました。

 

お盆時期、土日、対戦カードがいい日などは、梅田発の始発で甲子園に行っても内野席のチケットが買えないなんてことが普通にあります。

つまり、「人気日の内野席を買いたい=徹夜で甲子園のチケット販売窓口に並ばないといけない」ってことです。

信じられないけど、これはホントです。

 

具体的なチケット発売時間、売れ切れ時間を振り返るとこんな感じ。

開門時間とは、「チケットが発売され、球場への入場が始まる時間」、満員通知とは、「この後に甲子園に来てもチケット買えないよという通知」です。

【2018年8月5日(日)】

6:00 開門(1時間前倒し)
6:56 3塁側特別自由席完売
6:57 1塁側特別自由席完売
7:10 1塁側アルプス席完売
7:40 満員通知
8:25 3塁側アルプス席完売
8:29 外野自由席完売=当日券完売

【2018年8月11日(土)】

6:20 開門(40分前倒し)
6:45 1塁側特別自由席完売
7:05 3塁側特別自由席完売
7:15 満員通知
7:22 1塁側アルプス席完売
7:28 3塁側アルプス席完売
8:58 外野自由席完売=当日券完売

【2018年8月18日(土)】

5:40 満員通知
5:50 外野開門(70分前倒し)
6:20 内野開門(40分前倒し)
7:06 1塁側特別自由席完売
7:38 3塁側特別自由席完売
7:13 1塁側アルプス席完売
7:23 3塁側アルプス席完売
8:32 外野自由席完売=当日券完売

 

これらの人気日は、梅田発の始発に乗っても内野席は買えていません。

ちなみに、開幕日である8月5日(日)の開門が早かったのは、皇太子殿下が観戦されるため、セキュリティーチェックが厳しかったからです。

2019年夏の甲子園で混雑が予想される日

夏の甲子園・高校野球が混雑するかどうかは、次の4つの要素によって決まります。

  1. 日程(土日、祝日、お盆休みなど)
  2. 対戦カード(出場校)
  3. 準々決勝、準決勝、決勝戦など
  4. 天候

対戦カードや天候は直前までわからないことが多いので、日程的に混雑する可能性が高い日を予想してみます。

【SSランク】

・8月06日(火)開会式
・8月10日(土)
・8月11日(日)
・8月17日(土)準々決勝

【Sランク】

・8月13日(火)
・8月14日(水)
・8月15日(木)

このSSランク、Sランクはヤバイです。

基本的に、梅田発の始発に乗っても内野席のチケット取れない可能性が高いと思います。

内野席が欲しいなら前日の20時頃には並ぶ、当日始発であれば最初から外野席やアルプス席を狙うほうがいいと思います。

【Aランク】

・8月12日(月)
・8月16日(金)

この日も混雑が予想されますが、Sランクほどではないです。

対戦カードや天気にも左右されますが、梅田発の始発でも内野席がなんとか取れそうです。

【Bランク】

・8月19日(月)準決勝
・8月21日(水)決勝戦

準決勝、決勝は対戦カードにかなり左右されます。

地元や人気校であれば早朝から行列ができますが、過去の様子から徹夜までは必要ない可能性が高いです。

【Cランク】

・8月07日(水)
・8月08日(木)
・8月09日(金)

この日程はそこまで混雑しない可能性が高いです。

よっぽど対戦カードに恵まれない限り、当日朝に甲子園に向かえばOKです。

夏の甲子園・高校野球:ポイントなる施設の名前と位置関係

まずは、甲子園球場周辺のポイントとなる建物、施設を確認しておきましょう。

最低限の位置関係などを知っておかないと、超混雑している甲子園周辺で途方に暮れてしまいます。

また、Twitterなどで状況を確認する場合にも、施設名を知っておくと便利です。

 

甲子園球場に近い施設から、順に説明します。

1.チケット発売窓口

チケットを販売する窓口で、ある意味ここがゴール地点になります。

夏の高校野球の場合、中央特別指定席は当日券で販売されないため、窓口では「1・3塁側特別自由席」「アルプス自由席」「外野自由席」が販売されます。

警備員がプレートを持って立っているので、どのチケット販売窓口の列なのかよく確認して並んでください。

行列が短い時は簡単ですが、長蛇の列になると「これはどの席種の行列?」ってことになりがちです。

2018//3/28 8:00

 

チケット販売窓口の前には鉄製の柵が数メートル設置されています。

列に並んでいる時「今は柵内です!」というと、窓口までもうすぐってことです。

 

また、チケットが売り切れそうになると、チケット販売窓口上に表示されている電光掲示板に「まもなく売り切れ」と表示されます。

この表示がされると、周りがざわざわし始めます。

 

で、売り切れると、「売り切れ」の表示とともに、結構な勢いで窓口のカーテンが閉まります。

で、悲鳴があちこちから上がるんですね。

並んでいる方には悪いんですが、甲子園で開催される高校野球の名物風景になっています。

2.高架下

甲子園のチケット販売窓口と、阪神電鉄・甲子園の間には、阪神高速3号線が走っています。

阪神高速3号線の高架下は広場のようになっていて、チケット売り場に並ぶ人のスペースになっています。

 

高架下は直射日光や雨、風がある程度しのげるので並ぶのが楽です。

チケット販売窓口が見えているのも精神的に楽ですね。

2018/3/28 8:00

 

高架下のタイルには、どのチケット販売の行列かが分かるように張り紙がしてあります。

ここでも並ぶ列を間違えないようにしてください。

3.タイガースショップ・アルプス

甲子園に向かって左側にあるのがタイガースショップ・アルプスです。

行列の最後には係員が看板を持って立っています。

この看板にどの席種の行列なのか書いてあるので、よく確認して並びましょう。

人の多さに心配になるかもしれませんが、行列がこの辺りなら「楽勝」です。

2018/3/28 8:00

4.阪神電鉄・甲子園駅

甲子園に行くための主要交通機関・阪神電鉄の甲子園駅で、駅から甲子園までは徒歩数分もあれば到着します。

ちなみに、「JRの甲子園口駅」は甲子園から3~4キロ離れていますので間違えないように注意してください。

夏の甲子園・高校野球:実際の混雑の様子

実際の混雑の様子

普段は人もまばらな甲子園周辺ですが、高校野球の開催日朝は様子が全然違います。

 

これは、阪神電鉄の甲子園駅から甲子園を見た写真ですが、普段こんなかんじが・・・

2018/3/28 7:00

 

混雑する日はこうなります。

2018/3/31 6:00

 

甲子園は夏の大会のほうが混雑する傾向があります。

2018年8月5日(日)夏の選手権大会開幕日の様子はこんな感じです。

一面、人人人になるので、こうなるとどこが行列の最後尾なのかもわかりません。

2018/8/5 5:00

夏の甲子園・高校野球:混雑時の行列への並び方

まずは行列の最後尾を探す

球場に着いて行列ができていた場合、欲しい席種を販売している列の最後を探します。

まずは「ここが行列の最後!」みたいな看板を持っている人を探してください。

その後は甲子園の警備員、スタッフは手際がいいので、指示に従って並びます。

 

行列が長くなると、球場を一周する感じで行列ができます。

信じられないですが、2018年8月11日(土)の行列はこんな感じで球場を一周して一塁側アルプス席入口くらいまで行列になりました。

ここまで並ぶと、どこが列の最後かもわからなくなります。

混雑時は席種の変更も必要

混雑しているときは、どの席種に並ぶかの選択も迫られます

当日券の人気は

  1. 1塁側内野自由席
  2. 3塁側内野自由席
  3. アルプス席
  4. 外野自由席

という順番で人気があって売り切れる傾向があります。

アルプス席は、どの学校が出場するかで売れ行きがかなり変わるのでちょっと読みずらいです。

 

そして、行列が長すぎてチケット売り切れの可能性がある場合は、「この辺りに並んでいる人はチケット買えない可能性あります!」とアナウンスして教えてくれます。

このアナウンス、当てにならないことが結構あって、アナウンスされた位置のはるか前方で売り切れとかもあります。

なので、「この辺りだと売り切れのリスクがある」と判断した場合は、臨機応変に購入するチケット=並ぶ列を変更する柔軟性も必要です。

夏の甲子園・高校野球:当日券再販売のタイミングと枚数

甲子園で開催される高校野球のチケットは、予定枚数に到達すると売り切れになります。

ただし、プロ野球と違って1日に複数の試合が行われるので、各試合後の場内の空席状況により、「チケットの再販売」がかなりの確率であります。

 

どのチケットが再発売されるかや、その枚数、発売時刻はその時の状況により変わってきます。

混雑している日は、だいたい12~13時前後に再発売があることが多いかな。

第一試合だけ見て帰る人は少ないので、再販はあっても第2試合終了後から第3試合開始後のパターンが多いです。

なので、再販売のチケットが欲しい場合は、売り切れている窓口の行列に「再販を信じて待つ」しかありません。

 

再発売のアナウンスがあると、周辺から歓声が沸くので、ちょっと離れたところにいてもすぐにわかります。

ただし、再販売があるのは自由席だけです。

夏の大会の場合は、1・3塁特別自由席、アルプス席、外野自由席だけが対象で、全席指定席となる中央特別指定席の再販売はありません。

夏の甲子園・高校野球:球場入場口の行列

1・3塁特別自由席の前売り入場券を持っている場合、チケットの当日券発売の窓口に並ぶ必要がありません。

いきなり、甲子園球場の入場口の行列に並べばOKです。

 

開門前の甲子園球場の入場口は、こんな感じでそれなりに人が並んでいます。

ですが、チケット購入の列とは違って、開門後はすぐに行列が解消するので、それほど混雑しません。

入場口に結構並んでいるので最初はびっくりしますが、甲子園は収容人数が多いので、このくらいのお客さんが入ってもガラガラです。

通路横など、自由に席を選ぶことができます。

2018/3/28 7:30

 

甲子園の高校野球で前売り券を買っておくメリットはまさにこれで、長蛇の列になっている当日券発売窓口に並ぶことなく、いきなり球場に入れます。

また、チケット売り切れの心配もありません。

 

ちなみに、さらにおすすめなのが中央特別指定席です。

中央特別指定席は前売りのみですが、「指定席」なので、どの時間に行っても座席が確保できているという安心感はとっても大きいです。

まとめ:2019年(令和元年)夏の甲子園・高等野球の当日券チケットを買う方法

長文になりましたが、2019年(令和元年)夏の甲子園・高校野球で当日券を取る方法についてまとめました。

 

ここ数年の夏の高校野球は非常に混雑するので、ふらっと甲子園に行って野球観戦ってのがとても難しくなっています。

特に人気カードが設定された日や、お盆時期、土日などは、始発の電車で甲子園に行っても内野席が買えない可能性が高いです。

 

なので、事前にいつから並ぶか、どの席種を狙うかを確認し、作戦を立てておきましょう。

また、昨年のコメントにはとても貴重な情報も多いので、一度目を通しておくことをおすすめします。

 

とても混雑する甲子園で開催される高校野球ですが、それだけ現地で観る試合が素晴らしいってことです。

テレビでは決して伝わらないものがあるので、ぜひ現地で観戦してみましょう!

 

【2019年8月11日追記】

人気校が出場する好カードのため、混雑が予想された8月11日(日)ですが、想像以上の人が押し寄せたようです。

結論からいうと、梅田発始発で甲子園に来た場合は、内野席は買えません。

おとなしく外野席に回ったほうがいです。

外野席は前売りチケットがなく、収容化の人数が約19,000人と多いので余裕があります。

 

Twitterの様子を見ると、内野席を買えたのは前日8月10日(土)の21時頃に並んだ人がリミットみたいです。

つまり、前日の終電ではアウトの可能性が高いです。

◆2019年8月11日(日)

5:50 外野先行開門
6:20 開門(時間前倒し)
7:20 1塁特別、3塁アルプス完売
7:30 3塁特別、1塁アルプス完売
7:50 満員通知
8:35 外野自由席完売=当日券完売

※満員通知とは、「これから甲子園来てもチケット買えないよ!」という通知です。

 

 

Koushien High School Baseball How to get a Ticket

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